※この作品はR-18です。

交差戦隊トライエックス! 教え子の全裸変身シーンを見たら、戦隊顧問になってしまった?   作:gazerxxx

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深鏡《ふかがみ》映優梨(はゆり)17歳 T160/B90(F)/W56/H84
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ふわり/|布和
(ふわ)
六風(りっぷ):16歳 T160/ B85(E)/W59/H82
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|西ノ鳥
(にしのとり)
朱羽(しゅは)18歳 T169/B93(H)/W59/H88
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エメーシャ スマートフォーム15歳 T145/B 78(D)/W51/H76 体重39キロ<i847778|29211>


魔像を狩る少女と暴かれる過去

 交差戦隊トライエックスと魔界像が戦う戦場に、一筋の稲妻が割って入った。

 

「魔界像が勢揃い、これはチャンスねぇ…」

 

 紫のボディスーツに赤い襟付き黒く長いローブを羽織った謎の戦士が、稲妻の光から闊歩してきた。

 豊満な胸元から縦長のへそまで切れ込んだセクシーなボディスーツに、黒い長手袋と黒タイツを纏い、ダークな印象が強い装い。

 手には身の丈175センチほどで、黒水晶を飾った杖を携えている。

 

【挿絵表示】

 

「あなたは、新しい交差戦隊ですか?」

 

 Xブルーが嬉しそうに話しかけるも、その女戦士は高慢そうに手で辺りを払う。

 

「戦隊?この私は馴れ合う必要などないわ。名乗るならそう…Xノワールよ」

 

 トライエックスの3人はまだ呑み込めない反応だが、Xレッドは聖剣を握りしめる。

 

「あなたは…どうしてまた現れたのですかっ!」

 

「あらまあ、天使エメーシャね。お前がもたらした力、この私が有効に使わせてもらっているわ」

 

「わたしは、そんなつもりではありませんでした!あなたのような人に、使って欲しくありません!」

 

 交差戦隊と共通する姿なのに、エメーシャはなぜか彼女を許してない様子だった。

 

 しかし、魔界像も新たな黒い戦士を敵視する。

 

「誰だが知らぬが敵らしいな。ナイトPr(プロモーション)参る!」

 

「よせ馬鹿者、奴に手を出すな!」

 

 高速でジグザグに駆けながら先制攻撃を仕掛けるナイトPr(プロモーション)に、ビショップは焦った様子で静止するが、ナイトPr(プロモーション)は止まらない。

 巻き上がった砂ぼこりは砂嵐となって、黒い女戦士を襲うが。

 

「魔杖よ、この私の魔力に答えなさい。世海治水(ハイドロキネシス)」

 

 杖が天に掲げられると局所的な集中豪雨が降り注ぎ激しい雨音と共に、砂嵐を砂粒さえ残さず沈めてしまう。

 

 どしゃ降りの雨を被って全員が身を屈めるなか、いち早く走り出していたナイトは、黒マントの女の背後を取る。

 

「一本もらった」

 

 しかしその剣撃は、翻った黒いマントを突き抜けたのみだった。

 

「完全に捉えたはず?」

 

「どこが完全なのかしら。ここよ」

 

 先生は見ていた。

 マントを落としたXノワールは、黒いローブを纏った壮麗なフォームから二段変身していた。

 

 脱衣(キャストオフ)したXノワールの紫のスーツが弾け飛び、スッと背筋が通った裸の背中が見える。

 銀髪のロングヘアをカチューシャ風に編み込み、銀色の瞳をした北欧系美少女のヌード姿を一瞬だけ見せる。

 一面シルクのような白人の肌に、ウエストが異様に高い位置で括れて、脚も長いスーパーモデルスタイル。

 175センチの長身に見合う純白爆乳が、ばるんっ、と上向きに跳ねて、銀色の下草まで垣間見えた。

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 彼女も認識阻害で見えてないから大胆な全裸フォームチェンジができてるはずだが、唯一先生は認識阻害を貫通して、Xノワールと名乗る高飛車美少女の全裸を焼き付けてしまった。

 

 グラマラスなボディラインに紫のボディスーツに、すらりとした手足に黒い長手袋やブーツを装着して、マントつきよりも身軽そうなスーツに着替え直す。

 

