※この作品はR-18です。

(仮)僕と彼女が契約を結んで冒険する話。   作:Marchhatter

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(前回のあらすじ)

 調子に乗って、梓の体を撫でくりまわす主人公(景二)。
 しかし梓になぜ先に進まないのだと逆ギレされて、じゃあなんかするかと腰を上げる。
 そしてこれまた促されて、梓に血を貰って飲み。
 その甘美さに、酔いしれるのだった。


 目白梓視点⇒語り手視点です。
 軽く不適切な描写があります。




26 固定 ☆?

(目白梓視点)

 

 私は、自分のことを合理的で、理性的な人間だと思ってる。

 クラスの女の子たちが騒いでた「お化け」「幽霊」なんて、見たことない。脳の情報処理のバグだと思う。

 「オーラ」や「気」なんてものも、その正体は、人の外見や勢いから受ける「印象」だと思ってる。

 

 子供のころはともかく、この世には幽霊みたいな超自然的な存在や力が存在するなんて思わない。──人間は、生きて死ぬだけ。力の単位は、N(ニュートン)だ。

 珠季(タマちゃん)の好きな、転生令嬢が不思議な能力をもらって無双する漫画や小説の中はともかく。

 人を威圧するのは、社会的な同調圧力や心理的圧迫感。「気」みたいなあやしげなものは、信じない。

 でも、そういう私も。

 

 ──なに、こいつ!?

 

 台所から出てきた彼を見たとき、自分の信念を一瞬、疑ってしまった。

 

「お待たせしました。」

 

 ごくわずかの間に、人間はこんなにも変わるのか?

 さっきと同じ顔、同じ穏やかな物腰、そして同じ、──柔和さを取り繕った表情。 

 しかし、彼を見た瞬間から。

 何か、恐ろしい野獣をすぐそばで見ているような、胸騒ぎがしている。

 私の心臓の鼓動が1.5倍くらいに早く打っている。危険だ、危険だ、と。

 

「コマゴメ、さん?」

 

「はい?そうですが。」

 

 さっきより、なんというのだろう。

 妙な迫力が、彼の朴訥そうな、理系男子っぽい雰囲気を塗り替えてしまっている。まるで、別人だ。

 あのナカダさんと対峙していたときの彼も、感心してしまうくらいの存在感があったが。

 今の彼は、あのナカダさんのそれに数倍する、妙な威圧感をまとっている。

 手で触れるくらいにすら思える、その身を取り巻く覇気。

 いったい、何があった?

 

「コマゴメさん。それじゃ、次に、──」

 

 気圧されまいと目を見返し、私は言葉をつむごうとして絶句する。

 にたあっ、と、彼が。

 悪そうな笑みを浮かべたのだ。

 その笑みに、私の背筋にちりちりと寒気が走り、そして、──

 

「はい。次の段階に進みます。

 目白さんに、味わってもらうことになります。──苦痛と恥辱とを、ね?」 

 

 ──なぜか耳朶に届く彼の言葉に。

 ぞくぞくするような感覚を、私は感じていた。

 

 ──────

(語り手=村野景二視点)

 

 台所で彼女の血をキメて、彼女の座るリビングのソファに戻ってきた。

 彼女は決然とこちらを大きな目で見返して、次の段階に、と僕を促す。

 全く、恐れ気もないというのか。

 正直、あたおか娘であるとは思うけれど。

 彼女のこういう決意ガンギマリのところには、敬意の念すら抱いてしまう。

 

 ただ、彼女が僕に、次の段階に進め、と促すのは。

 さっき彼女自身からも聞いたように、それなりの理由がある。

 彼女としても、お金を稼ぎたい、僕との関係を強固にしたい、というのは事実だと思う。

 だけどそれと同時に、早めの損切りが必要、──ってのもあるんじゃないかな。

 たとえば。

 僕があまりにキモくて、とてもじゃないけど生理的に無理、ってなる場合。

 彼女としても、早めに見切った方が得なのだ。

 だって契約上は、彼女が処女でいられるのは最初の3回だけ。

(もっとも、目の飛び出るような違約金を払えば、処女を奪っても構わないと彼女と取り決めてる。

 でももちろん、払う羽目になる気なんかないよ。)

 

