「そういう訳で、ですね。結論から申し上げると、先生にはミカさんを抱いて欲しいのです」
「ちょ、まっ……!」
「…………????????」
がちゃん、と。
木漏れ日の降り注ぐ庭園に、陶磁のティーカップがソーサーと強くぶつかる音が響きました。
動揺と……これは羞恥、でしょうか。顔を真っ赤にしたミカさんが半ば叩き付けるようにカップをテーブルへと振り下ろした姿勢のまま、わなわなと震えています。
彼女の心中については察するところがありますが、お茶会の最中にそのような振る舞いはいただけません。いくら非公式なものとはいえ、もう少しトリニティの生徒に相応しい振る舞いを心掛けていただきたいものですね。
ですがミカさんはそんな私の憂いなど露知らず、突如として「あのさあ!」と口火を切りながら勢いよく立ち上がりました。
「なっ、なななななナギちゃん!? い、いくらなんでもっ、その切り出し方はないんじゃないかなあっ!?」
ほら、先生なんてびっくりし過ぎてさっきから固まってるし!
恥じらいとかそういうのないの!? 一応女の子でしょ!?
ミカさんはまるで爆竹に火でも点いたかのようにそう捲し立て、ひどく興奮した様子で何度も何度もテーブルを叩きます。
幼馴染として骨身に染みて理解してはいるつもりですが、やはり彼女がその身に宿す神秘の質と量は尋常なものではありません。有事の際は盾にするために、ミレニアム製の特殊防弾ガラスが使用されている筈の特注品のテーブル。その天板に無視出来ないサイズの罅が入るのを横目に私は溜息を吐き、あくまで冷静に着席を促しました。
「分かりました、分かりましたから落ち着いて下さい。……というか一応は余計ですよ一応は。別に私は処女という訳でもありませんしね、ミカさんとは違って」
「んなっ」
目を見開いて口をあんぐりと開け、正に「鳩が豆鉄砲を食ったような」という慣用句がぴったりになったミカさんが言葉を失った様子で押し黙り、やがて乱暴に座り直します。
全く……まるで不貞腐れた子供のような態度ですが、ここは大目に見ましょう。いい加減で適当な性分の割に頭の回転だけはやたらと早く、おまけに素直に謝るのが苦手なためギリギリまでああでもないこうでもないと屁理屈を捏ねがちな彼女ですが、好いた男性の前でこれ以上醜態を晒すのはお互い避けたいところです。
私とミカさんは視線を交わし、暗黙の了解で矛を納めることとしました。
ひとまず口直しに、と先生からいただいたマドレーヌを齧り、私は思わず目を見開きました。
「あむ……あら、流石は先生がご贔屓にされているお店ですね。お茶の風味を壊さない程度にくどくなく、それでいながら柑橘の爽やかさが口に残ります。ふむ、茶葉を使ったお菓子なのでしょうが……トリニティの中でも指折りの名店とお見受けしました」
「あ、ああ、うん。まあ、ハスミや美食研のみんなのおすすめだからね。お気に召してくれたならよかったけど……」
「そうでしたか。あの方たちの目利きなら、確かに間違いはないでしょうね。優れた名店の逸品はお菓子作りの参考にもなりますから助かります。……テロ行為に関してだけは、本当にどうかと思うのですが」
先生もおひとついかがですか、と白磁のお皿を差し出すと、彼は何度か私とお菓子の間で視線を彷徨わせます。それから何やら決心をした様子で「あのさ」と控えめに切り出されました。
「はい、なんでしょうか」
「えーっと……確認なんだけど、さ。私とナギサってその、恋人同士、だよね? ちゃんと付き合ってるよね?」
「……? はい、勿論そうですが」
どうしてそんな当たり前のことを確認されるのでしょうか。
私の疑問を他所にそっか、と先生は呟き、押し黙ってしまいます。
男性的な印象を与える節くれだった人差し指で等間隔にテーブルを叩く──因みにこれは、彼が考え事をしているときの癖ですね──彼の態度はあからさまに動揺を露わにしたミカさんと対照的にとても落ち着いたもので、浮ついていた私も思わず襟首を正しました。
彼はそんな私を見て、どこか困ったように眉根を寄せて笑います。
大人としては少し頼りない印象を与える、けれど「怖がらなくてもいいよ」とこちらの警戒心を優しくほぐすようなその表情は、いつものように私の胸を優しく暖めました。
「…………えーっと。私に飽きたとか、他に好きなひとが出来たとか……とにかく穏便に別れて欲しくて、そのためにミカを私にあてがおうとしてるとか、そういう話でもない……んだよね?」
「なっ……ああ、いえ……そういうことですか……」
ふむ、なるほど。…………言われてみれば、そうですね。思い返すと私の態度はやや前のめりだったというか、そういえばその辺りを全く説明していなかったというか。
ええ、どうやら段取りを少し間違えてしまったようです。私ともあろう者が、我知らず緊張していたのかもしれません。
ふと、涼やかな風が吹き抜けて頭上の梢を揺らしました。
いつの間にか乾きを帯びていた口の中を、まずは香り高いダージリンで湿らせてから。ティーカップで口元を隠しつつ、舌先で軽く下唇を舐めます。
すぐそばの幼馴染から注がれる「これ本当にナギちゃんに任せて大丈夫なのかなあ……そういえば割とうっかりだし、思い込み激しいところあるしなあ……」という疑問と緊張を孕んだ視線を浴びつつ、時間を掛けて心を落ち着けた私はまず手始めに先生にミカさんの手を握るようお願いしました。
「……? いいけど……」
「え、なっ、なんで? あっいや、もちろん嫌じゃないけどぉ……」
ふたりは顔を見合わせ、やや不思議そうに(ミカさんは頬を赤く染めて照れ臭そうに)しながらも言われた通り手を繋ぎます。
──そして、これでミカさんには神秘を持たない先生に気を遣う必要が生まれました。無理にその場で暴れようとすれば、それは即ち彼を巻き込んでしまうことを意味するでしょう。
要は事実上の手枷という訳です。これは彼女が先生を傷付けるようなことは絶対にあり得ない、というある種の信頼とも呼ぶべき打算に裏打ちされた上での行動でした。
さて、ここからが正念場です。
これから私が彼に告げるべき言葉を考えると、正直この程度の保険では物足りない気もするのですが……しかしこれ以上の命綱は用意出来ないのもまた事実でした。ならば、ここは潔く本題に入るのが最善手。
短く息を吸い、背筋をしゃんと伸ばして胸を張って。男性特有の太く逞しい五指がミカさんの掌をしっかりと繋ぎ止めたのをこの眼で確認してから、私は「何故もなにも」と緩やかに口火を切りました。
「ミカさんは先生のことが好きで、私は先生もそんなミカさんのことも好きですから。つまるところ──この3人でお付き合いをしませんか、ということです」
◇
「えっと、その、今更なんだけど。先生もナギちゃんも、本当にいいの……?」
「あーうん……まあなんというか、ナギサ本人がああ言ってることだし……」
ところ変わって、私が保有するセーフハウスのベッドルームで。
ひとつのベッドの上に向き合って座るふたりはふいに口を噤み、揃って私の方へと視線を向けます。
ミカさんは遠慮がちに、そして先生はどこか後ろめたそうに(あるいはどこか言い訳がましそうに?)。二対それぞれの眼差しが、こちらへとその先を続けるよう訴えかけていました。
はあ……先生はともかく、ミカさんには事前に散々説明をした気がするのですが……まあ、別に構いません。
ふたりと同じベッドの隅に腰掛ける私は嫋やかに微笑み、「ですから、何度も申し上げたではありませんか」と小さな子供に言い聞かせるように滔々と語ります。
「先生のことは本当にお慕い申し上げています。あなたと過ごす時間は幸せで、満ち足りていて、私が私でいられるような気がして。セイアさんの言葉遊びではありませんが、私にとっての楽園は先生のおそばにあるのだと確信したほどです。もちろん、他の女性に譲る気なんて毛頭ありません。ですが──」
私はそこでふいに言葉を切って、ミカさんと視線を合わせます。
まるで朝焼けを迎えつつある空模様のような、青みがかったレモン色のひとみ。恐らくギヴォトスで最も見慣れた、けれどいつ見ても美しいと感じるその目に映る私は、呆れた様子で肩を竦めながらもどこか幸せそうに、やわらかく笑っていました。
「……私にとってミカさんは、それこそ先生と出会うずっと前から一緒にいた、とても大切な幼馴染ですから。おふたりに優先順位を付けるなんて出来ませんし……そもそも楽園というものがそこに住まうもの全てに幸福を与える場所であるなら、友情と恋愛を天秤に乗せなければならないこと自体がいっそナンセンスと言えるのではないでしょうか。私の大切な皆で、同じだけ幸福になる……つまるところそういった結論に至ったのですよ、私は」
「……も〜。ナギちゃんってば、照れ臭いときは決まって話が長くなるよね⭐︎ あはっ、ナントカは話が長いって言わなかったっけ〜?」
「あら、そうですか。ではざっくり申し上げますと、私と先生がお付き合いをはじめてからミカさんがうじうじうじうじうじうじ腐って落ち込んで心底鬱陶しかったので。まったく……他人に
「ちょっとナギちゃぁん!?」
「あ、あははは……」
目には目を。口撃には口撃を。
ついでのように秘密を暴露され、顔を真っ赤にしてこちらに掴みかかろうとするミカさんを先生を盾にしてうまくやり過ごしつつ、私は内心で安堵しました。
実のところ数日前までの彼女は半ば抜け殻のようであり、こんな風に口喧嘩など出来る状態ではなかったのです。
そもそも、私と先生がお付き合いをはじめるに至るまでには少々歪な経緯がありました。
私は幼馴染のミカさんが思いを寄せていることを察し、はじめこそ彼女の恋路を応援するために先生と顔を合わせるようになったのですが……ええ、まあ、その。木乃伊取りが木乃伊になると言いますか。狩人が罠にかかると言いますか。
あるいは、そう。もしかするとミカさんの件すらも自分が最初から彼に惹かれていたことの言い訳だったのかもしれませんが、気が付けば私の中ですっかり目的と手段が入れ替わってしまっていたのです。
ただ純粋に、このひとのことをもっと知りたい。このひとに私を知って欲しい。私がそう考えるようになるまで、さほど時間は要しませんでした。
そうして私はお慕いしている先生と交友を深めていく中で、彼が意外にも女性への免疫がないということを知ります。
多くの生徒に敬われ、時には友愛や信頼を大きく越えて秋風を送られている先生ですが、彼曰くほとんどの生徒は無邪気で純粋な子供にしか思えないからこそ平常心で接することが出来るのだと。「我ながら情けない話だけど、だからナギサみたいな大人びた子と話してる未だにちょっぴりドキドキするんだよね」と照れ臭そうに笑う彼の無防備な顔に、私の心臓はひときわ大きく跳ねて。
そのままほとんど勢い任せに、けれど表面だけは冷静に、私は募らせた思いの丈をその場でほとんど吐露してしまいました。
ふたりきりのお茶会の、穏やかな午後の日差しの中で。
「では、折角ですし男女の機微については私で勉強なさるのはいかがでしょうか。男性への恋心について普段私が勉強させていただいている、ほんのささやかなお返しです」なんて……今になって思えば、少々ずるい言い回しで彼に迫ったのです。
それから先生はやや、いえ、かなり面食らっていたようでしたが、やがて言葉に詰まりながらも私の告白を受け入れて下さりました。お互いに真っ赤な顔で見詰めあって、やがてどちらともなく吹き出して、はにかむように小さく笑います。そうして私と先生は晴れて結ばれ、めでたく恋人同士となったのです。
──そして、ミカさんの様子がおかしくなったのはその直後でした。
あれだけ思いを寄せていた先生をあからさまに避け、私との関係にもどこか一線を引くようになり。校内でばったりと出くわせば、ひどく辛そうな顔を見せるようになってしまい。
先生への思慕を殺しきれず、けれど友人の私を祝福しようとしている彼女が、抱えきれない矛盾を引き摺ったまま自ら距離を取ろうとしているのはもはや明白でした。
(なんというか、そこで相手の為に身を引いてしまうのがミカさんの美点でもあり、欠点でもあるんですよね……)
無論、私とて最初からこのままではいけないと考えていました。
恋愛は早いもの勝ちとはいえ、幼馴染の恋心を知りながらも先生を掠め取ってしまったことについては当然ながら罪悪感もありましたし、何よりミカさんとの絶縁など考えたくもありません。
こればかりは、先生には理解しきれない感覚なのかもしれませんが。ほとんど全ての大人を信用することが出来ないキヴォトスの学生にとって学校とは唯一にして絶対の社会であり、そこで培った友情とは何にも替え難いものです。決して大袈裟でなく、友とは命を賭けて守るに値する相手であると心の底から信じているのです。
繰り言にはなりますが、[[rb:先生 > 恋人]]と[[rb:ミカさん > 友人]]は私にとってどちらも切り捨てらることの出来ない存在だったのでした。
そんなことを掻い摘んで話してみせると、先生は納得したようなしていないような、どうにも曖昧な苦笑を浮かべました。
「あはは……まあ、だからって3人で付き合おうなんて発想が出てくるあたり、ナギサってやっぱり大胆だよねえ。正直、私からは逆立ちしても出てこない提案だったよ」
「おや……お気に召しませんでしたか?」
「あーいや、そういうことじゃなくて。ただ、変わったなあって」
「そう、ですか。……それはきっと、素敵な出逢いに恵まれたからでしょうね」
「……むーっ。先生とナギちゃんがまたいちゃいちゃしてる……」
いやまあいちゃつきもしますよ恋人なんですから。
いつまで経っても煮え切らないあなたと違って、ちゃんと告白までしたんですからね私は。
などとハッキリ言えばまたミカさんが臍を曲げて拗ねるのは間違いないので、代わりに私は先生の背中を軽く押します。
バランスを崩した彼は咄嗟に目の前の少女の華奢な肩を鷲掴みにしてしまい、憧れの男性と突然至近距離で見詰め合うことになったミカさんの喉から「ひゅっ」と風の吹き抜けるような音が鳴りました。
しかし、その一方で先生はとても真剣な表情を浮かべており(そのせいでミカさんはますますときめいている様子でしたが……)、ややあってから意を決したように口を開きます。
「あの、せ、先生……? ちょ、ちょっと近くない……?」
「……ごめんね、ミカ。本当は、それこそ私が自力で気付くべきだったんだろうけど。こうなったからには、改めてミカの口から聞かせて欲しいな」
ミカは……そもそも私のこと、本当に好きなの?
