※この作品はR-18です。

屠殺鬼   作:赤だし滑子

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楽園

 フェリスは、あっという間にリディアに剥かれて一糸まとわぬ姿になった。尻尾ってそういう風に生えてるんだね。

 

 その隣でリディアもぽいぽいっと全裸になる。

 

 褐色娘らしく、彼女のスタイルは健康的で瑞々(みずみず)しい。全身一分(いちぶ)の隙もなく褐色だ。やっぱり日焼けじゃなくて地の色なんだね。素敵。

 

 その一方で、ふわふわのベッドの上で、真っ白い身体に両腕を巻き付けたフェリスが、胸と股を隠し、顔を真っ赤にしていた。そんな彼女に後ろからもたれ掛かり、耳元で何かを囁き続けるリディア。どちらも肌がしっとりとしており、全身から若葉のような生気があふれ出している。

 

 凄い光景だ。並のポルノグラフィーを圧倒する。楽園とはこのことか。

 

 そんな絶景を眺めながら、ベッド脇で突っ立っている僕。乗るとベッドが壊れちゃいそうだから。

 

 ちなみに紙袋を被ったままだ。気持ち悪いからね、僕の顔。この楽園にふさわしくない。

 

 耳元に口を寄せたリディアの囁きに、フェリスがコクコクと頷く。

 

 ベッドの上でお尻をズリズリ、移動してきたフェリス。股を隠しながらだと、そうやって移動するしかない。

 

 一方のリディアは四つん這いで女豹のごとくベッドの上を歩く。慣れた感じだ。彼女は処女じゃないっぽいな。っていうか、エイリアンって純潔とかいう概念あるのかな? すごく興味ある。

 

 フェリスがベッドの端までくる。直後、リディアが何の前触れもなく僕のエプロンをずらす。怒張するブッチャーランスが空気にさらされた。

 

 するとちょうど僕の血管浮き出るグロテスクな陰茎が、フェリスの眼前に現れる形となり、彼女の顔に一本の太い影が落ちた。

 

 フェリスの縦割れの瞳孔がキュッと窄(すぼ)まった。顔を強張らせて、僕の裏筋を凝視している。言うなれば、仰げば尊(とうと)し。でも君、一回僕の逸物を見てるよね?

 

 ああ、でもこの部屋は明るいから、前よりもずっとリアルに見えてるのかな。

 

 視線をリディアに移せば、彼女の方もほほーっといった顔つきになって、僕のそそり立つペニスを見上げていた。

 

『フェリスはセックスしたことないの?』

 

 僕の問いに、一瞬、ん? と小首をかしげたフェリスだったけど、すぐに顔を赤くして首をブンブンと横に振った。

 

『自分でしたことある?』

 

 ブンブン。

 

『そうなんだ。フェラは? やったことある?』

 

『フェラ?』と、困った風に眉をひそめたフェリス。ごにょごにょとリディアに耳打ちされて、慌てて首を横に振る。

 

『キスは?』

 

 ブンブン。ブンブン。しかし、

 

『り、リディアと……なら……』

 

 尻すぼみに、耳がペタリと倒れた。

 

 た、楽しい……。

 

 意図せずインタビュータイムを演出してしまった。

 

 そんなフェリスに抱きつきながら、リディアが僕を悪戯っぽく見る。

 

『私には聞かないの?』

 

『慣れてそうだから、いいかなって』

 

『むー』

 

 答えた僕に、彼女は咎める視線を送ってきた。

 

 だって、躊躇なくブッチャーのザーメンを舐められる女の子は、どう考えても経験有りでしょう。それどころか歴戦の猛者(もさ)とみた。僕の予想だとリディアの本質は二天一流(バイセクシャル)の遣(つか)い手だ。僕の巖流つばめ返し(ブッチャーランス)が決闘を申し込む。

 

『教えてあげるよ』

 

 フェリスの手を取って、熱々の肉棒に添えさせる。

 

 すると彼女の小ぶりな胸とツンとした乳首が僕の視線に晒された。

 

 あまりに唐突な僕の行動に対処が遅れたフェリスは、僕の視線から逃れるように背中を丸くして胸を隠そうとした。

 

『もう片方の手も』

 

