「…作戦変更だ。やっぱり操られてるこいつをこのまま相手にしてても、埒あかねぇわ」
「…そうだね…仮に
「先に[侵略者]をなんとかすれば、突破口が見える。逃げた魚を追うぞ」
「わかった。…でも…」
オニキスの言に
[侵略者]を先に討伐するにしても、アズライト相手にも人員を割かなければならない状況で、水属性と予想されている[
しかし、ふたり同じ思考回路と思われていたところ、オニキスは聞き流すように続けた。
「[
「……!?」
[侵略者]へはエピドート一択と思われていた中、水属性に最も不利なロードナイトを当ててきたオニキスの策に、全員の眉が顰められた。
「その
「…」
オニキスからそうにべもなく評され、黙ったまま眉を寄せるロードナイトを気遣いつつ、エピドートはオニキスへ振り向く。
「でも…ロードは――」
「さっきの[
「…! デンキナマズかぁ!?」
サルファーがいの一番に思い当たり、声高に反応する。
ほか面々も、一様に目を剥いた。
「…風属性の可能性があるってことか!?」
「…確かに…、[彼]はアズライトが騙された、とも言ってたね…」
「同じ水属性なら、地力は敵わなかったとしても
そう静かに述べると、オニキスはエピドートへ鋭い視線を浴びせた。
「蒼矢がアズライトとして加わるまで、これが当たり前だった。俺たちは判らねぇ中いつもこうやって予測して切り抜けてきた。…だろ?」
「……!!」
凝視し返してくるエピドートへそう言い放つと、ついでオニキスはにやりと笑った。
「…4年余りの間に、随分感覚が鈍っちまったようだな」
「それだけ、アズライトの存在に甘えてしまってたってことだね…」