僕の性欲が爆発寸前だ。
丸五日も女を抱いていない。これはブッチャーとしては断食に近い。
『もういい?』
「――ンッ、ぐ……ぷはぁ。まって……アム……」
ベッドに腰掛けたアビゲイルが、隣で仁王立ちになった僕の息子を頬張って、パレオスカートをたくし上げて自分を慰めている。
フェリスの滞在先のホテルは大きな屋敷だった。ざっと見たところ、この街でも一、二を争う大きさだと思われる。彼女達の部屋は最上階。
驚くべきことに、ブッチャーである僕にも個室が与えられた。フェリスとリディアの部屋の隣だ。てっきり、ずっと馬車の中か、馬小屋にでも泊まらされると思っていた。フェリス付き添いの使用人(狐耳)とホテルとの間でひと悶着あったようだけど、最終的にはこうなった。これはありがたい。
おそらく僕が護衛だからだろう。とはアビゲイルの見解。納得。
明るくて、窓からの見通しが良く、通気もいい。清潔なベッドまである。ベッドだ。もう一度言うけど、ベッドだ。僕が乗っても潰れなさそうな、すごいゴツいやつ。あれか、ここは異世界だから、僕みたいな体格のエイリアンもいるんだろうな。そういった大柄な客用の部屋なのかも。嬉しい。涙ちょちょぎれそう。
そんな歴史を感じさせる
「ん、んっ……ん、ん、んんっ――ン゛――ッ! ……ちゅぱ……はぁ……」
すぐにでもアビゲイルをベッドで抱きたいわけなんだけど、今はその前にやることがある。
軽く気をやったアビゲイルが、僕の息子から口を離す。熱を帯びた吐息と一緒に、泡立った唾液がボタボタと落ちた。
オナニーする時に僕のペニスをしゃぶっていた方がいいだなんて。しかも彼女の方から言ってきたんだ。すっかり淫乱になっちゃって――すごく達成感ある。
「――はぁ……はぁ……はぁ……いいよ、来て……」
クチャァとアビゲイルがベッドの上で股を開き、自ら陰唇を広げてみせると、その奥の綺麗なピンクのてらつきが空気にさらされた。
そこに僕の
「んっ! ……んぁぁ……!」
こちょこちょと舌先でクリトリスをくすぐりながら、ズプズプと彼女のヴァギナに舌を押し込んでいく。
舌を入れてみるとよく分かるけど、アビゲイルの
ぷりっとざらつく
「はっ、はっ、はっ、はっ――」
そんな愛撫に迎えられ、膣道の中ほどまで来ると、今度は僕の舌が奥へ奥へと吸い込まれていくような吸引感があった。同時に膣壁がこれでもかと複雑に舌をしごき上げてくる。
これが僕を仕留めるアビゲイルの奥義だ。舌で感じると、その恐るべき破壊力の仕組みがよく分かった。
ここに彼女の絶頂の痙攣が加わると、これに耐えられる
獣すら屈服させるアビゲイルという恐るべき女の力だ。
「ふんぁ……♡ あ、ぐっ! くぅ――ぁ゛――ッ‼」
優しくアビゲイルの膣奥まで侵入させると、そこからさらに力を込めて、次の門へと舌を差し込んでいく。
今や、彼女は僕の怒り狂う獣芯を根元まで咥え込んでよがる女だ。こんな柔らかなベロ程度、もはやなんでもない。
「はーっ! はーっ! はーっ! はぁ、んんぁああ――ッ‼」
ベッドの上に仰向けに倒れ込み、身体を弓なりに反らしたアビゲイル。
そうでもないみたい。アビゲイルは敏感だな。
――あった。
彼女の負担にならないように、それをそっと丁寧に取り出す。
「んぎ……!」
それでも少し痛みがあったようで、アビゲイルの顔が苦痛に歪んだ。彼女のこういう表情を見るのは久しぶりだ。正直ブッチャーとして興奮する。
取り出したそれを、ベッド脇にかけておいたエプロンのポケットに忍ばせた。
続いてベッドに四つん這いになって上がり込む。ミシミシと
荒い息をつくアビゲイルが、ベッドの上でM字開脚したまま、情欲に濡れた目になって覆い被さる僕を見上げていた。
破裂寸前のブッチャーランスの切っ先を、彼女の秘裂にあてがう。
彼女の柔らかそうなお腹が、興奮を帯びた呼吸で激しく上下する。自ら腰を押し上げて僕の先端にこすり付けてくる。腰から下だけが別の卑猥な生き物みたい。
ブッチャーとしてベッドの上で女を犯すのは初めて、か――。
初めてがアビゲイルでよかった。もう我慢できない。
直後、部屋のドアがノックなしにバーンッと開いた。
「ジェヴォーダン、〆★○△……#§☆★〆☆ー⁉」
「〆★ーーーー! リディア※§△▽〓##§っ‼」
言ってることは分からないけど、声はリディアとフェリスで、二人とも驚いている様子だ。
小さく嘆息をついて振り返る。
良い笑顔のリディアと、心底申し訳なさそうなフェリス。
まぁ遊びに来るのはいいけど、ノックはしようよ。君達お嬢様でしょうに。ほら、廊下に控えていたホテルの従業員が、当社比1.2倍に膨れた僕の暴れん棒を見てびっくり仰天してたじゃん。
……まさか、ノックの文化がないとか?
