※この作品はR-18です。

愉悦転生!神の遊戯場、俺はこんな世界に産まれたく無いだ(T . T)   作:rapas

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25.ナナリン日記

オバ暦3年 〜 ナナリン・ゴート 〜

 

それは木枯らし吹く秋の日、厄介者であった私は館から離れた小さな古屋で、余命が尽きるまでの日々を過ごしていました。

 

幼い頃は健康で天真爛漫で愛くるしかったと、ルル姉様は聞かせてくれますが、継母の勘気に触れ、熱湯をかけられてから、目は見えず、顔は腫れ、折れた足は立ち上がる自由すら叶えてくれません。

それでも私は生き汚く、死が恐ろしい・・・ルル姉様の慈悲に縋って7年もこんな生活を続けています。

今日は私の10歳の誕生日だからと、ルル姉様は、甘いお菓子を準備して見せると張り切っていました。

私の耳にまで入るほどの、酷い飢饉の中でも変わらぬ、ルル姉様の優しさは逆に私の情け無さを強調するよう・・・

 

そんな物思いに耽る中でルル姉様が慌てた音を立てて、入って来ました。

「ナナリン!逃げるよ!」

? 何かあったのでしょうか?普段は落ち着きと余裕を感じさせるルル姉様が珍しく焦っています。

僅かな貴重品と保存食だけを持つと、ルル姉様は私を背負い古屋を離れて行きます。周囲と足音から館と反対側の険しい山へ入って行くようです。

「何があったのですか?」

「・・・、・・・。」

ルル姉様から答えはありません。

「お父様から何かあったのですか?」

「親父の事はもう気にしなくていい。」

ルル姉様の身体が少し固くなりました・・・遂に私の処分を決断されたのでしょうか?

「ルル姉様、お父様の決断であれば従いましょう。 ルル姉様まで咎を受ける必要はありません。」

自分でも私自身が嫌になる。 哀れな良い子ちゃんであれば、ルル姉様に見捨てられないと心の何処かで信じている。 頼ってしまう。 迷惑を掛けたくないとの言葉と裏腹に私はとても生き汚い・・・

「親父はもう関係ない。 遠くへ逝ってしまったから、手も口も出せないさ、今は生き延びる事だけを考えるんだ。」

私には姉様の言葉が分かりませんでした。 お父様では無いなら、ゴート領内で誰から逃げるのでしょうか? 私はともかく、領主の娘である姉様が、逃げなければならない相手に心あたりはありません。

何度か尋ねましたが、姉様は答えてくれません。

男装を好んでいても姉様は年若い女性。

幼いとは言え私を背負っての山越えは、厳しいのでしょう。肩もお腹も腰も胸も細いスレンダー体型のルル姉様ですもの・・・お胸は将来に希望を託しましょう。

 

昼夜変わらず、険しい山を歩き続け、獣の遠吠えに怯えながら、ルル姉様は街道近くまで辿り着いたようです。

「大丈夫だよ・・・、ナナリン。 商人でも通り掛かったら・・・、お願いして乗せて貰おう・・・」

そう私を元気付けながら、息も絶え絶えなルル姉様は、力尽きました。 膝から崩れるように倒れたルル姉様の体調は目の見えない私にもわかるほど苦しそう・・・

 

どれほどの時間が流れたのでしょうか? 肌に感じていた陽の光の暖かさが、風の冷たさに変わった頃、ルル姉様の呼吸が弱々しくなってきた頃でした。

「ふむ・・・、行き倒れか?」

馬車に乗った男性が通りかかったようでした。

ここは何としても慈悲に縋らなければなりません。

私だけで無くルル姉様の命もかかっています。

「どなたかは、存じ上げませんが、姉ともどもこの場から動くことも出来ません。 お手をお借り出来ないでしょうか? 持ち合わせは少ないですが、助けて頂けるなら礼にどのような事をご要望でも厭いません。」

「ふーむ、お嬢さん。 どのような意味か分かって問いかけておられるのかな?」

私は髪に隠した顔を晒し、はっきりと答える。

「幼い醜女で御座いますが、私ができる事なら苦痛も恥辱も耐えましょう。」

「ふむふむ、姉の顔立ちから、お嬢さんも治療を施せばさぞ愛くるしいだろう。 よろしい! 助ける礼に我が子を産んで頂こう♪」

こんな私を欲しいとか、かなり好色な殿方のようです。 姉様には悪いですが、姉妹共々に妾ルートでしょうか?

「おっ起てながら、その台詞、会長の趣味は相変わらずでござる。 あまり無体な事をするなら、奥方や娘さん方に言いつけるでござるよ。」

「ヒムラァ!雇い主としては、守秘義務を望むのだが?」

「どうせバレるでござろう・・・それに拙者は、妻に弁解出来ない事はしないでござる。」

「もういい、姉妹を馬車へ乗せろ。 同意も得たしワッシは、車内でお楽しみタイムじゃ♪」

「会長は色事に関して、マジで後先を考えないでござるな(^_^;)」

思っていたよりも私の純潔は儚く散るようです。

子を産むように求められて居ますから当面の生活は安泰でしょう。しっかりと養って頂きませんと!

 

ルル姉様と共に馬車へと運ばれた私は、助けて下さった方との自己紹介をへて、恥ずかしい♡ごにょにょを致しました。 こんな幼く醜女の私でも、元気に硬くなる旦那様は、経験の無いこの身でも凄いなって思いました。

旦那様は存分に私を御堪能したのち、尋ねて来ました。

「ナナリンの身体は、色々と無理をして来たようだ。 ちと手荒になるが治療をしても良いかね?」

確かにキツかったので治療頂けるなら拒む理由はありません。 了承すると舌を噛んだら危ないからと口にハンカチを突っ込まれました。 今更強姦ですか? 被虐趣味の殿方もいらっしゃるようですが、命に関わるレベルはご遠慮したいです。

そんな戸惑いの中で左目に灼熱の熱さを感じました。

指を突っ込れ目玉を引き抜かれた・・・と認識すると瞬間の激痛と暖かな感触があり、痛みも引きびっくりして叫ぶ前に、ただ混乱してしまいました。

だって暗闇しか映さなかった私の左目が、私を抑える男性の姿を映しているのですもの!? えっ? えっ? 何これ?

「うむ!ちゃんと反応しておるようだ、見えるようになっておるなら次じゃ。」

待って!待って下さい旦那様! 心の準備が〜! ヒッギィーーー。

 

徹底的に治療された私は5体満足になって精神的にも疲弊消耗してしまいました。 流れた血と引き抜いた目、剥がした顔、切り落とした脚、これらを生やした栄養が足りんと、お腹がぐ〜ぐ〜主張しております。 旦那様〜、ご飯を下さい。

 

〜fin〜

 

 

 

 

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