―TSウォーフェア― ドキッ!TS美少女/美女だらけのドチャエロミリタリー 作:えぴっくにごつ
ほとんど設定集になっちゃった。
3-1:「TS美少女装甲中隊、作戦開始」
シュリュオンクルム帝国軍の思わぬ意趣返しにより、ハリフヒマ王国領土より帝国軍を押し返すための反抗攻勢は、序盤から先行きよろしくない展開に直面したが。
中央海洋共栄圏 地上隊を主体とする各隊は、ここで足踏みに甘んずる気も、ましてや作戦を諦める気もさらさら無く。
この帝国軍の小癪な意趣返しを何としても押し退け崩しての、反抗作戦・王国領土解放の成功完遂を成し遂げる構えであった。
投入されている地上隊の各戦略単位、師団・旅団、戦闘団は、計画変更こそあれど作戦を継続。
踏みとどまり。あるいは迅速かつ細心の注意を払っての再展開、配置を行って各地で戦闘衝突を続けている。
さらにこれより要所を優先に、増援部隊も投入される運びだ。
そして反抗作戦の継続と並行して、別途作戦が急遽立案された。
それこそ。帝国軍側の待ち伏せを受けて、各所で包囲撃破された果てに所在不明となり、もしくは捕らわれてしまった、いくつかの部隊のための捜索救出作戦だ。
概要は複雑ではない。
状況が少なからずの混乱下にあるのは帝国軍側も同じであり、戦線の各所には隙が生じている。
これを狙い、作戦のために編成したいくつかの部隊を侵入浸透させ。敵後方となった地域に取り残され、あるいは囚われている友軍の捜索救出を行う。
これには、副次的に敵後方の攪乱を行い、前線でぶつかるの友軍主力を支援する事が期待されていた。
しかし複雑では無いが、むろん簡単な作戦でもない。敵後方への侵入浸透とあらば危険は伴い、そして投入できる部隊規模も限られる。
しかし友軍救出のためと、この作戦への参加に名乗りを上げる部隊は多く。そこには混乱下でしかし、士気の低下など見せぬ頼もしい様相が見え、司令部の懸念していた士気低下の懸念を払拭。
そしていくつかの部隊が指名され、作戦のための再編成を受けて発出された。
その一つが、アイゼ等の88戦闘団からの一個小隊と。ヒトゲノム等のワルトゼルト装脚大隊からの一個小隊を合流再編した、混成部隊であった――
平野、草原が広がり、遠くの各所に木立の群生が見える一帯。
その内を、鋼鉄の巨体――装脚機と装甲車輛が隊列を成して進んでいる。それこそが88戦闘団の一個装甲小隊と、ワルトゼルト装甲脚大隊の一個小隊から成る混成装甲中隊だ。
隊列の内訳は、ワルトゼルト装脚大隊からの一個小隊の、ヒトゲノムの小隊長機を含むG76V1が4機。
そして88戦闘団からの、装甲戦闘・輸送車輛が4両。
それはN789と呼称される比較的新しい形式の、装軌(キャタピタ)型の装甲車輛シリーズであり、88戦闘団の機械化機動作戦の要となっている車輛。
詳しくは内にベースとなる輸送車タイプの、N789が2両。
25mrw機関砲を搭載した戦闘車タイプの、N790が1両。
105mrw迫撃砲を搭載した自走迫撃砲の、N794が1両。
さらにこの混成装甲中隊の指揮車輛を務める、四輪駆動の汎用機動装甲車が1両。
今のN789シリーズより一回り小型の、また装軌型の戦闘偵察装甲車が1両。
計10両からなる混成装甲中隊は、所在不明となった友軍の捜索救出のために。数刻前に拠点の街を出発地、行動行程を開始したのだ。
「――今の所、異常はナシか」
その隊列の先頭を務めるのが、ヒトゲノムの小隊長機のG76V1。
その機体砲塔のコマンドキューポラ上に、ヒトゲノムは今も女の体のその半身を出して置き、周囲に警戒の目を向けている。
「そろそろですよね――」
そのヒトゲノムの胸――その豊満な乳の下より、別の声が上がる。
ヒトゲノムの体の前下には、同じくコマンドキューポラの開口部から頭だけを出して周囲を観察する、ジェラの顔があった。
混成装甲中隊の現在位置は、敵の戦線と味方の戦線が変動し交錯している、状況状態が大変に不安定で予測できない地域に踏み入っている。
その中で、少しでも警戒の目を増やすため。ヒトゲノムとジェラは広くはないコマンドキューポラから二人して、半身ないし頭を一緒に出してそんな形態を取っていたのだ。
その形態から、ジェラの後頭部にはヒトゲノムの豊満な乳房の下乳が、容赦なく乗っけられ押し付けられていた。
(重くて、でも柔らかい……)
正直ジェラとしては落ち着かないシチュエーションではあったが、今はそんな悠長なことも言ってはおれず。警戒の視線意識を周囲に向ける事に集中した。
「ん――ヒトゲ、前方」
そんな所へ。コマンドキューポラの隣に並ぶ装填手用のハッチ上で、また半身を出して同じく警戒姿勢を取っていた、副機長兼装填手のハイラーより。