そうだとしてその気持ちは、本当に恋愛のそれなのかな?
どうやら私という恋人を得ても、まだまだ初心な……いえ。誠実なところは変わらないようで。
いつになく頬を真っ赤に染めた先生が正面きってそう訊ねると、ミカさんもまたその口をきゅっと一文字に結びました。
「……わ、たしは……」
何も言いたくないのではなく、むしろ溢れそうな思いを正しく伝えるためにこそ相応しい言葉を必死で選んでいるのでしょう。時折口を開きかけては閉じる彼女は目を伏せたり、ベッドのシーツを皺が出来るほど強く握り締めたり、ふいに窓の外に視線を遣ったり。
挙句の果てにはまるで助けを求めるようにこちらを見詰めたりしていましたが、そのいずれにも意味はないと悟ると、やがて先生の胸板に額をこつりと当てました。
「………………うん、好き」
ずっと前から大好きでした、と。
必死で絞り出したような、拗ねたような、あるいはやっと告げられたと心底安堵したような声色で、ミカさんは告白したのです。
出来ることなら先生の顔を見て言えたなら更に良かったのですが、そこはまあいいでしょう。どれだけ明るく振舞おうとも、本質的にはひどく臆病で繊細な気質の持ち主なのですから、下手に嘘を吐いたり誤魔化さなかったりしただけ上出来と言えます。
いよいよ耳まで赤くしたミカさんは先生の胸に顔を埋め、その表情を隠すようにしたまま「うー……」と唸り、まるで裏切り者を詰るように私の名前を呼びました。
「ほんっと最悪、ナギちゃんのせいで信じられないくらいダサい告白する羽目になったんだけど……ああもうせっかく色んなパターン考えてたのにぃ……」
「おや、でしたら別に今からやり直しても構いませんよ。どうぞミカさんの理想の告白とやらを見せて下さい。ひとりの乙女として、それはそれで興味がありますから」
「ぐ……っ、そ、それより先生は? 私は先生のことしゅっ、好きっだけど、先生はどうなのっ……!?」
この手の話題では一日の長がある私には勝てないとようやく学習したのでしょうか。
苦虫を嚙み潰したようにミカさんは矛先を変え、先生の胸板から顔を放すと彼の顔を見上げたまま不安そうに尋ねました。
対する先生はといえば、ミカさんとは違って予めその解答を用意していたのでしょう。
少し困ったように笑い、「こんなことを言うと、幻滅されちゃうかもしれないけどね」と口火を切りました。
「実際のところ、ミカをあまり異性として意識したことはなかったんだ。それに、複数人とお付き合いするってどうなんだろうって戸惑いもある。……でも、当のナギサが望んでいるし、それにやっぱりミカみたいなかわいい子に好きだって言ってもらえるのは男として嬉しいから。これからお互いのことを知っていきたい、っていうのは駄目かな……?」
「あっ、えっと、うんっ、全然大丈夫……! 私も、ここから先生に好きになってもらえるようにいっぱい頑張るから! ──だから、これからも私のことを見ててね。先生っ!」
……嘘も方便、とは言いますが。好意を寄せている相手に「異性として見たことはなかった」と打ち明けられ、少しも傷付かない女性など果たして存在するのでしょうか。
ですがミカさんは僅かな悲しみを感じさせつつもそれ以上に嬉しそうに、大きな希望をその潤んだ瞳に湛えてはにかみます。
かつて彼女は退き返せない袋小路の果てに周囲から魔女と謗られ、差し伸べられた手を振り払うほどの自暴自棄に陥りました。
自分は悍ましい咎人だと、誰に許される筈もないのだという諦観と罪の意識は茨となって彼女を苛み、ミカさん自身の手でありとあらゆる幸せを放棄しようとまでしたのです。
だからこそ──明日も明後日も、この先の道を
大切なひとと共に幸せな未来を紡ぐというごくささやかな権利が己の手の裡にあること、それこそが本当の意味での幸福なのだと。
彼女の華やいだ笑顔は、いっそ何よりも雄弁に語っていました。
それは同性の私ですら思わず見蕩れるような、それこそ風雨によって自ずと磨き抜かれた天然の宝石のような表情で。
先ほどミカさんを女性として意識したことはなかったと発言したばかりの先生もまたどこか惚けたように頷き、私はこの分ならおふたりが心を通わせるのもそう遠くはないのだろうな、と考えました。
……まあ、それはそれとして。
「あっじゃあ今日はこれで解散でいいよね☆ 私ちょっと用事あるからまた連絡するねバイバイ先生ナギちゃんっっっ!」
「待ってください、ミカさん。本題がまだ済んでいませんよ」
「いやいやいや無理無理無理無理やっぱ無理だって! 先生との仲が進展するっていうから乗ったけどさあ、やっぱり冷静に考えたらえ……えっちなんて絶対無理だって!」
死ぬ! ドキドキのし過ぎで心臓が破裂して死んじゃう! と首を激しく横に振るミカさんの肩を掴んで逃がさないようにしながら、私は思わず溜息を吐いてしまいます。
本当に意気地なしというかヘタレというか……そんなもの勢いでいけばいいでしょう勢いで。
「雑! 雑だよナギちゃん! 初めてのえっちなんだからさ、女の子としてはもっとムードとか大事にしたいじゃん! ていうか先生もこれから私のこと好きになってくれるって言ってるんだし、もう今更それに拘らなくてもよくない!?」
「あのですね……言っておきますが、先生はそうする努力をなさってくれるというだけですよ。改めて男女としてミカさんと向き合った結果、特に心境の変化はなかった、なんてことも無いわけではないかと思いますが」
「ん、な……っ……で、でもさっ。そういうのって、えっと、それこそ煙草とかお酒と同じでさぁっ……あ、あんまりよくないことなんじゃないのっ!?」
「はあ……」
ミカさんの処女……というよりも箱入り丸出しの発言に私は天を仰ぎます。
……ティーパーティーの一員として、いえ、伝統あるトリニティの生徒としてあまりこういったことは考えたくないのですが。外界と触れ合う機会を持たない完全な純粋培養というのも、それはそれで問題のある話なのでしょうか。
「……何やら誤解されているようですが、性行為はそういった依存性のある嗜好品と違ってただ気持ちが良いだけではありません。肌と肌を重ねる安心感はメンタルケアにおいて他の何にも替え難いものですし、何よりパートナーへの愛情がぐっと深まりますから。別に少女漫画のように休日に一緒に外へ出掛けたり、思い出を共有することばかりが男女の絆の深め方ではないと思いますよ」
そうですよね、先生。
私が水を向けると先生は少し回答に困った様子で口をまごつかせたあと、やや視線を彷徨わせながらも「そうだね」と首肯しました。
「勿論、あまりそういった性的な欲求を持たないひともいるから、パートナーの気持ちは必ず尊重しないといけないけどね。でも双方がそれを望むなら、節度を持ったセックス自体は日常からそう遠ざけなきゃいけないようなものでもない……と思うよ。まあ、ほとんど一般論の受け売りだけどね」
「そういうことです。
「う、うぅ……なんか死ぬほど失礼なルビ振られた気がするけど、まあ、先生がそう言うなら……」
「…………いや、なんか私がどうしてもミカに手を出したいみたいな流れになってるけど、違うからね? 普通に私も巻き込まれてる側だからね? むしろミカが嫌がってるなら今日は帰してあげた方がいいと思うよ?」
そう言って引き攣った表情を浮かべる先生ですが、しかし身体の反応は口よりもやや素直なようです。
私がその大きな背中にぴとりと張り付いて彼の股ぐらに手を伸ばすと、彼はその大きな身体をびくりと震わせて「うわっ!?」と焦ったような声を上げました。
まるで見つかってはいけないものが見つかってしまったような、どこか恋人への後ろめたさを感じる先生の態度を前にした私は酷薄な笑みを浮かべます。
「そう仰る割に、もう既にいくらか硬くなっているようですが。男性の性器とは何もなくともひとりでに大きくなるものなのですか、先生?♡」
「な、なななななナギちゃん、にゃっ、なにをしてっ」
「…………ミカさん。私が良いというまで、どうかお静かになさっていて下さいね。次に水を差したらロールケーキぶち込みますよ」
刺激が強い光景なのは理解出来るものの、そう易々とムードを壊されては堪ったものではありません。
動転するミカさんは(私の手作り料理が脅しとして機能する、というのは甚だ不本意ではありますが……)忠告に素直に従って口を閉じ、その代わりに食い入るように私の手元を見詰めます。
私は痛いほどの視線を浴びせられながらもペースを緩めることも早めることもなく、先生の股間を引き続き擦り続けました。
まるで幼い子供の頭を撫でるように。あくまで優しく、丁寧に、布越しのじんわりとした刺激に留めるような力加減で。
その一方で、黒いスラックスに沈む指先を軽く立てることで甘勃起した男性器の輪郭をつつ……となぞり、「その先」への期待を燃え上がらせるように。
私は切なげに熱い吐息を漏らす先生の横顔へ今すぐキスしたい衝動を必死で堪えながら、「ほら、正直に答えないとズボンを脱がせてあげませんよ」と囁きます。
「柔らかくていい匂いのするミカさんに無防備に触れられて、大好きですと正面から告白されて……先生は、一体なにを期待されていたのですか? ♡」
「ぅ、ぁっ……! その、こんなにかわいい子に好かれてるんだ、って思っちゃって……つい、色々と、妄想を……っ」
「あら、そうですか……♡ まあ、そうなるのも仕方ありませんよね♡ ミカさんといえば眉目秀麗な生徒の揃うトリニティでもトップクラスの美少女であり、ティーパーティー時代も大勢のファンがいたのですから……♡」
先生はご存知でしたか?
