ママと相談した結果は、「距離を置いて、時間に任すべき。」と言われる一方。それは私からして、ただ言ってるだけにしか聞こえなかったけど、ママにもきっと、学生時代に私と似たような事があったのだろう。しかも、自らの体験談まで話をしてくれた。まぁ、これはこれで参考となる材料ね。あっ、そうだ。私に猫のように甘えてくる凛に遊びに来てくれたついでに聞いてみたところ、「本当は真姫ちゃんと一緒にいたいけど、穂乃果ちゃんとの対立で、そうはいかなくなった。散々、干渉を受けて不快だった筈にゃ。だから、穂乃果ちゃんに唯一制裁をかけられる方法として、皮肉にも「真姫ちゃんとの暫くの距離置き」、「スクールアイドルの練習を暫く見に行かない」という選択をした」というのだ。ホント、イミワカラナイ!これにはさすがの私でもショックどころではない。受け入れづらく、穂乃果との対立と私との距離置きはどう関係するのよって凛の膝で哀哭。そして悶々としている最中に、西城君からの謝罪メールが届いたというところまでが前回のアブストラクトだ。
【今回の話・西木野真姫side】
そして、次の週の月曜日。音ノ木坂学院の長い昼休みにて。ここ最近、スクールアイドルフェスティバルの練習はお休み。ことりの情報によると、最近、μ'sの発起人の穂乃果は私をめぐって西城君と対立後、学校には出てきているものの、休み時間になると「一人にさせて欲しい。」と何処か寂しそうな顔で一人、教室の窓からの風景を見たり、時にはいつも練習の時に使う屋上でため息をつきながら、寝そべっていたりと聞く。
凄い後味の悪さ...。もし、この状態が長引けば、μ'sそのものが空中分解してしまう恐れが十分にある。さて、どうしたものだろうか。
西城「真姫。先週は本当に済まなかった。穂乃果に対する制裁の一環で、真姫にまで及んでしまった事をお詫びしたい。」
真姫「もうバカぁ!///本当に寂しかったんだからね!(。・ˇ_ˇ・。)」
西城「今後二度と、距離置きしようだなんて言わない。けど、練習の時は俺の事から一旦離れてμ'sの事を優先にして考えて欲しい。今回の事で、真姫の俺に対する好意は十分理解したからさ。」
2年生クラスの廊下で彼とそんな話をしていると、ひょっこり凛が出てくる。って、どこから出てきたのよ。
凛「本当に理解したかにゃー?(・᷄ὢ・᷅)」
西城君を疑うような目をしてみる凛。私を悲しませるような事をしたという事で、疑心を持っているんでしょうね。
西城「うん。本当に理解した。凛が俺をそのような目で見るのは、仕方の無い事だと自覚をしているよ。本当に悪かった。もう、距離を置こうだなんて余程の事がない限りは、言わないことにするよ。申し訳なかった。m(._.)m」
私と凛を前にして、頭を深々と下げて謝る西城君。彼もまた、普段とは元気なさそうな顔をしている。やはり、穂乃果の事であろうか?
真姫「ねぇ、西城君。あなた、最近元気がないわね。どうしたのよ。///」
西城「あぁ、穂乃果の事だ……。あの時、口論の勢いで俺が「絶交だ」なんて言ったから、穂乃果が意気消沈してしまったんだ……。(´._.`)」
はぁ。やっぱり図星じゃないの。
真姫「今の穂乃果の状況、聞きたい?」
西城「あぁ、是非とも聞きたい。」
真姫「この話はことりから聞いた話なんだけど、穂乃果は最近、各休み時間になると、教室の窓から外を寂しそうに見ていたり、又は私達が普段スクールアイドルフェスティバルの練習時に使う屋上で寝そべっていたり。なんか、放っておいて欲しいみたい。その影響が響いて、穂乃果を合わせた9人全員が集まらないんじゃ、練習が出来ないとしてここ最近は休みよ。(*˘・ω・˘*)」
私の話を聞いて、彼はとても心を痛めている様子。
西城「そんな……。穂乃果がそんな事になっているだなんて……。何か凄い悪いことをした感が襲ってきたな……。」
凛が彼の背中を摩って落ち着かせる。
凛「西城君……。お気を確かににゃ。凛も穂乃果ちゃんがそんな事になっているだなんて思いもしなかったんだからにゃ……。」
真姫「でも取り敢えずは、私と西城君がよりを戻す事が出来ただけでも大きいわ。」
西城「そうだな。俺と真姫は仲直り。問題は、穂乃果との関係をどうするかだな。」
真姫「穂乃果と仲直りが出来なければ、恐らく彼女の場合だと、孤独の道へとまっしぐらになっていくはずよ。真面目な分、ショックな事があるとその反動で塞ぎ込む力も相当強いはずなんだから。」
そんなこんなで話をしていると、そろそろ、1時間と言う長い昼休みが終わる。あっという間だ。私達はそれぞれ各教室に解散し、午後の授業へ。今回、浮き彫りになったのは、早急に高坂穂乃果との関係修復及び、一刻も早く、スクールアイドルフェスティバルの練習を再開させる事。これが出来なければμ'sは空中分解をしてしまう重大な危機であること。何故なら、発起人がいないスクールアイドルフェスティバルは有り得ないからである。穂乃果の対立相手の西城君も心底悶々としているくらいだから、こんな事は望んでいないはず。これから先どうするか。まずはそこから考えていかねばいけない私でありました。
fin.