(仮)僕と彼女が契約を結んで冒険する話。 作:Marchhatter
まだ本編未登場の人物もいるなど、あくまで暫定版です。随時書き換えます。すごく変えるかもしれません。
先の展開に触れる記述(ネタバレ)も多少ありそうなので、ご注意ください。
村野景二(むらの けいじ)(自称は「僕」)
本作の語り手(主人公)。体力があって長命だったり怪我の治癒が早かったり精神的に猟奇的だったりする一族の出身。本人自身は、一族特有の能力も持ち合わせているものの、一族平均より低いようで、本人曰く「世間の人なみ」である。ただ、本人が能力の優れた他の一族の人々と比べていじけてるだけで、一般人よりある程度高い模様。それを除けば、よくいる、少し引っ込み思案で内気な普通のアラサー青年(そろそろ中年)。人づきあいは苦手というか怖くて、少しアスペ気味。
全体に人格円満でない一族の中にあって、ハト派の穏健な家系の生まれで、家庭環境も普通。もっとも景二曰く、現在の一族では気性の荒い家系は淘汰されて消滅しつつあるようで、今では一族の平均も普通の人たちとそれほど変わらないかも。
家族は地方の県庁所在地あたりの、荒れてない地域の一般世帯を思い浮かべてよい。父親は不在がち(景二が物心ついてからは、ほぼ完全に不在)だったが、穏やかで少し引っ込み思案な母親に育てられ、すぐ近所には明治の男である祖父、おしゃべりで力持ちな祖母、父親の年齢の離れた異母妹である叔母(美里)もいて、必ずしも悪い家庭環境ではなかった。。
ただし、母親が60歳(景二14歳、中学2年生)のときに病没。外国に住んでいた父親のもとに一時身を寄せるが、父親の酒池肉林・放蕩無頼の生活ぶりが景二に悪影響を与えるのを恐れ、当時東京の大学に通っていた美里が景二の父親に掛け合って引き取って養育する。ちなみに景二の父親は人格破綻者だがビジネスの才があり、大富豪として成り上がっている。ただこの父親は日本の家族や一族に援助はするものの、あまり積極的には関わろうとせず、外国でグレーな商売もしながら財を築き、放蕩暮らしをしているらしい。
景二は普通の少年時代を地方と東京ですごしたが、内気な性格もあって異性との交際経験はない。スペックはそこまで悪くないので積極性不足だと思われるが、こじらせインセル化しており、叔母の美里以外の世の女性たちには「どうせ僕なんか好きになってくれる人なんていないんだ」という拗ねた視線を送っている。
美貌の叔母(景二の父の、腹違いの妹とされている)である美里に性的な思慕を抱く悪性シスコンであり、いろいろと彼女をさまざまなシチュエーションで犯し抜いている(ただし脳内限定である)。現実の彼女には、まるでいいところなく弟扱いされているが、時たま叔母が自分を甘やかして恋人扱いしてくれると、とたんに有頂天になる模様。
叔母にそそのかされて、柄にもなく血液ドナー兼セフレを開拓しようとして、目白梓に出会う。梓の鋭い目で見つめられると恥ずかしいし、なんかセクハラとか言われそうで、あまり目白梓の顔とか体とかをしっかり見ていないが、ちらっとみた顔は美人っぽいし体もすごそうだなーと思っている。現在いろいろドツボに嵌っていて不幸てんこ盛りの梓に、あきらかに過大に思われる莫大な額の先行投資を決めたのも、おそらくはそこらへんの無意識の煩悩のなせるわざであろう。
叔母の援助も受けつつ大学院にまで進んだ結果、高等遊民化。現在は金にならない非常勤講師を少しと塾講師のアルバイトとかを引き受けている。それらの仕事からの収入は微々たるものであるが、それ以外に、妙な集中力を見込まれ、副業としてコンサル会社などからの調査案件を少し引き受け、その間だけ集中的に働いてそれなりの報酬を得たりしている。
趣味で始めた投資は普通くらいの運用成績。ただ、父からの資産譲渡等を受けたので暮らすのには困っていない。しかし本人的にはそれは自力での収入とはいえないので、もう少しお金を稼ぎたいと思っている。生来の貧乏性もあって、暮らしぶりはつつましやか。
目白梓(めじろ あずさ)(対外自称は「あたし」だが、主観では「私」)
