愉悦転生!神の遊戯場、俺はこんな世界に産まれたく無いだ(T . T) 作:rapas
オバ暦元年 〜 コマ・オーダー・ローリー 〜
毎日伸び伸び、元気一杯、ご飯も美味しい!
ローリー領は、まさにパラダイスですわ♪
領主館が建設中なのは頂けませんが、春の暖かさと健康的な、この身体なら雨露も気になりませんわ♪
満点の星空の中での旦那様との営みは、エキサイティングかつエクスタシーで事後の充実感は癖になりますわ。
最初はちょぴっと怖かったですけど、旦那様の激しく求める姿は可愛いですわ。きっと以前のワタクシならボッコーンって衝撃で、死んでしまったでしょうけど、全然平気♪ 本当にいままでは、ワタクシ損をしておりましたわ。
そして明日は、仮館の完成と入居ですわ。
本館は規模も装飾も時間が係るから、婆ヤの到着に合わせて、仮館を使うのですわ・・・そう、明日は婆ヤが来る!
着いてきて下さるのは嬉しいのですけど、礼儀作法に、所作の美しさ、お稽古ごとなど、母様から言付が山盛りに違い有りませんわ。 なんとしても自由な時間は、お散歩の為に確保するのですわ。 ワタクシは、もうお嫁に行ったのですから、素敵な殿方を射止めるための花嫁修行とか卒業ですわ。 自由の権利を求めてストライキですわ。
今日は遂に婆ヤを迎えます。
無人であったために、まともな道も無く、方向も分からなくなるような深い原野のローリー領まで、着いて来てくれるなんて、婆ヤは、ほんーとーに優しいですわ。 でも、お年なのだから、険しい原野と原始生活に恐れ慄いて辞退した、他の侍女達を見習って、大人しく余生を過ごしてもいいと思いますわ。
「姫様・・・、・・・、ヤンヤは、・・・ヤンヤは、もう二度とお目に掛かれないかと思っておりました(>_<)」
婆ヤは、表現がオーバーですわ♪ ワタクシは、すっかり元気になりましたのよ?
「道中は、春の嵐に木々は薙ぎ倒され、雨が降れば、川が増水して流されそうになり、熊は出る、狼に追い立てられるで、とても生きた心地がしませんでした。 何度も、何度も、死を覚悟しておりました・・・(;ω;)」
あらあら、まあまあ、やはりお年を召すと大変なのですね? 飛んで来た木々はキャッチして薪に使いますし、 川は泳げば良いですし、熊さんも大人しいですわ? 狼さんってのは、見たこと無いですわ? ちょっと羨ましいですわ。
「お見苦しい処を見せ致し、申し訳ございませんでした。」
ひとしきり泣いて婆ヤも落ち着いたようですわ。
仮館を見て婆ヤが落胆しなければ良いのですけれど。
「こちらが、領主館で御座いますね? 僅かな時間で、このような山深き原野に、これ程の建築物を準備するなど、大変なご苦労であったと思います。雨露を凌げるだけで立派でございます。」
大変ですわー、婆ヤの価値観が壊れていますわー。
ちょっと自由が欲しいって、山超え谷越えで、南の突端を領都に選んだのは、やり過ぎでしたわ。
でも、婆ヤが気付いてませんから、万事オッケーですわ♪ ワタクシは過去を顧みませんわ。
婆ヤが気落ちしてる今のうちに、お稽古事の交渉開始ですわ。
「そのようなことでしたら、お散歩は日課になされるのが、よろしいでしょう。 適度な運動は健康に、よろしいと言いますし、ヤンヤも着いて参りますよ。」
予想外ですわーー。 婆ヤのことですから、「淑女は走るなど、はしたない事をするものではありません#」って言うと思ってましたわ。
「でも・・・婆ヤは、大丈夫ですの? ワタクシは駆けたら速いですわよ?」
「ふふっ、いくら婆ヤが年老いたと言っても、まだまだ幼い姫様に負けませんよ。」