 ナイトが見上げると、黒いローブを脱ぎ捨てた紫に黒いラインのボディスーツを着た女が、頭上から見下ろしている。

 一瞬で身をかわしたあの姿は、エメーシャと同じフォームチェンジなのだろうか。

 しかも、マントを翼に変えることなく、空中に浮遊している。

 

「貴様、降りてこい!砂塵斬り!」

 

 ナイトが宙に飛び、剣で乱れ突くが、空を舞うXノワールに軽々とかわされる。

 かわされたナイトは地に着地するが、その間にXノワールは高らかに手を掲げる。

 

「自然発電(エレクトロキネシス)」

 

 手から放たれた紫の電流が上空を覆う雨雲に届いたかと思うと、数倍にエネルギーを光らせた紫電が降ってきた。

 

【挿絵表示】

 

「ぐ、何だと言うのだ、この強さは!?」

 

 ナイトは紫の雷に身を焼かれ、Xノワールの強さに衝撃を受けながら粉々にされた。

 

 Xノワールは、その破片を拾い上げて、手のひらで眺める。

 

「プロモーションした魔界像は、駒に戻らないで完全破壊される…全くつまらないわ」

 

「それでも魔杖の糧にはなるわね」

 

 手にした魔杖が、ナイトのカケラを吸い込み、妖しく輝きを放つ。

 

「まあ、プロモーションの力は手に入ったわ。/地割断層《グランドキネシス》」

 

 Xノワールが杖で地面をつつくと、地面がひび割れ、大地の揺れで全員が足をとられてしまう。

 

「やっぱり、倒した魔界像の力を取り込んでいるのですね!」

 

 Xレッドは、魔界像の欠片でパワーアップしたXノワールに揺さぶられながら、ブルーの瞳でキッと睨む。

 

 大地を揺るがす範囲攻撃で得た力を試すと、Xノワールは満足げに頷いて杖を上げ、ピタリと揺れを収める。

 しかし、終わりではない。次の実験材料を品定めしている。

 

「さあ、次は…」

 

 Xノワールが次に目をつけたのはメイトだった。

 

「えっ、ボク?ヤダぁっ!」

 

 幼貌(ようぼう)を引きつらせたメイトは脱兎のごとく逃げ出した。

 

 一目散に校庭を抜けて、街の方へ飛ぶ。

 

「超念動力(サイコキネシス)」

 

 メイトが見えない手に捕まったみたいに、空中で制止されて、バタバタともがく。

 

「くっ、動けないっ」

 

 しかし、メイトは苦し紛れに自分の身体を重く石化させた。

 急激に重量を増やして念力から逃れると、街へ墜落していく。

 

「逃がさないわ自然発電(エレクトロキネシス)」

 

 また紫の稲妻が走り、今度は街にも降り注ぎそうになる。

 

「そんな、町にまで?」

 

 トライエックスがびしょ濡れになりながらも動き出す。

 レーザーが雷を打ち消し、シャボン玉と風が追跡を阻んだ。

 

 一方の魔界像も慌ただしく動き出した。

 

「メイト!」

 

 クイーンがムチを絡み付けてメイトを回収しようとしたが、重すぎるせいか落としてしまう。

 クイーンはなおもメイトを追いかけようとするが、その視界を断ち切るように、暗雲が煙幕となって立ち込めた。

 

「クイーン、メイトは間に合わん、撤退するぞ」

 

 ビショップは煙幕を張った隙にルークを地上に下ろし、乗り込もうとしている。

 

「メイトはどうするの?あの子がまだ…」

「あれほど遠くに落ちては間に合わん。どの道あのXノワールには、我々だけでは勝てん!キングの力をもってしなくては…」

 

 老獪なビショップはXノワールを最警戒し、煙幕に紛れて撤退していった。

 

「邪魔してくれたわね。逃げられてしまったじゃない」

 

 魔界像を殲滅するつもりだったXノワールは残ったトライエックスに冷たく当たる。

 

 トライエックスたちも、敢然とXノワールを咎めた。

 

「町にも攻撃しておいて何言ってるの!」

「あの地震や雷で、人が巻き込まれたかもしれないんだよ?」

「そんなのは、交差戦隊の戦い方じゃありません!」

 

