そろそろ一区切りしたいところですが……たまには全くエロ無しのループもいいかな。
次がエラい事になるかもしれませんが。
HR月『寸志をボーナスと言って渡すのはどうかと思う。いや貰えるだけ在り難いご時勢というのは分かるんだけど』日
流石に自分達の寝床の町に関わる事だからか、ハンター達の対応は早かった。
速報がでてたった2日程度だと言うのに、もう迎撃の準備が整いつつある。
急拵えとは言え既に砦が出来ている辺り、大工としてもやっていけそうな按配だ。
勿論俺も手伝った。
あんまり居心地はよくなかったけどな…。
例の、コネを使ってマスターになったという噂が結構広まっているようで、冷たい視線を結構感じた。
有象無象の視線なんぞどうでもいいし、ベテランは俺を見て「ああ、やっぱりコネってのはデマだったんだな」と話しかけてきてくれる人も居たけどな。
やっぱある程度実力があると、他人の実力も見抜けるものだ。
…まぁ、それでも残っている冷たい視線の主には、今回のラオ討伐で精々改めてもらうとしよう。
冷たい目から、真ん丸の目に変えてやるぜ。
エシャロットもそれを楽しみにしている節があるな。
以前村にやってきた彼女の友人達とも会ったが………うん、トラウマになりかけ程度で済んだようで何よりだ。
あれから随分鍛えこんだみたいだしね。
でも「私達の道連れを沢山作ってね」ってどういう事?
他の連中にもサバイバル訓練させたいの?
さて、それはともかく、今回は何をしようか。
以前やりあった時は、奇人扱いされていたから期待に応えて、爆弾ダンクと神機と、体を直接駆け上がって対巨龍爆弾アタックに…ああそうそう、討鬼伝世界式太刀の残心開放で、何度も動きを止めてやったっけ。
折角だし、エシャロットも音波兵器としてデビューさせたいところだ。
しかしそれだけだと、エシャロットにのみ評価と視線が行ってしまう。
どうせならコンビ技を決めたいな。
合体技か……。
音を使った合体技、何があるかなぁ…。
幾つかアイデアは出たものの、再現の方法までは思いつかなかった。
仕方ない、素で行くか。
今回のラオシャンロン戦では、専ら弓やボウガンが主役となる。
まぁ、幾ら図体がデカイからって、剣で斬り付けられる範囲は限定されてるからな。
比較的斬り易く、ダメージも通りやすい体の下は、ダウン時にまとめて圧し潰される可能性が非常に高い。
増して、その限られた部分に密集して武器を振るえばフレンドリーファイアの連続である。
大多数のハンターが遠距離攻撃を選択するのは、当然の結果と言えるだろう。
近接武器を使っている者も少しは居るが、効果の程は推して知るべし。
という訳で、俺は接近戦タイプにします!
いや、エシャロットがまだ弓をマトモに使えなくってさぁ。
不肖の弟子を一人で接近戦やらせるのも忍びないし。
まぁ、やり様はあるからね。
ハンターだけでなく、ゴッドイーターでもモノノフでもある俺だから出来るようなやり方も多いが、エシャロットだって出来ない事はない筈。
ベテランハンターなら……できなくはないだろうが、無理に危険を犯すとも思えん。
もっと余裕のある時にチャレンジして、「おっ出来た。でも無理にやってもあんまり意味ないなぁ」くらいで終わるんじゃないかな。
とりあえず、エシャロットがどう戦えばいいのか困っていたので、軽くお手本をば。
まずゲームに倣って、溜め斬りで腹を狙うのがセオリー。
で、頭を狙って、所謂デンプシー…縦斬りと横斬りやね。
ただ、ゲームと違って歩く速さも一定ではないし、後ろから遠距離攻撃組の流れ弾も飛んでくるんで、そこも上手く対処する事。
具体的には、自分に当たりそうな流れ弾だけ大剣で切り払う。
コバンザメみたいに、ラオシャンロンの体の下側、或いは足の裏側に掴まれば、大抵の攻撃は当たらないぞ。
この辺までが、ハンターの基本戦術ですな。
では次にゴッドイーター的に。
まず目の前でジャンプします。
ラオシャンロンの鼻先を蹴って二段ジャンプします。
そして眉間に大剣を思いっきり叩き付ける。
ゲームで言うとジャンプ強攻撃ね。
更にジャンプを繰り返して、背中に登って恒例の剥ぎ取り&爆弾設置。
ここまでは前回もやった。
ここからが今回の新型だ!