主人公が投稿した怪しげなパートナー募集に応募してしまった娘。まとまった額の金を得る必要があるらしく、金策に奔走していた。種違いの妹がいる(梓の父が幼い頃に亡くなり、その後梓の母が再婚した)。妹とは大の仲良し。
背が高く胸もお尻も立派でしっかりくびれている、髪の長い美女。鋭い視線が印象的。身長は170cmを超えるが、主人公よりは少し低い。軽く男嫌いの気があるのか、男性には距離を置きがち。
もともとは文武両道のハイスペ意識高い系女子。高校までは陸上短距離などにも才覚を発揮していたらしい。
現在は東京の某有名大学に在学。ただし後述する金銭的なトラブルから、在学継続はかなり絶望的。
平均より豊かな中産階級の家庭に育つ。しかし梓の父母が、梓が大学1年の夏(物語開始時点の、約半年前)に、相次いで死亡。事故で片付けられたが、財産関係をめぐる親族とのトラブルに巻き込まれたのではないかと梓は考えている。
親族から財産を巧妙に簒奪され、また、おそらくは遺族である彼女と妹の族滅を狙った親族の画策により、多額の負債を負う。それなりに資産家だった梓の家だが、整理してもおよそ1億円の借金が残る。
債権回収を悪名高い反社グループが請け負っている模様であり、破産等をしようものなら、梓の妹が、死んだ方がマシな運命を味わうことになると脅されている。この妹の身柄は、親族(とそこに侵食しているらしい反社グループ)に抑えられているようである。
村野のことを警戒している。外見はそこそこまともだし、優しそうというか気が弱そうな外見なのに、残酷な責めを企画し提案してくることに、内心ドン引きしている。返済期間内に条件に合う額の金を引っ張れそうなのは、現在のところこの村野の案件を含めごくわずかしかなく、その中で最もましなのが村野の案件なので、苦い思いを飲み込んで契約を結んでいる。どんなことがあっても、絶対にこのクソ野郎には屈服しない、と心に固く決めている模様だが──。
村野美里(むらの みさと)(自称は「私」)
景二の叔母(景二の父の腹違いの妹)。実際は景二の姉のようなポジション。
少し高めの身長(166cm)、ネコ科の肉食獣の雌のようにしなやかで引き締まっているが、出るところは形よく出ているズルい体つき。茶色の髪は顎先くらいの長さで切っている。鋭角的な、怜悧な美貌。
景二を弟のように可愛がっていて、自分の研究に行き詰った土日などにアポなしで景二の家に乗り込み、ベッド下のお気に入りのエ〇DVDのタイトルをチェックして論評しながら廃棄するなど、彼のプライドを大根おろしのように丹念に擦りおろしつつ、あれこれと世話を焼いたりしてきた。
大学から大学院時代(景二の中学生から大学学部前半の間)に、東京近郊のマンションで同居していた。本人に自覚があるかどうかはわからないが、同居中は母親をなくし落ちこんでいた景二を慰め可愛がり甘やかし、さらにはいろいろ無防備なところを景二に見せつけて多感な時期の彼のリビドーを刺激してしまい、立派な悪性シスコンに育て上げた戦犯である。ちなみに、景二は気づいていないようだか、微変態である。
頭脳明晰であり一族出身としては温和な性格で、勤務先の大学の周囲の人からも信望もある。ただし本当は景二をはじめ家族以外の他人には興味がなく、みな平等に柔らかく接しているだけかもしれない。そろそろ結婚したいなー、などと口にすることがあるが、本当は特に結婚には興味がなく、内心では別のようだ。研究内容はよくわからないが、副業収入もあり、かなりの財産を持っている気配。
景二の祖父が外に作った子供であるとされているが、本当は違うのではないかと思われる。少なくとも容貌は景二の祖父や父、景二自身とは欠片も似ていないし、今は亡き祖母も美里の母のことで祖父に悋気を示したことはなく、美里に愛情を注いでいた。明治生まれでお迎えの近い景二の祖父の記憶はもう曖昧であり、このことについて聞かれると、「わしの娘だって言うとるじゃろう」「武士に二言はないんじゃ」と怒りだすし、他に情報源もないので、今のところ真相は不明である。
仙糸珠季(せんし たまき)(自称は「ボク」)
