正直、イラマチオはあまり気持ち良くない。
でも僕はもう喋れないから、しゃぶれとか、なぶれとか、喉を使えとか、そういった指示ができない。とにかく穴に突っ込むしかないんだ。
突然のことに目を剥いて抵抗する女。
昨日今日と通じて、オーラルを強要したのは初めてだ。彼女は
歯の感触がこそばゆい。噛み付こうとしても無駄だ。ブッチャーの皮膚は異様に弾力質かつ硬質。銃弾を弾き返すほどだ。ペニスだって相応の防御力がある。
それは鉄芯の通った極厚極太のホルモンに、ぎちぎちにかぶり付いてるようなものだ。人の咬合力では、文字どおり歯が立たない。噛み千切るなんて夢のまた夢。むしろ引っかかることで、僕のピストン運動で歯が折れるかも知れない。そう教えてあげたいのだけど、言葉が出せない。
ところが彼女は自らその事を理解し始めたのか、段々と抵抗をやめていった。顎が外れんばかりに開いた口から泡立った涎を
この子、賢いな。理解までのプロセスと諦めの判断が早かった。
力なく見上げてくる彼女の目。その焦点がぼやけ、目や鼻からも体液を零し始めたところで、僕の赤熱した肉棒を女の喉の奥深くにねじ込んだ。
腰に痺れが走る中、また壮絶な吐精が始まる。
ドクドクと脈動に合わせて注がれゆく熱い獣の精。
意外にも、彼女はコク……と喉を鳴らしてそのすべてを腹に収め始めた。
それが彼女の意思なのか、あるいは呼吸器を守るための本能なのかは分からなかったけど、とにかくそんな喉の
ドクリと僕が陰茎を跳ねさせるたびに、女は喉をコクンと収縮させる。すると彼女の舌の付け根が僕のカリの裏側をジョリッとこするから、その刺激でまた次の射精をする。その機能的な繰り返し。
なるほど、また新しい女の蹂躙方法を開発してしまった。
そんな小さな感動を胸に、ようやくすべてを吐き出し終えた。なんだかちょっと気分がいい。上機嫌になって女の頭を離してやる。
解放された金髪の女は、硬い床に両手を突いて咳き込み始めた。
「ごほっ……ごぇっ……えっ、えぐっ……えぅ、えぇ……」
見ると、女はそのまま子供のように泣きじゃくり始めたではないか。
僕の精神はまだ人間のままだ。さすがに泣かれると可哀想になってくる。僕としても、せっかくなので、この部屋を訪れる女たちには、人間の男では味わえないような最高のセックスを堪能していって欲しいんだ。
仕方なく彼女の前に腰を下ろし、
これまでとはまったく違う僕の行動に驚いて顔を上げた女。直後、彼女は「ひっ」と小さな悲鳴を上げた。その顔には恐れの色が浮いている。
僕が胡座をかけば、当然その中心には僕のグロテスクな
そう、これはもはや槍だ。〈ブッチャーランス〉と僕は密かに呼んでいる。彼女の視線は、そこに釘付けとなっていた。
小さく震え出した彼女の両脇に手を差し込み、子供のように高い高いして持ち上げてあげてやると、彼女は表情をくしゃくしゃに歪ませながら、いやいやと首を振り始めた。
なにがいやいやなものか。君が子供のように泣くから、仕方なく、あやしてやろうというのに。
女は抵抗したかったみたいだけど、どうやら腰が抜けていて下半身に踏ん張りが利かない様子。でも大丈夫。僕が動かしてあげるから、君はただ受け入れればいい。
赤子を高い高ーいから抱き下ろす感じで、彼女を胸の上に受け止めた。
腰のくびれに手を回してしっかりと固定し、その滑らかな女体をゆっくりと僕の身体にこすり付けながら下ろしていく。
すると、すでに体液まみれの彼女の身体はなんの抵抗もなく僕の身体の上を滑り落ちていった。
「――ぇぐぉあ゛ぁ……っ!」
よく分からない声を上げて、女は串刺しになった。
そのまま跨がらせ、ゆさゆさと、子供をあやすように揺すってやる。僕の怪力があれば、ぬいぐるみ遊びをするようなものだ。
「あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛――」
あ゛という
怖いのだろう。僕の顔が。だから目を逸らしている。
