女勇者との旅はまあまあ楽しい。
魔法でちまちま水質検査する他には、魔王の魔力に冒されて変貌した野生生物《魔獣》を退治しながら魔界と繋がるゲートを探して世界中を巡り、気が向いた時に女勇者とセックスするだけ。
月一の帰国でゴシュジンサマ達に現状報告しなきゃならない生き地獄以外は、それなりに快適だ。
「シンゴ……また一人で帰るの?」
朝日が射し込むベッドの上で汗だくな象牙色の肌を同じ肌色の俺にくっ付けて横たわる女。
俺とのセックスに慣れた体はすっかり熟れて、今じゃフェラチオも公開オナニーも喜んで自分からシテくれる。
まさかスライムにレイプされるまでオナニーすら未経験だったとは思わなかったけど。
マジモン処女の破瓜の手間を大幅に省いてくれたスライムの媚薬成分には感謝感謝だね。
「俺の魔法じゃ一人しか移動できないからさ。俺が戻ってくるまでの間、ティティは今まで通りにしてて」
「大丈夫?」
「なにが?」
「帰国前後はいつも、なんとなく元気が無いように見えるから」
「元気ならあるでしょ。ほら」
「ひゃっ……っちが、そうじゃなくて! まっ、ふあはああっ~っ!」
まんぐり返しにした女の体にのし掛かって俺のザーメンでぐちゃぐちゃなオマンコを指で開き、濡れ濡れチンポを穴にぶっ刺してやる。
挿れた勢いで子宮口を押し上げてやれば、女のアゴが反り返った。
「苦、しっ……お! まっ! おぐ……っ、うあ! っま、シンゴ、まって! シンゴお……っ!」
「ん。待たないよティティ。俺の元気を全部ティティにあげるからさ。最後の一滴まで飲んどいて」
「うあ、あっ、あっ、あっ、シンっ、シンゴ、シンゴ、きちゃ、きちゃう! シンゴのせーし、ティティのおなかにきちゃうの! ティティの、おなかに! シンゴの子供、できちゃうのおうう~っ!」
「できないよ、多分ね」
でなきゃ、俺が勇者の同伴者に選ばれることはなかっただろうし。
「あはっ、あはあああああああああ~っ! ……あ、ああ……あ…………」
腰を加速して子宮口をガツガツ穿ち、無理矢理拡げてナカにびゅるびゅる出してやる。
女は白目を剥いて絶叫。
快感に呑まれて気絶した。
「はっ……。あと一押しってところかな……。魔王討伐が成功したら、アンタもう、まともに生きてけないね」
チンポを抜いたオマンコから泡立ったザーメンが溢れ出て、糸を引きながらオッパイの周りに滴り落ちる。
エロい。
真っ赤ないちごにトロットロの練乳を掛けてるみたいだ。
体をずらし、伸ばした舌先でクリトリスを回すように優しく舐めてやれば、気絶してるとは思えないほど女の脚が活きよく跳ねた。
太ももの痙攣が俺の手にまで伝わってくる。
エロくて興奮する。けど。
「あのクソどもが気絶した後もマワし続ける理由はこれか。知りたくなかったな」
女の膣液はともかく自分のザーメンってヤツはクソ不味くて萎える。
「はあ……。まあ、冒険が終わるまでは幸せな夢に浸ってなよ、ティティ」
アンタのこと、俺はわりと……
「…………おやすみ。またね」
オマンコから指でザーメンを掻き出し口で吸い取って飲み込む。
ぬめりを綺麗に取り除いた女の体に布団を被せてベッドを下りた俺は、全裸で棒立ちしたまま移動魔法を発動させた。
俺の足から四方に伸びたLEDみたいな青白い閃光が縦横無尽に床を走って円い陣を描く。
四つの線が全部繋がって一つの模様を完成させると、閃光が爆発して部屋を真っ白に染め上げた。