キヴォトスでは女性同士の交際もままあるのですが、それこそミカさんは下級生からよく告白されていたのですよ。
まあ、夢見がちなミカさんは恋人に求めるものも相応に高いので全て断っていたようですけれど……
「分かりますか、先生。そんな素敵で特別な女の子に触れていいのは、キヴォトス広しといえど先生だけです。あなただけが、聖園ミカを思うままに抱けるのですよ……?」
穏やかで優しい先生の奥底に眠る男性としての優越感をそうしてストレートに煽りつつ、私はミカさんへ密かにアイコンタクトを送りました。
あまり綿密に打ち合わせてもどうせ本番になれば大半は頭から吹き飛ぶでしょう、ということで大枠しか決めていませんが、スムーズに事を運ぶためにも「このタイミングではこのように行動してほしい」という要望は互いに伝えてあるのです。
ミカさんはこちらの合図に気付きハッとすると徐に頷き、それから固唾を呑むとやがてひどく緊張した面持ちで自らの衣服に手を掛けます。
しゅるり、といやに煽情的な衣擦れの音が響き、私と先生の目の前で彼女の肢体を覆う真っ白な制服が脱ぎ捨てられました。
出るところが出て締まるところが締まったモデル体型でありながら、筋肉質からは程遠い──つまりとても柔らかそうな、まさに抱き締めたくなる瑞々しい肉感との両立。
キヴォトスには極一部に規格外が存在するとはいえ、否、極端に振れていないからこそミカさんの体型は少女と女性のちょうど曖昧な中間地点にあり、まるで夢見る女の子の甘い理想が詰まったようです。
そして硬直する先生の視線は完全にその豊満な胸元へ釘付けになっており、レースカーテン越しに差し込む光の中でミカさんは恥ずかしそうに身を捩らせます。
「…………えっち」
「い、いやっ、これはちが……わないね! ほんとごめん!」
「もう、先生。あなたは経験不足のミカさんをリードする立場なのですから、こういうときは鼻の下を伸ばされるよりも先に女性側の細やかな気遣いや努力を誉めていただかないと……」
女とはいついかなるときも自分を魅力的だと思ってもらいたいもので、それこそそのために血の滲むような努力をしているものなのです。
異性にまるで免疫のなかった先生はもはや過去の存在。同じく未経験だった私によってその辺りをみっちりと叩き込まれた先生は言われずともミカさんを褒めて下さるものと考えていましたが……どうやら、想定以上にこの状況に参ってしまっているようですね。
私はミカさんにまず自分の躰を隠さないようお願いし、改めて先生の耳元へと唇を寄せました。
「ほら、もっとよくご覧になって下さい……♡ ミカさんの下着、きちんと先生の好みに合わせたんですよ♡ 先生はセクシーランジェリーよりも、少し少女趣味なくらいのものがお好きなようですから♡純白で繊細なフリルやレースのたくさん付いた、まさに殿方に召しあがっていただくための砂糖菓子のような下着です……♡」
ミカさんの制服の下から現れたのは、リボンとレース、フリルが絶妙なバランスで融合した芸術。パートナーの性欲を煽るための過激で際どいデザインとは一線を画す、まるで幼い女の子が自分のお気に入りの人形に着せるようなドレスめいた下着。
全体としては白一色で纏まっていますが、特筆すべきはやはりふんだんにあしらわれた装飾でしょうか。
雪の結晶、あるいは花びらに薄っすらと走る葉脈にも似た、いっそ溜息が出るほどに精緻で美しいレース模様はシースルーとなっており、その下の美肌を透かして覗かせていますが、そこに卑猥さやいやらしさは全くと言っていいほど感じられません。むしろ着用者の可憐さを引き立てる額縁めいた役割を果たし、どこか神秘的な印象すら与えると言っていいでしょう。
異性に下着を見せるタイミング、即ち情事の間際でさえ自分をかわいい、綺麗だと思って欲しい。
そんな奥ゆかしくもいじらしい、永遠の愛を無邪気にも信じるような究極の乙女心がそこに在るのです。
もちろん、そんなミカさんはスキンケアにおいても一切の妥協がありません。
何があろうとも日々のお手入れを欠かさない彼女が披露するのは、同性としてもはや敬意すら抱く仕上がり。昼下がりの穏やかな日差しが差し込む部屋の中で、純白のランジェリーとの境目を見失ってしまうほどに透き通る雪肌はまるで光を放つ真珠のよう。
極上の異性を前にした先生は生唾を呑み、自身もまた上半身の衣服を全て脱ぎ捨て、おずおずと「触れるよ」とその手を伸ばします。
「きゃっ……♡」
先生の太く逞しい腕がミカさんの華奢な腰を抱き寄せ、肌を露出させた男女の距離が一息に縮まります。ブラジャーに覆われた柔らかな胸は男性の分厚い胸板の前でその形を変え、ふたりの身体がぴとり♡と密着しました。
てのひらを繋いだり服越しに抱き着いたりなら兎も角、文字通りに生まれてはじめて異性と素肌を触れ合わせたミカさんはうっとりとした顔つきで先生を見上げ、半ば無意識にその腕を先生の背中へと回します。ぺたぺたとまるで触診のように触れて、ほう、と小さく息を吐きました。
「先生のからだ、思ってたよりがっしりしてて凄いね……♡ かっこいいなあ……♡」
「まあ、なんだかんだ鍛えてはいるからね。この仕事してると、いざというときはやっぱり体力がモノを言うし……」
「あは♡ なんかそれ、裸のまま言うとやらしーじゃんね……♡」
「ん? ……あっいや、下ネタじゃなくてね?」
それからふたりは互いの体温を分け合うように優しく抱き締め合い、時折思い出したようにぽつりぽつりと言葉を交わしながら、たっぷり数分間はそうして互いの身体に触れたりその感想を言い合ったりいました。
人肌の温もりというものは、本当に心を落ち着けるものです。適度に緊張がほぐれた様子のミカさんは目を閉じたまま先生の胸板に頬を擦り付け、「わっ♡心臓の音すごーい♡」とはしゃいだ声を上げます。
「先生、すっごいドキドキしてる……♡ 横で彼女も見てるのに、いけないんだー♡」
「おや、そうなのですか。……では、私とはじめて夜を共にしたときとどちらが緊張されていますか?」
「いやいやいや質問のチョイスがエグイって……! どっちも、どっちも本当に同じくらい緊張してるのでご寛恕を……!」
「えー……本当かなあ? ♡ ナギちゃんはどう思うー?♡」
「ふふっ。さて、いくら恋人とはいえ他人の心の裡は覗けませんからなんとも。ですが、本当にどちらも選ばなければ……先生の浮名が、キヴォトス中に流れてしまうことがあるかもしれませんね……?」
「ちょっ……」
いやほんと、どうか勘弁して下さい。それだけはどうかお許し下さいと白旗を上げる先生が無性に面白くて、私とミカさんは思わず顔を見合わせて笑います。
小説によると同じ男性を好きになるのは古今東西において痴情の縺れの種となるらしいのですが……こうも必死で私達に女性としての優劣をつけまいとする、そんな先生のような心優しい男性ばかりならそうはならなかったのではないでしょうか。
むしろ、好きなお茶菓子を友人と分かち合うような。自分の取り分は減っているにも関わらず、心が満たされるような。そんな不思議な気分が私達を包んでいました。
しかしミカさんはそんな先生の胸の中でにんまりと笑い、彼の両頬を左右の掌でそっと包み込みました。それは彼女らしさに溢れる勝ち気で挑発的な、付き合いの長い私にとって最も見慣れた笑顔です。
──でも、今の時点で同じくらいだって言うならさ。これからもっとドキドキさせちゃうから、最終的には私が圧勝しちゃうかもね? ♡
そう言ってミカさんは先生がなにかアクションを起こすよりも先に唇を軽く突き出し、「見て」と呟きます。
「これね、先生が前のデートで買ってくれたリップ。私がまだティーパーティーの所属だった頃、トリニティで一番売れてる雑誌のモデルをやったときにも使ってたお気に入りのブランドなんだよ♡」
カメラマンの子も、雑誌を手に取った子も、みーんな似合ってるって褒めてくれた、撮影用にバッチリキメるためのやつ。
一時期「ミカ様リップ」なんて言われてトリニティでプチ流行までした、たくさんの女の子が憧れてたお姫様のくちびる。
恋する……ううん、どんな女の子にとってもすーっごく大切な場所。
「今日まで大事に大事に守ってきたそれを、ね。大好きな王子様にだけ……余さずぜーんぶ、あげちゃうね……♡」
──んぅー……ぱっ♡ んぅー……ぱっ♡
恥じらいも躊躇いも今だけは心の底に仕舞い込み、吐息すら混じり合いそうな距離までその端正な顔を寄せて。
ミカさんはわざとらしく音を立てて桜色の唇を大袈裟に開け閉めして、まるで餌をねだる魚のように愛おしいオスを一生懸命に誘います。
さて……そんな彼女を眺めているだけというのもなんですし、折角です。同じく下着姿になった私も再び先生の背中にぴとりと張り着き、そんな健気な幼馴染をアシストすることにしました。
先生はしばしば私の落ち着いた声が好きだと言って下さります。そんな彼好みの声を聞こえるか聞こえないかといった程度の音量まで絞って、思いつく限りのいやらしい言葉をそんな先生の耳に流し込むのです。
「ほら……先生♡ ミカさんのぷるぷるで瑞々しい唇が開くたび、彼女の口の中が見えますよね? ♡ まるで内臓みたいに真っ赤でぬらぬらと光るおくちに、先生のながぁーくて大きな舌を無理矢理に捩じ込むんです……♡ そうしてベロとベロをたっぷりと絡ませて、まだキスの味も知らないような清純な乙女に大人の快楽をたっぷりと刻み込んでしまいましょう……? ♡」
「んー……ぱっ♡ んー……ぱっ♡ えへへ……♡ 正直、まだちょっとだけ恥ずかしいけど……でも、もう分かるよね♡ 王子様に恋してる私の唇がね、「寂しいよぉ♡」ってしくしく泣いてるの♡ ……あは。してほしいなぁ……♡ もう取り返しなんてつかなくなるくらい、すっごくあつーいやつ……♡」
どうぞ、先生♡
いいでしょ、先生……♡
据え膳ですよ、先生♡
前と後ろからぎゅうぎゅうに密着され、若いメスの瑞々しい肢体を無遠慮に押し付けられたまま、甘ったるい声で何度も何度も名前を呼ばれて。挙句の果てにはあからさまに媚びたエアキスまで目の前で披露されて。
さながら火に油、それどころかニトログリセリンといった次第でしょうか。
そうこうしていると煽りに煽られた先生の呼吸はみるみるうちに浅く荒くなっていき、いよいよ導火線に火が点いたのが手に取るように分かりました。
「っ……もう、ミカっっ!」
そして、とうとう先生は怒ったように声を荒げます。そしてがばっ、とミカさんの背中に腕を回したかと思うときつく彼女を抱き締めました。
これまでの人肌の温もりを確かめるような抱擁とは根本からして全く異なる、自分の[[rb:女 > もの]]をそばに引き寄せるための、とても強引で乱暴なやり方です。しかし被害者であるミカさんがそれについて何か感想を述べるよりも先に、先生は彼女の唇を力強く塞いでしまいました。
「んぅ……んっ、ゃぁ……♡♡ ちゅ、ちゅ……ちゅ、ぷっ……♡ れろ、えろ、ちゅ……ぢゅる、くちゅ、ちゅ……♡♡ せんせっ、らんぼう……っ♡♡♡ ちゅ……ぷちゅぅ……♡ れろっ、ちゅぱ、くちゅ、ちゅぱっ……♡♡ くちゅ、ぐちゅ、ちゅぅぅぅっ……♡」
その光景に題を付けるなら、差し詰め「捕食」でしょうか。
まるで前腕で抑え付け、生きたまま獲物を貪り食らう肉食獣のような……如実に互いの力関係を窺わせる、実に一方的なキスでした。
先ほどまであれだけオスを挑発していたミカさんは頭上から覆い被さるように抱きすくめられ、抵抗すら許されないとばかりに唇を押し付けられて。そしてその口内を、欲望の赴くまま徹底的に蹂躙されているのです。
──ぴちゃ、ぴちゃ♡♡ じゅる、じゅる♡♡♡ぐぽ、ぐぽっ♡♡
女の子の小さくてぷるぷるの唇をこじ開け、甘くていい匂いのする恋メス唾液をごくごくと飲み下しながら、まだ誰と触れ合ったこともないザラザラとした舌の根元まで容赦なくしゃぶり上げて。
歯茎の裏側や頬の内側に至るまで余すところなく、ミカさんのおくちバージンは全て自分のものなのだと言わんばかりに男性特有の大きくて分厚い舌が這い回り、甘く溶かされるような快楽が彼女の全身を駆け巡ります。
