―TSウォーフェア― ドキッ!TS美少女/美女だらけのドチャエロミリタリー 作:えぴっくにごつ
「その世界」
――その星は、惑星〝ジア〟と呼称された。
北半球にはその半球表面の三分の一近くを占める、フーリグリードと呼ばれる惑星最大規模の大陸が南北に寝そべるように存在。
そしてその東端、極東と呼ばれる地域よりは――〝中央海洋〟と呼ばれる巨大な大洋に接続している。
中央海洋は赤道と日付変更線の交差点をほぼ中心に、東西南北に途方もないまでに広がる大海であり。その内や近隣近辺には、また複数の大陸陸地や大小の島々が存在。そのそれぞれにはまた大小様々な国家が存在し、そしてそれ等が纏まり成された共同体が存在していた。
その共同体は――〝中央海洋共栄圏〟と呼ばれ。
〝科学〟の力を要として発展し。
魔法を扱わず、魔法の効果を得ず、科学により力を得た純粋なヒト――〝科学者〟を主として。
多種の亜人、知的生命体、果ては強化人間やミュータントなどが混在し住まい拡大する、巨大なコミュニティであった。
その中央海洋共栄圏から、惑星の位置関係上のほぼ反対裏側の北半球。
フーリグリード大陸の西端の四分の一を占める広域には、また歴史の古き多くの国家が存在している。
〝エルフォレンシア〟、または欧洋とも呼ばれるその地。
そこは、〝魔法・魔力〟を力の源として栄えた地であり。
魔力を宿し魔法を扱うヒト――〝魔法使〟を中心として。
魔人、魔族、魔物、魔獣が住まい栄える、力強くも豊かな地であった。
そして、その中央海洋とエルフォレンシアの間。正確にはエルフォレンシアに寄り隣接する、フーリグリード大陸の中西部。
陸舞海と呼ばれる大陸半島が四方に存在して交じり合う巨大な内海に、捻じ込まれるように存在する中規模の大陸。
〝レイエルナ〟と呼ばれるその大陸こそ、この物語の舞台であった――
レイエルナは、その地にいくつかの国家が存在する大陸である。
そして西は欧洋、エルフォレンシアの文化形態の影響を受け。東はエイリムと呼ばれるフーリグリード中東部の文化影響が強い、多種の文化形態が混在する多文化大陸だ。
そんなレイエルナ大陸であるが。実はこの地は大陸全体となって数十年前から最近まで、その独自の文化方針から一種の鎖国の状態にあり、世界との交流交易は限定的なものであった。
しかし近年そのレイエルナ大陸内の国家間での不和が起こり、それはついに動乱、戦争に発展。
これは大陸内でも強国であったシュリュオンクルム帝国の、他諸国への軍事侵略という形であった。
侵略を受けた諸国は、当初は文化保護などの観点から鎖国政策の解除への腰が重く、独力での解決を模索した。しかし帝国軍との国力差は極めて大きく、他大陸諸国はついに鎖国政策を解き、世界への救援を要請。
これに主力の一翼となって介入する事となったのが、中央海洋共栄圏であり。そして共栄圏の組織保有する有事出動組織――
中央海洋共栄圏――地上隊、
海洋隊、
航空宇宙隊、
多用途隊、
その各隊なのであった。
中央海洋共栄圏は基本的に防衛主眼を掲げる組織であり、圏外への派遣発出には慎重を期す傾向があるが。
今回にあってはレイエルナ大陸の人々の保護、人道支援の観点から紆余曲折の末に救援救護支援の名目で発出がついに決定されるに至った。
――までは良かったのだが。思わぬ問題が巻き起こったのはそれからだ。
一つに。
レイエルナ大陸に住まう人々は、侵略側の帝国から侵略側の諸国までその全てが、レイエルナの地を覆う強大な〝蘇生回復魔法〟の庇護下にある事が判明した。
これは元よりこのレイエルナの地に宿る魔力が、この地の医学や神学宗教によって発展活用に至ったものであり。
端的に説明すればこのレイエルナの人々は皆、寿命以外で死ぬことが基本的に無い。戦場などで一時的な死に陥ったとしても、その蘇生加護の力により生き返るのだ。
これは敵対する側にとって、非常に厄介なものであった。
いや――この世界の科学技術が生み出した、魔法魔力を無効化する〝抗生技術〟をもってすれば。その蘇生の加護すらも無力化することは容易かった。
しかしだ。中央海洋共栄圏の介入目的は人道に基づく救援救護支援が大義名分だ。そこに大量破壊兵器に区分される抗生兵器等を持ち込み使用すれば本末転倒だ。
ここまでの事情から。当初は魔法の効力を得る事のできない科学者を中心とする、中央海洋共栄圏側に多分な不利があると危惧された。
