愉悦転生!神の遊戯場、俺はこんな世界に産まれたく無いだ(T . T) 作:rapas
出番・・・
オバ暦前1年 〜 同族喰い 〜
産まれた群れを食い尽くした爽やかな朝、どうやらワシはヤバイモンに気に入られたらしい。
コイツ、一方的に垂れ流すだけで、まともな会話にならんのやーーー。
「聴いてよ、聴いてよ、いつまで経っても、誰も階梯を上げずに、産まれて死んでを繰り返すばっかりで、全く他の奴らとの勝負にならなかったのよぉ。」
さいですか、腹減ったからワシは狩に出るで。
「それでね、それでね、アーシの声を聴ける知性も無いから、誰も指示聞かなくってぇ。
そうなんでっかぁ、ワシも指示とか受けてまへんけど?
「イイのよ、イイのよ、強くなって、強くなって、他の神々をどんどん倒してね、キャハッ。」
神? あんさん神様なんでっか? ワシを転生させてくれた神さん? ちょっと願いと違い過ぎまへんか?
「あー、なんで知らないのよ# 豊穣の女神であるファミンちゃんを知らないとか# コレは死刑ね!コロソ#」
待ってマッテまって、美しくも聡明なファミン様、無学で哀れなワシを許して!
「もう〜、しょうがないなぁ(ㆀ˘・з・˘) 今回だけようぉ 美しくて聡明な女神様の太っ腹は、1度だけなの♪」
突っ込みたいけど、考えたらアカンで、思考を読まれてんでっから、考えただけで殺される。
「さぁさぁ、早くアーシの元に馳せ参じなさいな、待たせたらコロスから、日暮までね♪ もう1000年とか待ち飽きたの〜、じゃあ、アーシ寝るねぇ。」
声が途絶えた・・・静かになったんはイイけど・・・何処へ馳せ参じればええの?
山を越え、谷を越え、川を渡り、ワシは駆け回り続けた、気が付けば季節は春から夏が過ぎて秋になりそうや。
でも駆けずり回った甲斐があり、何か古い祠を見つけた。 日が空高く上がる中、祠で祈りを捧げてみる。
「んぁ・・・おー、馳せ参じたわね。 まだまだ日も高いし、早いわね♪ 優秀優秀! 良い仔にはご褒美に、美しいファミンちゃんの姿を拝ませて上げるわ♪」
そうすると、のどかで、清々しかった秋の日のがいっぺん、ダークでダウナーな重圧が蔓延るイヤーな雰囲気になった。うん、怖い。
「麗しのファミンちゃんよ♪ 平伏しなさい♪」
「ははーー。」
ファミン様の容姿は、歳の頃は二十歳前、背丈は高くもなく、低くもない。
手入れされて無い、長い長い黒髪が、地面まで達して、足元でうねってる。
お胸は慎ましくで、ウエストもヒップも細っそり・・・豊潤じゃなくて、スットーン体型、一部の専門家に大人気が出そう。
口元は狂気に歪んで、視線は逝っちゃってる・・・素っ裸な貞子をより怖くしてみますね?♡って印象だった。
コレはご褒美、コレはご褒美、コレはご褒美、不況を買わないようにワシは一生懸命に自分の思考に言い聞かせる。
「ヨシ!ヨシ!、それでは、アーシをアンタの群れに連れて行きなさいな。ファミン様の降臨を盛大に祝っちゃってね♪」
「連れて行く事はできません。」
「・・・、・・・、・・・なんでよ! 階梯が上がるほどに、同族を喰い殺せる余剰がある群れなら、アーシを満足させる程度の宴なんか楽勝っしょ!」
「群れの同族はワシが、全部喰い殺しました。」
「・・・、・・・、・・・、っえ? もっかいプリーズ。」
「ワシが全て喰い殺しました。」
「・・・、・・・、・・・、なんでーーー!なんでそう言う後先考えない事すっかなぁ!アホじゃねぇ!?」
「美味そうだったのと、飢えに勝てずにツイ・・・」
「飢えは、アーシが授ける権能だから、良いとして、生き物は同族喰いを嫌悪する様に、味覚にリミッターが付いてるじゃん? 喰っても、まじぃって感じる筈よ?」
権能ってなんや? 豊穣の女神なんに、飢えを授ける? 味覚のリミッター・・・は、チートがリミッター外したかも知れん(・_・;
「ビークール、ビークール、落ち着けアーシ、アンタの階梯は、まだまだ初歩、50体の同族を取り込んだが良いとこね、きっと他の群れを見つければ大丈夫、大丈夫。」
「半年ほど、周辺を駆けずり回りましたが、他の同族は見ませんでした。」
「・・・、・・・、・・・なんでーーー!滅びかけてんじゃん! アーシの権能で繁殖し易くしたのにーー。」
滅んでると思うんや・・・
「ワシらはどういった種族なのでしょうか?」
「んー、アンタらは、ゴブリン!鬼の系列ね。 種族全体にアーシの加護を授けて眷属にしたの。 餓鬼から始まって、小鬼、中鬼、大鬼、王鬼、災鬼、天鬼と階梯を上がっていく様になったわ。 他の神は気に入った個体だけとか、異界から召喚とかで加護の授け方や数を絞ってるけど、アーシは気前が良いから種族全部にやったわよ♪」
そうなんだーーー、でも神の加護がある割には、弱いよね?