以前の時と違い、神機にアラガミ以外のモノを強制的に食わせ続けたおかげで、今ではモンスターの肉を食わせただけでもリンクバーストできるようになっているのだ!
誰の目も届いてないラオシャンロンの背中の上で適当に齧らせ、リンクバースト開始。
ピカピカ光りながら、反撃が来ない場所でラオシャンロンの背中を殴りまくっております。
稀に流れ弾…というか命中する矢とかが飛んでくるけどね。
そして最後にモノノフ式。
ついこの前偶然体得した剛打(だと思う)。
見事大成功でした。
ラオシャンロンの足踏みに合わせて思いっきり叩き込んでやれば、なんと2~3発でダウンという凄まじさ。
ダメージはあまり無いようなんで、相手をスタンさせる技なのかね?
それとも、まだ上手く出来ていないだけだろうか。
事実、剛打を当てはしたし、相手の攻撃を跳ね返してはいるが、あの時のように体の中から漲ってくる力が無い。
ん?
エシャロットもやってみたのか?
コツ?
向こう脛を狙う事かな。
小指でも可。
ラオシャンロンの背に上がるのに、ジャンプ力が足りない?
バリスタでも使え。
自分が弾代わりになれば割と飛べるぞ。
ハンターだから、落っこちても無傷だしな。
HR月『寸志の事は前の前の会社の話です。あの頃より今の方が遣り甲斐はある』日
ラオシャンロン戦は、まぁ順調と言ってよかった。
俺が何度も何度も剛打で転ばせるもんだから、砦に辿り付くのに予測の何倍の時間もかかっていた。
と言うか、あれだけ転ばせても俺に見向きもしなかった辺り、やっぱりミラボレアスから逃げていて、それ以外の事は眼中に無いんだろうか?
相変わらず生態が謎な古龍である。
…左右が崖になってる一本道じゃなかったら、転ばされるのがイヤになって方向転換してくれたかね?
俺に向けられる視線も、改善……うんまぁ、改善はされている。
少なくともコネだけでギルドマスターになったと思われてはいないようだ。
向けられる視線の質が、明らかに違う。
…まぁ、冷たい視線から、例によって奇人変人に向けられる視線になっただけだが。
大剣使いやハンマー使いからは、剛打のやり方を教えてほしい、と何度か言われた。
…つってもなー、俺もイマイチよく分かってないんだ。
剛打の本来の効果である、攻撃を跳ね返す事によるパワーアップも、今日は2回だけしか発動しなかった。
何か他に条件があるのか、それとも俺のやり方が間違っているのか…。
それはそれとして、よく考えたら、前回のラオシャンロン戦で奇行を繰り返した結果、上位ハンター達に目をつけられてしまったんだっけ。
今回も目をつけられはしたが、一緒に行かないかと誘われるような事は無かった。
インパクトが弱かったかな?
…と思ったが、「ギルドマスターを連れ回すワケにはいかんからねー」と上位ハンターが笑ってた。
そういやそうだったなー、俺って少人数のギルドとは言え、ギルドのトップだったっけ。
…仕事はパピ嬢とユニスに丸投げしてっけど。
バレたらまた冷たい視線が飛んできそうだな。
まぁ、それはともかくとしてだな。
ちょいとヤバい事になった。
今ここでやってるラオシャンロン戦の事じゃない。
散々転ばせて時間稼ぎしまくったから、色々と余裕のある状態ではあるんだが、それでもデカブツのタフさは圧倒的だ。
決着、或いは進路を逸らすまでに、かなり時間がかかる。
何が言いたいかってーと、この場でラオシャンロンの相手をしているハンター達は、当分動けませんよって事。
そして我が開拓村近くに、今度は村直撃コースの2体目が出たって事だよこんちくしょう!
と言うか何、何なのさ一体!?
古龍が2体同時襲撃とかアホか!?
しかも前の時はこんな事無かったぞ、コースに関わらず2体目なんか出なかった!
あーもう、考察している暇も惜しい!
こんな奴(ここに居るラオ)とやりあっていられるか、俺は帰るぞ!
ハンターとしては一度受けたクエストを投げ出すのは躊躇われるが、俺はあの村の責任者でもあるんだ。
何とか一人でも2体目のラオの進路を逸らしてやる!
HR月『通勤時間で疲れない事が、社会を渡っていくコツ…なんだろうか?』日
リアイア扱いでもいいから、って事でラオシャンロン戦を抜けて、2体目ラオシャンロンの元へダッシュしました。
いや流石に自力で走ってきた訳じゃないよ?
