※この作品はR-18です。

愉悦転生!神の遊戯場、俺はこんな世界に産まれたく無いだ(T . T)   作:rapas

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第二部 第2章 ローリー領の日常
24.メイちゃんの社会勉強


オバ暦5年 〜 メイ・ヤンヤ 〜

 

その街並みも城門も目に焼きつく事なく、崩壊する王城と落雷のような衝撃の印象だけが残った王都見物から暫くして、ローリー領に辿り着いた私には新生活が待ってたの。

 

「ローリー領の領民になるには、領民学校を卒業しなければなりません。メイは10歳ですから最大2年は無料で修学が認められます。 ゆっくりで良いのです。 励みなさい。」

ヤンヤ様は優しく諭してくれるけど、私は1日でも早く自立したいの。 何も出来ないままでは天国のママにも引き取ってくれたヤンヤ様にも申し訳ないの!

 

領民学校では希望者向けの試験が毎月行われているの。

基本的な思想・法知識・読み書きが出来て、卒業する意思があれば合格なの。

 

思想は口頭の質問形式で姫様やヤンヤ様達への感謝を語ったら満点合格が頂けたの♪

法知識も前世の感覚で答えたら満点花丸さんだったの♪

読み書きに算盤も合格なの♪ 思わずアラビア数字使っちゃたけど、採点側はなんで知ってるの???

 

メイが領民学校の卒業試験をサクッと合格したら、卒業証明書と領民登録用紙が発行されたの。

2つが揃って一人前の領民と認められるみたいなの♪ 後は晴れてお仕事を探すの、学校の先生が言うには、普通は逆で学校に通って居る間に、ツテを作って仕事を見つけるみたいなの・・・ヤンヤ様にまた迷惑かけるかもなの(・_・;

 

登録用紙へ記入が終わった瞬間に、それは起こったの・・・

テーテーテッテテーテーテー、テーテーテッテテーテーテー、テーテーテッテテーテーテー・・・

ド頭の中で、煩いぐらいに、ハイテンションな音楽がループし出したの?

そしてアナウンスメッセージも読み上げられるの。 しっかりゆっくり私が、ちゃんと認識するまで繰り返されるの。

【メイ・ヤンヤはローリー領の領民となった。】

はいなの。

【ローリー領民として、領民管理システムがメイ・ヤンヤを竜神オバの眷属とした。】

なの?・・・

【領民管理システムはメイ・ヤンヤの魂へマーキングを施した。】

なの?なの?・・・

【領民管理システムはメイ・ヤンヤへ加護レベル1を授けた。】

なの?なの?なの?・・・

【メイ・ヤンヤは加護レベル1により、竜神オバの権能より無病息災をスキルとして獲得した。】

なの?なの?なの?なの?・・・

【メイ・ヤンヤは加護レベル1により、竜神オバの権能より習熟効率2倍をスキルとして獲得した。】

なの?なの?なの?なの?なの?・・・

【メイ・ヤンヤの領民学校卒業により領民管理システムは、メイ・ヤンヤへ加護レベル2を授けた。】

なの?なの?なの?なの?なの?なの?・・・

【メイ・ヤンヤは加護レベル2により、習熟効率が更に倍の4倍となった。】

なの?なの?なの?なの?なの?なの?なの?・・・

【メイ・ヤンヤは加護レベル2により、竜神オバの権能よりステータス4倍をスキルとして獲得した。】

なの?なの?なの?なの?なの?なの?なの?なの?・・・

【メイ・ヤンヤは加護レベル2により、竜神オバの権能より生活魔法をスキルとして獲得した。】

・・・、・・・、・・・なのぉーーーー!

ともかくファイアなの!発動の意思と共に指先にライターかマッチみたく小さな赤い火が灯ったの。

「くすくす」と微笑ましいモノを見るように、試験管かつ受付のおば・・・お姉さんが微笑んでるの。

でもメイは、そんな事は無視して、炎のイメージを変えていくの。 より強く高温にと、それに合わせて小さな火は、紅く、青く、白く、最後は強い強い輝きになり周囲を熱くするの。

「えっ・・・何それ怖っ!」

おば・・・お姉さんが引いたので、実験はここまでなの♪

どうも出力や出来る事は制限されているみたいだけど、イメージ次第でかなり手が加えられそうなの♪

「魔法を見るのも使うのも初めてかしら? ローリー家やオバ様に貢献して出世すれば、もっと強くて色々な魔法が与えられるわよ。」

なんとーーなの! これは1日でも早く出世するしか無いの!

メイは産まれるところを間違えたの!ファッキュー転生邪神!最初からローリー領に産まれていれば、時間を無駄にしなかったの!幼い頃の将来設計が、ただいまーって、いきなり帰ってきたの。

 

「手早く出世するには、どうしたら良いですか?」

「う〜ん、余りガツガツ出世出世言うのは、お姉さん感心しないなぁ。 まぁ1日でも早く強い魔法が欲しいって、思っちゃうのは仕方ないね。 これ以上の加護レベルを上げるには、ローリー家に直接仕えるしかないわ。 兵士・役人や官僚・商会員・執事に侍女かな。」

なるなる〜なの・・・侍女はヤンヤ様のツテで慣れるけど、ネーナさんガガミンさんみたいに御領主様の娘さんがこれから花嫁修行で増えるって聞いてるの・・・出世の芽は無いの(T . T)

商会員は、経験豊富な年配の層が厚いって聞いてるの。 10年20年とか待ってられないの(T . T)

役人、官僚・・・キャリアウーマンに世界が時代が追いついて無いの、女性はお茶汲みぐらいしか、してるイメージが出てこないの(T . T)

兵士・・・これも女性は見た事無いけど、チートで優位を得られそうなの。 姫様の護衛でも女性が必要な事がありそうなの!

 

私は兵士訓練所のパンフレットを貰うと、ヤンヤ様へ報告へ行ったの。

「卒業おめでとう、メイ。 何も通学初日で卒業せずに、ゆくっりと友人作りなどを楽しめば、よろしかったのに、それで侍女ではなく兵士を希望ですか・・・あなたの言うように珍しくて有用なのかも知れませんが・・・死ぬほど辛いそうですよ?」

辛いこと、哀しい事は、この2年で充分に耐性が付いたの! 私は大丈夫なの♪

 

 

 

そんな魔法に舞い上がった軽い気持ちで、訓練所の門を叩いた事を今は後悔してるの。

「兵士は死に慣れて、あらゆる恐怖を克服せよ!」

教官の訓示から始まった訓練と云う殺戮の宴は、懐かしき、血湧き手足も首も飛ぶ、バイオレンスでショッキングな光景・・・しかも今回は参加側なの。

序盤で脱落した新米訓練兵は、教練場の壁に持たれかかって並べてられてるの。

私の隣には、今年の領民学校を卒業して私と同じ女性兵を目指すナナリンちゃん・・・壁に持たれた女の子座りにさせられ、膝には自分の可愛い生首が置かれてるの・・・さっきまでピューピュー出ていた血も出尽くしたみたいなの。

私は目の前に手足を綺麗に4本並べられたダルマさんなの。

他の人と間違ってくっ付けたら大変だから、1人1人丁寧に選分けられて脱落者は壁ぎわに立てかけ・・・もとい座ってるの。 長い長い行列にお医者さんはてんてこ舞いで、何故か駆り出されてるメイドさんが隅でリバースしてるの。 私も割られた頭から脳みそ溢れ落ちそうだけど、お医者が来るまで頑張って生きてやるの!

 

〜fin〜

 

 

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