「そしたらー、力が広く薄くなっちゃて、他の神の眷属にまるで敵わなかったのー。」
馬・・・あぶね!失敗は成功の母ですから、どんどん試して学ばれれば良いかとーー。
「だからー、薄くなった力を集めて強くなる様にって、権能から種族を弄ったのー。 でも、アーシの権能は戦闘向きじゃないから、眷属も戦いに向かなくてー、ちょっとでも戦い向きになる様に、権能反転で豊穣をやめて常に飢えて襲い掛かり易い性格にしたのー。」
そう言うのやめて欲しかったーーー。
「ゴブリン達の数も増え易いように、アリや蜂の様に多産にしたしー、力が強い雄が生まれ易い様に出生率も999:1に弄ったしー、ヒト系種族なら何でも孕ませれるようにしたしー。」
アカン、コレ多種族から見たら、ただの駆除対象や(・_・;
ファミン様の如何に、自分は聡明で色々と工夫して来たかって、戯れ事を聴きながら、ワシは山々から降りて人里を目指した。 これ以上に強くなるには、飢えを満たすには、仔を作って食うしか無い。 ヒト系種族が居る人里を目指すしか無いのだ。 それとファミン様、着いてこなくても良いですよ?
「アーシは、暇だからアンタの活躍見てて上げるー、美しい女神様に見守られるって幸せに土下座して感謝しなさい。」
山から降りて、やっと見つけた人里は小さな開拓村、ちょうど収穫祭なのか村人は総出で祝っていた。
人口は50〜70やな、若い女も居る。 挑戦してダメなら全力で逃げればええ。
宴が終わり、村人の多くが寝静まると、ワシはまず若く力のありそうな漢どもの首を静かにへし折っていく。
一本、二本、三本、四本と淡々と処分して逝くのはなかなか楽しい。
ファミン様、ワクワクした眼差しで見てらっしゃるのは良いですが、大声ではしゃがないで下さいね。
次に老人と始末を続けると、気が付かれたのか、農具を構えた村人が集まって来た。 もう静かに進めるのはムリやな。 力ずくで叩き伏せるんや。
「キャハ!戦闘よ殺戮よやっちゃえ♪」
物騒な豊穣の女神様の声援を受けてワシは、駆ける。
粗末な木製の農具をパンチでキックでへし折り、次いでと村人の足を砕き、背骨を折り、胸をぶち抜く。
「脆い脆い、まるで幼児向けのおもちゃや♪」
「神の加護も無いヒト族なんか、弱っちいのよー、ドンドンやっちゃえ♪」
男は幼いも若いも年寄りも皆殺し、子供は女でも幼いのはワシの腹に入れた。
「さあ、お楽しみや〜。」
触指の動く若い女を数人生かして、今生の童貞を棄てる、酒池肉林のパーチーや♪
数日後には女共を全員孕ませて、様子見と観察する。 学ぶのは大事や。
「嫌だ、やだよう。」
自らがバケモノの仔を孕んだ事に耐えられず、自殺した者、気が触れた者、ワシの産みの母親を思い出させられて逸物がイキリ立った。 残念やがまだ胎が空いてないんや。
更に数日で、陣痛が始まった。どんだけ早いんや?ネズミかいな!
「ああ、私の赤ちゃん、こんなのって無いよう・・・」
緑の赤ん坊を見て、絶望の表情を深くする女共の目の前やけど、もう我慢の限界や!
「美味そうだ!」
母親の前で、産まれたばかりの仔らをワシは貪った。 正気を保った女は居なくなった。
「ちょっとー!、食欲に負け過ぎーー、先に群れを増やしなさいよー。」
ファミン様の言う通りやな、こんだけ増えるのが早いなら次は自重しよw
翌日に更なる身体の成長を感じながら、調子を確かめると、ファミン様からアドバイスがあった。
「とっと逃げな〜。 アンタを討伐にきたよー。」
「人間の軍などワシの敵では無いんや。 逆に全滅させたるw」
「んー、ルーメンの旗が見えるから、正騎士じゃね? アンタの3倍以上強いよ。」
ええぇーー!加護持ちは加護無しに無双なんじゃなかったんか?
「今のアンタは総合ステータスで100ぐらい、あっちは300が標準だからぁ。 戦うなら頑張れ♪」
ワシは、女達も放り出して、全力で山へ逃げました。
野を越え、山越え、谷を越え、生まれ故郷の反対側の国近くまで200km近く移動してやっと討伐軍は諦めて帰りました。 どんだけ怨まれてんだ:(;゙゚'ω゚'):
〜 fin 〜
いやぁ、生き足掻く奴見るの楽しいw