※この作品はR-18です。

屠殺鬼   作:赤だし滑子

14 / 88
垣間見えたもの

 エルフ娘の腕を持って無理やり立たせる。

 

 でも彼女は腰が抜けていて、泣きながらヘニョリとへたり込んでしまった。

 

 仕方ないので身体ごと抱き上げて、鏡に向かって後ろから押し付ける。そのまま彼女の細い腰を掴み、立ちバック姿勢で後ろから素股を敢行した。

 

 こっちの方が女に与える刺激としては強い。

 

 反り返った逞しい獣根。その鋭いカリを使って、エルフ娘の陰唇と陰核を同時にゴリゴリと激しく削り上げる。

 

「んんっ……んんっ……んんっ……んぎっ……いっ……」

 

 彼女は呻き声とも嬌声ともつかぬ声を上げ始めていた。

 

 鏡に映った顔には、眉をキツくひそめながらも朱が乗り始めている。

 

 制止の指示はない。

 

 ノッてきた。もう少し強めにこすり付けようと、後ろから圧力を加える。

 

 パチンッと僕の股ぐらがエルフ娘の尻を叩いた。

 

「――ひぁ⁉」

 

 僕に押されて上半身を鏡にペタリと押し付けられたエルフ娘が、ついに小さく高い声を上げた。反射的だったのだろうけれど、僕は聞き逃さなかった。

 

 エルフ娘の目が混乱していた。自分の身体がどんどんサカッていく変化に驚いているんだ。やっぱりまったく経験がないんだな。知識もなさそう。

 

 せっかくだからさ、クリイキ覚えて行きなよ。

 

 初イキがブッチャーだなんて……胸熱。忘れられない思い出になるね。

 

 これから先、男にイカされるたびにブッチャーの素股を思い出して比較する女。

 

 ……。

 

 僕の職人魂に火が付いた。

 

 ブッチャーに素股でイカされた女というのも、ある種のお仕置きだろう。

 

 というかそんな噂が流れてこの子の将来、大丈夫かな。

 

 少し心配にもなるけど、僕も興奮してしまって止められない。どんどん腰を打ちつける速度を高めていく。

 

 素股だから、気兼ねなく力任せに彼女の尻肉を叩き続けられた。エルフ娘の胸は薄めだけど、尻にはしっかりと雄を喜ばせる肉が付いていたんだ。エルフとは言え、所詮、雌だな。

 

 タプンタプンと揺れるエルフの白い尻肉。

 

「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あぐ……あ! あいっ!」

 

 エルフ娘の嬌声も、もうはっきりと聞こえるようになっている。

 

 一度ダムにヒビが入れば、決壊はすぐだった。

 

 背中の反りが強まって、尻肉がビクつき始める。エルフらしからぬ、雄に媚びる、はしたない身体の反応だ。

 

 彼女の声もついには大きく上がり始め、今では尻を叩く音と同じボリュームでエルフ娘のよがり声が牢獄に響いていた。

 

「あっ! あんっ! あっ! ぐ……んあっ! ぐ……あっ、あっ! んぐっ⁉ んん~~〜〜ッ‼」

 

 エルフ娘の尻が上を向き始めた。ぐーっと背筋の窪みが深まって、尻肉が膨らんで見えた。つま先を立てて、自ら位置を調整しているからだ。もっと来て、と誘われているようだった。

 

 こうして許された僕は、彼女の腰をしっかり固定して一層強く尻肉を叩いた。

 

 僕が後ろから押す圧力で鏡がたわんでいた。そこに映るエルフ娘は眉をキツくひそめ、目をギュッと閉じて喘いでいた。

 

「あ゛っ! ん゛っ! あ゛っ! あ゛あっ! ふぁ……あ、ああ、あああ゛ッ! あ゛あ゛ッ! あ゛あ゛ッ!」

 

 加速する機械的ピストンのリズムに、エルフ娘の啼き声が混じり始めた。

 

 ぐっと僕に向けて押し出されたお尻。ひくつく尻孔(しりあな)が丸見えだ。

 

 エルフの尊厳とやらを、もっと地に落としたい。

 

 肛門なら大丈夫かな?

 

 ――よし。これでイカせたら、次はアナルいってみよう。

 

 そうと決まれば今のうちに準備しなくちゃ。

 

 黝い舌を伸ばしてエルフ娘の尻穴をグリグリと押す。

 

 すごく柔らかい。本当にいけそう。

 

 彼女は混乱中だからか、自身の身体に何が起こっているのか分かっていなさそう。後ろの孔(あな)を弄ばれて喘ぎ声のトーンを上げてしまっている。ひと言で言うと淫乱。

 

「はっ、はっ、あっ、はっ、あっ、ぐっ、あっ、あっ――」

 

 そうしてエルフ娘の前後の孔を辱めていると、やがて彼女の声にリズムが生まれた。自分の性感のありかを雄に伝えて、イカせてもらおうと媚びる雌の卑しい声だ。

 

 もう分かってるよ、君はクリ大好きっ子なんだ。

 

 だって陰唇がびしょ濡れ。ブッチャーランスの汚れが君の愛液で流し落とされて、てらてらと濡れそぼっているほど。

 

 この子、性根はドスケベ系だ。暴いてやったぞ。

 

 エルフの里なんていう場所があるのなら、このショーをぜひそのど真ん中で開催したい。エルフ娘の本性を一族の前で丸裸にするんだ。それで嫁のもらい手がいなくなったら、僕が引き取ってあげよう。毎日ケダモノセックス漬けで溺れるほど注ぎ込んでダークエルフならぬインランエルフを完成させてみせる。

 

 ところで、この後ろから突く形式の素股は裏筋への刺激が少ないから、僕はあんまり気持ちよくない。エルフ娘はクリ絶頂(いき)寸前だけど、このままだと僕がイケない。せっかくのチャンスだから僕もエルフと一緒にイキたい。

 

 ……そうだ。

 

 思い至って、エルフ娘の背中から抱きつき、強引にごんぶとペニスを握らせた。すると彼女は、自分の股ぐらを出入りする肉棒を片手でしごき上げる形になった。

 

 エルフ娘は僕が手を離した後も肉棒から手を離さない。しっかり手でリングを作って、ペニスの出入りに合わせててギュッギュッ、ゴシゴシ。

 

 未体験のエクスタシーの中で、自分の行為の意味が理解できないんだと思う。可愛い。

 

 ――できたっ!

