凡矢理高校生活から一週間経過。今日は土曜日。特にこれと言ってやる事は無いから勉強するのも良いけどね。先に簡単に紹介しておくと実家は、大手一流の航空会社ANAに務めている。と言っても、父と母の役職は解らない。
言えることは、大手一流航空会社に務める一家の御曹司になる訳だから、期待がでかい。(汗)
暇だからとりあえずは、桐崎家に向かうとしますか。
桐崎家に着いた俺は、洒落すぎた豪快な門の前でインターホンを鳴らす。ここは宮殿かよ。
ピンポン
千棘「はーい、どちら様ーっ?」
元春「あっ、元春です。」
千棘「元春〜!?(ᐥ꒳ᐥ )入って入って〜♡」
そう言うと、あっさり門がオープン。千棘、相変わらず解りやすい人ですねぇ。
俺は千棘の部屋に案内された。部屋には、千棘とサングラスをかけた長身の若い男、その人の部下らしき青髪のワックスがけのショートヘアに水色のリボンの女の子が同席していた。
クロード「ようこそ、お嬢の部屋へ。私はビーハイブの統括責任者、クロード。誠士郎と共にお嬢の安全を守っている。」
ビーハイブ…。たまに楽からビーハイブの名を聞くけど、まさかこのギャングの統括責任者がクロードさん!?
元春「初めまして、クロードさん。俺は平本元春と申します。北押高校から転校して参りました。」
クロード「アハハハ。そんな恐れなくて良いぞ、平本君。聞けば、お嬢からモテモテだと言う報告を聞いているぞ(笑)」
千棘さんや。クロードに、ちゃっかり報告してましたか。
鶫「貴様、お嬢にモテるなんて羨ましい…。」
あの、初対面の席で何を言ってるんですかね。貴方は。顔を赤く染めてるんじゃねぇよ///
そして、貴様呼びか。アンタは。
俺はここで、クロードさんにビーハイブ関連の事について直撃質問をする。
元春「クロードさん、一条家の集英組と小競り合いをよくやってるそうですね。どっちに非があるかないかは別にして、正直どう考えているんですか?」
クロード「その話、一条楽から聞いたのか?」
元春「はい、集英組側もクロードさん側のビーハイブとの抗争で疲労困憊をしていると楽から話を聞きました。」
クロード「実は…私側のビーハイブも最初のうちは集英組を本気で潰す目的で戦いをしていたが、何度か抗争をしているうちにふと、考えた。何の為に集英組と血で血を洗うような抗争をしているのだと。」
成程、クロードさんもそう考えていましたか。確かにこのままでは、両軍が共倒れしてしまう可能性が高い。
鶫「何かいい提案でもあるのか?あるなら、何でも言ってくれ!」
クロード「頼む!平本君。我がビーハイブが末永く残るような最善な策をご提示して頂きたい!」
えぇぇぇ…。二人とも、俺をどういう人だと思ってるんですか。ギャング系の人じゃなくて、そこら辺にいる一般の一学生ですよ? 全く、仕方ないですねぇ。
元春「ベストなのは、一条家の集英組の組長、一条一征と、竜さんを呼び出して、お互いに今の状況を聞き、意見交換をした後、最終的に平和的解決の対話和睦に持っていく事でしょうね。ただし、ビーハイブ側の代表者のアーデルトさんも含んで。」
クロード「やはり、対話じゃないとお互いが何を思っているのかが解らないよな。じゃぁ、その方向性で一条家の集英組の竜と、組長を呼んでくれ。」
俺の提案で、集英組の竜さんと、組長の一征、おまけで楽も呼び、アーデルトさんにも連絡を入れて対話和睦へ。
二時間ほど話をした結果、集英組とビーハイブは、和睦に成功。それだけに留まらず、ビーハイブと集英組がごぞって、俺達のプライベートに参加しても良いという事まで決まった。しかも、アーデルトさんと一征のお墨付きで。
楽「元春、ありがとう!これで悩みの種だったビーハイブと俺んとこの集英組とが争わないで済むようになった。今度、何か奢らせてくれ。」
アーデルト「僕の方からも、ありがとう。元春君は、僕のとこのビーハイブに限らず、集英組の一征のとこまで心配してくれていたんだね。その潔き心に感謝するよ。本当にありがとう。」
一征「ワシもそう思う。本当にありがとよ、平本のボウズ。お互いが訳解らないまま、ずっと抗争でもしていたらと思うと、いつ死人が出ても可笑しくないところまでいくところじゃった。」
一条家と桐崎家の仲立ち、やって退けたな。
一征「じゃぁ、ワシは失礼するぞ。竜、他の手下の者にビーハイブとの抗争は和睦という形で終わったから、敵対視は不要。以後、仲良くやるようにと伝えろ。」
竜「了解しやした、組長。」
竜「坊っちゃぁぁーん!俺は俺は、これ以上抗争しないで良いと思うと、感動しちゃったでさぁ!」
楽「竜、今日の夕飯は盛大にやるぞ。」
竜、良かったな。クロードさんもだけど。お互い良い道が見つかって。
さて、ここからは俺が考えているプランを示そうと思う。
鶫「初めましてだな。ご挨拶遅れまして、すみません。私はクロード様の部下で、元ヒットマンの鶫誠士郎と言います。ところで、貴様の実家は何をやってるのだ?」
もう、この際だから言ってしまおう。
元春「俺の実家は、大手一流航空会社のANAに務めているよ。」
さて、ここにいる皆は、どんな反応を示すかな?