眩しくなる一瞬だけ目を閉じた俺が次に見た物は、クソな王国の宮殿内部にある金銀細工に深紅のビロードカーテンや高級家具なんかでゴテゴテに飾り付けられた俺専用の寝室だ。
「ほんと悪趣味。寝るだけの部屋なんか白一色でまとめりゃ良いじゃん」
天蓋付きのベッドに飛び込んでうつぶせに大の字で寝転がる。
帰国の日付が指定されてる上にこっちでも魔法陣が派手に光るせいで、俺が帰ってきたことは先方に筒抜けだ。
ここに居れば国王か王太子か宰相か、他に六人居る王子の誰かがすっ飛んでくる。
最悪なのは王太子と王太子の側近の第一騎士団。
アイツらは他のクソどもと違ってバイセクシャルだからな。一番に来やがったら報告そっちのけで丸一日は輪姦される。
一日で済めばマシだ。前回は王子二人も加わって終わるまでに丸三日掛かった。
事情を知ってても立場的に介入できないでいる王妃と何も知らない二人の王女だけは、稀少な解析魔法の使い手として使い回されてる俺を気遣ってるが、クソどもと同じ国の人間だと思うとなけなしの善意にすら吐き気がする。
「あーあ。……が相手なら、いくらでもイケるのにな」
「誰が相手なら、いくらでもイケると?」
「……………………」
「答えなさい、シンゴ」
……今回は一番マシで二番目に嫌なヤツがお相手か。
普段ならこの時間は事務の真っ最中だろ。
仕事はどうしたんだよ、オッサン。
「シンゴ」
「プライベートな内容ですので。返答は差し控えさせていただきマス、国王陛下」
「私は答えなさいと言ったんだ。さっさと起き上がって私に寵姫の顔を見せなさい、シンゴ。《
「…………」
仕方なくモソモソ起き上がってあぐらをかき、ベッド脇に立つ男を正面に見上げる。
「良い子だ。左手を出しなさい」
薄紫の光沢がある銀色の前髪を掻き上げた男が腰を曲げて、差し出した俺の左手を取って甲にキスする。
イタリア人とかがこういうアイサツするんだよな。
きっしょ。マジきっしょ。
「お帰り、ユキネ。私の愛すべき寵姫。体に無粋なモノを付けたせいで、お前の精神に異常が出てしまったようだ。答えなさいユキネ。お前は私以外の誰に心を開こうとしている?」
ああ面倒臭い。
心なんか元々誰にも開いてない。
開く隙も与えずに親切な人達を人質に取った脅迫拉致監禁強制結婚拘束レイプ薬漬け輪姦のオンパレードだっただろうが。
ふざけんのも大概にしろよクズが。
「……私は国王陛下の物です。他の誰の物にもなりません。誰の物にもできない体に変貌させたのは陛下です」
「勇者ティティか」
「ご冗談を」
「ユキネ。どんな相手とどんなに深く愛し合おうが、お前が最後に帰る場所は私だ。お前は私の寵姫。その力も体も心も全部含めて、お前の存在は私の物だ。……覚えているだろう? 次に逃げ出した時は、子宮に施してある避妊魔法を解除する。そして私の子供を産ませる。今もあの言葉は有効だ。この先もずっと消えることはない」
「! な……、うぶっ、んぐ……っ、……ぶ、ぐぇ……ご……おお…………あ、っがああああ!」
鼻で嘲笑う俺のアゴを掴んだ国王がベロチューしてきた。
一方的で攻撃的な舌が俺の息を奪って、代わりに二人分の唾液が喉の奥に押し込まれる。
苦しさに堪えかねて飲み下せば、心臓が燃える錯覚に襲われた。
熱くて痛くて苦しくて、胸を掻きながらベッドの上をのたうち回る。
「や…………がっ、う、あ、あああ、あ……っ」
久しぶりの感覚を布団にしがみついてなんとかやり過ごせば、腕の内側に柔らかい物が当たってることに気付いた。
懐かしの……私の双丘だ。
ティティの三倍は大きい、女の胸。