 しかし、Xノワールは相変わらず冷たくあしらう。

 

「この私を一緒にするな、と言ったはずよ。魔界像を狩るために、変身してるのよ」

 

「いいえ、違います!私は見たことあります、本物の戦隊を」

 

 豊かな胸に手を当てたXブルーの言葉に、全員が気を引かれ、Xノワールは「あら」と続きを促す。

 

「私は10年前にも、同じような戦隊のお姉さんに助けられたんです。その姿は、今でもはっきりと思い出せます…あの人みたいに誰かを守れる私になりたいから、変身したんです!あなただって…」

 

 喧嘩もしたこと無さそうな映優梨(はゆり)が、なぜ戦隊を志願したか。先生は、その心の内を見た気がした。

 

 しかし、Xノワールは冷笑する。

 

「誰かと思えば、あのXバイオレットのことかしら?あの力も、この私の糧になったわ。そうよね、Xレッド?」

 

「えっ、そんなっ!」

 

 Xブルーが振り向くと、Xレッドは辛そうに俯き、Xノワールの残酷な暴露を肯定していた。

 

 このXノワールは、敵の魔界像だけでなく、戦隊の戦士も犠牲にしたことがある、というのか。

 

 先生が見守る横で、大きく叩きつける音がして、先生は衝撃を受けた。

 

 横にいた美澄実(みすみ)は、誰よりも怒りを見せた様子で机を叩いて、Xノワールを見つめていた。

 机に叩きつけた拳を震えさせ、白くなるまで握りしめている。

 他人事でない態度に、先生はまさか、と突拍子もない想像をする。

 

 もしかしたら美澄実(みすみ)が、そうなのか…?

 

「そんな、Xバイオレットさんに、何をしたんですか?」

 

「Xバイオレットが上手く使えない力を、この私がもらってやったまでよ。その後は知らないわ。それより、どきなさい。獲物を探したいんだから」

 

「待ってください、まだ話は…」

 

 しかし、トライエックスたちは見えない念力で体を締め付けれて、苦しげにホールドアップを強いられた。

 

「まあ、魔界像を誘きだしたお前たちの働きは誉めてやるわ。後はこの私が狩るだけよ、ホホホホホッ!」

 

 上品に口元に手を当てただけでは隠しきれない高笑いを残し、マントを翻したXノワールは町へと飛び去っていった。

 

 呆気に取られていた先生がPCを確認すると、実況でも忌憚のない意見が飛び交っていた。

 

 ____これって、トライエックス勝ったのか?敵追い払ったけど

 ____でもあのXノワールはトライエックスじゃないって…

 ____つってもXノワールのが強くない?敵2体ぐらい倒してたし

 ____守ってくれるなら強い方がいいよな。露出もセクシーな北欧系っぽいし

 ____お前ら強けりゃそれでいいのか?守ってくれなさそうだぞ、あの女王様

 

 実況がやや荒れそうになった空気を察した二彩&紗羽沙が、慌てて〆に入る。

 

「う、うん、Xノワールも、出てきたことだし、敵もビビってるよね?」

「そ、そうですねっ。私はXノワールさんも、仲良くなればいいな~って。それでは、次回お会いしましょうっ」

 

 なんだか横で見ていた美澄実(みすみ)がとても不満そうに唇をピクピクさせてるので、先生はPCをオフにする。

 

 呆然と取り残されて、膝をついたトライエックスたちに、先生は放送を促す。

 

「敵は撤退した。トライエックスの皆さんもお帰りの時間だ。早く帰って休むといい」

 

 念力が解けてもろくに動けそうにないトライエックスたちは、重そうに身を起こしてXブルーが作り出したシャボンゲートををくぐって姿を消した。

 

 Xブルーの力は目が届く範囲の短距離ワープが基本。

 そのため、移動先は先生が待つ放送室と決めていた。

 疲れきった彼女たちは変身を解いて、もとの姿に戻るが、先生以外の客を見てびっくり仰天する。

 

「先生っ、美澄実(みすみ)お姉さんがいるなんて、どうして?」

 