 キモい僕に処女を与えてしかも打ち切り、ってのは、彼女には最悪の結末だろう。

 彼女が吹っ掛けるような値段はつかないが、世間には処女に価値を見出す男も存在するのは事実。

 だから彼女としても、最初の3回で、僕とのプレイがどんなものか、見定める必要がある。

 マッサージなんかすんなよ、さっさとやることやってみろよ、って感じだろう。

 だったら、──まあ、やることやってみるだけさ。

 

「はい。次の段階に進みます。

 目白さんに、味わってもらうことになります。──苦痛と恥辱を。」 

 

 そういうと、彼女はぶるっと身を武者震いさせたが、何も言わず、頷いただけだった。

 

 さて。

 当初の計画では、僕としては、最初の数回はすごくソフトに進む予定だった。

 たとえば、この初日の夜は。

 僕としては軽く後ろ手に縛って、それでしばらく添い寝してみるとか。

 せいぜい、胸をちょっと触らせてもらうとか。

 それをしてみて、あまり抵抗がなさそうだったら、──その、ちょっと「くすぐりプレイ」してみようかって。

(いや、ほら。カミングアウトするのは恥ずかしいけど、僕もヒロインを縛って羽毛の毛とかコヨリとかで悶絶させるエ○小説とか、好きだし。

 イジワルして困らせて、でも不可逆的なダメージまでは与えない、ってのがいいよね。)

 

 しかしな。

 僕の想像の中の、従順涙目ロリとは違って。

 この彼女は、もっと覚悟も耐性もありそうだし。

 なにより彼女はひととおり、経験してみたいのだろう。

 だったら、少し時計の針を進めよう。

 それに。さっきからぎんぎんになってきてしまってるんだ。はい、あそこが。

 これはもう、ね?抜いてもらわないと、さ?そのために僕、彼女と契約したんだし。

 

「それでは、うつぶせになってください。そう。それでいいです。」

 

 僕の指示により、ワンピース型部屋着姿の彼女は再び、ソファベッドにうつぶせに横たわる。

 

「腕を後ろに。はい、まっすぐ後ろに伸ばしてください。」

 

 横たわった彼女の体に、僕はごくり、と喉を鳴らしてしまう。

 この体を、縄をぎちぎちに食い込ませて縛る、──ってことも、そのうち、する。

 ただ、叔母との予習を経て。

 僕は、縄はしばらくはやらない方がいいかもな、と考えた。

 ほら、叔母は僕と同様、常人を超えた頑健さの持ち主だから、いいけどさ。

 一般の人の脆(もろ)さ、侮っちゃいけない。しかも彼女は、どうも病み上がり。

 最初からついやりすぎて、彼女を壊してしまうのは避けたい。

 今回は、ちゃんと安全性が高くつくられてる、既成の拘束具を使ってみよう。

 

 そういうわけで。

 彼女には、ベッドにうつぶせに寝てもらう(顔は横に向けている)。

 僕はその彼女の両手首にハンドカフ(手錠)、両足首にアンクルカフ(足首錠)を付けた。

 おもちゃじゃない、革素材の黒い丈夫なもの。締め具合の調節もできる。それなりの値段がした。

 両手首のカフの接続金具を、背中側でアウトドア用のS字カラビナでつなぐ。かちり、と小気味よい音。

 すごくシンプルで色気のないワンピース越しにも、盛り上がった肉づきのいい彼女のお尻の形が浮いてるのだが。

 そのお尻のあたりに、伸ばしてカフで縛められた両手首が位置する。

 彼女は今まで横をむいてマットレスに片頬をつけてたけれど、首を持ち上げてそらし、

 腕に力を入れて逃れられないか、試している様子。

 もちろん、玩具じゃなくてしっかりとしたものを選んだから、抜けられたり壊せたりするはずもない。

 外せないと分かった彼女は、首を上げたまま軽くねじり、僕の方を見ようとしている気配。

 

 だから僕は、さらに彼女に目隠しを付けることにした。

 もともと薄闇の状態だ、おそらく常人の彼女にはあまり見えてはいないだろうけれど。

 見ようとしても見えない状態で何かをされる、という恐怖心を、彼女に味わってもらおう。

 

 先ほど述べたように、彼女は上目遣いに僕の方を見上げようとしていたが。

 その目に、僕は容赦なく目隠しを押し当てて、頭に巻く。

 彼女は何か言おうとしたようだが、あきらめたのか目隠しを受け入れた。

 後頭部にかけて目隠しのバンドを、外れないようにしっかりと。

 流れる黒髪ごと、バンドは彼女の形の良い頭を締めた。

 