「ふ……。やはり、ユキネはこうでなければ」
「……へい、か……、んっ……」
部屋着を脱いだ男が白い肌を惜しみなく曝してベッドに上がり、仰向けにした私の脚を開いて乾いた秘部に指を添わせる。
咄嗟に見てしまった双丘の下、下半身からは男の蔭茎が消え去り、代わりに冷たい空気に触れて震える女の芽があった。
「お前が何度も私から逃げ出そうとしなければ、王子達に抱かせる必要も男に変える必要もなかった。だと言うのに、お前はまだ私以外の誰かを求めようとしている。だから、私はお前の心と体に刻み込まなければならない。私の存在を。お前の主人が誰なのかを」
「……陛下。私は陛下の物です。陛下のお許しがなければ本当の姿に戻れぬ奴隷です。それを私はわかって」
「違う。お前は何もわかっていない。ユキネは私の寵姫だ。私はお前を愛している。村で出会ったあの日からずっと、私はユキネを愛している」
「陛……あっ、っ」
男が私の秘部に顔を寄せて臭いを嗅ぎ、ひくつく芽にむしゃぶりつく。
熱い息と唾液を塗りつけ吸い付き、淫猥な半濁音を立てながらひだを舐め、指先で膣の周りを刺激する。
ぷちゅクチュと音は耳を犯しているのに、ざらざらした舌の感触と指先の動きが熱と高揚感を下半身に集めていく。
「っ…………ぅ、ふうっ……、ん、く……ぅっ」
男の舌が芽をつつくたびに脚がビクビク跳ねて腰が揺れ、胸の先にある突起が固く尖っていく。下半身に集まった熱が臀部に向かってドロリと流れ落ちる。
濡れた音を立てているのはもう、男の唾液だけじゃない。
「ん、ん……ん、んっ……、あっ、い、いやああああ──っ!?」
理解したくもない自分の体の変化に気付くと、察した男が膣をジュルッと強く吸った。
頭から足先まで走り抜ける衝撃。
真っ白に焼けた視界の中で、無数の星がチカチカ光る。
体が勝手に波を打つ。
「あ、あ……」
「ユキネ。お前は私の下で喘いでいる時が最も美しい。淫らで清らかな私の寵姫。私のために異なる世界から現れた、私だけの女」
「…………さ、……」
「ん?」
「……うる、さい……。しゃべら、ないで、……ヘンタイ……っ」
「…………」
「私は、アナタ、なん、かああっ!?」
「ああ……お前のその強さも愛している。ユキネ、やはりお前は誰にも渡さない……! お前は私の物だ!」
「あ、うあっ、あっ、あっくうっ! うっ、うう~っ!」
男の蔭茎が私の秘部に押し入り、私の意思を無視して無茶苦茶に揺さぶる。
私の女としての体は国王以下何十人もの男に犯され貪り尽くされ、男の欲望に忠実な器に作り変えられてしまった。些細な刺激にも敏感に反応する器は、犯せばさぞかし気持ち良いだろう。
それでも、意地だけは残っている。
誰が応えてやるものか、一人で果てろと布団を握り締め、体に力を入れて、必死の思いで声を押し殺す。
「ユキネ……」
「ふっ……ふっ……う、ぐう……う……」
「…………すまない」
謝らないで。
「すまない、ユキネ」
謝らないでよ。
謝るくらいなら最初から私に手を出さないで。村の人達に手を出さないで。
「愛してる」
私は嫌い。
「お前を愛しているんだ、ユキネ」
アナタなんか大嫌い。
未来永劫、顔も見たくないし声も聞きたくない。
私の前から消えて。永遠に。
「ユキネ」
「………………………………~っ」
男の腰が加速する。
邪魔臭い脂肪の塊が痛いくらいに弾む。
汗まみれの体が密着して、お腹の奥に流れ込む男の欲望を嫌でも感じさせられた。
「……ふ……っ、かはっ……けふ、こふ……っ」