「映優梨(はゆり)、あなたっ、あなたがトライエックスだったのね!私に嘘ついて抜け出して、こんな危険なことを、私が許さないわ、今すぐやめなさい!」

 

 メガネの奥から険しい目を向けた美澄実(みすみ)は、厳格に姪っ子を叱りつける。

 

「美澄実(みすみ)お姉さん、嘘をついてたのは謝ります。でも…私は、みんなを守りたいんです。それにっ、先代の戦隊さんも、探さないとっ…」

 

「駄目よ、映優梨(はゆり)は分かってないわ、どんな危険が待ち受けているか、部活でできることではないのよ?」

 

 黒曜石の瞳を潤ませて懇願する映優梨(はゆり)の前に、美澄実(みすみ)は姪っ子を戦地に行かせまいと立ちふさがる。

 

「映優梨(はゆり)ママさん、お願いだから、映優梨(はゆり)ちゃんも真剣なの!」

「分かってあげて、映優梨(はゆり)のお母さん、戦えるのは私たちだけなの」

 

「私は映優梨(はゆり)の叔母ですっ!姪っ子を戦わせたいと思う?この子を守ってあげなきゃいけないのよ」

 

 六風(りっぷ)と朱羽(しゅは)が擁護するが、姪を守ろうとする美澄実(みすみ)の剣幕は、子供の意見を寄せ付けない。

 

 エメーシャも気まずそうに黙りこくったままだ。

 

 しかし、先生はその美澄実(みすみ)が強弁する心中を分かっていた。

 

「美澄実(みすみ)さん、それは先輩としてのアドバイスなのか?」

 

 先生が意味深に言い放った言葉に、全員が一斉に振り向く。

 

 トライエックスの3人はまだキョトンとしていたが、エメーシャは青ざめ、美澄実(みすみ)は眉を吊り上げる。

 

「あら先生、一体どう言う意味かしら?いい加減な発言をするなら、ただでは…」

 

「いや、先生には分かるんだ。美澄実(みすみ)さんと同じ歳に、映優梨(はゆり)ちゃんも同じ決断をした。でも、彼女はあなたに憧れて戦隊になったんだ、Xバイオレットさん」

 

 事情を理解したトライエックスはハッと息を呑んだ。

 

「すごい、映優梨(はゆり)ちゃんの叔母さんが、ふわりたちの先輩?」

 

「しかも、10年前からってレジェンドだよ、レジェンド先輩!」

 

 特に、映優梨(はゆり)はハラハラと感動の涙を流していた。

 

「Xバイオレットが、美澄実(みすみ)お姉さん、こんなに近くに居たなんて、私ずっと命を救われたお礼が言いたくて、ううん、ずっと私のそばで、守ってくれたんですねっ?」

 

 憧れたヒロインと感動の再会に涙する映優梨(はゆり)、しかし美澄実(みすみ)は手を挙げて彼女を制する。

 

「そんな立派なものではないわ。あなたの命を救ったかもしれないけれど、私は負けた…だから、話したくなかったのよ」

 

 美澄実(みすみ)はぽってりと厚い唇をワナワナと震わせる。

 

 天使エメーシャは、気遣わしげに肩に手を乗せる。

 

「美澄実(みすみ)さん、お話ししたくないのでしょう。だから今まで秘密に…」

 

「いいえ、先生の言う通り、今は話すべきだわ。10年前、最初の戦いについて」

 

 美澄実(みすみ)は重い口を開き、10年前の戦いについて話し出した。




Xノワール、いわゆる悪の戦隊です。
ノワールはフランス語ですが、「フィルムノワール」には、「犯罪映画、ファムファタル(悪女)が登場する」なんて意味でも使われていて、悪女を象徴するために、ノワール色を名乗らせました。某キラーやデス某と同じですね。

ファンアートでデザイン原案もらってたのだと、ディテールこんな感じです。
ローブあり

【挿絵表示】

フォームチェンジ

【挿絵表示】

実況民は、Xノワールの方が強いと言ってますが、交差戦隊をDisってるわけではなく、正直なだけ。
応援もしますし、状況によって思ったことをコメントしてるだけですね。
「仲良くなればいいのに」も第三者のコメントだったり。

というか、美澄実さんと浅からぬ因縁が次回明かされるわけですが。

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