髪の毛短め、ボーイッシュな感じの女の子。セ○ラームーンの天王星の人にあこがれてのことらしく、外見とかはそこそこ似てると言われて喜んでいるが、中身はかなり乙女っぽい。むしろ梓の方が本当はウラヌスに似てるよ、と両人を知る南は考えている。
目白梓とは大学で出会い、馬があって現在では自他ともに認める親友同士。梓とは違って、男の子たちとも仲が良い。
劇とか見に行くのが好きで、最近、お笑い芸人の卵である浦和と知り合ってつきあい始めたが、思ったような陽性の人物でなく、理不尽に拘束されたり殴られたりして嫌気がさしてきてる。
梓が苦境にあるのを気づき、問いただしたりしているが、頑なに開示を拒まれている(梓としては、口外したら妹を死ぬよりひどい目に合わせるし、言った相手もぶち殺す、と言われており、実際にそれをうかがわせるものを無理やり見させられたので、珠季に伝えることができていない)。せめてものことで、と村野景二を追跡したりしようとしたが、失敗に終わる。スペックは高いが、意外にドジっ子。
家庭はあまり裕福でなく、大学の授業料や生活費は奨学金やアルバイトで稼ぎ出している。梓の抱える問題は、金銭関係だろうとほぼ正確な見当をつけている。梓が体を売ろうとしているのではないかと思い、阻止したいのはやまやまだが、かといって根本の問題がどうしようもなく、ときたま口実をつけて昼食を奢る以外になにもできない自分に自己嫌悪を感じることも多い。その反動で、梓を苦しめている(※珠季視点)援交相手であるらしい村野景二にはなみなみならぬ敵意を抱いているようだ。
目白南(めじろ みなみ)(自称は「わたし」)
梓の妹。外見はほわほわの癒し系少女にみえる。庇護者である姉の梓の後ろをついて回っていた小さな妹。
前述の経緯で親族から財産をすべて搾取され、現在は親族の家で居候として女中見習のような扱いを受けている。しかしそんな逆境にありながら、意外に明るくたくましく生き抜いている。もともと楽天家なのだろう。梓姉ならきっとなんとかしてくれる。だいじょうぶだよ。
目白姉妹の親族たち
親族たちはお世辞にも善人と言い難く、梓と南の姉妹を罠に嵌めた張本人たちである。後述の那珂田たちを引き入れてしまったために、逆に現在は浸食され、支配を受け始めてしまっている。まずいと気づいているが、どうにもならない状態。
那珂田 シズキ(なかだ しずき)
「ナカダシステム興業」の社長。目白姉妹の債権者。背は高くないががっちりしていて、沈着冷静。約束を守る、守らせるということにこだわりがあるらしく、その点では蛇のように執念深い。ただ、彼の「約束」は、べつに公正である必要はなく、自分を正当化することができれば、どんな悪辣な引っ掛けでもいいし、約束を曲解して自分に都合よく解釈してもいいらしい。
部下を掌握しているが、同時に約束を守らなかったと判定された者に対する残酷さは部下にも向けられ、みせしめにされた者への扱いは直視に堪えないものがあるため、ひどく部下たちからはおそれられてもいる。
ナカダシステム興業の定款によると、業務の中には、自動車の販売、点検修理、(法を無視した)債権回収、(オレオレ詐欺などの)寄付慈善事業の立案・実行、(違法なアダルト系の)ウェブサイトの管理・運営なども含まれる。要は、ある種のフロント企業。
実は、単なるグレ系の反社勢力というわけではなく、なにかの一部であるらしい。
浦和 雷(うらわ らい)
仙糸珠季と同棲しているお笑い芸人・ロックンローラーの卵。お笑いロックというものを目指しているが、不発。
もういい年になってしまうもブレイクせず、焦っている。可愛い感じの女子大生(千紫珠季)がいたので声を掛けてちやほやしたらひっかかってくれたので、現在は彼女に寄生している。関西出身ではないのに、一大勢力を有する関西お笑い界にあこがれた結果、怪しげな関西弁風の言葉づかいをする関西人ワナビー。
珠季に対しては学歴などに劣等感を抱いており、またちょっと個性的だが美形な珠季に捨てられるのではないか?という恐怖もあって、束縛している。モラハラ気味の洗脳も試みているが、かえってそのことで珠季の心が離れつつあるようだ。