※この作品はR-18です。

愉悦転生!神の遊戯場、俺はこんな世界に産まれたく無いだ(T . T)   作:rapas

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チョー戻し過ぎーー
俺がうーまーれーてーなーい


第二部 第1章 コマちゃんライフ
20.そろそろワタクシの命日ですわ・・・


オバ暦前1年 〜 コマ・オーダー 〜

 

お城では秋の収穫を祝うために、みなが祭りの準備をしているそうです。

ヤンヤ婆ヤは、姫様も元気になったら観に行きましょうね。と優しく言葉をかけてくれますが、お庭にも出れないワタクシが、お城のお外になど出られるのでしょうか?

 

お祭りが終われば、また寒くて辛い冬が来るそうです。

父様は、高名な司祭様やお医者様を呼んで、ワタクシの回復を懇願していますが、誰も彼も言い訳するだけで、ワタクシの身体は日が経つごとに弱っていきます。 きっと床から起き上がることも春の花々を見る事ももう無いのでしょう。 母様や婆ヤが聞かせてくれた花嫁衣装を着てみたかった。 私も大きくなったら、殿方に嫁いで赤ちゃんを産むんだって思っていました。 きっとそんな日は来ないのですわ。

 

秋も暮れの頃に父様が、竜神討伐の軍を起こしました。 

竜の血は万病の霊薬になるそうですわ。

でも神と崇められるモノを討ち取るなんて出来るのでしょうか?

ワタクシの事は、気になさらず皆んなが笑顔で居てくれれば、それで充分ですわ。

 

震え上がるような冬の寒さに、意識も朦朧として来た頃、ナニかとても大きな巨きなモノがワタクシの前に降りて来ました。 お城のみんなは大騒ぎで、婆ヤも私を抱えて逃げようとしていましたが、腰が抜けて動けないみたいですわ。

そんな中で、大きな巨きなモノから、お年を召した男性が降りて来ました。

「コマ姫、お初にお目に掛かります。 このバンドウで1番の商人を自負する、ペド・ローリーと申します。 この度は姫様に御健康をお贈りし、是非とも某の妻になって頂きたく求婚に参りました。」

「まあ・・・、こんな・・・、ワタクシに・・・求婚ですか? 少し・・・お年を・・・召していらっしゃいますが、・・・嬉しい・・・お言葉・・・ですわ。 健康も・・・頂ける・・・なら・・・とても・・・とても・・・嬉しい・・・ですわ。」

コレがワタクシの最後の言葉かしら、呼吸するのも辛く、言葉を噤むのも大変ですわ。 上手くお受けすると伝わっていれば良いのですけど・・・

「しからば、我が神!オバよ!我が妻を我に準ずるソナタの眷属と成して頂きたい!」

大きな巨きなモノから、ペド様を通じてナニかがワタクシに繋がるような感覚がしますわ。

「あら? 息が苦しく無いですわ? 床から起き上がれますわ! ワタクシ!治りましたわーーー!」

お城は変わらず、大騒ぎですが、ワタクシは産まれて初めての感覚に、大はしゃぎしてしまいましたわ♪

これならきっと、話に聞いた、走るとか?跳びはねるとか?色んな事がきっと出来ますの!興奮しますわーー。

でも母様に婆ヤがワタクシを抱えて、泣き出してしまったからちょっとお預けですわー。

 

「断固反対じゃーーー。」

父様がなんか叫んでますの? でもワタクシは竜神様に誓いましたから、しっかり履行しますわ♪

「確かに、コマはまだ7つと、嫁に出るのは早いですが・・・陛下、アレとの契約で御座いますよ。」

「せっかくコマが元気になったのじゃーーー、これからずっと父と仲良く遊ぶんじゃ! 嫁になど出さーーーん。」

「陛下のお気持ちは分かりますが、これまで三度の討伐は全て失敗して、何の成果も挙げられずでした。 この度はナニをいかにしたのか?アレが大人しく着いて来て、しかも姫様を治療すると言う望み通りの奇跡まで適えています。 下手に約束を反故にすればどのような災厄となるか?想像も付きませぬ。」

母様も家老の爺やも父様を説得してくれていますわ♪

「コマは約束通りに、ペド様の元へ嫁に行きますわ♪ 綺麗な花嫁衣装を期待してますわ♪」

「コーーーマーーー(T . T)」

父様がどれだけ駄々を捏ねても譲りませんわ♪

 

ワタクシの結納金として四海の金銀財宝が贈られ、婚姻の日取りも決まりましたわ。

父様は諦め悪く「30年後じゃー」とか戯言を言ってましたから丸っと無視ですわ♪

春の桜が舞い散る中でワタクシは嫁ぎますの♪

ワタクシの嫁ぐ家が平民では困ると言う事で、ペド様には爵位が贈られましたわ。

姫の降家先なら伯爵以上が普通らしいですが、父様の嫌がらせか?子爵らしいですわ?

