せっかくなのでもう一回――。
僕がおねだりをしようとしたその時、リディアがフェリスの唇を奪った。もう辛抱堪らんと言った様子でフェリスをベッドの上に押し倒し、クチュクチュと彼女の口粘膜を蹂躙する。
僕の欲望の残滓を潤滑油にして、全身を絡みつけて身体を律動させる二人の美少女。湿った
僕の出番は終了ですか。そうですか……。
フェリスも豹変して積極的となった。
空気中でリディアと舌を絡め合い、ベッドの上で身体をくねらせる。腰が無意識に振れていて、股に押し込まれたリディアの
ベッドの上で粘液まみれになって交尾に没頭する、白と黒の卑猥な軟体生物が二匹。
僕は小さく嘆息をつくと、諦めて、この一大スペクタクルをベッド脇という特等席で鑑賞することにした。
「ンン……ムグ……ぷぁ……ふに……ぁぁ……」
フェリスは陶然と目を曇らせ、その口からは可愛い吐息をこぼしていた。リディアはそんな彼女の顔を艶っぽく見入っている。
「ん……あああああぁっ!」
リディアがフェリスの股をまさぐり始め、フェリスの声のトーンがひとつ上がった。
指は……入っているっぽいな。出し入れされる指に、精液が絡んでいるのが見えた。
でもまぁ……大丈夫か。ブッチャーの
「――あっ、あっ、うぅ……ジボダン、ジボダンんんっ! ジボ……なぁ、ああっ! んあっ⁉ ああっ⁉ ああッ⁉」
強すぎるエクスタシーで混乱しているのか、フェリスは涙ながらに僕の名前で喘いでいた。腰を浮かしてリディアの指の動きをサポートしてしまっているのが可愛い。わけ分からなくなってそう。はいはい、ジボダンはここですよー。
紙袋からベロを伸ばし、フェリスの顔を舐めてあげる。気分は初めての病院に怯える子供に付き添う親だ……って、いて……いてててて……。
フェリスが僕の
「あんんんんんんんんん〜〜〜〜〜!」
僕は怒るとか嫌がるとか、それ以前に当惑していると、フェリスの身体がリディアの下で跳ねた。
びくん、びくんとベッドを揺らすフェリスの絶頂。結構激しくイッているみたいだ。
「はっ……はっ……はっ……」
よかったね、リディア。だいぶ良い感じじゃない?
長いオーガズムを抜けて、くたりと脱力したフェリス。ぬぽっと引き抜いた、ぬるぬるになった指を満足げにしゃぶるリディア。
……それにしてもびっくりした。まさかベロを掴まれるとは。おかげでフェリスの貴重なオーガズムシーンを堪能しそびれた。
フェリス、僕以外のブッチャーにそんなことしちゃ駄目だよ? ブッチャーに痛みを与えると、ほぼ確実に反撃されるんだからね。僕基準で勘違いしないように、一度きっちり説明したほうが良いかも……。
凝然と見下ろす先で、火照った身体を重ねたまま、肩を上下させる美少女が二人。
こんなプレイを間近で見せつけられていれば、当然僕の息子はバッキバキだ。ちょっと痛みすら感じる。
とはいえ、リディアの邪魔をするわけにもいかない。
部屋の隅で不気味な置物に擬態するか……とほほ。
――いてててて……。
エプロンをつけて部屋の端に移動しようかと身を引いた直後、またベロに痛みを感じた。
フェリスがまた僕の舌をぎゅうと引っ張っていた。
リディアの責めが再開したんだ。
お楽しみを邪魔するわけにもいかず、再びベッド脇で視姦を強制される僕。つらい。
リディアはフェリスを四つん這いにし、その尻に顔を突っ込んで貪っていた。
「んんん~~~~~‼ んんん~~~~~‼ んんん~~~~~‼」
これは先ほど以上の性感をフェリスに与えているようで、フェリスは顔をベッドに押し付けて、声のボリュームを上げてよがっている。その手が、ベッドシーツと同時に僕のベロを掴んでいた。
僕のベロは離してーっ! 危ないからーっ!
