今日は金曜日。放課後に、スクールアイドルのミーティングがあるのだが、一昨日、西城君に出会って以降、ひたすら彼の事が気になって仕方がない。そんな感情が、私の顔へと出てきているのだ。授業は何とか、やり通したんだけど。
そんなスクールアイドルの部室での出来事。私達、µ’sは、大きいテーブルの席に一人一人座って、海未がミーティングの進行役を務めるのと同時に、意見をホワイトボードにまとめているのだが。
〜ミーティングの最中〜
海未「ではライブへ向けて、何かやってみたい事とかあれば、挙手をお願いします。勿論衣装とかの案でも、構いません。まずは、副会長の希からお願いします。」
希「ウチ?ウチはな、チャイナドレスでライブをやってみたいんよ。」
絵里も「うんうん」とうなずいて、納得している。あっという間に、3年生組、2年生組からの提案が終了。次は私、凛、花陽の1年生組ね。
さっきからずっと、私は顔を赤く染め、目が蕩けてしまっている状態。流石に、私の様子に気付いた凛と、花陽がミーティングの中断を要請。この要請は、異議なく受け入れられた。
凛「真姫ちゃん!しっかりするにゃ!」
花陽「真姫ちゃん、しっかりして下さい!ヾ(゜д゜;)」
テーブルに突っ伏している私は、凛と花陽に身体を揺さぶられる。その一方、「これは、何かあるわね」と疑う者がいた。にこちゃん、絵里、希である。
矢澤「マッキー。あんた、どうしたのよ?」
絵里「どうしたの、真姫?顔が、やけに赤いじゃない。」
希「せやな〜。これはただの熱とか、そういった問題じゃないような気がするんよ。」
真姫「エヘヘ〜///西城君〜、好き〜〜///」
私が、そう呟いた事で空気が変わる。
凛「西城君!?!?誰だにゃー!?!?」
矢澤「今、真姫ちゃんが「西城君が好き」と言ったわね!!」
絵里「えぇ!言ったわ!(°Д°)」
希「言ったやな!もしかすると、西城君という男子が、鍵を握ってるかもしれへんな。ちゃう?」
穂乃果「そうだよ!真姫ちゃんが、ここまで調子が可笑しくなってしまうのは、西城君のせいだよ!」
そんな感じで、スクールアイドル活動の話とは別に、西城君の話題で盛り上がってしまう。流石に海未も、「今回はここまでにしましょう。」と発言。こうして、今日のミーティングは終了した。
ミーティングが終わって、9人のうち、下校して行ったのは5人。私、凛、花陽、にこちゃんは未だ、帰らずに部室に残っている。もうすぐ、私が気になって仕方がない人がやって来るはずだ。
真姫「西城君〜〜///構ってぇ〜〜///フフフ///」
さっきから、様子がおかしい状態が止まらない。
凛「どうしちゃったの、真姫ちゃん…。」
矢澤「そんなの決まってるでしょ、恋よ!!!!」
凛「にゃにゃー!?!?真姫ちゃんが恋だって!?!?」
花陽「凛ちゃん、しーっ。外に聞こえてるから。( ̄▽ ̄;)」
凛「かよちん、ごめんにゃー。」
その時。
コンコン
矢澤「はーい、誰ー?」
西城「西城です。真姫は、いますか?」
矢澤「もっちろん!居るわよ。まぁ、中に入ってきなさいよ。」
西城「では、失礼します。」
ガラガラ
部室に西城君が入ってきた。もう、待ってたんだから〜///
西城「お邪魔します。ここが、µ’sの活動する部室か。立派だね。」
矢澤「当然よ!立派でない部室は、部室じゃない!」
西城「はいはい、そうですか。」
矢澤「ちょっとぉー!あんたーっ!私の話を聞きなさーーーいっ!」
西城君に適当に流され、にこちゃんは猛抗議をするが、彼はお構い無し。ふーん、そういう一面もあるんだ。ギャップ萌えしそう///
パタパタと軽い足取りで、西城君の元に駆け寄って抱きつく私。こんなにデレデレするのは、彼だけなんだから。
西城「ちょっ、真姫!?!?どうしたんだ!?!?」
真姫「何よぉ〜、解ってるくせに♡チュッ、チュッ///」
私は、頬を赤らめながら、蕩け顔で西城君に抱きつきキスをする。そんなアツい場面を、にこちゃんが顔を少し青ざめながら、私と彼に指を指して、ツッコミをいれてくる。
矢澤「なっななな…アイドルは恋愛禁止ーーーっ!スキャンダルにされたら、どうするつもりなのよ!」
凛「真姫ちゃんと西城君、アツアツだにゃー///あの、にこちゃん。確かに理論的には、合ってるかもしれないけど、この状況で言うのは不味いにゃ。」
花陽「私も言い難いけど、そう思うよ。」
矢澤「ムキーーーーーーーーーッ!!!!あんた達、覚えてなさいよ!!ヾ(๑`Д´๑)ノ」
そう言うと、にこちゃんは勢いよく学校のカバンを持って、部室から出て行った。
真姫「んっ…ん〜〜〜っ///チュッ、レロレロレロレロ…チュパッ…ぷはぁ〜///」
私と、西城君の熱烈なキスを見ている凛と花陽は、ただただ驚いていた。
凛「西城君と真姫ちゃんの熱烈なキス、凄いにゃー…(((( ;゚д゚))))アワワワワ」
花陽「凄いですね…///真姫ちゃんと西城君のアツいキス///見てるこっちまで、恥ずかしくなってきます///」
真姫「てへ///西城君だぁ///」
そう言って、彼に懐く私。
西城「あの、凛ちゃんと花陽ちゃん。真姫に何があったんだ!?!?」
凛「それが、凛にも解らないにゃー。ただ、にこちゃん曰く、恋だと断言してたにゃー!」
花陽「さっき、ミーティングをやってたんだけど、その時から、真姫ちゃんの様子がおかしかった。私にはさっぱり解らないけど…。」
西城「はい!?真姫が恋だと!?!?(ºДº)」
彼は私が恋をしていると、把握した。誰に恋をしているかと聞かれれば、それは勿論、西城君。あなたよ///
真姫「西城君〜♡」
凛「こんな真姫ちゃん、初めて見たにゃー。」
花陽「私もだよ…」
西城「状況は、解った。凛ちゃんと、花陽ちゃん。お先に失礼するよ。真姫、行くぞ。」
真姫「もぅ、離さないんだから〜♡待って〜♡」
まるで、私はお酒に酔っているように、フラフラな状態のまんま、彼と共に部室を出て、学校を下校した。後日、西城君に猛謝罪。彼は、「可愛いから良いよ( ´罒`*)ニッ✧まぁ、俺としては、普段の真姫とは違った一面を見れて良かった。」と言ってくれた。西城君のそのイケメンの笑顔を見たらまた、可笑しくなりそう。「彼とはどんな楽しい学園ライフが待っているのだろう?」そんな、期待を寄せる私がいたのであった。
Fin.