前方進行方向を示しながら、促す言葉が寄越された。
「――村か?」
後続、隊列中程を相応する1両のN789装甲車の車上で、一声を上げたのは他でもないアイゼだ。
N789の車上にはアイゼを始め、搭乗の分隊員等がいわゆるデサントの様相で雑把に乗って周囲に視線を向けている。それはやはり少しでも警戒の意識視線を増やすためのもの。
ちなみにアイゼを始めその隊員の皆は一様に、女の姿身体。
一部には元よりの女性隊員も含まれるが、その多くはその身を性転換させた男性隊員だ。
これは、主にこの地の民間人に向けた配慮。帝国軍の占領下とされている戦線、戦闘地域内には、ハリフヒマ王国の街・村などが多数存在し、そこには数多の民間人が今も残り暮らしている。
そんな人々との接触の際に、少しでも威圧感を低下させることを期待した配慮の一環であった。
また、アイゼを含めその隊員等の姿格好は現在は一様に。地上戦闘用のA17F軽量装甲服を纏う、物々しくも同時に艶やかさを醸す、ぴっちりボディスーツ姿であった。
そんな中から声を上げたアイゼが見止めたのは、中隊隊列の進行方向の向こうに見えた、集落と思しきもの。
「確か地図にあった。取り残された村の一つだな」
そのアイゼの顔の横、肩の上より。別の愛らしく透る声色で、そのアイゼの推察の言葉を肯定する声が上がった。
アイゼの肩の上にちょこんと立っていたのは、小さな体の妖精美少女。
他ならぬアイゼの相棒の、ヴォイスだ。
見ての通り、今もまた男性の体から妖精美少女の姿に性転換しているヴォイスの。その格好装備は――FAY-17戦闘増強装備。フェアリー・デバイスと通称される妖精族向けのパワードスーツ姿。
今のヴォイスのその姿格好は、前述の民間人への配慮と。合わせて妖精族の飛行行動特性を用いての、偵察行動の実施を想定してのものであった。
「一見静かだが――」
そのヴォイスの言葉を受けつつ、アイゼは引き続き見えた村を観察しながら。勘ぐる声を零す。
ここは敵味方の戦線が入り交じる状況の不鮮明な地帯。
村が帝国軍に占拠されていて、敵が潜んでいてもおかしくない。
「ブラウディノ、アルレウ」
そこでアイゼは振り返り、車上の他隊員に声を向ける。
「接敵の可能性ありだなッ」
「ミッション開始かな?」
そんなアイゼの声に答え、装甲車の車上からは一つ二つと声が返る。
ブラウディノと呼ばれた。
黒み掛かった青色のロング髪で、凛々しい顔立ちを飾り。ぴっちりスーツに飾られた鍛え上げられた女体を見せつける女隊員が。
朴訥そうな顔で、静かにしかし真剣な確認の言葉を発し。
アルレウと呼ばれた。
眩い白髪のロングが眩しく。スラとした身体に、しかし絶妙なバランスで豊かな乳尻を携える、悪戯っぽい雰囲気を見せる美人隊員が。
何か状況に反した軽い調子で、そんな言葉を発する。
二人はいずれも、アイゼが指揮を執る戦闘分隊の分隊員だ。
ちなみにアルレウは元より女性だが、ブラウディノは強靭な身体を持つ男性より性転換している身。
二人はアイゼからの促しの言葉を受けて。
汎用機関銃射手であるブラウディノは、汎用機関銃を。
観測戦闘員であるアルレウは、カービンライフルを。
それぞれの火器装備を手元に寄せて、これよりの行動に備える姿を見せる。
「ベルグンテとクリッツも備えろ」
アイゼは続けて指示の言葉をまた送る。
「了解ですわ」
「了」
それには、ボリューミーで優雅な金髪ロングと美麗な顔を持ちながらも。それ以上に目を引く爆乳や尻肉太腿が主張し。しかし同時に絶妙に鍛えられたその体を、ぴっちりボディスーツ越しにこれ見よがしに主張する。
何か優雅な口調の美麗な女隊員、ベルグンテや。
長い黒髪に褐色肌が映え、美人ながらも人を寄せ付けぬ雰囲気の。そしてベルグンテに負けずの爆乳に尻肉太腿、逞しい身体を主張する。
クールな口調様子の女隊員、クリッツが。
やはりアイゼの分隊員であり、装甲車上に身を置く二名が。また了解の返事を返す。
ちなみにベルグンテはまた元よりの女性。クリッツは男性からの性転換者だ。
「サーシェはヴォイスと一緒に偵察に出る準備を、可能性がある」
さらにアイゼは、自身の肩の上のヴォイスに。
そして装甲車上の前側でちょこんと立って身を置いていた。ヴォイスと同じくフェアリー・デバイス装備の妖精少女のサーシェに指示を送る。
「ん」
「りょーかいっ」
それにまた二人からも了解の返答が返る。
「ッー――」
車上に身を置く指揮下の各員に指示を送り、準備を始めさせて返答を聞きつつ。
そしてアイゼは進行方向の向こうに近づく村をまた、備え身構える様子で見つめた。