その辺でとっ捕まえたドスファンゴに延々とダッシュさせて乗り継いできたんだよ。
エシャロットも相乗りして。
見送ってくれた何人かのハンターが唖然としていたが、どうでもいいや。
まぁ、それはともかく。
2体目ラオシャンロン、黒かった。
亜種かよ…。
黒?
ちょっと待て、ラオシャンロン亜種って青くなかったか?
でもどう見ても、紛う事なき真っ黒いラオシャンロン。
光の加減によっては、青は黒より黒く見える事はあるが、アレは間違いなく真っ黒だった。
休眠から目覚めたばかりで、地面に埋まっていた時の汚れが落ちてないのか?
いや、どう見てもそんなレベルの黒さじゃなかった。
新種か?
所謂、剛種の類か?
そういえば、通常種のラオに比べると、行動も何処か変わっていたような…。
何も無い所で立ち上がろうとしたり、ラオシャンロンとしては初見な事に、目の前にあった障害物(岩とか、逃げ遅れたモンスターとか)に噛み付くような行動を見せていた。
偵察に行った俺とエシャロットも認識していたような…?
そんで、こっちに向かって顔を伸ばそうとしていたような?
…なんだコレ。
意識して思い返すと、ラオシャンロン通常種と行動が違いすぎる。
幸い村まで距離があったからまだいいが、ひょっとしたら積極的に攻撃を仕掛けてくるかもしれない。
しかも、しかもだ。
突然のラオシャンロン出現に、近所の小型モンスターから大型モンスターまで絶賛大騒動中です♪
古龍とか怪獣がいきなり出てきたら逃げ惑うのは分かるけどさぁ!
ラオシャンロンは進行ルートに立たなきゃ何もしねーよ!
そんなにパニックになって、散り散りに逃げなくてもいいよ!
というか逃げてもいいけど、村の方に来るなって!
村に来るとむしろラオシャンロン直撃コースだから意味ねぇよ!
…まぁ、言うだけ無駄だよね。
モンスター達にはラオシャンロンの生態なんぞ知識が無いだろうし、そもそも自分達の何十倍の怪物が居て、「近くを通りますけど害はないですよ」なんて言われたって素直に頷ける筈が無い。
隣で実物大ゴジラがお茶飲んでて、平然とその横でメシ食ってられるかっつー話だ。
しかし厄介な…。
逃げてきたモンスター達が村に乱入しようとするから、片っ端から撃退しなければいけない。
地主の嬢ちゃんが作っていた、柵やら固定砲台やらが大活躍だ。
村人総出で遠距離攻撃しまくって、何とか村への侵入を防いでいる。
まぁ、それでもモンスターを倒しているんじゃなくて、脇道に逸らすような効果しか無いが。
これは、何れ柵が破られる事も考えなきゃならんな。
イャンクック先生辺りが逃げてきたら、柵なんぞ体当たり一つで壊されてしまう。
となると、エシャロットを村の守りに残して、比喩も誇張も抜きに俺一人でやらなきゃならん訳か。
以前村に来たエシャロットの友人達が、向こうのラオシャンロン戦が終わったら駆けつけてくれるらしいが、それまでどれくらいかかるやら。
…アラガミ化でどうにかできるか?
いや、相手がタフすぎて仕留め切れる確率は0と言っていい。
変身時間は以前に比べると伸びているが、タイムアップしたら即ゲームオーバーだ。
うーむ、あの亜種が通常種より極端に柔らかかったりすりゃ、ワンチャンあるけども…。
HR月『近所の焼き鳥屋が閉店しちゃったし、ちょっと離れた焼肉屋にでも行こうかな』日
柔らかかったよ!
驚きの結果だね!
…というかマジで驚いた。
うん、一戦交えた結果、色々な事が分かってお兄さんちょっと混乱気味です。
えーとですな、まずは特に意味の無い事から。
多分、メゼポルタの方に出た1体目のラオシャンロンだけど、専門家が「何かを探しているよう」って言ってたが、アレ当たりだわ。
こっちのラオを探してたんだ。
夫婦なのか兄弟とかなのかは分からんが、休眠前は一緒に行動してたんじゃないのかね?