目元などは特にとろんと蕩けて垂れ下がり、正しく夢見心地のようです。
「……♡♡♡」
そんな男らしさ全開のらぶらぶ合意ベロキスレイプを、正真正銘経験ゼロの初恋処女が浴びて無事に済む筈もありません。ミカさんはすっかり魅了され、柔らかくて形の良いおっぱいを形の歪むほどぎゅうぎゅう♡と必死に押し付け、腰をくねらせて全身で無自覚の好き好きメスアピール。
そんな態度がいっそうオスの劣情を煽るものですから、釣られて発情した先生もまたミカさんの桃尻をむぎゅう……♡と無意識のまま鷲掴みにしてしまいます。
すると張りのある雪肉は先生の大きな手のひらが沈み込んでも反発せず、むしろ悦んで受け入れてしまう始末。
そうしてふたりは互いの身体の最も触り心地のいい場所を探すかのようにあちこちを撫でたりさすったり揉み合ったりしながら、もはや境界線が溶けてひとつになってしまうのではないかと思うほど熱心に舌と舌を擦り合い続けます。
私はおふたりの睦み合いの邪魔をしないよう先生の背中からそっと離れましたが、自らの秘部から響いたくちゅり♡という水音で自らがその場の空気にすっかり当てられていることに気付きました。
「ぁ……♡ せんせ……せんせぇ……っ♡♡ ぇろ、すき、んちゅ、れろ……♡ ちゅぷ、んむ、すき、すき、だいすき……♡ くちゅ、ぁん、んぅーっ……♡♡♡ 私の先生、私の王子様……っ♡♡ んぶぅ……っ♡ ふぅっ、ぢゅるぅっ……♡ ん、ぢゅ、るるっ♡ んぅ……♡」
「ん、ミカ、っ……」
ふたり分の唾液が混じり合った愛のカクテルを口元からだらだらと零し、顎の先から雫として滴らせるミカさんは正に幸福の絶頂といった蕩けた顔つきで。
彼女はマーキング行為の全てを嬉々として受け入れ、そして愛おしいオスが少しでも気持ちよくなれるように懸命に舌を絡ませ続けます。
けれど初心で不慣れな生娘にはまだ効率の良い舌の動かし方というものが分からなかったようで、やがて疲れたミカさんがギブアップする形でふたりは長い口づけを終えました。
ちゅっ……ぽんっ♡と音を立てて先生の舌が引き抜かれ、見詰め合ったふたりはまるで別れを惜しむかのように最後に軽く唇どうしを触れ合わせて。
そうして繋がったままの唾液のアーチを拭うこともしないまま、先生がそっとミカさんを押し倒しました。
よく手入れされた桃色の髪がベッドシーツの上で波打ち、ヘアオイルの甘やかな香りが仄かに広がります。「そのとき」が来たのだと悟るミカさんの頬は俄かに赤く染まりましたが、先生はそんな初心な反応にくすりと笑みを零すと、「それはまだもう少しお預けだよ」と囁いてから彼女のうなじにキスを落としました。
「きゃ……っ♡ やん、ふふ……♡ あははっ♡ ちょ、先生っ♡ それ、くすぐったくてっ、へんな声出るからはずかし……っ♡ ゃぁ♡ もー、そろそろ怒るから、っ、あはははっ♡」
「大丈夫だよ、怖がらないで。何も恥ずかしくなんてないから、まずはミカが気持ちいいって感じる場所のことを教えて欲しいな」
「え〜……♡ 正直、先生が触ってくれるならどこでもいいんだけど……あ、それ好き、かも……っ♡」
確か……全身リップ、でしたか。少女の華奢な躰を組み伏せた先生は首筋を始点に軽く触れるようなキスの雨を降らせ、ゆっくりと時間を掛けながら腹部へ、更にその下へと向かっていきます。
ミカさんは最初こそくすぐったそうに笑っていましたが、キスの快感に没頭している間ならともかく、リップ音というものはじっと耳をそばだてているとそれだけで中々煽情的に聞こえるものです。
男性特有の大きな、そして生温かい唇はうなじ、鎖骨、胸元、おへそ、鼠蹊部……と全身の性感帯をくまなく愛撫していき、それと並行してミカさんの上げる声も次第に艶めかしさを帯びていきました。
そうして先生の唇はやがて「終点」に辿り着き、ぴたりと止まります。
彼は下着越しにもそうと分かるほど湿った秘裂を前にすると舌を引っ込めて、代わりにコスコス♡とクロッチに広がる染みを優しく、静かに擦りはじめました。
大方、産まれてはじめて異性に性器を触られたのでしょう。
ミカさんは「あっ♡」と甘い声を漏らして身体を震わせ、思わずといった様子で目を見開いて口元に手を当てます。
それはまだまだ淡い恥じらいを捨てきれない極めて初心な所作でしたが、同時に先生を見詰める濡れた瞳からは既に隠し切れない期待が顔を覗かせていました。
「よかった、もう結構濡れてるみたいだね。直接触りたいんだけど、脱がしてもいいかな?」
「う、うん……♡ その、正直に言うとかなり恥ずかしいけど。せ、先生になら、いいよ……♡」
「そっか、ありがとね。……あ、それと少しでも痛かったり怖かったりしたら遠慮なく言ってくれていいから」
優しく笑って「約束だよ」と言った先生はミカさんの頭を丁寧に撫で、ゆっくりと彼女の下着を脱がせにかかります。
ぐっしょりと濡れた純白のショーツは糸を引きながら細い脚を通って引き下ろされ、ぱさり、と床に落ちます。レースカーテン越しに午後の日差しが差し込む寝室で、未だ嘗て誰もお目にかかったことのない正真正銘の初物おまんこがその姿を現したのです。
ミカさんはどこか心配そうに、萎縮した様子で「あのさ」と尋ねました。
「えっと、ど、どうかなっ……? お手入れは、ちゃんとしてるつもりなんだけど。……なにか変じゃないかな、私のあそこって……」
「うん、大丈夫。とっても綺麗だよ、ミカ」
生まれて初めて、それも好意を寄せる異性の前で秘部を曝け出したとあっては、いくらミカさんといえど不安になるのは当然というもので。
先生は落ち着かせるように、言い聞かせるように彼女と目を合わせてから頷きましたが、それは決してお世辞ではありませんでした。
素肌と同じく、もしくはそれ以上に入念に手入れをされたおまんこの近くには産毛の一本すら見当たらず、まるで産まれたままのよう。
ぴったりと閉じた貞淑な縦スジは下着の中に愛液が溢れたことで表面全体がまるで水を被ったようにぬらぬらと光っており、熟した果実にも似た発情中のメスの甘酸っぱい香りが辺りに漂っています。
オスであれば思わずむしゃぶりつきたくなってしまうような、正に完璧な肉壺でした。
……とはいえ、それはあくまで外見の話であり、中身は新品未使用の処女おまんこです。いくら念入りなキスと愛撫でじっくりと性感を高めたとしても、直接触らないことにはほぐれることもないのでしょう。
貝のようにぴっちり閉じた大陰唇からは膣道が小さく縮こまっている様子が見て取れ、先生は「本当に綺麗だね」と再度労るようにミカさんの日々の努力を褒めてから、その指先をおまんこの入り口にぴたりと這わせます。
ミカさんはうっとりとした顔つきでその全てをされるがままに受け入れていましたが、ふと我に返ると私の方へ冷たい視線を向けました。
「ちょっと。ナギちゃんはそれ以上見るの禁止。怒るよ☆」
「ああ、失礼しました。では、私はこちらで」
「……えっ。いや、そこは普通に出て行ってほしいんだけど……」
私としては興味本位で眺めていただけなのですが、当人からすれば少しでも先生との時間に浸りたいのかもしれません。
咎められた私はそそくさとミカさんの頭の方へ移動し、ぱちん、と彼女のブラジャーのフロントホックを外しました。
邪魔な布が取り払われたことで形の良い美乳がふるりと揺れながら外気に晒され、呆気に取られるミカさんはややあってから目を見開いて胸元を隠します。
(ちょ……うわ、なになになに!? え待って、ナギちゃんってそっちの趣味もあったの!? 嘘でしょ!?)
(まさか。ただの……そう、ちょっとした人助けです。なにせ本当に痛いですからね、破瓜の瞬間は)
(はか、って、あ゛~…………うわぁ、やっぱりナギちゃんもはじめては痛かったの……?)
(ええまあ、はい。個人差はあるかと思いますが、私は普通に涙が出ましたね。常識で考えていただきたいのですが、人体に固い棒状のものを捩じ込むのは普通に拷問ですよ)
(……わーお。そっか、あのナギちゃんがかあ……)
あまり男性に聞かせたい話でもないでしょう、ということで私たちは咄嗟にアイコンタクトのみでそのような会話を繰り広げていましたが、ミカさんは思わずこれから訪れるであろう痛みを想像してしまったようです。参ったな、と言わんばかりに小さく舌を出します。
今でこそ生徒を束ねるティーパーティーの一員となり、表立って荒事に参加する機会の少なくなった私ですが、下級生の頃は現場仕事で武勲を上げる機会もそれなりにありました。
幼馴染として、そして戦友として背中を預けて戦う中で、ミカさんはそんな私の忍耐力をよく知っています。故に、桐藤ナギサともあろう人物が涙まで零したとあっては彼女が尻込みするのも半ば当然というものでした。
まあ、このまま慌てふためくミカさんを観察するのもそれはそれで面白そうなのですが。おふたりの初めてが失敗するのは、こちらとしても本意ではありません。
私は勇気づけるように彼女の手を握り、「安心して下さい」と囁きました。
(……ですが、そうですね。敢えて言うなら私たちの知る銃弾や爆弾、殴る蹴るといった痛み……いわゆる暴力と呼ばれるものと「それ」は、全くの別物でした。そう硬くならずとも大丈夫ですよ)
処女「喪失」などと往々にして表現されますが、むしろどこかが満たされるような。
愛するひとに貫かれるというのは、まるで女としての本懐を遂げるような、深い満足感が伴うものなのです。
ミカさんは滔滔と語る私をどこか懐疑的に、あるいは胡散臭そうに見ていましたが、突如として「ひゃっ」と可愛らしい悲鳴を上げます。
見れば先生の大きな指が彼女のおまんこの入り口を直接撫ではじめ、くちくち♡と粘着質な音を立てているようでした。
「あ、ごめんね。驚いちゃったかな。大丈夫?」
「う、ううん! ちょっとびっくりしちゃったけど、全然オッケーだよ! 今日はその、えっと、先生のしたいようにしてねっ☆」
(では、そういうことですので。私の方も始めますね)
(あ……待っ、あっ♡)
一瞬の隙を突いた私はミカさんの静止を振り切り、まず初めに彼女の豊満な胸を揉みしだきます。
白くハリのある肌はうっすらと汗ばんで指先に吸い付き、沈み込むような柔らかさの中に確かな弾力が同居したその感触は、まるで高級な寝具のよう。
私もスタイル自体は良い方だと自覚していますが、それでも自分のおっぱいとはまるで別物のようでした。
「ぁん、ぁっ、はぁっ……♡ これ、なんか、だめかも……♡ 先生とナギちゃん、ふたり同時に違うことされるの……♡ んっ♡ なんか、すっごいきもちいい……っ♡ ぁっ、ふあぁっ……♡ っ♡ ……はぁ、はぁ……♡ んっ♡」
胸とおまんこ。女性の指と男性の指。興味本位と愛撫。
指の硬さや力の強弱、テンポすら異なるふたつの快楽に挟み撃ちされたミカさんは翻弄され、艶やかに濡れた声を上げますが、私の手は止まりません。いえ、もはや止まれませんでした。まるではじめて与えられた玩具へ興味津々な子供のように、ミカさんの豊満なバストをありとあらゆる角度から揉み続けます。
揉む度に大きく形を変える双丘の感触に思わず感心すら覚えていると、ふと、先生の方から強烈な視線を感じました。
「……先生? どうかされましたか?」
「い、いや。別に……」
私が笑顔を浮かべつつ目を合わせると、こちらを見詰める先生の目はどこか血走っており、鼻息は先ほどより荒くなっています。
その理由について思い当たる節のあった私はそれを確かめるため、ミカさんの巨乳の心地よさを殊更に強調するようにぐにぐにっ♡と、乳房全体を波打たせるかのようにいっそう激しく揉みしだきました。
すると先生の視線は更に鋭さを増し、ごくり、と喉を鳴らして生唾まで呑み下したのです。
(ふむ。これは……独占欲、なのでしょうか)
例えその相手がメスであれど、これから自分の交尾する相手を他の誰かに取られたくないというオスとしての本能。
あるいは、そう。可憐な少女同士が絡み合い、性感を貪っているという非常に倒錯的な状況に、ごく単純に興奮しているのかもしれません。
私は口元を釣り上げ、意図して蟲惑的な笑みを浮かべました。
──先生。恋人が他の女性を愛撫している姿は、そんなにも煽情的でしたか?
