※この作品はR-18です。

屠殺鬼   作:赤だし滑子

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ベレー帽の子

 バックの体位は控えている。

 

 何故なら、女の子達の膝がすりむけて大変なことになるからだ。

 

 この牢獄には何もない。ベッドもないし、布一枚さえないんだ。

 

 そんな剥き出しの硬い床の上に四つん這いにさせて、ブッチャーが激しく揺さぶれば、あっという間に皮が剥けるし、肉もそげる。骨だって削れ始める。

 

 僕は女の子達に気持ちよくなって欲しいのであって、苦痛を与えたいわけじゃない。だからバックは控えている。

 

 でも、たまには、白いたっぷりとした尻肉を堪能したくもあるんだ。

 

 立ちバックも悪くはないけど、立ってると尻肉が硬くなる。

 

 雄を誘惑する正しい体位はやっぱり四つん這い。

 

 そこで苦肉の策として開発したのがこれ。

 

 女を四つん這いにさせ、脛(すね)ごと抱えて持ち上げながら浅く腰を振る。こうすることで膝に負担をかけずに、後ろから責め立てることが可能になる。

 

「あ゛っ! うぅあ゛ッ! あ゛ぅ! あ゛っ……んあ゛! うん、あ゛、あああああ゛あ゛あ゛ぐッッ――――ッ‼」

 

 女が激しく絶頂を迎えて尻をビクつかせていた。

 

 彼女は全身をぴんと伸ばして硬直させ、プルプルと震わせると、ペタリと床に突っ伏してしまった。

 

 この体位は、腕立て姿勢で頑張ってもらわないといけないから、ちょっと大変だと思う。僕のところに来る女はみんな元兵士だから、何とか出来るプレイだった。

 

 なんなら今みたいに手を下ろしてくれててもいい。僕が斜め上から突くようになるだけだ。

 

 今、僕が後ろから犯しているのは、茶色い短めのソバージュの女だ。

 

 実はこの子、すでに一度お別れを済ませたはずの子だ。何でまた戻ってきたのかは分からないけど、この子は開通済みだから、後ろから思いっきり腰をぶつけることができた。

 

 彼女は僕の最高傑作の一人なんだ。おかげで僕も久しぶりに好き勝手できる。

 

「う゛ぅ、う゛ぅぅ……う゛んあ゛ッ! ……う゛ぅぅ……んう゛ううぅ……う゛ぅぅぅ……」

 

 頬を床に押し付けて、口の端から涎を零して呻き声を上げるソバージュの子。昨晩から凌辱しているけど、まともな反応は返ってこない。彼女は既に壊れているから。

 

 でも彼女の熱い陰唇は物欲しそうに、だらだらと涎を垂らして、僕の赤黒い摩羅にむしゃぶりついてくる。こういうところが女という生き物の素直で可愛いところだ。特に、この子はタフな上に元から経験豊富だったみたいで、あらゆる僕の求めに応えてくれる。

 

 僕が肉棒を突き込むときには膣圧を弱めて迎え入れ、首を反らせて喘ぐ。引き抜く時に力を込めて名残惜しく吸引する。僕のカリ高な亀頭が彼女の膣(なか)を削りながら行ったり来たりするたびに、その膣肉を使った愛撫を繰り返してくれる。

 

 明らかに奥深くで射精させようと誘い込む女の野生だ。後ろからだと、そんな嬉しい反応がよく見える。

 

 彼女は当初、とても元気な子だった。僕は元気な女の方が好きだ。色々と話をしてくれるから。大人しい子だと震えたまま、初めからじっと口を閉ざしてしまって情報が入ってこない。

 

 その点、ソバージュの子は罵倒混じりにたくさん話をしてくれた。凌辱劇の最後には、ぐったりとなって連れられていくのは他のみんなと同じだけど、この子は次にやって来た時に、また元気に話をしてくれたのが違った。

 

 僕をなじったり、攻撃的な物言いで始まって、最後はもっともっとって大声で泣き叫ぶのが彼女のお決まりのパターンだった。

 

 ああやって、ぶっ殺すとか、食いちぎるとか、銃さえあればお前なんかとか、感じたくないとか、もうイキたくないとか、許してとか、気持ちいいとか、死んじゃう、トンじゃう、イクイク、助けて、壊れちゃう。何でもいいから人間の言葉で語りかけてくれると、僕の理性がわずかばかりシャキッとするんだ。

 

 だから、この子を壊す日はちょっとナイーブな気分になった。最後の方は涙をこぼしながら一人の名前しか言わなくなってたけど……なんて言ったっけ。

 

 確か、ロイ……? ジェイ……? だったかな。危ない危ない。忘れかけていた。まぁとにかく、誰かの名前を連呼してずっと謝ってた。なんで謝ってたんだろ?

