また、前回のシーダ編とは内容は関係なく、前回よりもダーク度は低めであると思います。
グラン歴777年、セリス公子率いる解放軍はリーフ王子らレンスター軍を救出しコノートへ進軍していた。
「おのれセリスめ……まさかあのような手段を用いてくるとは……」
コノートの玉座で屈辱に震えるのは城主でありフリージ家当主のブルーム、聖戦士トードの直系にして魔道書トールハンマーの使い手である。彼は先の一戦、アルスターの戦いでセリス軍と交戦し敗北していた。その時もトールハンマーは所持していたので、彼は負けるなどとは微塵も考えていなかった。
ユグドラル大陸には神器と呼ばれる道具がある。かつて世界を救った12聖戦士の直系にしか使用できない伝説の武器、トールハンマーはそのうちの一つなのだ。
『神器に対抗できるのは神器のみ』
この言葉はユグドラル大陸に生きる戦士の常識であり固定観念でもあった。神器の威力は他の武器とは比較にならない程強力であり、持つ者に強大な力を与える。そんな相手に一般兵士が挑むなど自殺行為に他ならない。解放軍が所持していた武器はシャナン王子が持つ神剣バルムンクだけであり、ブルームも解放軍はシャナンが単騎突撃するものと考えていた……が、実際はそうならなかった。
セリスは非常に戦術に関する柔軟性が高く、神器に関する対処法も簡単に考案済みであったのだ。
例えばブルームの場合だが、トールハンマーは確かに魔力を増大させることができるものの魔法防御に関してはそうならない。そしてブルームは魔法を使えるのに魔法防御力はそう高くない少々変わった男。で、あるならば、サイレスという魔法を封じる杖にかかれば簡単に無力化されてしまうのだ。
無論サイレスの杖自体貴重品であり使い手にも相応の腕が求められる。しかし解放軍は1本だけ所持しており、使用条件をクリアできる使い手が一人だけ存在したのである。
そうなればトールハンマーを過信していたブルームなど勢いに乗る解放軍の前には雑兵同然、半死半生のままコノートへ逃げ込んだのであった。
解放軍はコノートへ向かい進軍中、先に出撃させたヴァンパ、フェトラ、エリウの魔道士はアテにならない。だからブルームは南方にあるマンスターから最終兵器でもある彼の実子を呼び寄せた。
「……お呼びでしょうかお父様」
玉座の間に入って来た女性……長い銀の髪を束ね黒いドレスにハイヒールを履いた美女。だが特筆すべきは内包する魔力、魔道士ならば逃げても無理はないほどの魔力を秘めた女性。
雷神イシュタルその人であった。
「おお来てくれたかイシュタルよ。お前も知っての通り、セリスの小僧が解放軍を率いてコノートへ進軍中なのだ。お前の力を借りたい、先に出撃したヴァンパ達と共に解放軍を叩いてくれ」
イシュタルはブルームの娘であり、母ヒルダからは魔道士の実力を、父ブルームからは聖戦士トードの直系の血筋を引いていた。セイジとして完成されつつある能力を持った彼女は不思議そうな顔をしてブルームと対面していた。
「お父様にはトールハンマーがあったはず、あれを使えば反乱軍など物の数ではないのでは ? 」
「そ、それはだな……あちらにはバルムンクを持つシャナン王子がいる。奴の前に不覚を取ってな、だがお前ならばシャナン王子が相手でも大丈夫だろう」
実際にはシャナンが相手をしたわけではないのだが、ブルームは自らの見栄を優先しこの事実を隠した。だがブルームの言う事も一理あり、素早く動けて神器を使えるシャナンが相手ではバロンであるブルームは不利。身軽で強大な魔力を有するイシュタルならば勝てると踏んだのである。
「わかりました。ではお父様、私にトールハンマーをお与えください。そうすれば反乱軍など蹴散らしてご覧にいれましょう」
「な……ッ ! ? ぐぐ……わかった持っていけ。ただし、必ずや反乱軍を始末しろ。わかったな ! 」
本来であれば神器を受け継ぐことができるのは直系血筋の第一子、先の戦いで戦死した兄のイシュトーがトールハンマーを受け継ぐ資格がある筈なのだが、ごくまれに例外がある。イシュタルの場合もその例外の一つであり第二子でありながら聖痕が身体に浮き出たのである。