なるほど。対面座位だと、ちょうど僕の気味悪い顔が彼女の顔の前に来る。僕だってこの顔は嫌いだ。至近距離で恋人みたいに見つめ合うのは、ちょっとした拷問だったかも知れない。可哀想なことをした。
でも僕はこの体位が好きだ。女の身体の形を、顔の表情を含めてよく鑑賞できるから。本当なら女体の鑑賞には騎乗位が望ましいんだけど、僕の立場上それはあまりに不自然な行為で、監視に怪しまれずに遊ぶのがむつかしい。だから、ここが妥協点だった。
長い金髪と、
そんな彼女の若い身体は素直だった。膣奥にブッチャーランスの切っ先を押し付けて、ポルチオをトントンとリズミカルに小突いてやれば、瞬く間に彼女の
僕、上手でしょう? こう見えて女の性感帯には詳しいんだ。
そんな反応にまた少し嬉しくなった僕は、夢中で彼女を揺すり犯すだけの仕事に戻った。
呼吸に喘ぐ女の嬌態を鑑賞しながら、考えに耽る。
僕の腕の中で壊れた人形のようになってきたこの女を凌辱し始めて、二日目。彼女の身体にはあちこちにすり傷が増えて無残にも見えるけど、僕はこの女は幸せだと確信している。なぜなら、こうして僕に抱かれているからだ。
ここはエイリアンの要塞都市。そのど真ん中の施設で、こうして戦闘で捕えた捕虜を実験に使ったり、あるいは怪物の繁殖に使ったりする場所なんだ。
ここに送られてきた捕虜の中には、もっと悲惨な目にあう女もいるし、男の末路など、
この女は少なくとも当初、半日は気が狂ったようによがり続けていた。僕の仕事を十分に
僕にあてがわれた女は、孕むまではこうして天国を見続けられる。僕はこうして人間の精神を保っているおかげで、わりと女の扱いにはジェントルな方なんだ。他のブッチャーの仕事は雑だ。孕む前に壊れることがほとんど。
この仕事のクオリティが認められたのか、今となっては、僕は戦場に立たされるよりも、こうして内勤をすることの方が多くなっている。立場が立場ではあるけど、それでも認められていることが分かると
そんなことを考えていると、いつの間にか時間が経っていたようだ。僕の精子はパンパンに装填完了。女の膣はまだかまだかとジュルジュル音を立てて僕の息子をねぶり上げていた。
女の腰を強く引き付けて、ぐりぐりと膣奥を押し上げながら精を吐いた。
「んうう……うう……ぁ……ぁ……」
彼女は身体をビクビクと痙攣させて僕の射精に応えた。きちんと膣で締め上げてくれるのがいじらしい女だ。遠慮無くそのおねだりに応じて吐き出してやる。
すると金髪の女は、僕の吐精の途中でぐったりと僕に抱きついてきた。
まずいな、ちょっと壊れ始めたのかも知れない。
心を壊すのは最後のほうがいい。十分楽しませてあげて、最後、僕の元から去る直前に壊してあげるのが優しさというものだ。そうすれば、その先の地獄を味わわなくて済む。
僕の吐いたザーメンが潤滑油となって彼女の膣壁の滑りがさらに良くなった。
彼女の
今まで何人の男に抱かれたのかは知らないけど、僕は彼らが羨ましい。人間の逸物で彼女の膣に迎え入れられれば、もっと複雑な変化を楽しめただろう。
でも僕にだって、人間の男にはできない芸当がある。そのひとつがこの射精量だ。これだけの粘液を注ぎ込むと、女の膣肉はまったく違った一面を見せてくれる。
これはラーメンを食べている途中でトッピングを加えて味を変えるようなものだ。僕は気分を新たに、抜かずに女の身体を揺らし始め、また違ったヌルヌルとした感触を楽しみながら、首が座らなくなりつつある彼女の顔を至近距離でしみじみと観察した。
おそらくこの女、顔見知りだ。
最近捕まったんだろう。僕が所属していた要塞都市〈フォート88〉で、かつて同僚だったか、あるいは何かしらの関係があったのだと思われる。脳のどこかに引っかかる感触があった。
でも、思い出せない。
僕の思考はこうして鮮明だ。でも、脳の周りに分厚い脂肪がこびりついているかのように記憶が重たく、どろどろとぼやけていた。そして、時に下腹部の性欲を強く感じた時や、こうして、かつてのことを思い出した時などは、獣のように理性が
それでも忘れていないことがひとつある。
決して忘れるものか。
僕が仲間に裏切られ、