 僕の声に、泣きそうな表情になったフェリスだったけど、リディアに『ほらほら』と促されて、意を決したように両手を僕の陰茎に添えた。フェリスの大事なところがチラリと見えた。

 

 やっぱりパイパンだ。納得。

 

 というかリディアも生えてない。エイリアンってアンダーヘアないのかな? 先日の饗宴はみんな血みどろだったから、よく覚えていないな。

 

 ちなみに僕は生えていない。僕には、体毛という体毛が生えていない。ハゲでデブなのだ。なんかごめんね。君達みたいな美少女にお相手してもらうの、そこはかとなく申し訳なく思う。

 

 そこからはリディアがリードしてくれた。

 

 ゆっくりと僕の馬なみをしごく四つのか細い手。

 

 僕の肉棒はフェリスの目前にある。ちっちゃな吐息が睾丸にかかって、こそばゆい。

 

 彼女は目を逸らさなかった。手の上下に合わせて彼女の顔も小さく上下に揺れる。いつしかリディアの手がフェリスの胸に伸びてさわさわとしていたけど、それにも気が付かないほど、僕の獣根の雄々(おお)しさに意識を奪われているようだ。

 

 あれかな……変態狐女の血かな?

 

 ちょっと邪魔になってきたから、ブッチャーエプロンを外す。行儀良く後方のソファーにかけた。

 

 そうして視線を元に戻すと、リディアが僕のそそり立つ男根に舌先をツンツンとつけて、フェリスに見せつけるように下から上に舌を這わせ始めたところだった。師匠自らのティーチング。

 

 ゴクリと生唾を飲んでその様子を見るフェリス。

 

『さ、一緒にやってみよ』

 

『……うん』

 

 リディアに促されるまま、フェリスも奥ゆかしく舌を突き出して、僕の肉棒を棒アイスをそうするように、ペロペロと舐め始める。

 

『こう?』

 

『じょうず、じょうずー!』

 

 あんよがじょーず、あんよがじょーず、とでも言わんばかりの手取り足取り。実際はフェラがじょーず、フェラがじょーず、なのだけど。

 

 桃色の舌がフェリスの口から見え隠れするたびに、肉棒の側面に生暖かくぬめった感触があった。快感を与えるための動きではない。僕の顔をチラチラと覗きながらペロ……ペロ……。そのぎこちない動きがくすぐったい。

 

 ブッチャーランスを挟んで左にリディア、右にフェリスの顔があった。これは俗に言うダブルフェラなのでは? そんな考えが脳裏をよぎると、僕の逸物が一回り膨らんだ。

 

 フェリスはリディアの動きを見て、真似をしようと同じ動きを試みる。リディアは、そんなフェリスの必死な様子を肉棒越しに眺めて頬を上気させている。僕は左から右から息子を舐(ねぶ)られて大満足。

 

 二人とも両手をベッドに突いて、頭と舌の動きだけで奉仕するものだから、二匹の雌犬が僕にじゃれついてきているようだった。

 

 手を使わないフェラはすごく高度なテクだけど、細かい学習過程をすっ飛ばして上級者の領域に足を踏み入れるフェリスのポテンシャルに動悸がやまない。

 

 段々と両側から掛かる吐息に熱が帯びてきたのが分かった。

 

 リディアが僕の睾丸を優しく口に含むと、それを真似してフェリスもパクリ。二人で交互にパクパク。リディアがぬらーっと舐め上げると、フェリスもぬらー。

 

 フェリスはもう自分の秘部を隠すことも忘れて、そんな卑猥な遊びに夢中になっていた。

 

 丸見えになった彼女の身体は、よく見ると幼すぎるというわけでもない。年相応に発達していて、僕が優しく相手をすれば何とか耐えられそうにも見えた。まぁとにかく、柔らかそう。

 

 フェリスを犯す――。

 

 そんな単純かつ冒涜的な妄想に、僕が思わず陰茎をビクつかせてしまうと、そんな男性器の思わぬ挙動にフェリスがびっくりして顔を引いた。まさか海綿体が自由意思をもって動くとは知らなかったと顔に書いてある。

 

 そんな初心(うぶ)な反応を見たリディアがにっこり。

 

『今のは~、ジェヴォーダンが気持ちよかった印。よかったねフェリス。ジボダン、気持ちよかったってさ』

 

『ほ、ほんと?』

 