したがって、次期トールハンマーの使用者はこのイシュタルとなる。だが現当主が健在なのに神器を手渡すのは異常事態、それほどまでにブルームは追い詰められていたのである。
「承知していますわ、お父様」
雷神イシュタルにトールハンマーが加わり更なる魔力が加わる。身体から迸る力が抑えきれずバチバチとスパークを起こす。ブルームでは……否、かつてセリスの父シグルドによって討たれた宰相レプトールすら軽く凌駕する魔道士がここに誕生したのである。
イシュタルはコノートの城門をくぐり西へ向けて歩き出す。レンスターとアルスターから進軍してくる解放軍を迎え撃つために……。
だがイシュタルはブルームと同じく解放軍を侮っていた。ブルームから真の敗因を聞いていたら……否、聞いていても彼女は気を引き締めなかっただろう。まるで全知全能であると勘違いしてしまいそうな力に加え自身の魔道士としての魔力、今まで向かう所敵なしだった彼女には負けるなど考えもしなかっただろう。精々自身に勝てる存在といえばバーハラにいるユリウス皇子、またはマンスターにいる風の勇者セティくらいであろうと。
彼女はまだ自分に降りかかる不幸を知る由もなかったのである。
* * *
イシュタルがレンスターとコノートの中間付近に差し掛かった時、進軍先の村から火の手が上がっていた。両軍の戦いのどさくさに紛れて村を襲う山賊はどこにでもいるもの、解放軍以外は我関せずの方向で基本的に無視していたのだが。
「……無視はできないか」
イシュタルにとっては本当にただの気まぐれであった。民を苦しめている賊がいるから討伐する、本来であれば帝国軍がしなければならない事なのだから。
「滅べ、トールハンマー」
イシュタルには村を襲う山賊の撃破など造作も無い事である。イシュタル本人の力量に加え神器もある、負ける方がおかしいのだ。
「な、なんなんだよ……この化け物女は ! ? 」
村を襲っていた山賊は腰を抜かして慌てふためく、山賊の男からしてみたら突然災厄のような美女が現れ雷を発声させまくっているのだから。手元には武器は無い、とっくに消し炭にされてしまった。
「トールハンマーの試し打ちには十分だったな……では」
イシュタルの手に魔力が集まり手に持つトールハンマーの魔道書が反応する。青いスパークが発生し黒と黄色の球体が出来上がる。
「トールハン……なにッ ! ? 」
イシュタルの身体が紫色のピラミッドに包まれバチッという音が聞こえる。これには聞き覚えがある、サイレスの杖だ。
(バカな、この近辺に私の魔法防御力を上回る相手がいるのか ! ? )
イシュタルの失敗は解放軍に大した魔力の持ち主などいないと勝手に決めつけた事にある。生まれ持った才能と高い実力がここで仇となったのである。さらにイシュタルはセイジ、魔法を封じられたら何もできない、ただの無力な小娘にすぎないのだ。
「……しめた、くらえこのアマ ! 」
「しまっ ! ? 」
山賊はイシュタルが魔法を中断したように見えた隙を見逃さず彼女の額めがけて頭突きをかました。山賊にとっては千載一遇の好機であり、助かるにはこうする他無かったのだ。
勢い余って二人とも地面に倒れ伏したが、すぐさま起き上がったのはイシュタルであった。
「うおっしゃあ ! 見たかこのアマ……ぬ ? 」
勢いよくイシュタルが立ち勝利宣言をする。そう、イシュタルが……だ。
「お、おい……なんで俺が倒れてるんだ ? なんで俺ハイヒールなんて履いてんだ ! ? 」
自分の足元には目を回し倒れている山賊がいた、しばらくは目を覚ましそうにないだろう。
「な、まさか……だよな。こいつはひょっとして……」
周りには鏡も無ければ自分の姿を映し出せる物もない。自分の姿を確認できる事はできないが……。
「おお、イシュタル様。山賊から我らを救ってくださりありがとうございます。せめてものお気持ちをお受け取りください」
「ん ? おお、へへ、わりいな爺さん」