で、起きたら「あれ? あいつ何処いった?」みたいな。
ラオシャンロンだって繁殖活動する事はあるだろうし、二対一緒に行動する事があっても不思議は無いな。
まぁ、それは検証もできそうにないから置いといて。
2体目ラオシャンロンに近付いた時に分かったんだが、体が黒いというのがまず間違いだった。
近くで見ると、なんというか…ラオシャンロンの表面が、ゾワゾワ動いているのが分かってね。
とりあえず一発ブン殴ってみたら、そこから波紋が広がるみたいに黒いのが晴れて…下には青い表面が見えました。
どうなってんのかと何発か殴ってようやく分かったんだけど、このラオシャンロンは黒いラオじゃない。
普通のラオシャンロン亜種の体表を、黒いモノが多い尽くしているんだ。
そんでその黒いものってのが、濃縮された狂竜ウィルスっぽい。
なるほどねー、感染源はコイツか。
多分、休眠期に入る前に何かが原因で感染し、眠っている間に体内でウィルスが繁殖しまくったんだろう。
いや、ウィルスって呼ばれてても実際はリンプンやら何やららしいけど、まぁとにかくそれらがラオシャンロン体内の何かに影響を与え、長いオヤスミの間にそれが増殖してしまったと。
古龍に効くとは思えない狂竜ウィルスが、ラオに…ひょっとしたらオオナヅチ辺りにも感染したのは、増殖中を繰り返していく間にウィルスが変異したからじゃね?
宿主のラオにも影響を与える為に、より強力なウィルスに進化したとか。
或いは、狂竜ウィルスの元であるリンプンを、元々ラオの体内に居たウィルスが取り込んでしまったとか。
そういや、狂竜ウィルスに感染したモンスターには、霊力による攻撃の効果が高かったな。
ひょっとして、2頭目が目を覚ましたのは、近くで強い霊力を振るっていた俺が居たからか?
俺が目覚まし時計代わりになってしまったのか?
…2体のラオシャンロンが休眠前に一緒にいたんだとしたら、多分こんなカンジじゃないかなー。
「うーん、俺ちょっと気分悪いわ」(亜種)
「また妙な物でも拾い食いした?」(通常種)
「妙な物も何も、俺達はその辺に落ちてる岩くらいしか食わないじゃないか」
「手に取らずに直接食べるから、拾う事すらしないわね」
「竜なのに犬食いするんだよな、四速歩行の場合それが当然だけど」
「そういえばそろそろ休眠期だし、もうこの辺で休む?」
「悪いけどそうしてくれ。
起きたらまた一緒に火薬岩でも食べに行こう」
「えー、アレ歯ごたえ悪いからキライ。
海まで行って塩漬けの石食べようよ」
「塩分取りすぎると血管キレやすくなるぞ。
じゃ、俺ここで寝るわ…」
「私冷え性だから、火山の辺りでぬくぬくして寝るね。 オヤスミー」
「おやすみー。同じくらいの時期に起きれるといいな…うっぷ、マジで気分悪くなってきた。もう寝よ」
そして同じくらいの時期に起きる。
ただし一方は寝る前に食ったナニカのおかげで機嫌最悪、二日酔い状態。
そりゃ一体どんな逆奇跡だよふざくんなあぁぁぁwせdrftgyふじこlp
と、とにかくあのラオシャンロンをどうにかせにゃならん。
一戦交えてきたんだが、通常ラオと同様に剛打でバランスを崩せるのが救いだな。
ただ、狂竜症のモンスターの常と言うか性質と言うか、行動のスピードにバラつきがあるのが厄介だ。
妙に早く足を下ろしてきたかとおもえば、逆に異様にゆっくり上げる事もある。
タイミングが狂って、剛打が上手く決まらない。
転ばせられるくらいに上手く決まるのは、5~6回に1度くらいだろうか。
その分、倒れたら起き上がるのに時間がかかってるんで、トントンかな…。
しかし、時間稼ぎはできるが、実際どうしたものか。
狂竜症状態って事は、まともに理性が働いているとは思えない。
どれだけ時間を稼いでも、それこそゾンビのようにノロノロと進行を続けて、このままでは村に直撃してしまう。
しかも援軍は期待できない。
一人でこのラオシャンロンの息の根を止めるなり、歩行不可能にしなけりゃならんのか。
もうちょっとこう、痛覚が生きてればまだやりようもあるんだが…。
スーパーアーマー状態ってホント厄介だな。
相手が人間よりも、何倍もの生命力を持ってる相手なら尚更だ。
嘆いていても仕方ない。
仕留めるなり足だけ斬り飛ばすなりするにせよ、突破口がなければ話にならない。
ちょっと整理してみよう。
とにかくアホみたいにタフで、散々攻撃したのに怯みさえ一度もしなかった。
バリスタのような強力な武装はあるにはあるが、数が少なく、何より村近辺にしか設置されていない。
普通のラオシャンロンに比べて、凶暴性が増しているように見える。
鼻先をウロチョロしていると、首を伸ばして食いついてくる………うん?
