冒険者
ナザリックには美人が多い。
ディムザンバラにとってそれは苦痛でもあった。かつての仲間が粋を上げて作り上げたNPC達。当たり前だが可愛いか、もしくは美人しかいない。非常に目に悪いのである。しかも迫れば何だかんだで押し倒せそうなのがまた悪い。
ディムザンバラは自分の性癖と照らし合わせて、決してNPC達には手を出さないと決めていた。
小学生が好きな女子を虐めたくなる感情、といわれればそこまでだが「そっち系」なのは今まで買ってきた収集物からも明らかだ。だが同時に保護欲も持ち合わせている。幼すぎるもの、かわいそうなものは抜けない。
故にディムザンバラはハッピーエンドにこだわる。
どんな苦難の道を歩もうと、最終的にその対象が幸せにあればいい。つまりその間、どんなことをしてもかまわない。どん底の彼が編み出したプラスへの至る道。苦しくてたまらないが、これはいつかハッピーエンドへの過程なのだ。そう思う気持ちがいつしかそういう性癖を生んでしまったのだろう。
そんなことをナザリックのNPCに持ち込みたくない。彼ら、彼女らには常に幸せであってもらいたいのだ。
「だからこれは仕方のないことなのだ」
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ナザリック地下大墳墓、第九階層。そこにディムザンバラの姿があった。相手はソリュシャン・イプシロン。ディムザンバラの性癖の理解者であり、共犯者だ。
ソリュシャンの胸元に手を伸ばす。優しく肌をなでると、ソリュシャンが小さく声を上げる。ディムザンバラのスキルがソリュシャンの肌を焼く。その苦痛に喘いでいるのだ。ディムザンバラの体に震えが走る。
だが本命はそれではない。
腕に力を入れるとソリュシャンの体に沈んでいく。今度はディムザンバラが焼かれる番だ。強力な酸性がディムザンバラの表面を侵す。ゆっくりと、ソリュシャンの体を犯し、そして侵されていく。右の肩口まで腕が沈んだところでようやく目的 のモノが手に触れた。それを強引に引きずり出す。ソリュシャンは恍惚の声を上げてのけ反った。引きずり出される感覚を快楽へと変えているのだ。果たしてソレが出てきた。
それは裸の女であった。それなりに整った顔立ちで、日焼けし、赤い髪を短く切った女、ブリタは絶え絶えに呼吸をし、周囲を見渡した。そして自分の髪を掴んでいるものを見て、その息を呑んだ。
極限まで裂けた口、大きな牙、金色の鱗に雄々しい角。
そこにいたのは──ドラゴンだった。
短い悲鳴を上げるブリタをドラゴンはベッドに押し倒し、ブリタの中の理性がこれから起きることを告げている。誰ともなく必死に助けを請う。だがここにそんなものを聞く者はいない。ドラゴンがいきり立つソレをブリタの秘所に押し付け、ブリタの腕より太いソレを、何の湿り気もない秘所へねじ込んでいく。
当たり前に裂けた。ブリタの絶叫がこだますが、血が潤滑油となりさらに奥にねじ込まれていく。ブリタは目を見開き、歯を鳴らし、迸る痛みと戦っていた。
そしてソレがブリタの最奥まで届いた時、それがはじまった。
容赦のない動きがブリタを襲う。引き抜かれるたびに内臓が半ば飛び出し、またねじ込まれる。息をすることもままならない。突かれる度に肺の空気がすべて外に飛び出していく。それが何度も繰り返された。いつ終わるともわからない動き、壊れた様に声を上げるしかできなかった。そして壊れかけた子宮がねじ込まれたソレの膨張を感じた時、ブリタの意識は天へ上った。
引き抜くと、吐き出されたモノがもはや肉袋となったブリタから噴き出し、ベッドを汚す。力を失いだらりと垂れた男根をソリュシャンが咥えた。その口は余すことなく男根を飲み込み、中に残ったそれを飲み干していく。中の程よい刺激が気持ち良いが再び勃つほどではない。ソリュシャンもそのくらいの加減がわかっているのだ。
「お掃除終わりましたわ」
口から男根を引き抜き、妖艶に微笑むソリュシャン。ディムザンバラの性癖が再び鎌首をもたげかけるが、そこは我慢する。ソリュシャンの髪をそっと撫で、礼を言う。
「至高の御方のお相手でしたらいつでもいたしますのに……。このような女に吐き出しては御身が穢れますわ」
膨れるソリュシャンを何とか宥め、今日の勲章をもらう。鉄板にしか見え無いそれを大切にアイテムボックスにしまう。
──冒険者とはまっこと都合のいい存在だ。