村長と思わしき老人はイシュタルから発せられた、とても女性とは思えない乱暴な言葉使いに目を丸くしながらも謝礼のお金を手渡してきた。聞き間違いと村長は決定付けたに違いない。
先ほどまで山賊だったイシュタルからすればマッチポンプみたいではあるが、貰える物は有難く懐にしまい込んだ。
* * *
「さてと、どうしたもんかな…… ? 」
イシュタルは村から離れた場所で胡坐をかいて座り込み、今後の身の振り方を思案していた。足元には縄でグルグル巻きにした山賊も一緒である。山賊を放置して色々と吹いて回られたら面倒だからである。
「たしか村の爺は俺の事をイシュタルとか言ってたな。ならお貴族様か……へへ、俺にも運が向いてきたんじゃねえの ! ? それに、この女の身体すげえ軽いし美人だったからなあ……」
にやけるイシュタルの手はドレスのスリットから中へ侵入していき股間をまさぐっていく。まだ秘所は濡れていなかった為若干の痛みはあったがすぐに湿り気を帯びていき指の出入りを滑らかにする。
「ぐ、く、ふう……う、くそ、なんでかうまくいかねえ、男の時に比べて簡単にいかねえぞ」
イシュタルがオナニーに苦戦していると自身の身体に魔力が満ち満ちてくるのを感じた。サイレスの効果が切れたのだ。
「おお ! なんだか知らねえがすげえ力を感じるぞ。これがさっき俺の斧を消し飛ばした力か」
今のイシュタルにはこの力の正体がわからなかったが、彼女はこの時ある事を思いついた。
「このバチバチする力、利用できねえかな……ふん ! 」
イシュタルは自らの股間に魔力を集中するように力を込めた。すると確かに股間がムズムズするように刺激され、先ほどとは違う刺激が感じられた。
「おほぉッ ! いいぞこれ、これならイケるぞッ ! 」
再び指がマンコと胸に向かい、股間に集中していた魔力が胸との二か所に分散される。マッサージでもされているかの心地よさに加え乱暴な手の動きが上手い事組み合わさり立っていられない程の脱力感に見舞われる。
「い、いいぞ、今度はいける、乳首、イイ……ふぅああ……んんッ ! ? 」
二か所から来る快感に対し今のイシュタルは抵抗を完全に止め軽々と絶頂を迎えた。目が霞むほどの快感が彼女を襲う、目を見開き両足がピンと伸びきった状態でイシュタルは果てたのである。
「や、やべえ……この雷利用……気持ち良すぎるだろう」
口から垂れた涎を拭き取りふらふらと立ち上がる。直後、この身体に残された記憶の一部が流れ込んでくる。名前、生い立ち、戦い方、生きるのに不便とはならない程の記憶を手に入れる事ができたのだ。
「……なるほどねぇ、解放軍を倒す途中この村に立ち寄って、魔法を封じられたら返り討ちにあったってわけか……マヌケだねぇこの女も。お得意の魔法封じられてこのザマか。こんな薄汚い山賊に負け、美しいこの身体も奪われるハメになるなんて、おバカにも程がありますわ……ってか」
自虐めいた本物のイシュタルへの言葉を口にしたところでイシュタルの動きが止まる。
「ちょっと待てよ ? 解放軍にはこの女の魔法を封じれる奴がいるんだよな。封じられたら今の俺ってなす術無い美女だよな、ってことは……このままじゃ俺やばくね ! ? 」
解放軍をセリスが率いている限り身体を弄ばれる事はないだろうが、今ここがイシュタルにとっての重要な分岐点である。無論生きるか死ぬか……このまま解放軍の所へ行っても捕縛か敗北は確実。逃げ帰っても処罰されトールハンマーは没収、となれば……。
「……逃げるっきゃねえな。でも何処に…… ? 」
山賊イシュタルさらに知恵を絞る、おそらく人生で一番頭を使っただろう。助かる為にはどちらかに組するしかない。だがどう転んでもこのままでは身の破滅。
「くそっ、まさかこの身体になってこんな目にあうなんて……」
今すぐどうこうしろなどと不可能に近く、サイレスの存在を知れたのが大きかったに違いない。そんな事があったからイシュタルの中では次第に、セリスの勝利に賭けるという思いが強くなっていった。
「……そうだ、セリスに何か恩を売ればいい。何かないか ? 何か……」