いや、隣のフェリスが猛抗議している。たぶん、あるんだ。リディアが意図的に無視したな。ラッキースケベを期待して。ビンゴだよ。
『ついて早々なの~? ジェヴォーダンってば
『これはジボダンには必要なことだから! 後にしようって言ったのに‼』
二人が部屋の中に入ってきて、ドアがパタンと閉まった。直前に見えた、フェリス付き添い使用人の
そりゃあね、友達の部屋に遊びに行くテンションで入っていく現場じゃないよ。
『そうなんだ。フェリスの言うとおり、もう我慢できないから。用事ならアビゲイルを抱いた後にしてほしいな』
僕が言うと、リディアがどっかとベッド脇に座り込んだ。
『フェリスもこっちこっち。前にジェヴォーダンの部屋で見た時はガン見してたんだからさ、今さら恥ずかしがってもねぇ……ほら、至近距離で見せてもらおうよ』
『で、でもぉ~……』
『早く早く。ささ、ジェヴォーダン。私達に構わずハメまくっちゃって! アビゲイルもサカっちゃってるみたいだし!』
これは……あれだな。
僕のザーメンでフェリスを早々に酔っ払わせるつもりだな。
ブレないな、リディア。そういう
お言葉に甘えて、腰に体重をかけてアビゲイルの中に侵入した。
もう準備万端だったので、そのまま最奥まで一気に串刺しにする。
「――ぅんっ♡ っあああああ゛ぅ――ッ‼」
ベッドの上で、彼女の背中と腰に両手を回して抱き込んだ。
「あっぐ――ッ‼」
そのままパンッ! と腰を打ち据えると、ギシィッという音と共にベッドが大きく揺れた。
密着させたままグリグリと彼女の肉芽を押し潰す。
「あ……あ……あ……あぁん♡ あ、ぐぁ――ッ‼」
アビゲイルの声音が甲高く変わったら、ギューッと膣が閉まるから、そのバキュームの中をまた腰を引いて、すぐに反転強打する。グリグリ、ズルーッ、パァン! その往復運動を幾度となく執拗に繰り返す。
その動作の合間に、突き出された彼女の真っ白い双丘に舌を這わせた。そのまま欲望の
「――ふぁ♡ あ、ぁん♡」
ここに来る途中の馬車で、アビゲイルはまたリディアに強制羞恥告白させられていたわけなんだけど、その時の彼女曰く、僕の恐ろしげな口がおっぱいに噛みついてきて、死ぬほど怖いんだけど、でもそこから優しく乳房を嬲ってくれる時のギャップが、すごく興奮するんだそうだ。僕が必死に乳を舐めしゃぶる姿が可愛いとさえ。
特に、僕の鉄板をも食いちぎる歯が自分の乳首を甘噛みしているときが、一番ドキドキして感じるんだって。ある意味吊り橋効果なのかな。アビゲイルも、もう立派な変態の仲間入りだ。
とにかく正常位が凄く動きやすい。彼女の白いなめらかな肌が、しっとりと吸い付いてくる。性器同士のぬめった摩擦も、身体の密着感も強い。
あまりの気持ち良さに少し腕に力が入って、アビゲイルの身体をギュッと締め上げてしまう。すると彼女は、あえて背中を反らせて動きを合わせてくれる。さらに腰が抱きやすくなった。
こうして、ベッドの上でぴったりと合体した状態になった僕とアビゲイル。
そのまま丹念に彼女の曲線を手のひらで撫で回し愛撫する。
性器の先から根元まで。肉越しにゴリゴリ押し合う恥骨。彼女の腿からお腹、乳房、腋にいたるまで。粘液と汗を潤滑油にした一ミリもズレのない、完璧な整合性。僕と彼女の境界が溶け合っていくようだった。
だからなのか、アビゲイルが嬌声を上げて悦ぶと、僕にもまた同じように快感が流れ込んできて脳が溶ける。彼女に官能を与えると、それが百パーセント僕の元に返ってくる。だから自分のことよりも彼女を愉しませることに没頭してしまう。
後は思う存分、生殖器の摩擦運動に明け暮れるだけ。
アビゲイルが
「あっ! あっ! あんっ! んんぁ! あッ! いっ、いああッ! ああああ……ッ‼ じぇ、う゛ぉ……い……い! はっ、あ‼」