なら安心ですわ♪
翌朝、いつも通りにエミヤのお弁当を持って、ワタクシは婆ヤと共に館を出ましたわ。
朝の空気がとっても美味しくて、今日もウキウキ、ウズウズですわ♪
「婆ヤ!それでは、ワタクシ本気で全力全開で参りますわ。 着いて来れなかったら置いて行きますわよ♪」
「ええ、ええ、大丈夫ですとも、姫様、参りましょう。」
「イッキますわーーー♪」
そして、ワタクシは風になりましたわ♪ ドッビューーンって感じで、景色が光が歪むほどのスピードは、ワタクシを何処か、別の領域へ連れて行ってくれるよう♪ ワタクシの最初の踏み込みで、婆ヤがひっくり返ったような気もしましたが、婆ヤは大丈夫!と言っておりましたし、きっとエミヤに任せておけば、心配ありませんわ♪
追いつかれる前に何処まで行けるか確かめますわ♪ 何人たりとも追いつかせたりましせんわ♪ キィーーーン!ですわ♪
今日も野を越え、山超え、音の壁も、谷も飛び越え、崖を駆け上り、熊さん、ワンちゃんを追いかけてモフり倒し、オバちゃんと一緒に、エミヤの力作オヤツを堪能して日暮前には、お腹が空いたので帰宅しましたわ♪
・・・帰宅したら、婆ヤに心配かけて泣かれてしまいましたわ。 ちょっと反省ですわ。
「姫様がお元気になり、ヤンヤでは、お供に不足であることは理解致しました。 ですが幼い姫様がおひとりで出歩くなど、ダメ!でございます!是非とも、若く元気で姫様に卒なくお供できる側使いを手配して頂きとうございます。」
婆ヤ渾身の訴えですわ。旦那様もタジタジですわ。
「う、うむ!であれば、いっそコマのお散歩にはワシが、一緒に行こう!」
あら!いつもお仕事で、お忙しい旦那様がご一緒とは嬉しいですわ♪ と思ったら、エミヤとナオエが「戯言は、撤回してさっさと仕事に戻って下さい#」って切り捨てましたわ。 非常に残念ですわ。
それでは誰が、着いて行くの?となったのですけど、候補がいませんわ?
一般の商会従業員や兵士の方は、ワタクシに簡単に振り切られましたわ。 エミヤ・ナオエ・コンジョウは着いて来れましたが、他の仕事が忙しいと断られましたわ。
どうしようと困った時にターレンが帰って来ましたわ。
「今日の戦果を見てくれ!」って虫さんの形や骨の形の石や岩を自慢げに説明し始めましたが、誰も聞いてないですわ。 あ!この石は面白いですわ。 でも石の採取ならキラキラ綺麗な石を探すべきですわ!
「「「ターレン、暇そうだな#」」」
「えっ? いきなりなんだい? 僕かぁ暇じゃ無いよ? 学術探究に忙しいよ。」
「なぁに、そんなに手間がかかる事じゃ無いさw」
「いつも仕事から逃げる無駄飯ぐらいの君にピッタリのお使いだよ。」
「ただの子守、子守、姫さんの散歩に同行するだけで、ちゃーんと仕事にカウントされるんだぜ。」
「・・・、姫様の散歩かぁ。 いいよ僕は何時も通りに谷底や岸壁で化石採取や希少植物を探すから一緒でも・・・」
「ダメーーッでございます! 貴方達は、姫様を何処に連れて行くおつもりですか!崖から落ちて怪我をしたら、万一死んでしまうかもと考えないのですかぁーーーー!」
えっーー、面白そうですのに残念ですわ。
(姫さんの散歩コースって谷や崖は当たり前じゃ無かったか?)
(ああ、たぶんターレンの採掘コースの方が危険は少ないぞ)
(大雨の増水した土石流を嬉々として遡ってたなぁ)
「そもそも!お付きが男性とか問題外でございますーーー!」
婆ヤもヒートアップし過ぎですわ。 そろそろクールダウンしないと倒れますわよ?・・・あら、遅かったですわ(^_^;)
〜fin〜
いや、お前見ても面白くなさそうだしw