 

 それにしても彼女、もう壊れてるから、膝すりむけてもいいかなぁ……。

 

 やっぱり、この足ごと持ち上げる体位は普通のバックの姿勢と違って、僕も気を遣うし、女の子も疲れてしまって集中できない。なにより腰を掴んだり尻を揉んだりと、その柔らかい肉を弄(もてあそ)べないのが大減点だ。

 

 せめて布があれば。

 

 そんなことをぼんやり考えながら、何度目かのオーガズムの快感に身を任せて、ソバージュの子の子宮壁をザーメンで叩いていた時。僕の背後でガシャンと音がした。

 

 何事かと首だけで振り返ってみれば、僕のいる牢の“内側”に一人の女の子がいて、格子を掴んで何かを大声で喚き散らしていた。

 

 格子を挟んで外側には男が二人、薄笑いを浮かべて立っている。

 

 状況から見て、牢に放り込まれた新しい女だろうけど、僕は今ソバージュの子に種付けしている真っ最中だ。同時に二人は初めてだぞ。はてな?

 

 動きを止めて凝視する僕の視線に気が付いたのか、女の子は恐る恐るこちらに顔を向け、小さな悲鳴を上げた。眉をへの字に曲げて、顔は恐怖に歪んでいる。

 

 兵士にしては若いな。服装も、普通の服に見える。

 

 僕のところに連れられてくる女の捕虜は、全て元人間の女性兵だったから、そういう服装をしていた。彼女達の年齢は戦うのに適齢期であって、若すぎず、衰えておらず。そういった塩梅(あんばい)なのに、あの子は明らかに若い。

 

 興味を引かれた僕は、ソバージュの子を貫いたまま立ち上がった。

 

 後ろから足を持って抱き上げる形で、背面駅弁というやつだ。僕の逸物は馬なみだから、この体位でも十分深く差し込める。彼女の自重でずっぷり深くいったけど、この子は大丈夫。もう何をしたって甘い声で啼(な)いてくれる。

 

 大声を上げて身もだえるソバージュの子を抱えて、新しく入ってきた女の子に近づいていく。

 

 その子は不思議な服装をしていて、栗毛のショートにベレー帽を乗せ、くりっとした目が特徴的だった。小動物的な可愛らしさがある。

 

 僕がズンズンと床を揺らして近寄っていけば、彼女は精いっぱい背中を壁に押し付けて震えた。男達がその子を助ける素振りはない。

 

 ということは事故ではなく、やっぱり僕に託されたと見ていいだろう。

 

「っぐ……⁉ う、う゛ぁあア゛ッ! ア゛ッ! イ゛ッ! ア゛ッ! ア゛ッ! イ゛ッ! イ゛グッ! ア゛グッ! イ゛ッ――」

 

 ベレー帽の子の前に立って、ゆさゆさと揺すってみせる。ソバージュの子は今までとはまた違う刺激に、悲鳴混じりの啼き声を上げ始めた。

 

 大股でご開帳された僕と彼女の結合部を、ベレー帽の子によく見えるようにしてあげる。そのまま彼女を上下にジュッポジュッポと動かせば、僕のグロテスクな肉棒が出し入れされる様子と、僕と彼女の混じり合った体液があふれ出す様子が同時に見えるはずだ。

 

 これから君もこうなるわけだから、心の準備をしておいた方が良いという老婆心だった。

 

 ベレー帽の子は口を開けっぱなしにして声を失い、その光景に見入っているようだった。怖がっているのか、純粋に驚いているのかは判別できなかった。

 