『うん。もっとやって』

 

 僕の催促に、ほっとした様子でコクリ。頷いたフェリス。

 

 リディアのマンツーマンレッスンは続く。

 

 今度はリディアが僕の滾(たぎ)った淫棒を片手で握り、顔を横に倒して舌を突き出すと、僕の裏筋を付け根からカリ裏までを、ぬらぁーっと一気に舐め上げた。彼女が与えてくれる強い快感に、ビクビクと僕のペニスが痙攣する。

 

 それを何度か繰り返し、リディアは同じ事をするようにフェリスを促した。

 

 フェリスも徐々にノッてきたのか、同じように舌の腹で裏筋をこすり上げた。

 

 彼女は大口を開けるのに慣れていないのか、その動きを再現すると、自然と唇全体が僕のペニスに押し付けられるような形になる。だからすごく興奮する。

 

 彼女のストロークがカリ裏に到達するたびにビクつくペニスの反応が面白くなってきたのか、フェリスはその奉仕を飽きることなく続けた。

 

『ジボダン、これ、気持ちいいの?』

 

『うん。すごく気持ちいいよ、フェリス』

 

 僕の声に、フェリスが頬を少し緩ませた。男根にキスしたまま。

 

 処女がやるには、あまりにもいやらしいフェラチオなんだけどね。

 

 まぁ先生がリディアと僕じゃあ、彼女、性の英才教育を受けているようなものだから、ステップアップが早いのなんのって。

 

 将来――。

 

 フェリスの旦那は、初夜で披露されるこの熟達した性技(プロフェッショナル)を見てどう思うのだろうか。

 

 歩くお人形さんみたいなフェリスが、初めて契(ちぎ)る夜に、率先してこのようなど淫乱フェラを始めたら。

 

 ――そんな、無理をしなくても……。

 

 ――大丈夫。私、ブッチャーに叩き込まれちゃったから。

 

 ――ぶ、ブッチャーに⁉

 

 ――うん。すっごく逞しかったよ、ブッチャーのおちんちん。顎が疲れちゃうの。あれに比べればこんなのへいきへいき♪

 

 ニコッと笑うフェリス。その時の旦那の顔。

 

 ……漲(みなぎ)ってきた。

 

 早く……早く、もっと仕込まないと。

 

「ふ……ん……んふぁ……」

 

 フェリスの口から可愛い吐息が漏れた。

 

 リディアがフェリスへの悪戯(いたずら)を再開していたからだ。

 

 彼女も気付いたんだ。フェリスの反応が明らかに変わってきたことに。

 

 フェリスは色々といじくられながらも小さく声を上げ、僕のごんぶとに両手で縋りついて一人、ペロペロを継続。

 

 わりと先端を中心に自主的に舐(ねぶ)っているから、ひょっとすると、僕の我慢汁でも酔っ払うのかも。

 

 そんなフェリスに、後ろからむしゃぶりつくのはリディアその人。彼女の目は欲望でどろっと濡れそぼっている。

 

 フェリスの背中に舌を這わせたり、お尻を揉みしだいたり、尻尾をさわさわ。うなじをぺろーり。後ろから手ブラして乳首を弄んだりと、やりたい放題だ。

 

 フェリスの白い細身にぴったりと絡みつくリディアは、まるで褐色の蛇だった。

 

 スルスルと、彼女の指先がフェリスの股ぐらに滑り込むのが見えた。

 

「はうぅ……んんあぁ……♡」

 

 リディアがその指を一度引いて、人差し指と親指でつまんで糸が引くシーンを僕に見せてくれた。どうよ? のドヤ顔。よかったね。

 

 もうフェリスは素直にリディアを受け入れていた。

 

 どうでもいいけど、エイリアンって喘ぎ声は人間と同じなんだよね。異国のAVを見てる時に感じる、あ、人類皆兄妹なんだなっていう、イッツ・ア・スモールワールド感ある。

 

「□△○◎▽☆&、フェリス▽#★」

 

「リディア○□★■……んんっ! §○■▼●〓ジボダン……ああ、ううぅ……」

 

 でも、何を言ってるのかは分かんない。

 

 リディア、夢中になりすぎてさっきから翻訳をサボってる。彼女達の会話が全然入ってこない。疎外感。くそう。

 