 そして次に、彼女の首に嵌められた首輪。

 様々なギミックが内蔵されているにもかかわらず、外見は非常にシンプルにまとめられているのだが。

 隠し切れず見え隠れする実用性のある装備が、この首輪の淫靡さを増している。

 

 たとえば、さ。

 この首輪とリードを接続するための、ダブルDカン。

 あ、ちなみに「Dカン」ってのは、「D」みたいな形の、ベルトの接続金具ね。リュックやバッグの持ち手とかにもついてたりするよね。

 あれが、この首輪にも使ってある。

 

 僕はこの彼女の首輪のDカンに、丈夫なリードをつなぎ。

 その一端を、ソファベッドの一方の辺の中央部のフレームに固定する。

(キャンプなんかでロープの長さ調節に使う、S字型をした自在金具で止めた。)

 

 そして、足だな。

 僕は、彼女の腰、というよりお尻をはさむように持った。

 ぶるっ、と彼女はまた身を震わせたが、何も文句は言わない。

 僕はお尻をぐいっと上に、空中に上げるように力をいれた。

 お尻に指が食い込み、その豊かな肉の感触が僕の煩悩を煽る。

 

 僕がしたいことが分かったのだろう、彼女は自発的にひざを立て。

 うつぶせで、お尻だけを宙に突き出す姿勢をとってみせた。

 ○//|_ ←こんな感じ。

 つまりは後ろ手に縛った、後背位だ。

 彼女の端正な顔に視線を投げると、──目隠しに隠れてるけど、くっきりした眉をひそめてる。

 いい感じに、屈辱を感じてくれてるんだと思う。

 

 まず、これでちょっと味わってみたい。

 僕は彼女にすり寄り。

 なでなでと、お尻を撫でてみた。

 

「──!」

 

 何も言葉は発しなかったが、身をきゅっと固めた。

 形のいい、肉付きのいいお尻に、わずかに鳥肌。

 歯を食いしばってる気配。

 

 だが、僕は。

 自分の手に伝わる彼女のお尻の感覚に、夢中だった。

 

 なにこれ。

 世の非童貞男どもって、こんないい思いをしてたのかよ。

 

 彼女は、背も高めで、お尻も胸も大きめ。

 でも、よく締まった体をしていて、ウエストは細い。

 モデル体型といっても、いいだろう。

 ただ、結構筋肉質っていうか、モデルはモデルでも、アスリート系だ。

(肩幅もかなりあるのは、多分、腕を回す競技、水泳とかバレーボールをやっていたんだと思う。)

 

 だから僕の手にも、柔らかい皮膚の下にしっかりした筋肉が感じられる。

 体を固くしてるのもあるからだけどね。

 

 さて。

 僕はいったん、撫でまわす手を止めて。

 彼女に着せた、部屋着兼パジャマのワンピースの裾をつまむ。

 彼女に着てもらったのは、控えめに裾が広がるラインの、ひざ元くらいまでのシンプルなもの。

 ナースのワンピースに近いけど、胸元が詰めてない、開襟のやつね。

 ちなみに前開きで、ボタンは首元から裾まで全部開けられるようになってる。

 

 すりすり、と僕は彼女のワンピースのスカート部分の裾をめくり上げる。腰の上、ウエスト部分まで、全部剥く。

 彼女はスポーツ用と思われる黒いショーツを着ていた。

 かなり深めの、腰の方までしっかり覆う大人しめのラインのやつ。

 ぴっちりとしわもなく彼女のお尻を包んでいる、それを僕は観察する。

 突き出たお尻を、後ろからのぞき込むようにすると。

 左右の腿の付け根の、間の部分にうすく浮き出たふくらみ。

 いわゆる、土手(恥丘)だ。

 その中央に縦に一筋、かすかに見える窪み。

 

 すこし落ち着かなげに、彼女が体を揺らす。

 そうだ、この姿勢は意外ときついんじゃないだろうか。

 後ろ手に拘束しているので、彼女は胸から首のあたりで、体重を支えてるはずだ。

 そう思って、僕は彼女の後ろ手に拘束してるハンドカフをつかみ。

 ぐいっと片手で引いて(僕たち一族は、片手で人を持ちあげるのも造作もない)。

 彼女の上半身を吊り上げようとした。

 