「ア゛ゥ! ――アッ、ひッ! ひぐッ! ひっ、ひっ、ひっ、ひっ、ひぃ、あぅひっ、ひっ、ひっ、ひ――ッ!」

 

 ソバージュの子の声音が変わった。細かく息を繋いで、またイキたがっているようだ。僕の腕の中で身体をくねくね、いい場所を探して踊っている。

 

 この子凄いでしょう? 濡れ具合がいいし、感度も抜群なんだ。君もすぐにこうしてあげるからね。

 

 黝(あおぐろ)い舌をぞろりと伸ばし、ソバージュの子の開きっぱなしの口に侵入させた。

 

 そのまま彼女の口蓋をジュブジュブと丹念になぶってあげる。細かい動きが出来ないから、イラマチオするみたいに無理やり出し入れするだけなんだけど。

 

 ソバージュの子の頬が膨らんで、その下の肉がぐりぐりと蠢いていた。

 

「ム゛~~~~~! ム゛~~~~~! ム゛ンンンンンン゛ン゛ン゛ッッ‼」

 

 そんな可愛がりをゆさゆさ続けていると、すぐに彼女の膣襞が痙攣を始めた。直後にひときわ大きく身体を震わせると、膣口がキューッと締まり、尻肉もギュッと力が入った。

 

 その膠着がしばらく続いて、最後には弛緩してくたりと動かなくなった。

 

 鏡で確認したソバージュの子の目はひっくり返っていて、涙を流したその表情は恍惚に浸っていた。やっぱりこの子は素晴らしい。こうなってもまだ膣はジュルジュルと僕の肉棒を舐(ねぶ)り上げてくる。

 

 あ、彼女の助演に集中しすぎて射精(だ)すのを忘れてた。

 

 まぁでも、ここまでしっかりプレゼンテーションできたのだから、理解してもらえたのではないだろうか。これから僕にされる行為は、君を喜ばせるものであって、苦しめるものではないということを。

 

 僕は言葉を発せないので、こうやって行動で示すしかない。これでこのベレー帽の子の不安も、多少は払拭(ふっしょく)できただろう。

 

 一緒になって熱演をしてくれたソバージュの子を労(ねぎら)い、静かに床に横たえてやってから、ベレー帽の子を見た。

 

 彼女の顔はびっしょり白く濡れていた。

 

 ああ、潮(しお)がかかったのかな。勢いで僕の精子もかかっちゃったね。もう何時間も繋がったままだから濃厚なミックスジュース状態なんだ。

 

 仁王立ちになって、滾(たぎ)り立つブッチャーランスをベレー帽の子に見せつけた。

 

 この太くて熱くて暴力的なペニスが、これから君を征服する僕の相棒だ。よろしく。という念を込めてビクつかせてみせる。

 

 それを見た牢の外の二人が、声を上げて笑い始めた。

 

 何が可笑しいのかは分からないけど、僕が期待しているのは彼女の衣服だ。

 

 あれを丁寧に剥ぎ取って床に敷けば、久しぶりに正統派のバックができるかも。

 

 天の恵みだ。

 

 まずはその服を拝借して、ソバージュの子でバックを楽しんだら、次に君の番だからね。そうだ、僕らの性行為を鑑賞して自分で慰めながら待ってるといい。その方が後が楽になる。この子、ドスケベに喘ぐから。君もきっと釣られて発情するよ。

 

 とりあえずベレー帽の子の、その邪魔な帽子に手を伸ばす。

 

 すると彼女は帽子を押さえ、目に涙を溜めて何かを叫び始めた。

 

「◎▽〒〓……&※◎★! ※&! ~~~~~~ッ!」

 

 何言ってるのか分からない、この感じ――そうか、この子はエイリアンなんだ。

 

 見た目が完全に人間の女の子で気が付かなかった。

 

 ……いや、よく見ると尻尾あるじゃんか。

 

 フッサフサなものだから、服の一部かと思った。

 

 さらにじっくり見ると、濡れた瞳が縦に割れ気味だった。恐怖と興奮で、猫みたいに瞳孔がまん丸く開いていたんだね。尻尾まで膨らませて。

 

 そんな彼女のどんぐり眼(まなこ)から、大粒の涙が落ち始めた。

 

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