という事は、昨日もそうだったけど、俺の事を認識しているって事だよな?
しかも何度も食いつこうとしてきたから、少なくとも目の前にあれば食いたいモノか、或いは排除したいモノ。
つまり、俺を囮にすれば進行ルートを逸らせる可能性も微レ存?
そういや、さっきの妄想が正しかったとすれば、もう一匹のラオはコイツを探してるんだよな。
いや妄想が正しいってそりゃどんなレベルの仮定だよって話だけど。
でも、2体のラオシャンロンは何かしらの関係があるのは確かだと思う。
非常に近い位置で眠っていた2匹の同族、片方に呼応するように目を覚ました。
しかも片方は何かを探している素振りを見せている。
…問題はどうやって合流させるかと、合流させたとしたらどうなるかだな。
仮に友好的な関係だったとしても今は片方が狂竜症状態だ。
諍いに発展する可能性は大いにある。
…ラオシャンロン同士の大喧嘩か。
あの巨体がぶつかりあう…。
胸が熱くなるな。
あの巨体がぶつかりあって撒き散らされる余波はエライ事になりそうだが、古龍2体の激闘という歴史的衝撃的、東宝的なシーンが展開されるやもしれん。
燃えてきた。
どっちにしろラオシャンロンのルートを村から引き剥がさなければならないのだし、チャンスがあったらもう一体の方に仕向けてみよう。
メゼポルタに近いところで大暴れされるかもしれんが……怪獣映画とはそーいうもんだろう。
誰も居ないところで怪獣が暴れたって、注目されないよ。
実際に生活している人にとっちゃ、怪獣映画を見るノリでそんなイベント起こされちゃ溜まったもんじゃないだろうけども。
それでもこうでもしないとウチの村がやばいのだ。
HR月『夜勤終わって、明日は早いというのにお気に入りの作品が沢山更新されているときの悲鳴』日
1体目のラオシャンロン、つまりメゼポルタの方の奴は上手く撃退できたらしい。
喜ばしいお話だ。
撃退されたラオシャンロンが、こっちに向かってなければな!
何となく予想できていたとは言え、なんという悲運…。
メゼポルタのハンター達にしてみりゃ、単に襲い掛かる火の粉(と言うか山)を払っただけなんだろうが、それでも文句の一つも言いたくなってしまう。
地主の嬢ちゃんとパピ嬢が頭を抱えていた。
そりゃそうだよねー、ラオシャンロン1体でも持て余してるってのに、もう一体が襲来。
しかも恐らく、撃退された事で手傷を負って凶暴になっていると思われる。
…凶暴になってるなら好都合か?
乾坤一擲の大博打として、2頭のラオシャンロンを争わせる策を提案してみた。
地主の嬢ちゃんの頭痛が酷くなったようだが、ポイクリ爺さんはむしろ楽しそうだった。
ムルカ君は…頭痛薬を煎じていたな。
パピ嬢はと言うと、暫く悩んだ後に「やるのですよ!」と吹っ切れて笑顔を見せてくれた。
目からハイライトが消えていたが。
ちょっとパピ嬢の将来が心配になりつつも、やると決めたら行動は早かった。
幸い、ラオシャンロン出現によるザコ敵達の大パニックも一段落したらしい。
エシャロットは村に近寄るモンスター達を、昨日から今日まで延々と薙ぎ倒し続けて疲労困憊だったが、元気ドリンコを5本ほど流し込んだら復活した。
お腹からちょっとイヤな音が鳴ったが。
まぁ、俺に向かってあれだけ罵詈雑言を放ちながらトイレに向かえるんだから、大丈夫だろう。
先の約束通り、エシャロットの友人達もこっちに向かってくれているようだ。
それまで時間を稼ぐか、ルート変更させるだけなら多分なんとかなる。
希望が見えてきた。
なお、この時のラオシャンロンを争わせる策が、強敵を互いに争わせるが結局周囲に被害が振り撒かれて元の木阿弥、という意味の『二竜競食の計』として後世に伝わるかは、定かではない。
モンハン世界が長いなら、後書きで外伝作ればいいじゃない。
ネタが無い。
恋姫無双世界で龍でも狩らせようかな…。
それとも、P3世界で何とか主人公を救済させてみるか…。