眉をキツくひそめ、声を我慢している様子。
そんな彼女の頭を、トントンと小突く。
――コエ、ダセルヨ――
「はっ、はっ、はんぅ……♡ うぅん♡ じぇ……じぇ、う゛ぉ……だん!」
そう。ここは特殊な空間になった。
まずエイリアンの監視がない。
フェリスとリディアはエイリアンだけど、二人は人間の言葉が分からない。ましてや喘ぎ声に混じった人間の言葉なんて認識できっこない。
また、二人は僕が人間の言葉を理解している事実を、知らない。
つまりアビゲイルが人間の言葉で何を
好きなだけ人間の言葉でよがり狂えるってことだ。
――モット、コエ、キカセテ――
「んっ……! ……き……もち……いい……きも、ちいいのっ! じぇう゛ぉー、だん! あッ⁉ だめッ‼ すご、いぃ……んっ‼」
だんだんと、アビゲイルの声が大きくなり始める。
「じぇう゛ぉーだんの……おちんちん……! きもち、いい!」
おや?
「ああっ♡ だめっ! おちんちん、おくまで♡ くるし……あ゛あ゛っ♡」
ほほー。淫語を使っている。馬車の中でも散々言わされていたから、克服できたのかな。リディア先生に感謝状を贈らないと。
自分自身を乗せていく自己催眠作用もあるのだろう。どんどん彼女の目がぼーっと
「あぁ……あぁ……あ♡ だめぇ、ぁ……♡」
……試しに聞いてみよう。
――ホシイ、?――
「……ぅ、ん♡ ほしい……ほしいの! じぇう゛ぉ、だん‼ ちょう……だい! じぇう゛ぉ、だんの! せーし♡ たくさん♡ いっ……ぱい♡」
高熱を出した病人が、うわごとで水を欲しがるように、精を求める彼女。
腕の中で身体をくねらせるアビゲイルの体温が高い。肌から立ち昇る濃密な女の香りが僕の鼻をくすぐった。
孕む気満々だ。
野獣の子を、授かる気なんだ――。
次の瞬間、僕の頭の中は彼女の奥深くに射精する目的だけで埋め尽くされていた。
「……ひっ⁉ ひ、ぐぅッ♡ んぎ……!」
僕の力強い一打を受けて、アビゲイルが歯を食いしばって首を反らした。
彼女の告白によると、今は喉まで貫かれたような錯覚を感じて息が苦しいところだろう。
その喉笛に噛みつく。
「あ゛っ、ぐぅ……」
それは獣が交尾相手に噛みついて動きを封じる、本能的な衝動。
急所を甘噛みし、両腕で彼女の華奢な女体をホールドしてしまえば、もうアビゲイルはピクリとも動けない。
「ぅ゛……ぅ゛……ぁ゛……ぁ゛……!」
喉に噛みつかれたまま、
どうやら彼女は、一見して僕に殺されそうなのに、実は優しくされているというシチュエーションがものすごく興奮するみたい。だから今日は喉に噛みついてみたんだけど、これは大正解。もうびしょびしょなのが腰を叩いたときの音で分かる。こういうマゾ気質も、あるのかな。
大サービスでブッチャーの唸り声を追加。アビゲイルの愛液も追加。喉に噛みついたままグルグルと声を漏らすと、彼女の下の口からもダラダラと涎が漏れる。
獣に生きたまま食われている女を連想する、壮絶な絵面のセックスが続いた。
すると、突如として彼女の目に光が戻った。
「ぁ゛……! あ゛っ……‼」
ビクビク。僕の下で軽く
すかさず口を離し、腰を加速させて抽送運動を重ねた。
「ひっ⁉ あ゛ッ♡ い゛っで……じぇう゛ぉ……まっ……い゛っでる……もっ、あ……♡ だ、めッ♡ じぬ……じんじゃう♡ ゆるじ……もう、だめぇ♡ とまっ、て♡ まっ、てぁ♡ い、き……ぐるじ……お、ぼれ、ちゃう……♡」
泣きながら許しを請う彼女を無視して魅惑の肉壺を往復し続ける。
すぐにもっと欲しがるのは、分かっているから。
