※この作品はR-18です。

悪女わからせ~悪徳エルフ女王は勇者の☓☓☓で成敗される~   作:千吹つぐ

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乳奉仕

 

(慌てることはない……『顔なし』は相性が悪かっただけのこと……まだまだ陰謀は進んでいる。そのどれか一つでも成功すればいいのじゃ)

 

 当初、オフィーリアは本気でそう思っていた。ジンとはいえ、所詮は人の子、いつかは凶刃に倒れるはずだった。

 

(あとは時間を稼げばいい……)

 

「ほぎゃあああああああ! いやじゃああああああ!!!」

 

 ありとあらゆる殺し屋が勇者を狙った。

 

「やめでぇぇ♡ ケツ穴らめぇ♡ ケツまんこ壊れりゅぅぅ♡」

 

 だが、陰謀はひとつとして叶わなかった。

 

 

 『ビスカーブの猟犬』は逆に狩られた。

 『黒舌結社』は人知れず消えた。

 『吊るし屋バギンズ』は右足しか残らなかった。

 

 

「……あ……ああ……ああ……」

 

 やがて、オフィーリアのなかに絶望が広がっていった。日毎に増えていく失敗の報告が、夜毎に剥奪されていく尊厳が、心を虚無で満たしていった。

 

「あ……ああ♡ しぬぅ♡ しぬしぬ♡ しぬぅぅぅぅ♡♡♡」

 

 そのようにして、月日は瞬く間に過ぎていった。

 

 

 

 

 それはいつもの、露台でのことだった。

 

「ん……んん……んんん……」

 

 椅子の前にひざまずいて、オフィーリアは胸を使って奉仕していた。たっぷん、たっぷん、と巨乳を操り、ペニスをヌルヌルと愛撫する。

 

 乳で竿を包み込み、飛び出た亀頭を口で吸う。かと思えば腕を使って圧力を高め、ぎゅぅぅうう。と乳圧で絞り上げる。

 

「おお、いいぞ、オフィーリア。ずいぶんとうまくなったな」

 

 椅子に座ったジンが褒める。

 

「……あ、ありがとうございます、ご主人さま……」

 

「へりくだるな。今日は好きに喋るといい」

 

「…………ふん、さようか」

 

 ペニスをしごきながら、オフィーリアはそっぽを向いた。サーシャがいたらとても出来ない態度だが、幸か不幸か、今日は政務で外に出ていた。

 

「……ん……ん……ん……」

 

「おお……いいぞ……ふぅぅぅぅ……」

 

 最近になって、二人の関係は奇妙な落ち着きを見せていた。サーシャがいない場所では、ジンはオフィーリアの態度など気にしないし、オフィーリアもまた、無駄な虚飾は捨てていた。

 

 体は従う、だが心は従わない。

 

 そんな、ある意味では限りなく素に近い状態で、オフィーリアは接していた。

 

「しかしお前も、ずいぶんと良い身体になったな」

 

 熱っぽい視線を送りながら、ジンが褒める。

 

「実に俺好みだぞ、オフィーリア」

 

「な、なにをいうか、このような醜い身体……ううう……」

 

 オフィーリアはもじもじと身を捩って、少しでも身体を隠そうとする。

 

 その体型は、以前とは様変わりしていた。乳も乳首も一回りは大きくなり、でろんと無様に垂れている。性器周りは黒光りして、クリも外陰唇もずっと大きい。

 

 ストレスのせいか、体重も増えた。尻肉にも腹にも肉が付いて、以前の服は、もうどれも入らなくなっていた。

 

 もはやエルフとは思えない、だらしのない体型に、オフィーリアは恥じいった。

 

「醜くなどないぞ。いまのお前は美しい。それに抱き心地も、しまりもいいしな」

 

「ば、バカにして……くぅ♡」

 

 それらの褒め言葉は、エルフにとって罵倒でしか無い、だというのに、オフィーリアは『きゅん♡』としてしまう。身体と同じように作り変えられた心が、目の前のオスに惚れたがっている。

 

「この絶倫が……減らず口ばかり叩き折って……黙らせてやるわ……ほれ、ほぉれ」

 

「おお……これは……たまらん……」

 

 ぱちゅん! ぱちゅん! と、乳を打ち付けるようにストロークさせる。

 

「ほれほれ。お主、これが好きなんじゃろう?」

 

 谷間に指を挟み込んで、刺激にコントラストを作ってやる。ジンたちがオフィーリアを攻略したように、オフィーリアもまた、ジンの性的指向を理解していた……むろん、決して望んだものではないが。

 

「じゅる! じゅるるるる! ぞるるるる!」

 

 乳から飛び出た鈴口を吸う。亀頭を激しく愛撫しながら、竿を乳で包み込む。

 

「おお! いいぞ! ぬぅぅぅぅん!」

 

 どびゅう! 白濁液が飛び出してくる。もはや勢いも量も完璧に予想して、オフィーリアは口で受け止める。

 

「じゅる! ちゅるるるるるる……きゅぽん! ぷぁ」

 