あるいは、そう。自分を好きだと言ってくれた女性が他人に愛撫されている姿に、まさか興奮でもされましたか……♡
私がそう尋ねると、先生は少しばかり迷ったあと、意外にもはっきりとそれを肯定します。
目の前に広がる光景がいかにも非現実的だからこそ、彼もまた白昼夢を見ているかのように、どこか覚束ない浮ついた口振りだったのがひどく印象的でした。
「そんなこと……ううん、そう、だね。もうここまで来たんだし正直に言うけど、なんか寝取られものっぽいなって。こう……まるでいけないものを見てるような気がして、ぶっちゃけすごい興奮する……」
「……なるほど。聞きましたか、ミカさん? ここは先生に喜んでいただくためにも、もっともっと私の手で気持ちよくなりましょうか」
「んっ♡♡ あ、はっ……♡♡ 先生ってさあ、ほんとに変態さんなんだね♡♡♡ 女の子同士でシてるところも、ゃっ……♡♡♡ あん♡♡ 好き、なんだぁ……♡♡」
じゃあ……いいよ。
私、お望み通りにえっちな子になってあげるね……?
あばたもえくぼ、と申しましょうか。惚れ込んだ相手の性癖なら、それがどれだけ変態的でも受け入れてしまうのが恋する乙女というもので。
愛しい男性の歪んだ感想を聞き届けたミカさんはくすくすと揶揄うように笑って、頭上の私と目を合わせました。そして「ナギちゃん、乳首も触って♡」とわざとらしく甘えた声を出します。
「分かりました。では、そのように……」
ミカさんほどとは言いませんが、私も身嗜みには常に気を払っています。特に手や指などは強く印象に残ると言われる部分ですし、日頃から保湿やケアは欠かせません。
そんな白魚のような指の先で、私は段々と硬くなっていくミカさんの乳首を軽く圧し潰したり、あるいはきゅっ♡と挟みこみ。時には整えた爪の先で乳輪をつうーっ……♡と円を描くようになぞり、甘く悶える反応を引き出し、カリカリ♡と引っ掻いて。彼女の中で渦を巻く快感の熱を、じっくりと高めていきます。
どれくらいの力加減で、どうやって触ればいいのか。
女性同士だからこその心得た繊細な手つきで焦らしつつ、私はこれでもかと時間を掛けて幼馴染の身体を丹念に愛撫しました。
一方で、先生もまたミカさんのナカを丁寧にほぐしていきます。
男性特有の先端の皮膚が少し硬くなった指の腹がミカさんの蜜壺の入り口を撫で、ぴったりと閉じたサーモンピンクの肉ビラを左右に開いたり、あるいは浅いところに指をくぽくぽ♡と出し入れしたり。
荒い息に、爛々とした目、浅いリズムで上下する胸板。滴り落ちる汗はオスの発情のサインで、本当は今すぐにでもその瑞々しい肢体に覆い被さり、気の済むまで己の獣欲を発散したいのは明らかです。
ですが、ならばこそ。経験の浅い生娘に合わせた丁寧な愛撫は、大切な女の子に少しでも素敵な初体験を迎えてほしいという先生の愛情の為せる業であり。そして真実その真心こそがミカさんの性感を、いえ、愛情を高めているようでした。
恋心ですっかり蕩けたミカさんは徐々に躊躇いを捨てはじめ、自分のきもちいいと感じる場所を、メスとしての弱点を赤裸々に曝け出していきます。
「あ♡♡ や♡ あっ♡♡ せんせ♡♡♡ せんせ♡♡ あ、んっ♡ そこっ♡ その奥♡ 奥触って♡♡ その、上っがわのところっ♡ ふあ……♡♡♡ せんせ、い……♡♡ あっ♡ おっ♡♡ ふっ♡ はぁっ♡ あっ♡♡ ひゃぅんっ……♡♡」
「んー……ここ、かな?」
「うんっ♡ ああっ♡♡♡ あ~っ♡♡♡♡ それっ、それきもちいぃ♡ こりこりって、ひっかくみたいにされるの、いいよっ♡♡ す、すきっ♡ 先生のおっきくてかっこいい指、あそこの奥まで届くからだいすきっ……♡♡ もっと♡ もっと、いっぱいっ♡♡♡ ぐちゅぐちゅしてぇっ、あはぁっ♡♡♡」
深く、より深く。先生の大きな手にミカさんのしなやかな手が添えられ、半ば導かれる形でその膣奥へと指がつぷつぷっ……♡と呑み込まれていきます。
生まれてはじめて男性の逞しい指に奥まで侵入され、柔らかく敏感な艶肉に触れられて、自分の膣が愛しい男性に奉仕するための場所であることをどうしようもなく自覚して。
ミカさんの上げる嬌声もまた、次第にオスを煽る淫らなものへと変わっていきました。
とはいえ(普段の会話から概ね察してはいましたが)アレで人一倍純粋なタイプの彼女は恐らく自慰すらほとんどしたことがないのでしょう。
ミカさんの顔には生まれて初めて自分の中に他人の身体の一部が這入ってきた──そんな異物感への戸惑いが、ありありと浮かんでいました。
しとどに濡れた媚肉からも未だ初々しい強張りが抜け切らないのは想像に難くありませんが、しかし、それでも。彼女の先生を想うその気持ちは、大好きな男性を癒したいという気持ちは間違いようもなく本物です。
慣れないながらもおもてなししようと柔らかな肉ヒダが蠢き、ゆっくりと出し入れされる先生の指を一生懸命に膣フェラしているようでした。
先生はそんな健気な歓待をしばし指先で堪能していましたが、やがていま挿入している指とは逆側の手を持ち上げ、膣の上にちょこんと乗っている肉豆に優しく触れます。
未知の快楽の予兆に、ミカさんの腰がぴくり♡と軽く震えました。
「ねえミカ。そろそろ一旦「イク」って感触を覚えてみようか」
「……ふぇ?♡♡」
それは侵略であり、蹂躙であればこそ。犯す対象であるメスの同意はもはや必要ありませんでした。
ちゅこちゅこちゅこ♡と浅瀬の天井を責め立てる指ピストンを早めながら、くにくにっ♡と先生の指先が皮越しに小さなクリトリスを押し倒してシゴき上げます。
すると彼女の身体は電流が駆け抜けたようにびくんと跳ね、生まれて初めての感覚に疑問符を浮かべたまま呆気なく腰を跳ねさせて。
お姫様にあるまじき緩い逆海老反りの体勢となって、訳も分からないまま絶頂へと達しました。
「ぁ゛、ゃ、っっ~~……ッ!??♡♡♡♡」
銃弾の雨すら涼しい顔でやり過ごすミカさんですが、それと快楽の耐性は全くの別物です。今の彼女がアクメという未知の感覚になす術もなく翻弄されているのは、もはや火を見るより明らかというものでした。
それでも女として半ば本能的に、せめて今のみっともない顔を好きなオスに見せたくないと思ったのかもしれません。
ミカさんは咄嗟に先生から顔を背け、そばにいた私の身体にしがみつきながら、甘美な余韻を必死でやり過ごそうとして腰をがくがく♡と震わせます。
「ふぅーッ……♡♡♡ ふぅーッ……♡♡♡ な、なにこれっ……♡♡ こんな、こんなの、わたし知らない……♡♡♡♡ えっちって、イクって、こんなにすごいのっ……?♡♡」
「ふふ、初めての絶頂でしたか。ミカさんにしては、随分と可愛らしい反応ですね?」
「う、うっさいなあナギちゃんは……♡♡ 仕方ないでしょ、こんなの知らないんだから……♡♡♡」
そう、それは確かに仕方のないことです。
どんな伝聞や創作に触れようとも、こと異性との触れ合いにおいては実体験に勝るものはありません。異性の身体の感触が自分のものとは全く異なることや、その温度、息遣いは全て自分で確かめるしかないのです。
そしてそれらを全て受け止めたミカさんの白い美肌には珠のような汗が浮かんで上気しており、全身が熟した果実のごとく赤く艶めかしく火照っていました。
更には必死に私の腰を抱き締め、下腹部から迫り上がる快感をやり過ごそうとするその姿はなんとも弱々しく……そう、まるで哀れな小動物のようで。
私は、まるでそれが命綱であるかのようにこちらの腰を握り締める彼女の指を一本ずつほどきながら「駄目ですよ、ミカさん」と優しく言い聞かせ、いやいやとかぶりを降る彼女の顎を掴んで先生に向き直らせます。
「……え? ♡♡♡ や、やだっ♡♡ ほんとにむりっ♡ 今の顔、絶対見られたら恥ずかしいやつなんだってばっ♡♡♡ あ、なんっ、せんせっ♡♡ ま、まって♡♡♡ お、おまんこぐちゅぐちゅするゆびふやすのだけはっ、まってってばっ♡♡」
「大丈夫だよ、ミカはいつだってかわいいお姫様だから。それとも、私の言葉だけじゃ信じられない?」
「う、嬉しいけどっ♡♡ 信じるけどぉ♡♡ そういうことじゃないっていうか、あっ……♡♡ ゃ、そこっ♡♡♡ そこ、おまめそんなにごしごしってされたら、ぁっ♡♡♡ ぅ゛、ぁ♡♡ もうきもちよくてっ、なんにもわかんなくなるからっ、ぁ、またくる♡ まためのまえちかちかしちゃうやつくる、からっ♡♡♡♡ それっ♡ ゃっ♡♡♡ ぁ゛♡♡ ぁ、ぁ、ぁ♡ ~〜〜……っ! ♡♡♡」
「そっか、ここだね。うん、ミカは良い子だ。ちゃんと自分の[[rb:気持ちいい場所 > 弱点]]を言えて偉いよ」
最初こそいやいやと首を振っては顔を見られたくない、と駄々を捏ねていたミカさんですが、残念ながらおあずけはオスの欲望を特に燃え上がらせる行為のひとつです。
下腹部に溜まり続ける、ドロドロとした熱。目の前の雌に早く種付けしたいという欲望に衝き動かされるまま先生が愛撫のペースを上げてしまえば、彼女とてもうそれどころではありませんでした。
音にすると……そうですね。
くちゅくちゅ♡くちゅくちゅ♡から、くちゅっ……ぬぽっ♡くちゅっ……ぬぽっ♡に、と言ったところでしょうか。
はじめこそなるべく指を挿れっぱなしにしたまま、小刻みにナカの弱点を優しく攻めることでまずは異物感に慣れてもらおうとしていた先生ですが、それももう十分だと判断されたようです。
長く骨ばった指をその付け根まで女の子のナカへずっぷり挿れて、緩く折り曲げてザラザラとした膣の天井をなぞりながら、ずるぅぅぅ……っ♡と媚肉を掻き分けて引き抜く。そうして愛液の糸を引いて現れたそれを、もう一度つぷぷ〜……っ♡と挿入する。
そんな焦らすような、けれど的確に弱点を突いたストロークによって齎される快感はあっという間にミカさんのキャパシティを越え、彼女は今度こそ先生の前で口を半開きにしてだらしないイキ顔を晒してしまいます。
足の指先までピンと伸ばして、触れたら折れてしまいそうなほどに華奢な身体をびくびく震わせて。朝焼け色のひとみを蕩けさせ、締まらない口元から涎を垂らして。
それはどこからどう見ても恋に恋するお姫様ではなく、ただ快楽を貪るためだけの本気交尾をはじめる準備が整ったいやらしいメスの姿で。
ふわふわの巨乳を惜しげもなく揺らし、はぁーっ♡はぁーっ♡と肩で息をするミカさんを前にした先生は喉を鳴らして生唾を呑み込み、淀みない手付きでズボンの金具を外しました。
そうして間を置かず飛び出したおちんぽを目の前にして、生娘の彼女はその迫力に思わず目を見開いてしまいます。
「……ぁ♡♡♡」
目の前のグロテスクな物体の意味を頭で理解するよりも先に、その子宮が甘く疼いたのでしょう。
小さく開かれたミカさんの口元から、どこか感嘆の溜息にも似た熱い吐息が漏れました。
今や天を衝くほどに雄々しく反り返り、血管が激しく浮き出た怒張。我慢汁に塗れ、下着の中でたっぷりと蒸れて熟成されたそれはひどく生臭く、されど野生的な力強さに溢れており、五感を通じて女の子の本能を直接揺さぶるかのようです。
