―TSウォーフェア― ドキッ!TS美少女/美女だらけのドチャエロミリタリー 作:えぴっくにごつ
&チームメイトの顔見せ回。
ヒトゲとジェラは早速G76V1へと乗り込み、レクチャーを開始する運びとなった。
現在二人が身を置くは、G76V1の砲塔内。
砲塔内右側スペースには、機長席と砲手席がタンデムで並ぶ配置となっている。機長席が後ろで、その前に砲手席だ。
その機長席に機長であるヒトゲが、砲手席に砲手となるジェラが座していた。
「――で、そこを選択で決定だ」
「了解――大きくは、他の機種と変わんない感じですね」
そこでヒトゲよりレクチャーを受けるジェラ。二人の距離は、物理的にかなり近い状態にあった。
G76V1の座席配置は、厳密には機長席のすぐ前足元に砲手席があり。砲手は機長の膝の間に挟まれて座る形となる。
そして今もその例外に漏れず。砲手であるジェラは、ヒトゲの股、豊かな太腿の間に挟まれて座す形となっていた。
「あぁ。とりあえず砲手側で、そこまで違いに戸惑う事はないだろう」
「っ……了解」
頭上からのヒトゲのレクチャーを、表面上は平静を装って受けているジェラ。しかしその実、先程から女体化したヒトゲの魅惑の太腿が、ジェラの視界の端にちらつくばかりか時折当たり。彼女の内心はソワソワしっぱなしであった。
「……っと……ん?あれ、キャンセル選択が見当たらない?」
その煩悩を振り切ろうと、ジェラは目の前の砲手用操作モニターへと意識を向ける。
そしてそこで、これまでの経験した機種と、少し勝手の違う部分があることに気が付いた。
「ん、あぁ。それはな――」
(――ふぁっ!?)
そして、しかし直後に。
むにゅり――という、ジェラの後頭部に伝わった、柔らかく甘美な感触に。彼女の心は無慈悲にも大きな煩悩に引き戻される事となった。
ジェラの疑問に、実際の操作をもって答え説明するべく。ヒトゲが上体を倒して片腕を突き込み伸ばして来たのだが。
その際、タンデムかつ詰めた距離で並ぶ両席の関係から。なんとヒトゲのぴっちりスーツに包まれるワガママな乳房が、ジェラの後頭部に押し付ける勢いで乗せられたのだ。
(やっ、やわらかいのが……っ!乗っかって……!?)
唐突なそれの襲来に。ジェラは見た目だけならサディスティックな雰囲気の吸血鬼美少女のその顔に、しかし面白いまでに「あわわ」と狼狽する初心な様子を作る。
「ここだけ他の機と仕様が違ってな、右の終了ボタンで戻るんだ」
しかしヒトゲからは、位置関係のそのヒトゲ自身の乳のせいでそれが見えず。そして気づく様子もなく。
レクチャーの動きに合わせて、むにゅりむにゅりとジェラの後頭部を自身の乳房で揉みくちゃにするという。
残酷なまでのムーヴを見せる。
「は、はひ……!はい……っ」
甘美な乳房の柔らかさを、その後頭部に感じながら。しかしジェラはそれを意識しまいとモニターに、レクチャーに集中しようとする。
しかしおっぱいの魔力は抗うには強力で凶悪過ぎ、後頭部の甘美な圧迫の感覚に。ジェラのそのエルフのように尖る耳と、側頭部のコウモリの羽はピコピコと正直に悦び動く。
「ん?どうした?」
その活発な動きには流石にヒトゲも気づき、しかしジェラの内心には気づかずにそんな言葉を降ろして来る。もちろんその柔らかい巨乳は押し付け乗せたままの、むしろ残酷なムーヴ。
「い、いえっ、何もっ。大丈夫すっ……!」
それに、ドギマギしながらも誤魔化す返答を返すジェラ。
(着任したばかりだし、緊張しているのか?)