 口いっぱいに受けた精子を、オフィーリアは「あーん」と開いて報告し、口元を抑えて飲み干した。サーシャに教え込まれた淫猥な仕草はもうすっかり身についていて、奇妙な作法と化していた。

 

 ジンがおもしろそうに呆れている。

 

「はは、まったく、どこまでいっても品のいいやつだな、お前は」

 

「? なにを言っておるのじゃ? もはや妾に品などないわ……」

 

「それでも残るものが有るという話だ。……実際、大したものだよ、お前は」

 

 ジンが顎を掴んで持ち上げる。

 

「最初はお前など、少し小突けば終わると思っていた。陰謀にふける者ほど、自分の痛みや屈辱には弱いからな。……だがオフィーリア、お前は違った」

 

 まるで男児が珍しい虫でも見るような、ギラギラとした好奇の視線が降り注ぐ。

 

「お前はまだ、諦めていない、絶望していない、その瞳の奥に、どす黒い希望を残している」

 

「ほほ、いやですわご主人様。そのようなもの、この端女(はしため)にはございません」

 

「くっくっく、流石だ淫売、それでこそ大魔王というものだな」

 

 ジンが立ち上がり、オフィーリアをひょいと抱き上げた。ベッドに寝かせて、上がり込む。

 

「オフィーリア……」

 

「ん……むぅ……」

 

 キス。痛くもつらくもない、肌のふれあい。

 

 もにゅう……と乳が揉まれる。尻肉にぎゅぅぅぅと手形を付けられる。

 

(く……いやらしい触り方をしおって……)

 

 その丁寧な愛撫に、オフィーリアは感じていく。

 

 最初期こそ手ひどくされたが、体が熟し、またサーシャの苛烈な責めを知った今では、ジンの性交はいっそ優しいと言ってよかった。

 

 ただ、暖かくて、心地よくて、イかされまくる。それが最近の二人の性交だった。

 

「ん……ほ、ほぉれ、今日はどっちを使うのじゃ? ……好きにしろ、獣(けだもの)め」

 

 オフィーリアは仰向けになって足を広げた。膣と肛門、そのどちらもが、『くぱぁ……』と大きく口を開けていた。

 

(うう、今日は何度気絶させられることやら……)

 

 オフィーリアは絶頂地獄を覚悟した。

 

 しかし、ジンの返事は意外なものだった。

 

「……いや、今日はやめておこう」

 

 体が離れる。

 

「え?」

 

「なんだ、気づいていないのか。見ろ、オフィーリア」

 

 ジンがベッドのシーツを指差す。オフィーリアが体を起こして、そこを見る。

 

 股間が血にまみれていた。

 

「な、なんだこれは……まさか……」

 

「月経だ」

 

 ジンが、信じたくない言葉を口にする。

 

 こぽり、膣から粘っこい血がこぼれ出る。

 

「そ、そんな……月の物など、もう百年も前に上がったはず……」

 

「また孕みたくなったのだろう。……お前の体がな」

 

 ジンが、タオルを股にあてがって、体に薄衣を掛けてくれる。

 

「うれしいぞオフィーリア。俺の子を産んでくれる気になったのだな」

 

「ち、ちが……そんなわけ……そんなわけが……ひぃぃ!」

 

「本当に、お前の口は連れないな、だが体は正直だぞ?」

 

 ジンが添い寝をして、腹を優しくなでてくれる。百年ぶりの生理痛に、男の気遣いが染み渡っていく。

 

 その優しさが、オフィーリアにはおぞましい。

 

「ふむ、しかし、ということは、一度目は外したわけか。あれだけやって孕まぬとは、俺が不甲斐ないのか、エルフの不妊がひどいのか……」

 

「あ……ああ……」

 

「よし、これからはもっと回数を増やしてやろう。朝、昼、晩と、お前の子袋を精子漬けにしてやるぞ。そのためにも、今はやすめ、オフィーリア……」

 

「ひ! ひぃぃ! ひぃぃぃぃ!」

 

 反射的に、避妊魔法を増しがけする。念のためにと仕掛けておいたこの魔法がなければ、自分は確実に妊娠していただろう。

 

(まずい! まずいぞ! 一度や二度ならともかく、何度も外しては怪しまれる!)

 

 タイムリミットが一気に短くなる。あと三ヶ月……いや二ヶ月以内に結果を出さねば、自分は……。

 

(だ、誰でもいい! どうか、こやつを殺してくれ! 頼む! 誰か! 誰かぁぁ!)

 

「ジン様! お母様!」

 

 そのとき、露台に待ちわびた報告がやってきた。

 

 サーシャが叫ぶ。

 

「ジン様! すぐに大広間に! お母様もお早く!」

 

 サーシャはいままで見たことがないほど張り詰めていた。ジンがベッドから跳躍。一足飛びで着地して、下着と鎧をつけ始める。

 

「どうした?」

 

「反乱軍です」

 

 着替えを、いや『装備』を手伝いながら、サーシャが言う。

 

「戦士バルバトスが裏切りました」

 

 オフィーリアは笑った。

 

「現在首都は、彼らに包囲されています。ジン様、指揮を」

 

 ついに、望みのものがやってきたのだ。

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