イシュタルは再びオナニーに耽る。ふざけているように見えるが彼女自体は至って真剣だ、なにせこの身体を使えば何かセリスの情報を知ることができるかもしれないからだ。正に、イシュタル一世一代の命を懸けた野外オナニーである。
アイディアが浮かんだのは本日3度目の絶頂を迎えた時だった。
「ふぅおおッ ! ! う、浮かんだぜ ! 超絶ビッグなアイディアがよォ ! 」
イシュタルに浮かんだ名案、たった一つしかない生存の道筋、その為にはこの身体を絶対に手放すわけにはいかないし山賊ボディのイシュタルを連れて行かなくてはならない。
「そうと決まればこんな所はさっさとおさらばだ、悪く思うなよお父さま。てかいい加減に起きろよこいつ ! ? 」
山賊を引っ張りながら戦線を離脱するイシュタル、目指すは遥か西の地であった。
* * *
ユグドラル大陸で南西の国ヴェルダン、この地はかつてシグルド公子によって攻め滅ぼされて以降支配者がおらず、ならず者の闊歩する危険な土地となっていた。だがある日一人の美女が現れ瞬く間に山賊を制圧、あまりにも強烈な魔力を有する女には対抗できずならず者は彼女に従わざるをえなかった。
しかしイシュタルと名乗った女性はすぐさまならず者を労働力としてまとめ上げ、軍とは言えないが自衛力を各城や村に与えて防衛力を構築。なおかつ帝国にも解放軍にも組せず中立の立場として戦争には介入しなかった。一応の理由は、主戦場には遠いという理由だった。ほどなくして、セリス率いる解放軍が王都バーハラの制圧に成功、ユリウス皇子ことロプトウスを討ち取り見事戦争に勝利したのであった。
すぐさまイシュタルはバーハラへ出立しセリス公子に謁見を願い出、セリスに味方をしなかった理由を再度釈明し、ヴェルダン王国の領土をセリスに全て明け渡す事を提案したのである。
セリスから追って沙汰を伝えるとの言葉を頂き、イシュタルはヴェルダンへと帰還を果たしたのであった。少なくともイシュタルの命は助かった。
「あ~疲れたぁ……んん ! この雷マッサージ効くねぇ」
「イ、イシュタル様、あまり気を抜かれませんよう……」
ヴェルダンにある王の寝室へ帰還したイシュタルは乱暴に衣類を脱ぎ捨て下着姿となり疲れた身体に電気を流し肩こりをほぐす。側近である山賊……本物のイシュタルは脱いだ服を集めて綺麗にたたんだ。
「ぐふふ、どうだ ? 俺は助かったぞ、見たか俺様の先見の明を」
「は、はい、お見事だと思います……」
イシュタルが目指したヴェルダンの地はセリスの亡き母でありバーハラ王家のディアドラ王女が生まれ育った地である。公人ではなくあくまでセリス個人からすればなんとか解放したい土地だっただろう。だからこそ先にヴェルダンをまとめ上げセリスに手土産として差し出したのだ。ヴェルダンの統治は山賊となったイシュタルの助言やならず者の心を理解していたイシュタルの中の山賊、この両名にてなんとか行えていたのであった。
これならば少なくとも命は取られない。しかもイシュタルは聖戦士トードの直系であり子孫を残す必要があるので重用されるかもしれない。これがイシュタル唯一と言ってよい生存手段であった。
最初こそ本物のイシュタルも身体を返せと暴れたが、今置かれている現状を丁寧に説明していくうち次第に心が折れていった。イシュタルの身体を使いこなし、ヴェルダンに住む民から慕われている姿を見て現実を受け入れてしまったのも大きかったのもしれない。
トールハンマーを用いて子ども狩りをしようとした者や闇魔道士を隠れて始末し、子どもを守るために戦った。自分がやろうと思ってもできなかった事をやりとげたのだから……。
「さて、お留守番をしていたお前にはご褒美をあげないとな……出しな」
「…… ! ? は、はい ! 」
山賊ボディのイシュタル唯一の楽しみは自分のムスコを扱く事であった。イシュタルの暇つぶしによって扱かれて以降この感覚から逃れることができなかった。そんな山賊のムスコはガチガチに硬くなっていたのだ。
「お、お願いします。あなたがバーハラへ行っている間は、言われた通り一度もイッていません……お願いですから許しを……ああッ ! ? 」
