悪女わからせ~悪徳エルフ女王は勇者の☓☓☓で成敗される~ 作:千吹つぐ
魔王討伐からひと月が経ち、世界はかろうじて平和を享受していた。
当然のことだが、魔王を倒したからといって、あらゆる問題が解決するわけではない。魔王軍の残党や、領地問題など、問題はまだまだ山ほどあった。
なかでも最大の問題は、膨れ上がった軍事力だった。
勝利の熱狂がさめたころ、彼らは自分たちが持つ過剰な武力に恐怖した。生産力の低下した国家はとても軍を維持できず、軍縮の必要性が叫ばれた。
しかし、出来ない。
そもそも軍は独立組織の色が強く、権限の低下を認めたらがらない。また、世界を救った立役者である自分たちがなぜ恩給もなく解散させられるのかという不満が多く。前線国家では軍事クーデターの機運が高まった。
また、仮に一国の軍縮が成功したとして、今度は周辺国の問題もあった。もしも一国でも軍事政権が樹立して侵略戦争を仕掛けられたら、軍縮を選んだ国家はひとたまりもない。
これらはあくまで単純化した図式でしか無く、実際は過去の諍い、前線国家と支援国家の意識差。辺境と中央の差別心などなど、解きほぐすことのできない
軍縮しなければ滅びる。しかし軍縮すれば滅ぼされるかもしれない。
為政者たちは猜疑心の毒に囚われていた。
『大軍縮を!』
そんなとき、エルスタッドから驚異の提案があった。
『勇者ジンの名のもとに、軍縮条約を結ぼうぞ。我らは決して、次の魔王など生み出してはなりませぬ。その証として、エルスタッドは常備軍の八割を解散する!』
女王と勇者の連名によって発せられたこの宣言は好意的に受け止められ、かくて、世界大戦の危機は防がれた。
『文化交流を進めましょう』『知識を共有しましょう』『研究を助けましょう』
その他にも、細々とした、しかし重要な提案が次々と成され、いまや女王オフィーリアの名は慈悲深き賢王としての知れ渡っていた。
傲慢で差別的と思われていた、エルフ国のこの変わり様に人々は喜んだ。いまや、人類は歓喜の時代を迎えていた。誰も彼もが生を謳歌し、輝く未来を信じていた。
「ほぎゃああああああ! たしゅけて! たしゅけてぇぇぇぇ!」
ただ一人の例外、世界平和の立役者、賢王オフィーリア・マナ・ノルニスだけを残したまま。
首都ユグドラシス。その最奥にある『霧の露台』は、いまや勇者と王女の寝室となっていた。
「ぎぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
露台は、以前と様変わりしていた。辺りには草木がはびこり、奇妙な形をした家具がいくつも並んでいる。三角木馬、拘束具、振動触手……それらはすべて『白木の鎧』によって生み出された性具であり、拷問具だ。
「あはは! あははははは!」
サーシャはそれらの道具を使って、毎日のようにオフィーリアを責め立てていた。
「や、やべてぇ……ゆるじでぇ……」
極度の痛みに、オフィーリアは懇願する。もはや恥も外聞もなく、ただ痛みから逃げようとする。
「だから、違うでしょうお母様。もっとしてください。もっと罰をください。って、本当に反省しているのなら、そう言うんだって、言っているでしょう!」
「ぎゃひ! だ、だって! そう言ったら! もっと打たれて! ああ! ああ!」
「あはははは! そんなの当たり前です♡ あはははは!」
反抗してもダメ、謝ってもダメ、言う通りにしてもダメ、なにをしてもダメ。そんな無間地獄の中で、オフィーリアは苛まれていた。
「ああ、でも、いいですよ、お母様。許して差し上げます」
かと思えば、状況はガラリと一変した。
ぽろり、といばらのムチが落ち、拷問器具がしずしずと遠ざかる。柔らかなベッドがせり出して、オフィーリアを優しく包む。
「ああ、お母様。大好き。大好きですよ……」
生皮を剥いだその手で、サーシャは母親を甘やかす。まるで奴隷のようにかしずいて、その官能に奉仕した。
「ひ! ひぃ! や、やめてたもれ! それいや! いやぁ!」
痛みから開放されて、しかしオフィーリアは恐怖した。
「ほらお母様。ここ、お好きですよね? 気持ちいいですよね?」
サーシャがクリトリスにキスをして、腟内を優しくなぞっていく。
「い、いやぁ! 気持ちよくない! 気持ちよくないからぁ!」
嘘だ。もはや、オフィーリアの体は開発され尽くされており、性器はじっとりと濡れていた。
「そ、そうじゃ! 罰を! 罰をくだされ! もっと鞭を! こんなことよりも! 鞭の方がましじゃ!」
「惜しいわ、お母様。それはさっき言ってくれればよかったのに……ふふふ」