「うぐっ」

 

 忘れてたけど、僕は彼女の首輪にリードをつけて、それをソファベッドのフレームに固定してたんだった。

 軽くだったからよかった、一族ではモヤシの僕でも力いっぱい引いてたら首をどうにかしてたかも。

 あわてて放し、その顔(僕の側に顔を向けて、マットレスに片頬をつけるように横向きにしてる)をのぞき込む。幸いにして、異常はなさそう。

 鼻筋のとおった彼女の顔に、長い髪が乱れてかかっている。

 口に髪が入っているのに気づいて(ウザいらしいんだよね)、外してあげる。

 しかし彼女はそれに気づき、ぷいっと向こうを向いてしまった。

 

 さて。

 まず、この状態で楽しんでみようか。

 僕は彼女の腕のハンドカフを握っていた手を左手に持ち換えて。

 ふたたび、彼女のお尻に注意を向ける。

 空いてる手で、こんどは軽くたふたふ、と叩く。

 

 そのとき。

 

「──さんは、───ですか。」

 

 呟くように、向こうを向いたままで彼女が独白した。

 

「何か、言いましたか?」

 

「いいえ、たいしたことはなにも。」

 

 そう言われると、気になる。

 その僕の気配を、みすかしたように。

 こんどはこっちにふたたび顔を戻して、彼女が言う。

 

「コマゴメさん、小学生なんですか?」

 

「はい?」

 

 いきなりの罵倒(?)を受けて、僕はとまどった。

 

「その程度で『苦痛と恥辱』とはいえませんよね。

 やってること、中学生よりおとなしいじゃないですか。」

 

 なぬっ。

 

「あたし、塾で中学生を教えるバイトもしたんです。

 そこまで、荒れてない地域だったんですけどね。

 もちろん舐められないように、教えてましたけれど。

 でも中2、中3くらいになると、やっぱり興味があるやんちゃな子もいて。

 あたしですら、上下関係をわからせる前には、スカートめくりされたりしましたし。

 同じバイトの子には、服の上からお尻や胸をつかまれたりした子もいました。

 あたしはされなかったけど、カンチョーしてくる子とかも。」

 

 ──それにくらべると、コマゴメさんって。

 ナデナデするだけ。あたしの教えてた中学生未満じゃないですか。

 

 そういわれて、僕は少なからず不服を感じた。これからだよ。

 

「あ、怒ってるんですか?

 でも、そうじゃないですか。

 だってコマゴメさん、段階的って言いながら、本当は度胸が、──うっ!」

 

 ばしっと、結構強めにお尻を平手でたたいた。

 言葉を止めた彼女の耳元に、努めて平静を心掛けながらささやきかける。

 

「ずいぶん、言ってくれますけど。

 でもこれから3日以上、あるってこと。

 目白さんは、お忘れでないですか?」

 

 じっくりと、責め上げてやったら。

 そんな生意気ムーブ、突っ張りとおせず。

 僕にその態度を泣いて謝ることになるのではないか?

 

 そう、言ってやる。

 しかし。

 

「コマゴメさんのフニャチ○で、あたしを泣かせられるわけないじゃないですかw」

 

 そんなことを言ってくる。こっちに向けた顔。

 目隠しで目の表情はわからないが、口には(おそらく)生意気そうな笑みを浮かべている。

 よしっ。

 

「その言葉、後悔することになりますよ。」

 

 僕はギアを上げることにした。

 

 ──────

 

 さっき一度、お尻を叩いた時に、彼女は横に体ごと倒れ、体勢を崩してしまっていた。

 だからまず、姿勢をもとどおりにさせる。うつぶせになって、膝を折ってお尻を上げた姿勢ね。

 ○//|_ ←これ。

 しかし今度は、彼女のたくましい両足の太腿にも、拘束用の革ベルト(サイ・カフ)を巻いた。

 すこしきつめに、肉に食い入るように巻いてやる。

 そしてその両腿の革ベルトの間に、接続用の金具を入れて固定して、腿をそれ以上閉じることも開くこともできないようにする。

 A ←後ろからみると、こんな感じだね。

   真ん中の横棒が、その金具。

   両側の∧が、少し開いた彼女の両足の太腿だと思ってね。

 

「大したこと、ないです。」

 

「──そうかな?」

 