楽「はぁ!?!?ANAだと!?!?」
鶫「貴様、ANAの御曹司って事か!?!?超一流のエリートコースじゃないか!!」
千棘「えぇぇぇ〜!?!?ANAって全日空じゃない!」
クロード「ANA!?!?平本君が大手一流航空会社の御曹司だとは!!そう言えば、ボス。全日空はたまに使ってますよね?」
アーデルト「あぁ、勿論だとも。僕の嫁の華が現在、ロサンゼルスに海外出張中だから、様子を見に行く目的で、度々全日空を使わせてもらっているよ。」
それは、ビジネスクラスかな。
元春「そこでなんだけど…集英組とビーハイブの組員も含めまして、ANAの機体を一機、特別チャーターする形で海外のプライベート旅行はどうかと考えているのですが。」
アーデルト「元春君の親御さんはそれで納得するの?そこが一番の心配なんだけど。」
鶫「元春。貴様、本当にそれで良いのか!?!?///」
千棘「飛行機をチャーターするって、かなりの高額なんじゃないの!?!?そこら辺はどうなってるのか知りたい。」
まぁ、高いお金を支出する訳だから、心配するよね。じゃぁ、親に電話してみるか。
元春「もしもし、俺なんだけど。」
元春の父「おお、元春か。どうした?」
元春「あの、ANAの機体を一機チャーターするのって結構、高額なんじゃないの?」
元春の父「うーん、無料とは言えないね。流石に駐機の税や、燃油サーチャージは半端ないぞ。それで、どこに行こうかとか考えてるのか?」
元春「そうか…。夏休み辺りに俺の友達らとハワイへ行きたいと考えて計画しているんだけど。しかもANAの機体一機を特別チャーターとして。」
元春の父「おい、それはお相手の親と相談してからにしろ。」
まぁ、どこの親もそう言いますよねー。
元春「今、桐崎家にお邪魔していてね。桐崎家の父さんに代表として電話代わるから。」
元春の父「桐崎家!?!?あのビーハイブの!?」
元春「父さん、知ってたの?」
元春の父「勿論だとも!アーデルトさんだろ?アーデルトさんは、うち(ANA)をよく使ってくれているお客様だからね。」
元春「じゃぁ、その人に代わるから。」
俺のスマホをアーデルトさんに渡す。
アーデルト「お電話代わりました。アーデルトです。」
元春の父「アーデルトさん。うちの息子がお世話になっています。」
アーデルト「いや、僕の方もお世話になっていましてね。」
元春の父「え?どういう事です?」
アーデルト「先程、僕のビーハイブと一条家の集英組との間で対話和睦が結ばれましてね。その件を主導してくれたのが、元春君なんですよ。お陰でこれ以上の長期抗争の懸念が無くなりました。」
元春の父「そ、そうなんですか!?!?うちでは全然そこまで行動をするような事を見た事無いんですよ(汗)」
ここで、アーデルトが思い切った決断をする。
アーデルト「僕は今回、元春君がしてくれた事を感謝する証に、僕の娘を含む全員分の航空券をまとめて買います。勿論、僕の方から旅行のお金に関しては支出しますので。」
あ、アーデルトさん!?!?判断力すごっ!一方の父はどう出るか?