背後から抱え込むようにして、サーシャがオフィーリアの股をガバリと開いた。まるで大人が子供に小便をさせているようなポーズで、母親の性器を献上する。
「さあ、ジン様。準備が整いました。どうぞ母のここ、お使いください」
「うむ」
そのとき、ソファでその光景を愉しんでいたジンが立ち上がった。
野太いペニスが屹立する。
「ひぃ! ひぃぃぃ!」
「あら、お母様。いやなの? ……私を差し置いて、旦那様におちんぽ入れてもらえるのに……おいやなの?」
ぎゅぅぅぅぅ! サーシャの手が、オフィーリアの巨乳を鷲掴みにする。ねばっこい声が鼓膜を叩き、嫉妬の炎が脳みそを焦がす。
「あ……いや……そうでは……ちが……でも……」
肯定しても駄目、否定しても駄目、なにをしても駄目。しだいに、オフィーリアはなにも考えられなくなっていく。
そうしてぐずぐずになった女の体を、ジンのペニスが貫いた。
「おほぉぉぉぉおおおん!」
「うむ、良い具合だ」
ぱぁん! ぱぁん! ぱぁん! 注挿は最初から激しいものだった。拘束された体はどこにも逃げ場がなく、男の欲望が余すことなく注ぎ込まれた。
「ひぐぅ! ひぐぅぅぅぅぅ!」
しかし、そんな激しい性交を、オフィーリアはもう痛いとは感じなくなっていた。打ち付ける腰つきは甘く、膣壁をゴリゴリと掻き出す亀頭は得も言われぬ快楽だった。
「いやぁぁぁ! やべてぇぇぇ!」
それが、なによりも恐ろしい。鞭よりも、拷問よりも、その甘い快楽が怖かった。
「早いな。オフィーリア。もうイキきそうなのか」
「っ! そ、そんな! ち! ちがう!」
「隠すことはない、……いい顔だ。そそるぞ」
「くぅ! くぅぅ!」
ペニスの動きが変化する。最奥をトントンと軽く叩き、上付きの子宮口をもぞもぞとまさぐる。オフィーリアの性感帯は、もうすっかり把握されていた。
「ああ、お母様。きもちよさそう……」
さらにはサーシャも加わって、クリトリスをやさしく捏ねる。
「きゃふぅぅぅぅ! きゃあああああ!」
「お前の子宮はすっかり孕む気のようだ。ちんぽにちゅうちゅうとキスしているぞ」
「ひぃ! だ! ダメじゃ! や、やめい! この馬鹿子宮が!」
ぞわぞわと絶頂の準備を始める腹を、オフィーリアは唯一自由になる左手でポカポカと殴った。
「わ、わかっとるのか! 孕めば! 殺されるのじゃぞ! んっく! や、やめぃ! イクのやめい!」
「よせ、オフィーリア。大事な玉体だぞ」
大きな手が、暴れる手をそっと掴む。やさしく体を抱きしめて、キスをする。
「ん! んんんん!!!!」
その優しさが、否応なしに心を溶かす。拷問によって苛まれた体が、快楽を勘違いして、メスの欲望に目覚めていく。
おっきい。やさしい。まもってくれる。うれしい。
子宮が『キュンキュン♡』と震えだす。肉体の勘違いが心に波及して、恐怖が幸福感に書き換えられていく。
「ああ! ああああああ♡」
こんなものは、ただ自分を殺すための手段でしかない。この男女は自分を孕ませ殺すつもりなのだ。
そんなことは百も承知なのに、オフィーリアは感じてしまう。
「いぐ♡ いぐいぐいぐ♡ ごんなのいっぢぁうぅぅぅぅ♡」
「いいぞ、いけ」
「だめぇ♡ だめだめだめ♡ がまんしなきゃ♡ いっちゃらめぇええ♡」
歯を食いしばる。浅い呼吸を繰り返して、なんとか熱を覚まそうとする。だがそんなものは所詮、絶頂の快楽を高めるものでしかなかった。
「そら! 孕め! オフィーリア!」
「いやあああああああああああああ♡♡♡♡♡♡♡」
どっぐん! どっぐん! どっぐん!
膣奥に精子が吐き出される。子宮が精子に犯されていく。
「おほおおおおおおおおおお♡♡♡♡♡」
頭が真っ白に染まっていく。痛みよりも、恐怖よりも抗いがたい、極度の快楽が脳を焼いていく。
心と体が犯されていく。膣が、子宮が、精神が、粉々にうち砕かれていく。
「あ……ああ……ああ……」
意識がパチパチと瞬いている。脳みそが大量の快楽物質に洗われて、新たな回路を作っていく。
「オフィーリア……」
キス。もう不快とも思わない。さんざん痛めつけられて、イかされ続けた脳みそが、勝手に舌をからめていく。
「はむ……ちゅぅ……ちゅぱぁ……」
「ふふ、おかあさまぁ……ちゅぅ」
三人でキスをする。きもちわるい。きもちいい。こわい。うれしい。
(ああ……だめじゃ……まずい……このままでは……ああ)
薄れる意識のなかで、オフィーリアはかろうじて避妊魔法を発動させる。
だがそれも、いつまでもつか。
「オフィーリア……」
「お母様……」
欲望に燃えた一組の男女が、再び体を起こしていった。