「あ゛ぎ……いっ……ぁ゛ぁ゛♡ く、る♡ すごいの、くる……♡ きちゃう♡ もっと……もっとぉ♡ もっ、あっ‼ ……い、ぐッ――ッ⁉ い、ん゛ああああんんんん――ッ♡ ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛――――ッッッ♡」
――調教されてしまったのは、僕なのかも知れない。
僕は金髪の魔女のいいなり。彼女が欲しいように快楽を与え、彼女が欲しい時に性を注ぐ忠実な
アビゲイルの両足が、正常位で覆い被さった僕の両脇からぴんと上にV字を描いた。
同時に僕のペニスがニュルルルルッと
彼女の
アビゲイルの本気の誘惑に抵抗などできるはずもない。この世のものとは思えない快楽の中で、ドクッ! ドクッ! と痛みすら伴った凄絶な吐精が始まる。
「ひ」
彼女の伸びやかな女体を締め上げながら、グイグイと恥骨を押し付け、彼女の子宮に僕の精子を直接送り込んでいく。
ビュルル、ビュルルと自分でも分かるほどの勢いがついた、尿道を駆け抜ける半固形状の激流。溜まりに溜まった、濃縮された獣の精だ。
「ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……」
見ると、涙を流しながら口をあぐあぐしていた。久しぶりのおねだりだ。
彼女は必死に僕の舌を
「ムグ……ングゥ……♡ ンンン♡」
逆流し、ペニスと膣口の隙間から噴き出し始める白濁液。
既にアビゲイルの愛液で濡れていたベッドシーツの染みの上に、僕の濃いゼリー状の体液がボタボタと落ちていく。それでも僕の吐精は終わらなかった。
やがて彼女の痙攣は止まった。
一方でまだ止まらない僕は、射精の途中にもかかわらず、ズルリと彼女の膣から引き抜いた。
アビゲイルの染みひとつ無い神聖な肌に、ビチャビチャと飛びかかる粘着質な白濁液。肉棒の先端からそんなザーメンを零しながら、アビゲイルの上を移動し、彼女の乳房に亀頭を押し付ける。
そのまま乳首に肉棒をこすりつけ、射精を続けた。
「ンンン……」
カリの裏側で乳首を押し潰し、ふっくらとした彼女の乳房に窪みを作る。そこにザーメンを注ぎ、そうして小さな池が出来上がると、今度はそれを筆で撫で付けるように、彼女の乳房全体にヌルヌルと塗りたくっていく。
最後にアビゲイルの口から黝い舌を引き抜くと、そのかわりに、べっとり汚れたペニスを差し出した。
「あ……♡ ムチュ……はむ……♡ はぁ……れろ……アム……♡ あむ……♡」
ぼやけた瞳でドロドロに汚れたペニスを見つめた彼女は、それにむしゃぶりついた。
彼女は肉欲で朦朧となりながらも、必死に顎を突き出して赤熱した灼熱棒のお掃除を勤め上げた。
「チュパッ……はぁ……ぁぁ♡ チュッ♡」
こうやって快楽に堕ちた彼女の痴態を見ていると、心が安らぐ。
やっぱりアビゲイルは最高の女だ。僕を、身体と心の両面から癒やしてくれる。この不可思議な感覚はアビゲイル特有のものだった。タイターニアにすら感じたことのない未知の安らぎだ。
アビゲイルの唇に亀頭を押し付けたり、餌を与えるように尿道に残った精子を絞り出したり、そのまま口に突っ込んで口蓋の粘膜にこすり付け、そうやって膨らんだ頬肉を見て愉しむ。彼女は抵抗せず、どこか嬉しそうにそれを受け入れていた。
「ン゛ゥ……」
そんな作業に没頭していると、僕の中で渦巻いていた制御不能寸前だった獣慾が、わずかに冷却されたのが分かった。
童心に戻ったつもりで、引き続き放心したアビゲイルのお口で遊んでいると、ふと、回復してきた視界に二人の少女が映った。
フェリスは地蔵のように硬直して見入っていた。
リディアは……おや、珍しく同じように硬直して見入っている。
大人の本気セックスって、近くで見ると結構迫力あるよね。前回牢獄で見せたのって、ある意味ショーだったから。今回のとは随分と印象違ったと思う。