 

 鏡に押し付け、後ろから素股でエルフ娘の尻を叩き、彼女の尻孔を舌で嬲って、股から飛び出す僕のペニスを手淫させる。その全ては鏡の向こうの誰かさんに丸見え。

 

 これが僕とエルフ娘の涅槃(ニルヴァーナ)の形。一緒に入滅(にゅうめつ)しよう。

 

 後は思いっきり、淫奴に成り下がったエルフの尻に腰をぶつけるだけ。

 

「あ゛あっ! ――あ゛あっ! ――あ゛あっ! ――あ゛あっ! ――あ゛あっ! ――あ゛あっ! ――あ゛――グッ、あぁ……ッ!」

 

 エルフ娘の脚がピーンと伸びた。彼女の尻肉がきゅーっと収縮し、同時に彼女が作るリングにもぎゅーっと力が入った。

 

 その瞬間を見計らって、僕は白い尻を強かに打ちすえた。

 

 白濁液がエルフ娘が作る下品な輪っかから勢いよく飛び散って、鏡に映った彼女の姿をビチャビチャと汚した。

 

 直後、視界が粉々に砕けた。

 

 鏡が、僕の重い抽送運動の圧力で割れてしまったんだ。

 

 しまった、押しすぎた。こんなに簡単に割れるものとは……!

 

 鋭い破片がエルフ娘の首筋に落ちていくのがスローモーションで見えた。

 

 慌てて舌を伸ばして巻き付け、首だけは守ってあげる。

 

 同時に、狡猾に鏡の向こうを観察した。

 

 重武装したエイリアンが二名。

 

 椅子に座った、歩く目玉みたいな奇怪な生き物が一匹。

 

 同じく椅子に座った、獣の耳を持つ女が一名。

 

 茫然と見つめ合う僕ら。

 

 あちゃぁ……。

 

 とりあえず、力なく身体を弛緩させたエルフ娘を破片から遠ざけて、床に下ろしてやる。背中の小さな切り傷で済んだようだ。

 

 あとは、指示待ちだ。

 

 はっとなって再起動した鏡の向こう勢。獣耳の女が素早く指示を出し、近くの兵士が鋭い剣の切っ先を僕に向けた。

 

 その隙にもう一人がエルフ娘を回収していく。それを追って目玉生物が部屋を出て行き、最後に僕に剣を突きつけていた兵士と、獣耳の女が出て行った。

 

 獣耳の女と目が合った。

 

 すぐに分かった。

 

 先日の、狐っ子の親類だ。

 

 一人ぽつんと取り残された僕は、舌に刺さった破片を抜きながら今日の収穫を整理する。

 

 今日のお仕置きは、おそらく狐っ子の親か親族かによる仕返し制裁ではないだろうか。先日の虐めの主犯が、あのエルフ娘。

 

 ここにはキツいお仕置きをしに来ただけなので、僕に犯されたり殺されたり怪我をさせられたりするのは困る。そこまでやると、今度は逆に、あの獣耳の女の立場が悪くなるからだ。

 

 多分そんな感じ? 真相は不明だけど。

 

 女の派閥かな。フォート88でも、そういうのあったな。あっちのグループとこっちのグループみたいなの。

 

 女の子って、こういう派閥抗争になると結構えげつないことをする。外回りばかりだった僕から見ていると、すごく滑稽だった。限られた狭い空間でいがみ合う人間達。そんなくだらない愛憎が、うらやましかった。

 

 フォートの女性兵たちの虐めは、まぁこれに比べればお遊びみたいなものだ。

 

 だって狐っ子といい、エルフ娘といい、一撃で人生を再起不能(リタイア)させる気満々だもの。

 

 一歩間違えば、狐っ子なんて本当に死んでたし。今日のだって、下手をするとあのエルフ娘、ノイローゼになるんじゃないかな。変な噂を立てても社会的にノックアウトできそう。エイリアンにカメラという技術がなくてよかったね。

 

 まぁなんにせよ、エイリアンの女って怖い。

 

 そして、今日の第一の収穫。

 

 一瞬だったけど、ガラスの破片の向こうに垣間見た。

 

 目玉生物が持っていた、携帯電話黎明(れいめい)期を彷彿とさせるゴツい端末。

 

 あれがきっと、僕の制御装置だ。

 

 あれを奪い取れれば……っ!

 

 ……。

 

 ……ついでにもうひとつ。

 

 あの獣耳の女、発情してたな。

 

 眼球の潤み。頬の緩み。肌の色。体臭。僕には分かる。

 

 鏡越しにレイプシーンを見て興奮するって……彼女、変態なのかも。

 

 まさか途中から指示が止まってたのって、見入ってたから……? ド変態だな。

 

 それにしてもエルフ娘、ちゃんと気をやれたのかな。それだけが僕の気がかりだ。手応えでは、多分仕留め(イッ)たと思うんだけど。

 

 中途半端な終わり方になってしまった。今度機会があれば、ぜひきちんとお相手してあげたい。プロとして。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。