無論、好いた男性の分身であればどんな色や形、大きさでも愛おしく思えますが、それが格別の逞しさを誇るならその衝撃もひとしおというもので。
ほんの少し先の未来を想像して「わたし、今からコレに処女を捧げるんだ……♡」と顔を真っ赤にして固まったミカさんに、先生は優しく語り掛けました。
「ごめんね、ミカ。私も限界だから、もう挿れてもいいかな……?」
「あ、うん……♡♡♡ えっと、よ、よろしくお願いします……?」
パンパンに張り詰めた亀頭と、その鈴口から溢れる透明な先走り汁を恋蜜で蕩けた秘裂とキスさせて。
にちにち♡と粘り気のある水音を響かせながら腰をゆっくりと擦り付け、正面から目と目を合わせた上での「君を抱きたい」というストレートな求愛行動。
元来が求められると弱いミカさんです。落とすのであれば、正攻法に勝る策はありません。
待ち望んだ契りの瞬間を前にうっとりとした表情を浮かべる彼女はこくりと頷き、そのままガチガチに硬いおちんぽをそっと握ります。
そうして乙女のしっとりした掌の感触に包まれながら肉杭が緩く押し出され、みっちりと詰まったホカホカトロトロの花肉を徐に掻き分けて──硬く張った竿の先端に、なにかを突き破られる感覚が彼女を貫きます。
そうして幼馴染と恋人は私の目の前で繋がり、文字通りひとつになったのでした。
「〜〜〜っ……! ぅ、ぁ゛……っ! は、ぃっ、たぁ……! っ~~ふぅ、た、確かにこれ、はっ……」
「ミカ……! ごめん、痛いよね……!?」
「ううん……へーきだよ、先生……! 今はそれ以上に、嬉しい、から……っ」
気遣う先生の手を取り、そっと自身の頬に当てながら。ミカさんは口角を無理やりに釣り上げた、一目で虚勢と分かる痛々しい笑みを浮かべました。きらり、と彼女の眦からは光る雫が溢れ、それは先生の少し硬い指先の皮膚へと染み込みます。
そう。かつてミカさんを孤独に追いやったのは彼女自身から出た嘘と策謀でしたが、しかし純粋に誰かを慮ることによって生まれる嘘もまたこの世には存在するのです。
その意味と暖かさを正面から受け止めた先生は「……ありがとう」と噛み締めるように呟き、上から覆い被さるようにもう一度唇を重ねました。
「んっ、せんせ……っ♡♡♡ すき……♡♡♡ んちゅ、はむ……♡♡ ぇろ、れろ、んー……♡♡ すきすき、だいすきっ♡♡♡ やさしいところも、まじめなところも、かっこいいところもすきなのっ……♡♡♡ ん、ちゅ〜……っ♡♡ ぷはっ……まいにちすきすぎて、いつでもあいたくて……んっ、あむっ♡♡♡♡ はむっ……もうわたし、おかしくなりそう……っ♡♡♡ せんせ、せんせ……っ♡♡♡♡」
「ミカ、ちょ、流石に締め付けやば……っ」
──そして言うまでもなく、もはやおふたりの視界に余人は映り込んでいませんでした。
ふたりきりの世界に入ったミカさんと先生は1ミリでも互いの肌を触れ合わせようとばかりに相手の背中に腕を回して密着し、ミカさんのしなやかな脚は先生の腰に回されています。処女膜を貫いたばかりのおちんぽも限界まで深く挿入され、腰の肉をぴたりと張り付かせながら、彼らは互いの舌の付け根まで貪るような深いベロチューにどっぷりと没頭していました。
初めての恋人と、自身の身体の一部にも等しいほど大切な幼馴染。
ふたりが愛し合っている姿を誰よりも近くで見詰めながら、血が滲むほどに下唇を噛んだ私は。
(……ああ……やはり……そうなのですね……♡♡♡♡♡)
──
しかも、今日に至るまでの半生においてこれ以上はない、と断言出来てしまうほどに。
理性が軋むほどの熱衝動に耐えかねた指は自然と下腹部へ伸び、下着の中に潜り込んで、こっそりと自身のおまんこに触れます。
熱を持って疼く入り口を指先がなぞり、伝わるのはぐっちょりと湿った感触。更に指先を穴の奥へ奥へと這わせればトロトロにほぐれた肉ヒダの蠕動が侵入者をしゃぶり尽くし、掻き出しても掻き出してもメス臭い花蜜がとろー……り♡と溢れ出します。
もはや、前戯など必要ありませんでした。
目の前のいちゃらぶベロチューセックスをオカズに、私はその場で最低最悪の寝取られ鬱マゾオナニーを始めてしまったのです。
(ん……ぅ♡♡ ひ、ぁ……っ♡♡♡ ぁっ♡♡ あひ……っ♡♡♡♡ ん、ふぅ……っ♡♡♡ お、くっ……っ♡♡ こんな、おくっ、まであっさりと……ぁ、ぁっ♡♡♡ ふ、ぅぅっ……♡♡ ゆび、きもちいぃ……♡♡♡ ふ、っ……ぁ゛……♡♡♡♡ ふーっ、ふーっ……♡♡♡ ぅ゛〜〜〜……♡だめ、だめですっ♡♡♡ こんなの、絶対間違っているのに……♡♡♡♡ おまんこをかき混ぜる指が、全く止まりそうにありません……っ♡♡♡♡)
──ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっっ♡♡♡
しかし、指は所詮指です。そのあまりの細さ、短さに私は物足りなさばかり感じてしまい、身体の火照りは収まるどころかむしろ加熱する一方でした。
目の前で親友のおまんこに入りっぱなしの逞しいオス肉を見つめ、その長さや感触、臭いに熱さを必死に思い出しながら、私は猿のように無我夢中で自身の媚肉を慰めます。
そして、それがどれほど惨めでみっともない行為であるか、その事実の客観視すらもが私にエクスタシーを感じさせていたのです。はっきり言って、いよいよ手の施しようもありませんでした。
(そう……恐らくですが、私はマゾと呼ばれる人種なのでしょう。それも大切なひとの心を奪われる瞬間にこそ快楽を見出す、本当にどうしようもない類の被虐嗜好者の……)
悲しみ。悔しさ。虚しさ。憤り。絶望。興奮。まるで出来の悪い白昼夢を見ているかのような、現実感に乏しい奇妙な感覚。
今日この日、この瞬間に至るまで何百何千と妄想を繰り返してきた光景が目の前で実際に繰り広げられ、私は目眩を起こしそうでした。
そしてそんな自身の推測を裏付けるかの如く、おまんこの中は恥ずかしくなるほどぐちょぐちょに濡れてしまい、挿入した指が芯からじんわりと暖まる様はまるで温泉にでも浸かっているかのようです。
──ここにガチガチの肉杭を突き入れて、娼婦のように絡みつく媚肉を存分に抉ってほしい……っ♡♡♡
──おちんぽなら絶対に届く浅い場所まで降りてきた淫乱子宮を大人のピストンで殴りつけて、先生専用のザーメンコキ捨て便器にしてほしい……っ♡♡♡
繁殖期の動物顔負けに発情し、もはや自分自身の指すら見境なくぎゅうぎゅうと締め付けるメス膣からはそんな声すら聞こえてきそうでした。
(先生♡♡ 先生先生先生っ♡♡ ぅぅ……っ♡♡♡ あなたの、あなたの恋人はここですよ……っ♡♡ あなたの彼女は、ここでひとりさびしくおまんこ弄ってる私なんですよ……っ♡♡♡ んゃ♡♡♡♡ ぃ゛っ♡♡♡ ぅっ♡ ぁ~~……♡♡ これは、ほんとうに、まずい……っ♡♡ 寝取られオナニーっ♡♡♡ このままだと、クセになってしまいます……っ♡♡♡ っぁ♡♡ ぁ゛~~♡♡♡)
ですが、どれだけ秋波を送ろうともいま先生の生おちんぽケースになっているのはミカさんであり、決して私ではありません。それどころかおふたりともほとんど目と鼻の先しか見えていない様子で、すぐそばにいるメスがみっともなく発情し、ヘコヘコ♡と情けなく腰を揺らして快感に浸っていることには気付いてすらいませんでした。
つまるところ、桐藤ナギサは相手にすらされていない。その事実にまたもや胸の抉れるような気持ちになりながら、オスちんぽの逞しさには到底及ばない細指を出し入れするペースを更に早めていきます。
そうしてこちらがひとり遊びに耽っている間にも、ミカさんの初物おまんこは怒張したオス肉を徐々に受け入れ、そのサイズと迫力にも時間をかけて馴染んでいたようです。
長いキスを終えてそっと唇を離した彼女が「もう、動いてもいいよ……♡」と囁くと先生の腰が緩やかに引き抜かれ、そして再び押し出されました。
──ぱちゅっ♡ずりゅぅぅぅっっ……♡ぱちゅっ♡ずりゅぅぅぅっっ……♡
肉が肉に打ち付けられる音が、ゆったりとしたテンポで部屋中に響きます。
そして一定のリズムでピストンされるということは即ち、快楽の波形もまたほとんど同じ形を繰り返すということでもあり。おちんぽの先が膣の1番奥、子宮口と触れ合い、そしてカリ首が膣のヒダヒダを抉る感触をミカさんは丁寧に教え込まれていきます。やがて彼女は持ち前の順応性を発揮し、艶声を上げてよがりはじめました。
「ゃ♡♡ あん……♡♡ せんせ、すご……っふぁ♡♡♡ きもちいいっ♡ っ、ぁ〜……っ♡ ぅ、あん、あん♡ あはっ、おちんちん、さっきからずっとカチカチじゃんね……♡♡♡ 生徒にそんな興奮して、いけないんだ〜……♡♡♡ やん、 あぁっ♡ そこ、そこすきっ♡♡♡ もっとおくいじめて、せんせっ♡♡♡」
「こら、またそんな煽るようなことばっかり言って……! 私の我慢にだって、限界はあるんだからね……っ!?」
「きゃ、怒った♡♡♡ あ♡♡♡ ゃあ♡♡ あっ♡♡ すご……あ♡ んっ、せんせいこわーい♡♡♡ ぁ、やん♡♡ えへへっ♡♡ じゃあ〜……あんっ♡♡ わるい生徒のこと、いーっぱいお仕置きして……ねっ♡♡♡」
「あーもう、このっ……う゛っ、くっ、じゃあお望み通りに……っ!」
呆れたような怒ったような表情の先生は緩く腰を振り続けながら、わざとらしく腕で挟んで強調されたミカさんの胸へと手を伸ばします。
そうして彼の大きく骨ばった掌の中で豊満な乳房がたわみ、ピンク色の乳首がかりっ♡と彼の前歯に挟まれます。まるで動物同士がじゃれ合うようなその光景を見ていると、私の膣は更に切なく疼きました。
私と先生の関係は良好で、もちろん体を重ねたことだって1度や2度ではありません。ですがそれはムードを大事にしながらの行為であって、ミカさんのようにふざけ合いながら、いえ、イチャイチャしながらのえっちというのは残念ながら記憶にありませんでした。それに、彼がこのように女性の乳房を玩具のように弄びながら腰を振る姿もやはり存じ上げません。
自分の知らない先生の、恋人の一面を、ミカさんなら呆気なく引き出すことが出来る。私はその事実を前に、敗北感でますます胸の裡を綯い交ぜにされるようでした。
(…………けれど、)
まだ足りない、と飴玉を転がすように呟きます。
下腹部を貫くこの熱は、胸の内を万力で締め付けるようなこの感覚は、まだまだ大きく育てることが出来る。もっともっと、自身の性癖を心臓ごと抉り出すようなシチュエーションがある。そう直感したのです。
軽く息を吐いた私は先生の腕に腕を絡めて抱きつき、そのまま彼の耳へと舌を這わせます。
実際に聴覚を担うのは鼓膜の奥に位置するうずまき巻ですが、耳殻、つまり耳たぶも非常に感度の高い部位です。ぬるり、と熱を持った舌の先端が触れた感覚に驚き、彼は「う、わっ……!?」と短く悲鳴を上げました。
私はそれに構わず耳たぶにキスをして赤ん坊のように吸い上げたり、舌先で耳穴の浅瀬をほじくり回したり、息を吹きかけたり。
お耳をとにかく刺激して、これからミカさんの子宮へと吐き出すためのザーメンを煮込むお手伝いをして差し上げました。