元春の父「アーデルトさん…。解りました、私の方からはANAの機体一機をチャーター便として手配しますので、その旨を息子とそのお友達さんにも宜しくお伝え下さい。」
アーデルト「解りました。では、準備の方を致しますので失礼します。」
アーデルトさんは電話を切って、スマホを俺に返した。
アーデルト「僕の方から、旅行のお金の支出+全日空の航空券をまとめて買うよ。行くのは夏休みでしょ?」
元春「はい、そうです。俺の無理難題な考えを説得して頂いてありがとうございました。」
アーデルト「いや、いいのいいの。それより、僕の娘をこれからもよろしく頼むよ。元春君。」
説得は成功して、ANA機体一機をチャーターしてくれる事になり、アーデルトは千棘の部屋から航空券の手配と旅行のお金を支出する準備する為、退出した。
千棘「元春〜♡構え〜♡」
ANAの機体一機をチャーター出来て嬉しいのか、千棘は俺の膝枕になって、甘えてくる。この人は相変わらず、俺にはチョロいんだから。
鶫「元春///接吻をさせてくれないか…。///何だか貴様の事が好きになってしまったみたいだ…///」
鶫!?俺の事が好きになってしまったんですか!?どうしていきなり!?!?
クロード「誠士郎!?!?お、お前…まさかっ!?!?」
元春「ええ、そのまさかですよ。クロードさん。鶫誠士郎は、男勝りの女の子なんですよ。」
クロード「なっ!!///女の子だとっ!?!?」
元春「この際、鶫を女の子と認定して、ビーハイブ戦闘員から解消してくれませんか。俺が責任を持って、千棘と鶫を幸せにします。」
クロードは、頭を抱えて複雑な表情をしながら考えた。
クロード「あぁ…。良いだろう。我らビーハイブと集英組を対話和睦に導いた平本君の行動、ボスのお墨付きにもなった事だし、私からも言う事はない。誠士郎を女子と認定し、ビーハイブ戦闘員から解消する。」
鶫「すみません、クロード様…。」
クロード「誠士郎を平本君に託して適任だ。たから、謝る事は無いぞ。ビーハイブ戦闘員から解消をしても、桐崎家の身である事は変わりはない。だから、お嬢を守る事は継続してやって欲しい。」
そして、クロードは俺に向いてこう言った。
クロード「私はお嬢は勿論のこと、平本君も守る事にした。何でも気軽にこれから相談してきていい。」
鶫「元春っ///接吻をさせてくれ///」
あぁもう、面倒い。俺は一旦、千棘から離れる。鶫を部屋の壁まで、じりじりと迫り詰めてからの股ドンを展開。俺もだけど鶫もドキドキしてしまう。
元春「鶫。この方がアンタの唇を奪いやすいだろ。」
鶫「貴様は本当にズルいぞ///私をドキドキさせて楽しいのか…///」
俺は顎クイをして、鶫の顔に近づきこう言った。
元春「さっさと俺の唇に奪われろ。鶫誠士郎。喋ってたら…キス、出来ないだろ?」
ズキューーーーン!Σ(°꒫°๑=͟͟͞)➳♡ズキュン
元ヒットマン鶫の心を一撃必殺で射止めた。俺、今凄いこと言ったな。
鶫「もうこの際だから、言わせてもらう。平本元春。私は貴様が好きだ///貴様がして欲しい事あれば、何でもする。勿論、あんな事やこんな事も…///
」
俺と鶫は口内で舌と舌が交ざり合い、くちゅくちゅと甘くて濃厚な接吻を、楽や千棘らの前で見せつける。
鶫「んっ…んんーっ…///くちゅ…はぁ///元春…大好き///れろ…れろっ///じゅるるっ…ぷはぁ///貴様とのキス…癖になって止められなさそうだ…///はぁむっ///ちゅ///じゅるるっ///」
鶫は、スイッチが入ったのか、俺の舌にベロチューしてくる。凄くイヤらしい音が部屋中に響き渡る。これが本気キスというものか。
楽「うわぁーっ、二人だけの世界ってこんな感じかよ…。俺も小野寺とこうしていたいのに。」
千棘「つ、鶫っ!?!?///うぅーっ…///何か妬けちゃうわよ…///って、私にもキスさせなさーい!」
クロードは、口をあんぐりして呆然状態。魂が抜けそうだ。
俺と鶫の濃厚でいやらしいキスは、まだまだ続くらしい。いつになったら終わるんだよこれ。でも、対話和睦とチャーターの話は上手くいったから良いとするかね。
fin.