そんな乳下のジェラの様子挙動を、ヒトゲはそんな残酷なまでに無邪気な考えで解釈しながら。
結局しばらくの間。その乳房の魔力と暴力なまでの甘美な感触で、ジェラを苛んだのであった。
「――ふへぇ……」
あれからレクチャーが終わるまで、ヒトゲの乳や太腿の魅力に、身も心も騒がされ弄ばれてしまったジェラ。
その天国のような地獄のようなレクチャーの時間が終わり。G76V1の機体より這い出て、飛び降りて地面に足を着いたジェラは、まだ染まった頬の戻らない顔で吐息交じりの声を吐いた。
「まだ慣れない環境で、緊張があるようだな」
その元凶たるヒトゲが、続け機体より飛び降りて来て隣に着地。それから立ち上がる動きでその魅惑の乳房を揺らしながら、そんな言葉を掛けてくる。
「そ、そうですね……」
その元凶たる性転換おっぱい美女の、無邪気なまでの人の気も知らぬ言葉に。しかし本当の所を暴露する訳にもいかず、ジェラは掛けられた言葉を漠然と肯定する一言だけを返すしかなかった。
「さて、今のところレクチャーできるのはこんなトコだが――」
その色惚けた悶着はそれはそれとして、装脚機のG76V1に関わる一通りのレクチャーは終わり。ジェラもおっぱい太腿の魅惑に苛まれつつも、その確認掌握はなんとかこなしていた。
ヒトゲの言葉は、そこから続けての動きをどうするかを考えるもの。
「――ヒトゲ」
「――小隊長ーっ!」
そこへ場の向こうより、色の異なる二つの声が届いたのはその時だ。
「っと」
「?」
ヒトゲとジェラがそれぞれ視線を起こして向ければ。駐機場の向こうより、こちらへ歩んでくる二つの人影が見えた。
一人は、オーク系の男性。
30代程と見られ、身長は200crwに届くほど。遠目にもオーク系特有の緑肌に、厳つくも精強な顔立ちや、鍛え上げられた身体が見て取れる。
もう一人は、狼獣人の女性。
20代と見られる美女で。長めのショートの茶髪が映える頭部には、狼の耳が生え。腰、尻部からは髪と同色の狼の尻尾が覗いている。
どちらも服装は地上隊指定の戦闘作業服で、それが二人が地上隊隊員である事を示していた。
「すまない、遅くなった」
「戻ったっスーっ!」
二人はヒトゲとジェラの元まで歩んでくると。オークの男性はその精強な顔に似合う、端的な詫びる言葉を。一方の狼の美女は、少し妖艶な感じすらあるその美麗な顔を、しかし人懐っこい笑顔に染めてそんな言葉を寄越した。
「二人とも戻ったか、丁度よかった――ジェラリモ、紹介しよう」
その二人にヒトゲは返し。そして早速といったように、ジェラに二人を視線で促して、続く言葉を紡ぎ始めた。
「ウチの機の、副機長兼装填手と操縦手だ。オーク系の方が副機長で、一等曹のハイラー。狼系が操縦手で、上等士のレイネフだ」
ヒトゲはまず、ジェラに二人を紹介する言葉を紡ぎ。
「二人とも、この子が今日着任した新砲手のジェラリモ――ニュモンツス三等曹だ。よくしてやってくれ」
そして続け、二人にジェラを紹介する言葉を紡いだ。
「あ、っと――本日付で着任しました、MER.mn ジェラリモ・ニュモンツス K 三等曹ですっ。よろしくお願いしますっ」
それにさらに続くように、ジェラは自らの姓名階級を名乗り。そして挨拶の言葉を10°の敬礼と合わせて発して告げた。
「あぁ、やはり君が今日着任予定の子だったか。自分は小隊長機の副機長兼装填手の、ハイラー ケイルネク LPS 一等曹だ。よろしく頼む」
「ふぉー、美少女な人が来たっスねー!アタシは操縦手のレイネフ ウォルフォン エーデウ 上等士っスー!よろしくっス!」
二人はジェラの着任予定をすでに聞かされており、そして来る途中に遠目にジェラの姿を見た段階で、大方の察しをつけていたのだろう。
ヒトゲとジェラの紹介及び名乗り挨拶に納得の色を見せて。そして自分等もそれぞれの姓名階級を名乗る言葉を返した。
「機体に乗ってたのか?」
その新たに場に現れた二人のうちのオークのハイラーが、ヒトゲとジェラの搭乗員装備姿を見て、そう推察し尋ねる言葉を寄越す。
「あぁ、細々とした処理準備を始めるには、皆揃ってる方が良かったからな。それまで機体を体験してもらってた」
「あぁ、待たせてしまったか。悪い事をしたな……」
それに返されたヒトゲの説明に、ハイラーは少しバツが悪そうにしながら、ジェラにそう詫びる言葉を寄越す。
「い、いえ、とんでもないっ」
それにジェラは慌てそう返す。
「チームになるんだ、互いにそういう気遣いは無用な方向で行こう」
そんな両者に、ヒトゲは少し揶揄うようにそんな促す言葉を掛ける。
「それもそうだな。これからよろしく頼む、ジェラリモ三等曹」
「よろしくっスー!」
「よ、よろしくお願いしますっ」
それを受け、賛同しつつ。それぞれはもう一度、これよりチームメイトとなる互いに願う挨拶の言葉を掛けて交わした。
「――さて。じゃあ四人が揃ったコトだし、早速彼女を迎えるための準備調整を進めていくか」
そしてヒトゲは、場を仕切り直してそう促す言葉を発し。
「あ、だがその前に一つだけ。前に行ってた「機のマーク」を描いて見たから、皆に見てほしい」
しかし次にヒトゲが発したのは、そんな言葉であった。
「?」
その含みのある言葉に、ジェラは頭に疑問符を浮かべる。
そして同じような、もしくは訝しむハイラーやレイネフの視線を受けながら。ヒトゲはG76V1の機体側面前側に近づき、何かそこに施されていたマスキングシートを摘み、次には取り払い剥がして見せた。
――《ふんじゃがもじゃー》
その下から現れたのは。何か気の抜けるタッチの恐竜と思しきキャラクターが描かれ。そして同じく描かれるフキダシに、そんな謎の台詞が書かれた、一種のノーズアートであった。
「どうだ、一種のクールさを感じるだろう」
そしてヒトゲは、その美女顔に微かにだがドヤッとした顔を浮かべて。皆にそんな言葉を紡ぐ。
「……」
「…………」
「………………」
その、G76V1の側面に施された控えめに言ってもシュールなイラストに。それを注視しつつ、しばらく沈黙する三名――
――プシュー、と。
数分後。G76V1の機体色と同色のマスキングスプレーを持ってきたハイラーとレイネフの手によって。
描かれた気の抜けるキャラのイラストが、悲しくも塗り消されていく光景が繰り広げられていた。
「あー」
それを傍から。何か儚げな声を零して見守っているヒトゲ。
(容赦ねぇな)
そして小隊長の案を一蹴するまでのチームメイトのその行動光景に。
ジェラはそれをヒトゲと並び眺めつつ、しみじみとそんな事を思うのであった――