リディアには悪いけど、仕方なく、ショック療法として自慢の息子をフェリスの顔に差し出す。
さわさわと、フェリスの狐耳を撫でてやれば(やってみたかった)、彼女はよろよろと顔を上げ、目の前に現れた僕の息子に迷わずむしゃぶりついた。
さっきまでは、舌でぺろぺろ犬みたいに舐めるしかなかったのに、今は僕の凶悪なブッチャーランスをカプリ。大口を開いて、ひと口でいったフェリス。人が変わったような乱れっぷりだ。
「フーッ、フーッ、フーッ……チュプ……フーッ……チュプ……」
彼女の小さな口だと、僕の亀頭を口に入れただけでいっぱいだ。でもそれが逆に良かった。ちょうど唇とベロが僕の亀頭のエラにコリコリと引っかかって気持ちいい。まるで膣口に何度も出し入れしているようだ。
ようやく解放されたベロを、すかさずシュルシュルと収納。
「ン゛〜〜〜〜〜〜……」
直後、チクリと亀頭に痛みを感じた。見ると、フェリスが僕を頬張ったまま絶頂していた。フェリスの顔はもう真っ赤で、目も焦点を結んでいない。尻尾がぴーんと天を突いている。
リディアが顔を上げた。唇をペロリ。その顔は僕の精液とフェリスの愛液でびしょびしょ。それでも彼女の表情はとても楽しげ。
「ムチュ……ふぁ……ぁぁ……」
僕も逸物をフェリスの口から引き抜く。チュプッ。つつーっと唾液が糸を引いた。
ベッドに沈んで脱力したフェリスを挟んで、僕とリディアの目が合った。
すると彼女はなにかを思いついた風になって、僕をちょいちょいと手招きする。ベッドの上に乗れない僕は舌を伸ばして答えた。
『ジェヴォーダン、
竿役って……。
『僕のは、フェリスには入らないよ』
たぶん入るけど、今日はやめておいた方が良いという善意だった。
『ちがうちがう』
『?』
言わんとすることが分からず、首をかしげる。
すると、リディアはベッド脇に移動してきて、フェリスを仰向けにひっくり返し、股を開かせて覆い被さった。リディアがフェリスを正常位でハメているような体位だ。
すると僕の目の前には二人の秘裂が上下に並んでご開帳。朦朧としているフェリスも抵抗なし。ガバーッ。どちらも新鮮な蜜に濡れそぼって物欲しそうにヒクついている。
こうしてベッド脇に立つ僕に差し出された、ふたつの花園。
腰をほんの少し突き出せば、今にでも飛び込んでいけそうな距離感だった。
これは、目に毒だ……。
ただ彼女の言いたいことは分かった。これも仕事……頑張るよ、プロとして。
奥歯をぐっと食いしばり、上になったリディアの尻を掴んだ。「ぅん!」と声を上げピクンと跳ねた彼女の背中。
二人の密着したお腹の隙間に、赤熱した灼熱棒をぬるぬると差し込んでいく。
これで二人を同時に素股するような状態となった。リディアとフェリスの口から同時に熱い吐息が漏れた。
「――ん……あああああッ⁉」
「はぁ……♡」
僕の目の前にはリディアの形の良いお尻が差し出されていて、僕はその褐色の尻肉めがけて腰を送る。
上下の蜜壺からあふれる粘液を絡ませながら肉棒を抽送すれば、先ほどの僕の精液もローション代わりとなって、具合はとてもよかった。
このプレイ、僕のペニスが満遍なく刺激されるので、思った以上に気持ちが良い。僕の睾丸にフェリスの温かい陰唇が、僕の下腹部にリディアの冷たい尻肉が密着するように動かすと、子宮を貫くのに近い満足感があった。それでいて膣壁とは違う、女の子のすべすべしたお腹でサンドイッチにされるのも新感覚だ。奥でかすかに引っかかる感触があるのは……お
なにより、女を壊す心配が無いのがいい。気兼ねなく、思う存分、力任せに腰を打ちつけられた。
「んあっ! んあっ! んあああっ⁉」
「はぁ♡ はぁ♡ はぁ♡ はんっ! あんっ! んっ♡」
快楽の中で蠢き重なりあう、白と黒のうら若い女体。
可愛い声と、艶を含んだ声が二重奏で部屋に響くものだから、これはもう、雄の理性など簡単に吹っ飛んでしまいそうになる。
「にぁあああああああ――ッ‼ ん゛、あ゛――ッ♡」
フェリスが気をやったようだ。目から涙をこぼし、大口を開けて空気を呑んでいる。
でも僕はピストン運動を緩めない。
「んあ゛ッ⁉ あ゛あ゛‼ あ゛あ゛‼ あ゛あ゛ッ‼」
結果、フェリスはリディアの下で狂ったようによがり続けていた。
「ん♡ んん♡ はぁ……ぁあん♡ あっ♡ あっ♡」
リディアも思った以上に可愛い声で啼く。
弾力ある褐色の尻肉に何度も何度も股ぐらを密着させると、その度に彼女の背中がグイグイ反っていった。そこに余裕は微塵も見られない。愛しのフェリスの顔を鑑賞することも忘れ、今や彼女と一緒になって首を反らし、切なそうな声を上げ始めていた。
……事故だって言えば、許してくれるかな?
