愉悦転生!神の遊戯場、俺はこんな世界に産まれたく無いだ(T . T) 作:rapas
読者よ!
私は帰って来た!
出落ち要員じゃ無くて良かった〜
〜 タンク 〜
爺さんの御見送りを終えると、俺の周囲はドタバタと慌しい。
「姫さま、城へ里帰りとは懐かしいですね! 5年降りとなりますが、陛下をお始めに、城の皆々と久々に会うのが楽しみです。」
「え! 婆ヤも行きますの? 年寄りの旅は自重した方がよろしくなくて?」
「行きますとも! 姫さまに、ネーナさん、ガガミンさんだけでは、乳児の扱いが心配です。」
「奥様ー、シェフへ道中のオヤツを用意する様に、頼んできますー。」
「ミックスベリーパイを、たくさん焼いて欲しいですわ♪」
「ネーナさん、如何ほど頼むつもりですか?・・・道中に立ち寄る貴族領で、振る舞う事も致しますから、その3〜5倍、人手が足りなけれ増員してでも、準備するように指示して下さい。 それと氷菓子に、プティングなど、ローリー領特産のメニューは、贈呈用で必ず準備させて下さい。」
「タンク様や奥様のベッドも必要ですね、作るより時間短縮に、使っている物をまるッと持って行きますか?」
「寝具が変わらないのは、嬉しいですわ♪」
「辞めて起きなさい・・・野営となれば使えませんし、貴族の館で逗留を進められた時は、先方が準備した寝具を使わなければ、礼義に反します。」
・・・ うーん、何をしているのか分からん! しかしママンもメイドさんも楽しそうである♪
それから睡眠を数回繰り返して、俺は車中の人となった。
電車ーとか、 自動車ーって物は無いのか、ノロノロ、ゴトゴト、煩い馬車って奴である。 途中からガッタガッタ!バインバイン!とアクロバチックになったが、俺は二人のメイドさんが、交互に抱き抱えてくれていたから快適である。 おっと!今日も忘れずに筋トレを継続しないとな!柔らかな壁を打つべし!打つべし!そんで突起を見つけるのだ♪
それと、ママンやメイドさんは、アクロバチックな馬車も平気そうだったが、婆さんはグロッキーぽい、お年寄りは無理しちゃダメよー。
そんな訳で道中は、俺やママンじゃなく、婆さんの様子を見てペースを決める。メイドさんが馬車の窓から若い執事に指示していた。
「女官長が持たないので、そろそろ休憩をお願いします。」
「分かりました。 そうなると今日は野営かなぁ、護衛隊と相談しますね。」
馬車の外で人の動きがある。 メイドさんの胸の中では、よく分からんけれど、遠ざかって行く足音も聴こえるから、何かの準備を始めたかな?
馬車が止まると、そこそこの広場があって、俺も外に出る。
俺の馬車を中心に、護衛の兵士が野営の準備をしていた。
遠巻には、旅人なのか薄汚れた人々が見える。
盗難でも注意しているのかな?数名の兵士が監視の目を向けていた。
「奥方、某は周辺の見回りと威圧をしてくるでござるよ。 何かご要望があれば、アリオス副隊長へ指示して下され。」
「はい、分かりましたわ。 いってらっしゃい、ヒムラ。」
ママンに挨拶すると隊長らしい人が、数人連れて周囲の旅人達へ向かって行った。警邏? お仕事大変ですねー。
兵士達は馬車も利用して俺やママンの寝床作ってくれる、キャンピングカーを使ってテントを張るようなイメージである。
婆さんとメイドさんが、兵士の分もまとめて晩飯を作る。
具材たっぷりのシチューを作る事が多い。
むむ!この香りはカレーでは!?
離乳食すら、まだ食べれない乳児な自分が恨めしい!
食事の準備が出来ると偉い人から順番なのかな?
野営で出すには勿体無い器でママンに出される。
ママンから「残りは皆さんで召し上がって下さいな」って、通過儀式を経て同行した家臣達に振舞われた。
「美味しいですわ♪ 野営のご飯もこれはこれで大好きですわ。」
ママンは上機嫌、兵士達も同じ釜の飯的なのか?盛り付けに気を遣っていない以外は、全員同じメニューである。 俺以外・・・
遠巻きに伺っている旅人達に視線を向けると、ちょっとせつないぐらいに質素?と言うか、それで大丈夫?生きていけるの?って食事だった。干し肉の欠片や、硬く小さなビスケットみたいな物を齧っているのはマシな方、大半が食事を取らず、身体を休めて居るだけだ。
そりゃぁ〜、飢えてる人の前で、美味そうに食っていれば危険だね(~_~;)
その日の夜には、知らない悲鳴があった気もするけど、全力で聴こえないフリをしました。
陽が昇ると、身支度とホットサンドなどの軽い朝食を取り、兵士達は出発の準備をする。
近くに新しい土饅頭が、3つほど出来ていたのは気にしない!
俺達の出発に合わせて、遠巻きにいた旅人も着いてくるのは、なんでじゃろ?
ピクリとも起き上がらない人は疲れたから脱落かな?
野営で外を観察出来た事で、道中のお供が、だいたい分かった。
ママンと俺にメイドズと婆さんの5人が見慣れたいつものメンバー。
指示を出している兵士の隊長らしいのが、2人。
No.1とNo.2かな?上下関係はあるみたい。
執事っぽいのが1人
兵士が20人、5人ひと組で行動してる事が多い。
総勢28人である・・・多いのか少ないのか分からないぜ?
そんで勝手に着いて来る旅人さんは数え切れない。
100人以上いるんじゃね? 1000人は居ないよね?
先触れって奴なのか、No.2が5人連れて出発を始めたら、
30分ほど時間を開けて俺たちも出発して行く。
こんな感じで旅を続けた俺たちは途中で、なんか貴族っぽい館に立ち寄る事になった。
〜fin〜
また暫くは他を観察するかw