秘部から抜かれた蔭茎と一緒に、力も抜けていく。
止めていた息が溢れて咳になる。
頭がバカになりそうなこのふわふわした感覚が快楽だなんて、私は絶対に認めない。
「…………報告は今夜聞く。それまで休んでいればいい。今日は私以外の誰も近付けさせないから」
「アナタも……二度と来ないで……っ」
「……魔王討伐が成ったらお前の存在は第二王妃として公表する。勇者ティティは……お前次第では、国から解放してやっても良い」
「…………っ!」
「今夜、最後の答えを聞かせてもらう」
「こん、の……っ!」
「ユキネが私から逃げた結婚式の夜に決めたことだ。お前の体は既に私の物。その心も、必ず手に入れる」
「そんなことで……! 私がアナタを受け入れるわけないでしょう!?」
「知っている。だが、心には固定された形などない。時間と共に環境を型として変化するものだ。お前の心も型に閉じ込めればいつかは私が望む形になる」
「どうしてアナタはいつもそ、……んぐっ!」
男が上半身を起こした私の口をキスでふさぐ。
入ってきた舌を噛み切りたくても、責めるような動きがその隙をくれない。
口内で混ざりあった唾液が唇の端から溢れて首に流れ、胸の形に添って伝い落ちていく。
この唾液には私から出た愛液も混じってる。
女の、ティティの胸には興奮したのに、自分のこれには気持ち悪さしか感じない。
見た目も感触も汚ならしいだけだ。
「…………ライオネルだ」
「ふっ……は……」
「初夜の床でも言った筈だ。私のことはライオネルと呼べ。我が妻ユキネ」
「……絶対、に……イヤ!」
「返事は今夜だ。楽しみにしている」
「っ!」
男が私の陰唇を開いて膣を軽く押した。
それ以上何をするでもなく体を離してベッドから下りる。
「なに、それ……」
私に、自分から体を開けと。
ティティを私と同じ目に遭わせたくなければ、私が男を夫として受け入れて名前を呼び、死ぬまでこの地獄に閉じ籠って生きろと。
「……ふざけないで」
部屋着を着込んだ男がなに食わぬ顔で扉を開いて出ていく。静かになった部屋に響くのは施錠音。
常時廊下に立っている護衛という名前の監視役が魔法を遮断する結界を展開して、私は移動手段を完全に断ち切られた。
意地が生き残る手段も、今は無い。
「ふざけないでよおおお────っ!」
叫んでも無駄だと知っている。
この世界に迷い込んで八年。
村の人達以外で救いの手を差し出してくれた人は居なかった。
他の誰もが何も持たない私から奪っていく。
意思も処女も自由も尊厳も意地ですら、一欠片も残すまいと奪っていく。
「…………ティティ……」
ティティ。
黒い髪、黒い目、スレンダーな体で少女のようにあどけない女。
ティティ。
きっとティティも気付いている筈だ。
黒い髪、黒い目、象牙色の肌。黄色人種と呼ばれた日本人の外見的特徴。
だから、男の私に好感を抱いた。
直接確認するまでもなく、同郷の人間だと本能で察しているから。
突然召喚された見知らぬ世界で、たった一人だけ、ティティと同じ世界の気配を感じられる、そばにいて安心できる人間だから。
「ティティ……」
ティティ。
アナタのこと、私はわりと……親しく感じてる。
みすみすこの世界の犠牲にさせてしまうのが惜しいと思うくらいには、きっと。
「…………私は…………」
ティティ。
私は、無理矢理処女を散らして勝手に夫を名乗る最低最悪な男よりも、アナタの本当の名前を聞いてみたかったよ。
書いてて楽しいのは男の魔法使いでござるが
女の魔法使いのほうが好みでござる