リディアの丸い尻を掴む手に少し力が入った。グニグニと揉みしだく。
……いや、リディアの信頼度を下げる行為は
とはいえ、僕の中に生まれた彼女を征服したい衝動は、ふつふつと腹の奥で沸騰し始めている。
うーん……。
僕は舌を伸ばし、彼女の後ろの穴を舐めることで気を紛らわせることにした。ちょっとくらい良いよね。
「――あっ♡ はぁっ♡ ん、あう……ん、んんぇえ⁉」
僕のベロの先端が尻孔をぐりぐりと押すと、目を丸くして振り返ったリディア。いいね。その表情、可愛いよ。未開発かな?
『ちょっと、ジェヴォーダン!』
お、抗議の声が。
でも僕は聞こえない素振りで、二人のクリをこすり上げるペースを上げた。
「ふぎぃ♡」
「んあぁ♡」
これでリディアの続く声も聞こえなくなり、僕の下には嬌声を上げるだけのとなった柔らかい女体がふたつ。いい音を奏でていた。
舌先が少しずつリディアの肛門の中に入っていった――でも、これ以上はやめておこう。
僕が屈服させた、ふたつの淫らな肉を、腰をぶつけて揺り動かしていると、ふと、脳裏に閃くアイディアがあった。
リディアの様子を油断なく注視し、ピストンを続けた。
僕が一定の動きを繰り返せば、経験豊富なリディアは自分で気持ちいいところに当たるよう、自分の秘裂の位置を調整する。
やがて、彼女のくぼんだ背筋の反りや、尻肉のひくつき、足指の力の入り方から彼女のオーガズムの予兆を察知した僕は、爆発寸前の肉棒をズチュッと引き抜き、ピタリと動作を止めて言う。
『――もう帰らないと』
「ふぇ――っ⁉」
エイリアンも、びっくりしたら「え」って言うんだね。
ベッドから身体を起こし、酷く切なそうな表情で僕を見たリディア。頬は褐色の上から分かるほど朱に染まっていた。
その下には涎を零してピクピクと痙攣するフェリスが見える。
そんな二人に背を向け、ブッチャーエプロンを身に付ける。
『まってよ! もうちょっとだけ……ジェヴォーダンも辛いでしょ? 私がイカせてあげるから、ね?』
僕の腕に手を伸ばしたリディア。目が潤んでいる。
『頭を吹き飛ばされたら、君達ともうお話できないから』
そう言ってリディアの手を振りほどこうとして、ひと言付け加える。
『――もし僕が自由なら、もっとリディア達と一緒にいられるのに』
僕は楽園を去った。
暴発寸前の殺気を背負ってエイリアンの街を歩く。
途中、
これは、牢獄に帰ったら止まらなくなりそうだ。今日来る女は壊れてしまうかも知れないけど、これは必要な犠牲だ。可哀想だけど、仕方がない。
ブッチャーの野太い唸り声が夜の街に転がる。