しかし。
その懸念はまた別のレイエルナの地の、特に侵略側である帝国側の特性により大きくが払拭された。
この世界には、性別を自由に転換できる性転換の特性、技術が存在普及している。
多くの異なる文化を宿すこのレイエルナ大陸だが、この地にもこの世界の共通の理である、その概念技術は存在して普及していた。
いやむしろその特性にレイエルナの人々は、率直なまでの文化風習的影響を受けている。
言ってしまおう。
このレイエルナの地の戦の基本は。
――敵の女は捕らえ、奪いものにしろ。
――敵の男は捕らえ、〝性転換して女にして〟奪いものにしろ。
――だ。
要は「全部、己らの女にしろ」という。性転換特性を伴っての欲望に、多分に忠実である文化であったのだ。
その関係からレイエルナの地の軍隊の戦略戦術、特に侵略側の帝国軍の戦略戦術は。基本的に生け捕りを狙ってくる――殺傷を狙って来ないのだ。
むしろ死なれては聖堂協会などに魔法転送され、戦利品が無いばかりか敵に蘇生復活されるため、非常に都合が悪いという考え。敵が負傷したなら救護の手間を掛けてまで、拘束し戦利品としろとの考えが浸透していた。
おまけにだ。蛮族のような思考のそれに反して、それにより産み落とされた子供はどの国も同胞として迎え入れるのが当たり前らしく。暴力の子という考えも無いらしい。
そして加護の影響で、その上での性病の発生の懸念も無いらしく。
極めつけに拷問の類ですら、動物的な交配本能による性欲欲望に基づいたものくらいしか行われない程であった。
これらの特性が判明し、中央海洋共栄圏始め介入した各国各群組織は、呆れ返る程に気が抜けた。
それでも魔法効力を得られない科学者が中心の、中央海洋共栄圏他側には犠牲のリスクは消え切らないが。
そも、歴史上もっと残酷でシビアな出来事の数々を経験してきた中央海洋他側からすれば。レイエルナの現在の風土環境は、呆れるほどのぬるま湯であったのだ。
いっそ、動乱巻き起こるレイエルナ大陸の側の風土こそむしろ人道的とまで言える珍妙な状況であった。
――と、気が大変に抜ける事実が判明したが
しかし当のレイエルナの人々は、本心から動乱に混乱し困窮しており。彼等彼女等にとっては、生命生活が無事であっても負けるという事実が、何よりの屈辱であるとの事であった。
その気持ちも分からなくもなく。
そして背景はどうあれ侵略行為が起こっている事実は変わらず、これを捨て置く事はできず。
中央海洋共栄圏、そして各部隊は。
彼等からすれば、一種のセーフティが掛けられているとさえ言える状況環境下での。
面倒で珍妙な配慮措置を講じ、色々な手加減具合を手探りしながらの、侵略に立ち向かう作戦行動を開始したのであった――
それっぽい世界設定垂れ流してからの、エロのための頭ゆるゆるガバガバご都合主義。
私、えぴっくの他作品と設定を共有、流用しています。
□TIPS
・中央海洋共栄圏
この世界、惑星ジア最大の海洋である中央海洋の内に存在する、40近い国家やコミュニティから成る共同体。
科学者を中心とする科学陣営の根拠地でもある。
※元ネタはハワイ・アジア連合。
・フーリグリード大陸。
惑星ジアの北半球に南北に寝そべるように存在する、惑星最大の大陸。
※まんまユーラシア大陸。
・エルフォレンシア
欧洋とも呼ばれる、フーリグリード大陸西部地域。多数の歴史古き国家が存在。
※ほぼヨーロッパ。
・エイリム
フーリグリード大陸中東部の半島地域。
※アラビア半島です。
・レイエルナ
このお話の舞台となる大陸。エルフォレンシアの南東部に隣接する形で存在。
大陸全域が強大な蘇生回復魔法の庇護下にあり、大陸の人々は寿命以外で死ぬ事は無い。
※地中海とスエズ運河をねじ広げて、フランス南部やイタリアあたりからアラビア半島までと、アフリカ大陸の間にもう一つ架空の大陸をぶち込んだ感じ。デカいシチリア島かも。
文化はヨーロッパとアラビア、一部エジプトに類似した文化が混在。そこにファンタジー要素をぶち込んだイメージ。
大陸の当人たちは至極真面目なのだが、同時に頭まっピンクなのもまた事実。
・シュリュオンクルム帝国
レイエルナ大陸北西部に広大な領地を有する帝国国家。
同大陸の他諸国へ侵攻を開始した。
※ドイツというか、この世界のドイツポジション国家に文化的影響を受けた架空の国みたいな設定。
次から2話程サイドストーリーのエロ話です。