 この革ベルトに付けた革紐のもう一端を、彼女の首輪のDカン(接続用の輪っかね)に通して、軽く引き絞って固定。

 つまり、彼女は両腿と首輪を短めにつながれて、お尻を宙に突き出した姿勢で固定され。

 自力では、腰を伸ばしてこのきゅうくつな姿勢を崩すことができなくなった。

 次に、両足首。両足首のカフにも革紐をつなぎ、これはベッドの隅(角)の方向にひっぱり、つなぐ。

 後ろ手に拘束した手首の革手錠にも革紐をつけ、天井につけてあるフックにひっかけて引き上げる。

   ↓縦線が、天井への革紐ね。

   |

   |

 ○//|_ 

 

 あれ、ズレるな。

 首輪はもともと、ベッドフレームに固定してあるから。

 彼女はぎちぎちに体を拘束され、身動きできなくなった。

 

「あれ。目白さん、身動きできなくなりましたね。

 今、どういう気持ちですか?」

 

「別に。ぬるいなー、って思ってます。

 コマゴメさんは、口ばっかり、うっ!」

 

 ばしっ、と再度、お尻を平手で打ち据えてみた。

 そのまま、ばしっ、ばしっとたたき続ける。

 僕としてはそこまで力を入れていないが、普通の人間的にはかなりの力のはず。

 彼女のお尻、そろそろ赤く腫れてきてるんじゃないかな。

 

「目白さん、どうですか?」

 

「どうってことないです。

 お父さんには、もっとひどく叩かれたことだってあります。」

 

 ほうほう。

 僕はたたいたお尻を観察してみた。

 下着は身に着けたままだから、その下はわからない。

 しかし、下着以外の肌に当たったところには、赤い指の痕。

 間違いない、やせ我慢はしているが痛いはずだ。

 

 僕はショーツに手を伸ばし、指を腰側のヘリから侵入させ。

 すりすりと、ショーツを引き下ろしてみる。

 白い肌が、さらけ出された。

 

 ──やっぱり、赤くなってる。

 

 僕はお尻に残る、叩かれた痕を確認した。普通の人間的には、痛いはずだ。

 ぺち、と今度は軽く叩いてみる。彼女がびくっとして、軽く腰をくねらせた。

 僕も僕で、生のお尻に触れた手に興奮して、頭がくらくらする。

 

「痛いでしょう?

 目白さん、謝りましょうか。」

 

「謝りません! だって、真実、ひあっ」

 

 彼女はお尻を突き出した、後背位の姿勢になっているが。

 立てた両膝は、太腿の拘束具で広げられている。

 ショーツは、その拘束具のあたりまでおろされてる。

 だから、彼女のなめらかなお尻の、両足の付け根付近。

 そこにある、やわらかな木の葉型のふくらみと。

 そのふくらみに縦に一本走る、筋が見えてしまっている。

 

 そこの縦にひらくはずの唇の一方を、僕は軽くつまんでみた。

 彼女は、──思わぬ刺激に言葉をとぎらせ、身を凍らせた。

 この初心な反応。処女だというのは、嘘じゃないのだろう。

 そして、僕も。

 指さきに感じた、ひどくやわらかい、そのふくらみの感覚。

 脳を混ぜられるような、興奮。

 

「ここを、打ち据えたらどうなるでしょうね、目白さん。」

 

 てのひらを、そのふくらみをふさぐように、押し当ててやる。

 彼女の体温が、手のひらに熱く感じられる。

 

「やりたきゃ、やればいいじゃないですか。

 あたしは、身動き一つできませんし。」

 

 ──それにしても。

 無抵抗な女を叩くのが、楽しいんですか。

 コマゴメさん、最低のサド男ですね。

 

 そんな彼女の煽りを、聞き流しながら。

 僕は、責め道具を入れたベッドサイドのチェストをさぐり。

 お仕置きに使えそうな道具を、見計らう。

 

 まず、これだ。

 房状になった、黒革の鞭。

 ぱしっ、とお尻を叩く。まずは、その敏感だろうふくらみの付近じゃなく、お尻の外側から。

 この手の房状の鞭は、比較的当たりはソフトなはずだ。容赦なく、打ちつける。

 

「っ!んっ!」

 