イシュタルは山賊に、自分が留守にしている間絶対にオナニーしないよう言いつけていた。今の山賊は快楽に対する抵抗が非常に弱い状態であった。
「へぇ……この反応、どうやら俺からの命令は守ってたようだな。まずは軽くイカせてやるよ」
イシュタルの白い脚が山賊のムスコを挟み込む。グニュグニュとムスコは形を変え、爪が強すぎず弱すぎずの力加減でムスコの筋裏をつっ……となぞるように刺激する。むさくるしい男の悶える姿は不気味であるが、それでも山賊はなんとか立位を保っている。イシュタルの足は亀頭部分を親指で尿道口を開いたり上下にムスコを徹底的に責めて扱いた。
「で、出る……い、イキますッ ! 」
山賊の巨根から今まで精巣にしこたまため込まれた精液がぶち込まれイシュタルの身体を汚す。
「おお……ふふ、出したなぁ盛大に、さて……では本番といこうか」
口も鼻息も荒い山賊はイシュタルから指で小突かれただけでベッドに倒れこんだ。
「知ってるぜ、この身体はまだ男を知らず、お前もまだチンコを女にぶち込んでいないってな。だから今、この時が処女も童貞も卒業となるんだよ」
言っているイシュタルも内心ドキドキものである、これまで女と関係を持つことなし、この身体になったら男しか相手にできないうえ公務で忙しくそんな暇は無し。なので互いに性交渉は初、互いに性欲が溜まりまくっている状態、オナニーとはわけがちがうのであった。
「い、イシュタル……様、申し訳ありません、腰が、腰が勝手に ! 」
「そ、そう、その調子……動きなさい……今だけは私は貴方のもの、腰を動かしなさい、もっと激しく突いて ! 」
この約半年の間で互いに男と女の言葉使いが慣れてきたものの二人だけの時は素で話すようにしていた。だが今は公務モード、なんだかんだで二人ともこの状況を楽しんでいるらしい。
「止まらない、止まらないのです ! 身体が、腰が、身体を奪ったあなたが憎かったはずなのに、今ではあなたを女としてしか ! 他の女性が ! 見向きもできないほどにッ ! 」
「そうです ! 見なさい ! 私を見なさい ! 自分の身体を犯しなさい ! 」
互いに入れ替わった身体、魂は遠いが身体に距離は無く。肌がぶつかり互いの声が室内に響く。ベッドシーツが互いの汗で汚れるもそんな事気にせず互いに相手を求める。身体が戻りたがっているのか ? 魂が正しい身体を欲しがっているのか ? 半年の間に互いが密接していたから好感度でも上がったのか ? それはわからないし、今後も判明する事はないのだろう。
「出ます、またイキます ! イシュタル様 ! 」
「来なさい ! 出しなさい ! 私の身体に ! 」
山賊の肉棒がイシュタルの最奥部に突き刺さり精液が放射される。身分違いの身体と魂が一つになり子種が着床する……。
荒い二人の呼吸が互いの顔に吹きかかる。本物のイシュタルもこの時点で心が理解した。自分はもうフリージ公女イシュタルには戻れないのだと。
「へへ、どんだけ出したんだよ……溢れてくるぜ……お前の精子……」
「すいませんね……でも元々は貴方の身体でしょう…… ? 」
憎まれ口をたたく二人だがまだまだ身体は若く、一回だけでは物足りない。
「どうする ? もう一回……するか ? 」
「ええ……望むところです」
この日の夜、ヴェルダン城の王室からは男女の獣のような声が鳴りやむ事はなかった。
その後、ヴェルダンの統治を引き続き任されたイシュタルは聖戦士の役目であるトード直系の血を絶やすことなく後世へ残す事に成功、無難な統治をおこない聖王セリス、賢王リーフ、武王アレスには及ばなくともユグドラルの歴史にしっかり名を残したという。
今回作中でセリスが取った作戦は私が昔オールAクリアを達成した時の内容を基にしております。ブルームを倒したのはシャナンではなく別のキャラです。
サイレス作戦…イシュトー、ライザ、ブルーム、そしてイシュタル。全員魔力カンストしたラナの前にひれ伏したのです。
一応内容は無理が無いように作りましたが、ここおかしいよという箇所があったら、笑って見逃してください<(_ _)>