「ぇろ、れろ……んむ……♡♡♡ ふーっ、ふーっ……♡♡ ちゅ〜〜……っ……ぱっ♡ ちゅぱっ♡ ちゅぱっ♡♡ ぁむ……くちゅくちゅくちゅくちゅ……っ♡♡♡♡ すぅ……はぁ……ふぅっ、ふぅー……っ♡♡♡」
「なっ、ナギサ、ぅ゛、ぁっ、それやばぃ……っ! くっ、あ、うぅ……! み、耳舐めなんて、いったいどこで……!?」
「ふふ、秘密です……♡♡♡ そんなことより、ほら。ミカさんのおまんこの締め付けと、ご自身のおちんぽを硬くすることだけに集中なさって下さいね……♡♡♡♡」
「っ、ぅぁ、普段あんなに優雅なナギサの下品な言葉遣い、くる……っ……」
「……♡♡♡」
寝取られマゾの私が、いますべきこと。
それはおふたりの間に割って入ること、ではなく。そのラブラブ交尾をよりいっそう激しく燃え上がらせ、そしてそれを1番近くで見続けることに他なりません。
私はそのために自身の言語野をフル回転させ、この場に背徳感という名のスパイスを足すことに決めました。
「そういえば、先生はこちらを弄られるのもお好きでしたね……♡♡♡」
私の細くしなやかな指が、先生の柔らかな乳首をふにふにっ♡と押し込みます。
そのまま上下左右に軽く押し倒したり、指先できゅっと挟んでみたり。
どこかバードキスにも似た、触れ合ってはまた離れるだけの軽い愛撫。快楽のさざ波を起こすだけのそれを繰り返していると先生は徐々に悶えるような声を漏らしはじめ、その乳首も硬く大きくなっていきます。
同時に、まるでレイプするかのように唾液塗れの舌をより深くまで耳穴へ捻じ込み、柔らかな唇で時折耳たぶを甘噛みしつつ。
他の女性の膣内に収まっている恋人のちんぽを大きくするためだけに、私は彼が「綺麗だね」といつも褒めてくれる声を使い、決して両親や知人には聞かせられないような卑猥な言葉ばかりを囁きました。
「ぐちゅ、ぐちゅ、れろぉぉ……っ♡♡♡♡ んっ、くちゅくちゅ、ちゅぱ♡ ちゅぱ♡ ちゅぱっ……ふふ、先生……♡♡ どうぞもっと激しく、けだもののように腰を振って下さい……♡♡♡♡ 「浮気」ナマえっち、もっと[[rb:恋人 > 私]]に見せつけるつもりで♡♡♡ ミカさんのピンク色の新品おまんこ、先生のガチガチおちんぽでぱっくりと開いて戻らなくなるくらい……たっぷり使いこんでグロマンにして差し上げて下さいね……♡♡♡♡」
「うあ、っく、あっ゛、そん、なっ……!? 浮気なんて、つもり、私は……っ!」
「くす……真面目ですね、先生は。勿論、責めている訳ではありませんよ♡ なにせいま先生が挿入されているのは「好き♡ 大好き♡ 愛してます♡ おちんぽでマーキングして♡ たくさんほじって開発して、先生専用のえっちなメスにしてくださいっ♡」と言わんばかりに何をされても悦ぶ、先生専用ガチ恋オナホールなんですから……♡♡ おちんぽをたくさん気持ちよーくしてくれるきつきつメス穴のことが好きになったとしても、それはオスである以上仕方がないというものです……♡♡♡」
ですから……♡♡♡ 今はただ、気持ちのいい射精をすることだけ考えましょうね……♡♡♡♡♡
私はそう囁き、すっかり甘勃起した彼のオス乳首をかぷっ♡と甘噛みしました。
すると先生は快感のあまり身体をびくつかせ、咄嗟にミカさんのほっそりとした腰を掴むとご自身の股間をひときわ強く叩き付けてしまいます。
先程までのいちゃあまセックスとは打って変わって、突然DVまがいの勢いで子宮の入り口を殴られたのです。ごりゅっ♡と彼の亀頭が情け容赦なく最奥にめり込んだことで、ミカさんは何も分からないままその身体を跳ねさせました。繋がったままの接合部からはイキ潮が溢れて先生の下腹部を濡らしており、王子様と結ばれたばかりのお姫様にあるまじきマゾイキっぷりです。
一方で、彼女の絶頂は激しく震えるメス肉を伝って先生にも伝播しました。
みちみちに詰まった瑞々しいイキまんこにぎゅーっ……♡と甘く締めつけられ、目の前が真っ白になるほどの凄まじい快楽に襲われているのでしょう。歯を食い縛り、息を大きく吸って胸板を膨らませてまで必死に耐える先生への愛おしさが募り、私の胸もまたはち切れてしまいそうでした。
私はほとんど耳たぶと触れ合いそうな距離まで唇を寄せ、もはや吐息と変わらない音量まで声を絞って彼に囁き続けます。
「ほら、分かりますよね……♡♡ 先生の素晴らしく優秀で逞しいオスちんぽに負けて、「あの」ミカさんがあっという間にアクメしていますよ……♡♡♡♡ 強くて、自由気ままで、花のように可憐な彼女ですら、先生の前ではなすがままのマゾメス……♡♡♡ そう、その調子です♡ そうやって腰をぱんぱん……♡♡ 腰をぱんぱんっ……♡♡♡♡ 未開発のまんこをどちゅどちゅ、って耕してあげてください……♡♡♡」
「ぁ♡♡♡ やっ♡♡ せんせっ♡ ナッ、ナギちゃんもっ♡♡ やだ、やだやだやだまって♡♡♡とめてとめてっ♡♡ ナカ、いまイったばっかりだからっ♡♡ んっ……♡ そんなっ♡♡ ゃぁっ♡ どうしてっ、そんなっ、おくばっかりぃっ♡♡♡ あっ♡♡ やぁっ、そこ♡ しきゅうのいりぐちごりごりしないでっ♡♡♡ やぁっ♡ おくっ、おくついちゃ……っ♡♡♡♡ あっイク♡♡ あっ♡ イク、あ、あっ、っ゛っっ……〜~~♡♡♡♡」
もうやめて、と懇願しつつも溢れるほど蜜が滴るとろとろの花肉でめいっぱい締めつけ、熱く脈打つ肉杭から一滴でも多くの子種を搾ろうとするミカさん。
自分こそが恋人であることをアピールする一方で、いやらしい言葉を用いては浮気セックスを咎めるどころか煽って情欲の炎を燃え上がらせようと画策する私。
年頃の甘ったるいメス臭を撒き散らしながら好き勝手に振る舞う私たちを前に、流石の先生もいよいよ堪忍袋の尾が切れたのでしょうか。
彼は鼻息を荒くして必死で腰を振り、鉄のような硬い肉棒でミカさんの膣奥を何度も何度も突き上げます。
その度に喉を引き攣らせて喘ぐミカさんはいつしか涙すら浮かべていましたが、それでも半ば無意識のまま柔らかくて肉感的な太ももを男の腰へと絡ませます。しっとりとした乙女の柔肌を密着させ、健気にも先生の射精感を煽ろうとしているのです。
私もまた身体を寄せ、先生の腕に全身で密着しました。おっぱいの谷間や蜜の滴る股をわざとらしく擦り付けながら彼をひたすらに褒めそやし、合間に耳へとキスを落とします。
まるでミカさんと共同作業を行っているかのように、私は彼の残り僅かな理性をじっくりと溶かしていきました。
「ふふっ……♡♡♡ 流石です、先生♡♡ 男性的な魅力に溢れたガツガツとした腰振り、大変素敵ですよ……♡♡♡ ちゅっ♡ セックスがお上手な先生、とても格好良いです……♡♡♡♡ ちゅっ……♡ 好き……♡ かっこいい……♡ ちゅっ……♡ ちゅっ……♡♡ 好き……♡ かっこいい……♡ 好き♡ 好き♡ すー……っ、き……♡♡♡ ちゅっ……♡♡♡♡」
「っ、ふ、ぐぅ……! ミカ、本当にごめんっ……! はじめてなのに、ごめん、ごめんね……! もう気持ち良過ぎて腰止まらない、から……っ!」
「〜〜〜〜っ♡♡♡♡♡ ずるい、ずるいよぉ、せんせい……っ♡♡♡♡ そんなこといわれたら、ゃぁ、うれしいにきまってるじゃん……っ♡♡♡ ぁ、すきっ♡♡♡ ん、あん♡♡♡ わたしのナカできもちよくなって、おちんちんかたくしてくれるせんせいすき、だいすきっ♡♡ ぁ♡♡ っ、や♡♡♡ あん♡♡ いいよっせんせっ♡♡ そのままいっぱいきもちよくなろ♡♡♡ わたしのなかで、きもちいいのいっぱいだしちゃお……っ♡♡♡♡♡」
「ああ……っ! イク、もうイクよミカ……っ!」
──ぱんぱんぱんぱんっ♡ぱんばんぱんぱんっっ♡
──くちゅくちゅくちゅっ♡ぐちゃぐちゃぐちゃっっ♡
部屋いっぱいに響く肉と肉のぶつかる音と、私の秘所を指がその根元まで出入りする淫らな水音、そして貪るように抱かれているメスが恥ずかしげもなく上げる嬌声。
滴る汗と性臭は既に換気扇をめいっぱい回しても追いつかないほどに部屋に充満しており、暫くは鼻が使い物にならないこと請け合いでした。
そしてミカさんと先生が繋がっている場所、ふたりの結合部。そこでガチガチに張り詰めた肉杭がピンク色の膣びらを押し退けて出たり入ったりを繰り返すたび、ぴとりと密着しては離れるふたりの腰肉の間にはねとぉー……っ♡と透明な粘液のアーチが架かっています。
激しいピストンによって何度も飛び散り、正常位の体位で抱かれているミカさんのお腹にかかったそれが、ふと私の目に留まりました。私は思い付くまま先生の手を取って彼の逞しい指でそれを掬い上げさせ、まるでフェラチオのように指先ごと口に含んで舐めしゃぶります。
舌で表面を嘗め回し、お掃除フェラのように吸い上げると先生の目の色が変わりました。
「ちゅぱ……♡ んむ、ぇろ、んぅ……♡ んじゅ、じゅるっ……♡♡ ふ、はぁっ……♡ ふぅ……♡♡ ふふっ、これがミカさんと先生の味……でしょうか♡ なんだか、とても不思議なお味ですね……♡」
「っ……! ナギ、」
「おや、いけませんよ。先生。今のあなたがキスしていいのはミカさんだけです。……そうですね、私は……」
どうやら、少しばかり煽り過ぎたようです。
こちらに向き直り、我慢出来ないとばかりに強引に唇を重ねようとした彼を私は咄嗟に手で制します。残念そうな、切なそうな先生のお顔には非常に胸を締め付けられますが、しかし諦めていただくほかありません。
唇は(少なくとも今だけは)ミカさんのものですし、寝取られマゾの私が触れるべきなのはもっと別の場所でしょう。
私は僅かに逡巡したのち先生のお尻へと顔を近付け、その尻穴にそっと舌を這わせました。
「では、失礼します……♡♡♡ んっ、れろ、ぉ……っ♡」
「う、お……っ!?」
──ぺろっ♡ ぺろっ♡ ぺろぺろっ♡
はじめて舐めたお尻の穴の味は、率直に言ってあまり好ましいものではありませんでした。
私が好んで嗜む紅茶やお茶菓子に比べるとあまりにもすっぱくて、苦くて、刺激的で…………とはいえ、何事も気の持ちようです。
私は歴史と伝統あるトリニティの生徒の代表、栄えあるティーパーティーの一角を務める身。
そして大好きな恋人が今は目の前で他の女とセックスしていて、そんな彼のアナルまで一生懸命に舐めて寝取られ中出し射精のサポートをしているどうしようもない変態マゾ女で。
(…………もし、これが何かの手違いで皆さんにバレてしまったら……)
臆病者だからこそ、でしょうか。入念に人払いを済ませた上で極秘のセーフハウスを使って行為に及んでいるというのに、ふと、脳裏をそんな突拍子もない考えが過ります。
──トリニティ中に、いえ、キヴォトス中に私の痴態が広まってしまえば、きっと私を見る周囲の目は何もかも変わってしまうことでしょう。
羨望が失望に、崇拝が侮蔑に。築き上げてきたありとあらゆる信頼と名誉は永遠に失われ、きっと先生すらそんな私を救えないでしょう。そして日の当たる場所で彼の隣を歩けなくなった私の代わりにそこに立つのは、きっとミカさんです。