 彼女は、ぎちぎちに拘束された縄やなんかで許す限りで。

 腰を横に曲げて、お尻を叩く鞭から遠ざかろうとする。

 もちろん、彼女が逃げても、鞭は追っていく。すると彼女は逆に腰をひねり、逃げようとする。

 結果として、くねらせるように動く、形のよい丸く大きなお尻。

 意図的なものではないのだろうが、ひどく淫猥に思えてしまう。

 そのお尻の動きを、楽しみながら。

 僕の振るう鞭は、やがて。

 

「──!」

 

 彼女の、縦に筋の入った股間のなめらかなふくらみ。

 そのふくらみに、──当たってしまう。

 びく、と彼女が一瞬硬直する。

 何かを言おうとするのを妨げるように、再び振るう。

 鞭は、だんだん強く。

 

「──ぁうっ!」

 

 強弱をつけて、やや強めに、そのデリケートなふくらみに当てたとき。

 彼女が、ついに声を漏らした。

 自分でも、意外だったのだろうか?

 みると彼女は、顔をマットレスに押し当ててる。耳が赤い。

 

「おや、目白さん。ついに、「違います!」」

 

 こっちに、淫靡な目隠しをされた顔を向ける。頬が赤い。

 

「あんなの。全っ然、たいしたことがないです。

 それより、コマゴメさんのフ○ャチン。

 やるならやるで、さっさとねじこんだらどうなんですか。」

 

 正直、──彼女を責めるのは、思いのほか楽しい。

 彼女は、体はすごいそそるけど。

 僕と話すときの感じとか、色気の欠片もない服装のチョイスとかもあって。

 潔癖そうなところがあって、きっと、あれこれしても地蔵みたいに反応をみせないかもな、と思ってた。

 でも、いい意味で予想は裏切られ。

 確かに反応を見せないようにしてるのかもしれないけど。

 その抑えきれない苦痛や恥辱が見えかくれしてて。

 もっと、この殻を剥ぎたい。乱れさせたい、と思ってしまう。

 

 そう。

 僕はあきらかに彼女に、そそられている。

 僕の棒は、もちろんのこと、すごくいきり立っていて。

 早く出させろ、あそこにねじ込めと主張している。

 

 そうだな、まず1回は出させてもらおう。

 でも、違約金を払うつもりはない。まあ、口に出すかな。

 それに、もう少し楽しみたい。

 

「いえいえ。まだまだこれからですよ。」

 

 時計を見る。まだまだ大丈夫。

 一晩中責め抜く、と彼女には一度言ったけれど。

 最初からそんなに飛ばすつもりはない。まあ、日付が変わる前には解放してあげようと思う。

 でもまだ十分に、彼女を嬲る時間がある。

 

 次は、このスパンキング用のパドルかな。

 房状の鞭と違って、正確に精密に、あの縦に裂けるマ○筋に当てることが可能。

 もちろん、このえくぼのあるお尻を打ち据えるのにも勝手がいい。

 ほら、ぱちん、ぱちんといい音がする。

 さて、反応が良い、あの筋にも当ててやるか、──

 

 そして僕はそれから、なおも反抗的な言動を撤回しない、彼女のお尻を責め立て続ける。

 ああ、もちろん僕が責めるのは、お尻だけじゃない。

 バンドに締め上げられた、彼女の太腿。

 お尻より敏感らしい、鞭を当てると彼女により大きな苦痛を与えられている手ごたえ。

 それにこの、白くて形のいいふくらはぎ。

 思わず舐めてしまったら、鞭を当てたときより激しい反応。キモいです変態野郎、と罵声が返ってきた。

 彼女的には、鞭より僕の舌の方が嫌らしい。

 思わず興奮してしまい、丁寧に余すところなく舐めてやった。彼女の叫びが心地よかった(笑)。

 そして、足の裏。

 くすぐってみると、さすがに耐えられないみたいだ。

 「の」の字を書いたり、すうっと線を引いたり、爪でさわさわとしてみたり。

 縛められた体に筋肉を浮かせて彼女は身をよじり、体じゅうに汗がうっすらと浮く。

 目隠しごしにも、耐えてるのが分かるひそめた眉間、食いしばってる口元。ひたすらエロい。

 1時間ほど、彼女を嬲り続ける。

 

 ──それに。

 彼女はこっちにも、とても責めがいのあるものを持ってるな。

 

 僕は、顔に厭らしい笑みを浮かべながら。

 質素な部屋着の下で、確かな存在を主張している彼女の胸のふくらみにも。

 この手を伸ばしてみるのだった。

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