 フェリスの奉仕はまだ僕を射精させられるようなものではない。

 

 ただ絵面が凄い。

 

 ただただ、凄すぎる。

 

 目の前で絡み合う美少女二人に、僕の汚らわしい獣慾をぶっかける。そのインモラルな妄想だけで、僕のリビドーは否応なく高まっていった。

 

 我慢ができなくなってきて、フェリスの控えめな動きに合わせてゆっくり腰を振った。

 

 すると、そんな僕の辛抱たまらない様子に気付いたリディアが、フェリスへの愛撫をやめて僕の息子に手を伸ばしてきた。

 

 リディアがリードして手淫のペースを上げてくれる。フェリスの愛液を肉棒にニチャニチャと絡ませるというお土産つき。彼女は器量よしだ。

 

 エグいデカマラに挑むのは、顔を上気させて楽しそうにお話しする二人の美少女。

 

 そして僕の馬なみを優しくしごき上げるのは、二十本の綺麗な指。

 

 二十本だ。言葉では言い表せない凄みがある。

 

 フェリスの身体から緊張が抜けていた。リディアの問いかけに、クスクスッと笑ったりもしている。楽園にあるべき笑顔だ。それで握り締めているのはえげつない男性器というギャップが百点満点。

 

 耳元でリディアに何か言われたフェリスが、ペロンと鈴口を舐め、目を閉じ、口を開けて上を向いた。

 

 リディアが僕のブッチャーランスの切っ先をそんなフェリスの顔に誘導する。

 

 赤く燃え上がった亀頭を突きつけられ、あーんと、素直に顔射を待つフェリスの表情を、はぁはぁと興奮した様子で眺めるリディア。

 

 二十本の指がリディアのリードで加速した。チャッ、チャッ、チャッ……という湿った淫猥な音が楽園に響く。

 

 僕は遠慮なく、フェリスの顔に向けて溜まりに溜まった獣の精を解き放った。

 

 それは一瞬亀頭が膨張するほどの勢いがあった。

 

 ビクビクビクッという細かい脈動に応じて吐き出される大量の白濁液。

 

 一射目がフェリスのおでこまで迸(ほとばし)り、狐耳にも少しかかった。そして彼女の顔があっという間に白くべとつくゼリー状の粘液で覆い尽くされていく。

 

 フェリスの口からこぼれ落ちて、その無垢な身体を汚していく僕のザーメン。それはやがて、彼女の薄い双丘からおへそまでもを、まとめて白く塗りつぶしてしまう。

 

 息が苦しいのか、コポッっと口から精子の泡を零し、そして次の瞬間、コクリ……とフェリスの喉が上下したのが見えた。

 

 ひと口が過ぎてしまえば、あとはなし崩し的だった。コクコクとフェリスの細い喉が上下運動しはじめる。

 

 あたかもフェリスを支配しているかのような優越感を味わいながら、僕はこの背徳的な吐精を続けた。

 

 ゴツい獣根から続々と湧き出してくる僕の粘つくスペルマは、やがて二人の身体の隙間にも流れ込んでいった。

 

 リディアは、と言えば――。

 

 そんなフェリスの様子を凝視して自慰に耽(ふけ)っている……あ、イッたみたい。リディアの目が細まって、下唇を噛んだ彼女の背中がぐーっと反った。彼女、想像以上のド変態だな。好き。

 

 変態狐女もそうだけど、まさかエイリアンの女ってみんなこうなの?

 

 やがて僕の長い射精が終わりを迎えた。

 

 ケホッケホッと、目を閉じたまま咳き込むフェリスと、肩を上下に荒い息をつくリディア。

 

『気持ち、よかったぁ……?』

 

 フェリスの声だ。ここは全力で褒めよう。

 

『すごく気持ちよかったよ。フェリスは上手だね』

 

 するとフェリスは、僕のザーメンでドロドロに汚れた表情を無邪気に崩した。

 

 顔射アンド飲ザーで、迷いのない笑顔――。

 

 将来の彼女の旦那は、あるいは、もしかすると、あれ? もう終わり? みたいな小さな困惑をフェリスの顔に見るのかも。フェリスは真の射精を知る女になったのだから。その時の彼の心中を察すると、またビクビクと僕の鈴口から追いザーが噴き出して、フェリスのおでこに飛び散るのだった。

 

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