誰に憚ることなく先生と結ばれた彼女は子を設け、幸せな家庭を作り……そして私は先生のおちんぽの感触を思い出しながら、もう手の届かない幸福を想ってオナニーに耽るのです。
(それは、なんて惨めな……♡♡♡♡♡♡)
ぞくり、と倒錯的な快感が背筋を這い上がります。
ありもしない、けれどすぐそばにあるもしもに思いを馳せてしまえば、お尻の穴の味という苦痛すらも至上の快楽に変わるようでした。
まるで動物がつがいとする毛繕いのように精一杯の愛情を込めて、優しく丁寧に。ベッドの上で四つん這いになった私は、男性の排泄穴に必死で舌を這わせます。
生暖かくてザラザラぬるぬるとした表面の感触を強調するように、あるいは己の唾を塗りたくるように舌を動かし、時には陰嚢の裏からつぅーっ……と這い上がって。私の舌先は再び尻穴にたどり着き、そのままちゅっ♡と唇を落とします。
そうして弾力豊かなリップで表面を啄んだまま、私は意を決して己の舌を先生のお尻の穴の中へと滑り込ませました。
──ぐちゅ、ぬろぉぉぉ……っ♡ ちゅ、ぽんっ……♡ れろれろ、れろれろ……♡♡♡
「ぅあ゛っ、ナギっ、サ……それ、は……っ!?」
「……♡♡♡」
ミカさんと繋がったままの先生の腰が、あるいは下半身全体が、まるで痙攣でもしているかのようにガクガクと激しく震えだします。それはもはや火を見るよりも明らかな、彼の絶頂が目前まで迫っているサインでした。
私は手を伸ばし、そんな先生の背中をそっと押しました。
体勢を崩して倒れ込んだ彼をこちらの狙い通りにミカさんが抱き締め、そのままベロキスご奉仕でお出迎え。オスの首に腕を回して互いに逃げ場のない状態で固定したまま、口の中を全てしゃぶり尽くす勢いで彼女の舌が捩じ込まれます。
「せんせ、せんせ……っ♡♡♡ んぅ……んっ、んむっ……ふぅーっ……♡♡ ちゅ、ちゅ……ちゅ、んーぅっ……♡ いっぱい、いっぱいだしてね……♡♡♡ ちゅ、んちゅ、ちゅ……♡♡ いっぱいだして、わたしのこと、せんせいのかのじょにして……っ♡♡♡♡ ぢゅる、くちゅ、ちゅ……れろ、ぇろ、ん……♡♡ ふぁ……、ん……っ♡♡♡ せんせいがしてほしくなったら、ちゅぱっ……♡ いつでもどこでも、どんなえっちなことでもしてあげる、から……っ♡♡♡♡ んん……っ♡♡♡♡」
ザラザラとしたピンク色のベロの表面同士を健気にも擦り合わせたり、唇ばかり吸い上げてわざとらしくリップ音を鳴らしてみたり、蛇が獲物に巻き付くかのように絡んだ男の舌をベロフェラでじっくりとしごき上げてみたり。
涎で口元をベタベタにしながら、更には無邪気で純粋な好き好き攻撃。決壊寸前まで募ったオスの射精欲を、愛情たっぷりの媚び媚びおくちセックスで更に濃く煮詰めていきます。
そしておまんこに出し入れされる肉棒もまた目に見えて膨らんでおり、服従済みの子宮に種付けする気満々の先生はよりいっそう激しく腰を振りはじめていました。
「じゅぷ♡ れろ♡ れろ♡ んむ♡♡ ちゅ♡ ちゅ♡ ちゅ♡ んちゅ、んむ、れろ……♡♡♡ ふふ、先生♡♡ そんなに気持ちいいですか♡ 恋人にアナルを舐められながら、浮気相手のキツキツまんこに生ハメするのは……♡♡♡ お尻の穴も、こんなにヒクヒクとされて……♡♡♡ ふふ、クセになったらどうしましょうか……♡♡♡♡♡」
一方で私は自らの舌先を奥へ奥へと捩じ込み、先生の尻穴を舐めほじり、それをずろぉぉぉ……っ♡とゆっくり引き抜いて。まるで私やミカさんがおまんこをほじられているときのようなストロークで、彼の下半身に[[rb:未知 > メス]]の快楽を刻み込みます。
思わず悲鳴を上げようにもその口はミカさんの唇に塞がれていて、出口を失い発散され損なった快楽が彼の下腹部で渦を巻いているのが手に取るように分かりました。
そうして舌とおちんぽ、アナルにふたりがかりで愛情たっぷりの同時責めを受けた先生は遂にその腰をひときわ大きく跳ね上げさせ、私の舌を咥え込んだままお尻の穴がきゅっ……♡と縮こまりました。
同時にミカさんもまた、自分のナカで肉杭がびくん♡と大きく震えたのを感じたのでしょう。
愛しいオスの絶頂の前兆を感じ取った私たちは、彼に最高の射精を迎えてもらうべくどちらからともなくスパートをかけます。
とろとろでふわふわな完熟おまんこ肉でオスの1番敏感な部分を優しく抱き締めるように、あるいはザーメンをねだるようにちゅうちゅうと吸い付き、一生懸命伸ばした舌で各々敏感な部分を責め立てて。
とどめとばかりに溢れる好意を隠しもせず、柔らかなおっぱいやふとももを男性の筋肉質な身体にぎゅーっ……♡と押し付け、まるで肉布団のように全身で抱き着いて密着したまま両耳に媚びキス。
果たして先生の腰は限界まで深く突き出され、これ以上ないほどパンパンに張り詰めた亀頭がミカさんの子宮口にどちゅっ♡とめり込みました。もうどうやっても逃げられない、絶対に雌を自分のモノにするための種付けのための姿勢です。
ナカオナを続ける私もまた指の腹を入り口近くの天井に擦り付け、柔らかくて狭苦しいおまんこを必死で耕しました。自慰行為特有の虚無感すら劣情の炎の薪にくべて、私は絶頂の階段を駆け上がったのです。
「せんせ、せんせ……っ♡♡♡♡ だして……たくさんおしゃせいしてぇ……っ♡♡♡ すきっ♡♡♡ だいすきっ♡♡♡♡ せんせぇっ♡♡♡♡ わたしのっ、わたしのおうじさま……っ♡♡♡ あ゛っ、ほんとにすき……っ♡♡♡♡♡ すきすきすきすきっっ♡♡♡♡ あ゛♡♡♡♡ おちんちんっ♡♡♡♡ せんせいのかっこいいおちんちんでっ、わたしのことおかしくしてっ♡♡♡♡ せんせいのおちんちんきもちいいっ、だいすきっ♡♡♡♡♡ おっ♡♡♡ ぁ♡♡♡ ぉっ♡♡♡ はぁっ♡♡♡♡ イくっ♡♡♡♡ あっだめ♡♡♡ せんせいのおちんちんでいくっ♡♡♡♡ ほんとにイく♡♡♡ もうイっ♡♡♡♡♡ イ、くぅぅっっっ~~~────────っ♡♡♡♡♡♡♡」
「ほら、先生っ♡♡♡♡ 頭を空っぽにして、どうぞミカさんの子宮に思う存分ザーメン吐き出して下さい……っ♡♡ まだ誰にも汚されたことのない、女の子の1番大事な場所をティッシュ代わりにして、粘っこいお子種を思う存分びゅっ、びゅ〜〜っ……♡って勢い良くばら撒いて……っ♡♡♡♡ 後のことなんて何も考えず、ただおちんぽが1番気持ちよくなれるお射精でイってください……♡♡♡ イキなさい……っ♡♡♡ イけ……イけ……っ……イーっ……け……っ♡♡♡♡♡ 」
「っ! ぅ、ナギサ、ミカ……!! もうっ、ィ、っっっっ~~~~~~~~!!」
──どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっっっ♡♡♡♡♡ びゅるるるるるるっ♡♡♡♡ びゅーっ♡♡♡♡ びゅーっ♡♡♡♡ ぶびゅーっ♡♡♡♡♡♡ ぶびゅぶびゅぶびゅっっっ♡♡♡♡ びゅくるるるるっっっ~~~……っ♡♡♡♡♡♡♡
ミカさんが絶頂を迎えた瞬間、先生は彼女の最も奥へと叩き付けるように子種を吐き出します。
陰嚢の中でじっくりと煮込まれた精子はびゅるるるるるるるる〜〜……っ♡と堰を切ったダムのように溢れて子宮を溺れさせ、粘つく白濁でナカを染め上げていきます。つい先ほど処女を卒業したばかりの生徒の膣を、大人せーしでマーキングしてしまったのです。
そうして互いの腰肉をまるで初めての接吻のようにぴたりとくっつけて、繋がったままのオスとメスは暫くびくびくと震え続けていました。
しかもようやく訪れた射精の勢いは数秒程度では全く衰える兆しを見せず、ミカさんはびゅるっ……♡と尿道に残ったザーメンを注がれる感触だけで更に絶頂を重ねる始末。全くこれ以上ないほどに無様で、それでいて誰よりも幸せそうなイキ顔でした。
──そして、それを見守る私もまた同時に絶頂を迎えていました。
狂おしいほどに自らの指をきゅうきゅうと膣肉で締め付け、盛大にイキ潮を溢れさせて。
目の前で繰り広げられた恋人と幼馴染のラブハメ生中出しえっちにすっかり当てられた私は腰をがくがくとみっともなく砕けさせ、ひとりでイってしまったのです。
(……ぁ♡♡♡ すご、余韻だけでまたイク……っ♡♡♡♡)
おまんこを逆流し、ぼたぼたっ♡と接合部から溢れてシーツに落ちる泡立った生臭い性臭を嗅いだだけで。
ミカさんを抱き締めたままゆさゆさ、と緩く腰を揺らし、精巣の中身を余すところなく少女の肚の中に吐き出そうとする先生の気持ちよさそうなお顔を見ただけで。
浅ましくも私の興奮は再び臨界を迎え、下腹部の疼きがきゅーっ……♡と強くなり、甘イキの波が私の全身を駆け巡りました。
その感覚は、きっと今まで味わってきたどんなお茶よりも尽きることのない奥行きがあって、どんなお茶菓子よりも脳髄を蕩けさせるほどに甘美で。私は暫くこれでオナニーしよう、と心に決めました。
「……っ、はぁーっ……はぁーっ……♡♡♡ ふぅ、ふぅ、ふぅーっ……♡♡♡♡♡」
初めての性行為が終わり、少しずつ現実感が伴いはじめているのでしょうか。
快感に打ち震えるミカさんは口を半開きにして浅い呼吸を繰り返しながらも、愛しい男性と繋がったままの性器から伝わる感触と温もりに透明な涙をぽろぽろと溢します。
カーテンから漏れ出す陽光を浴びてきらりと輝くそれは、まるで真昼の流れ星のようでした。
彼女のため……というには些か自分の趣味に巻き込んでしまったのは否めませんが、しかし私とて幼馴染を想う気持ちは本物です。
抜け駆けで先生に告白してしまったことへの謝罪を、そして私のどうしようもない[[rb:心の穴 > 性癖]]を埋めてくれたことへの申し訳なさを込めて。それ以上に、「おめでとうございます」と心からの祝福を込めて。
暖かな雫を指先でそっと拭って、私は小さく笑いかけました。
「お疲れ様でした、ミカさん。……どうでしたか、感想は」
そうして、先生と繋がったままのミカさんは少し驚いた様子で僅かに目を見開いて。
にっ、と心からの、私の知る彼女らしい笑顔を浮かべたのでした。
「……内緒っ☆」
◇
「え、寝取られ性癖に目覚めたきっかけ、ですか?」
「ええ、まぁ……実はエデン条約を巡ってのいざこざがあった折にですね、心から信頼していた方に裏切られてしまった経験がありまして。いえ、それ自体は些細な嘘というか、単なる誤解だったようなのですが」
「……その、お恥ずかしい話なのですが。それ以来、どうにもあの瞬間の衝撃が忘れられず……先生と恋人になった日から、もしもこのひとにまで捨てられてしまったら、私はどうなってしまうのか考えずにはいられなかったと言いますか……」
「はい?……脳破壊、ですか?」
「ええと、すみません。よく存じ上げませんが、確かに脳を粉々にされるような体験ではありましたね……?」
「……とまあ詰まるところ、私もひとりの人間ですから。人には言えない、先生だからこそ打ち明けられる性癖のひとつやふたつはある、ということです。ミカさんともども、どうぞ末永くよろしくお願い致しますね。先生♡」
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