ワタクシもペド様も気にはしておりませんわ。

「領地も自分で手に入れろ!でなければコマは嫁にやらん!」

父様が、そんな事を言うので、ペド様はオバ様のナワバリだったセンヨウ半島を御領地にしましたわ。

無人の地ですから、商会の従業員に開拓民をどんどこ呼び込んで領民を増やしていますわ。

 

こうして、桜の舞い散る春の陽気の中、ワタクシはペド様に抱き上げられ教会で、誓いの口づけを交わしたのですわ♪

「コマー、大人になるまで城で暮らそうー(T . T)」って父様の声は丸っと無視して、ワタクシはローリー領のセンヨウへ向かいましたわ。 お供に婆ヤも着いて来るそうですが、自然豊かで煩い人も居ない新居を一刻も早く見たかったワタクシはオバちゃんに頼んで、旦那様とひと足早く向かいましたの。

 

オバちゃんとは、昨年の冬でとっても仲良くなりましたの。

オバちゃんもワタクシも今まで碌にお菓子を食べた事が無くて、旦那様の知識でご用意頂いたお菓子の虜ですわ♪

オバちゃんとはお菓子談義で話が弾みますの。

「眷属って、こんなに可愛いって思わなかったわぁ〜。 オバちゃん感激よー。」

旦那様とワタクシが、始めての眷属だったらしくて、とても目をかけて頂いていますわ。

商会の皆さんや、領民の皆さんもどんどん眷属にしていくそうですの。

旦那様を頂点に、役人や番頭など偉さで、加護の強さを調整するそうですの?よく分かりませんわ。

 

センヨウに到着すると、領都も領主館もまだまだ建設中でしたの。

でも、暖かな春ですから、野宿でも平気ですわ♪

まずは家臣の皆さんに、ご挨拶。

 

家宰のエミヤさんは何処となく不遜ですが、心配性で世話焼きっぽい影が見えますわ。 紅茶を淹れたりお料理がとても上手ですの! 家宰というより家政夫として万能ではないでしょうか? 一家に一人エミヤさんですわ♪

 

兵士を率いているコンジョウさんは、元は傭兵で旦那様の商隊を良く護衛していたそうですわ。

お子さんのハヤテさんが、不治の病にかかって助けるために、藁にも縋る想いで旦那様のオバちゃん討伐作戦に参加したそうですの。 ハヤテさんも眷属にして貰ったから、ご病気は全快したそうですわ。良かったですわ♪

 

忙しく指示を出して、開拓民を差配しているのはナオエさん。 15年前に孤児だったのを、お姉さんと一緒に、旦那様に拾って頂いて、それからの付き合いですって、愚痴り屋さん見たいですけど、姪御さんと旦那様を心配して苦労しているみたい。 お姉さんが既に亡くなってしまっていたのが可哀想でしたわ。

 

オバちゃんに質問攻めでちょっとウザがられていたり、山谷を駆け回って変な石を集めているのは、ターレンさん。

エミヤさんや、ナオエさんに「働け!」って良く怒られてますわ。

元々は考古学者で、歴史に神話を主に研究テーマにしてるそうですの。 スッゴイ知識は豊富ですが、ターレンさんの書かれた本は、ワタクシ読みきれずに寝てしまいますの。

 

主だった方にご挨拶も終わり、エミヤさんにお弁当を貰いましたので、旦那様に断ってワタクシ野原に探検に出ますわ!

お城では、はしたないとか、止められていましたし、昔は走ったり出来ませんでした。

今日は全力で頑張りますわ。ウズウズですわ♪

まずは、柔軟体操!手足を屈伸してよく伸ばしますわ。

準備が整ったら、地面をしっかり蹴って走り出しますわ♪

流れる景色に風がとっても気持ちいいですわぁー。

兎さん発見!追いつけ追い越せですわー。

あら、目の前に岩場ですわ。 兎さんは小さな穴に飛び込んで隠れてしまいました。

ワタクシが飛び込めるほど大きな穴では無いので、仕方がなく岩場を登って通過ですわぁー。

・・・、・・・、・・・岩場の先は崖でしたのね? ちょっとスリリングなダイビングですわ♪

崖下は川のようですわ、このまま落ちたらお洋服が濡れてしまいますわ。 いい感じに崖から木が生えていますから、途中で掴んで落下先を変えますわ♪

その後は崖の壁面を蹴って、反対側まで登ってみましょう♪ とっても楽しいですわ♪ 健康な子はみんなこんなに楽しく山谷を駆け回ってましたのね!?

 

崖の上に出ると、黒っぽくて大きなワンちゃん達がいましたわ。

ヒトに慣れていないのか、ちょっと怯えているようですわ。 ここは撫でてモフモフするチャンスですわ。

身体が弱かった頃は、ワンちゃんに近寄るとか許して貰えませんでしたの。

グルルと唸って、尻尾を丸めてお腹にピッタリくっ付けて居る1番大きなワンちゃんを視線に見据えるとゆっくり近付きますの。 ワンちゃんは一言唸ると、ワタクシの伸ばした手を甘噛みしましたわ♪

甘噛みしたまま、ワンちゃんは頭をフリフリとしていますので気が済むまでジッと待ちますわ。動作が可愛いですわ♪

するとワンちゃんは許してくれたのか? 仰向けになってお腹を見せてくれましたわ♪

観念したワンちゃんをワタクシは、存分に愛でましたの。キャッウンって情けない鳴き声がキュートでしたわ♪

 

ワンちゃんを愛でて、お弁当も美味しく頂きましたら、崖上をフィールドワークですわ。

高い木の上に美味しそうな木の実発見ですわ♪ 紅く大きくて美味しそう。

ぴょんっと飛び上がると、1個キャッチですわ♪ ガリっといってみたらちょっと酸っぱいですわね、失敗ですわ。

おっきなキノコさんもはっけーん、パクっと言ってみましたわ。 ちょっとピリピリしますのね? お土産に採取してみますわ。

 

お土産をエミヤに渡したら、毒キノコという事で全部棄てられましたわ。難しいですわ?

 

〜 fin 〜

 

 





微笑ましいのぉ
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