―TSウォーフェア― ドキッ!TS美少女/美女だらけのドチャエロミリタリー 作:えぴっくにごつ
ズロ……と。
ヴォイスとエルフの武人女がそれぞれ触手に掴まれ動かされ、挿入結合を解かれて離された。
「はひぃ……♡」
「ほぉぉ……♡」
力なくされるがままに、それぞれの身体を触手に持ち上げられ動かされる二人。
しかし二人はどちらも蕩け脱力し切り、意識は未だここにあらずといった様子だ。
「フフッ、二人ともヘンタイ絶頂キメまくっちゃったもんね~。流石にヘットヘトか。すっごく強い芯を持ってるみたいだから、堕ちちゃったかはまだアヤシイけど……攻略進捗、1ランクアップ!ってトコかなっ♡」
配下の触手達に二人の身体を扱わせつつ。エリュインはまるでゲームでも楽しんでいるかのように、そんな言葉を紡いで見せる。
「さーてっ。それじゃあ、お次はどんな攻略方法がオモシロそうかな?♡」
そして悪戯っぽく妖しい笑みで。そんな言葉を続け紡ぐエリュイン。それはここまでしてまだ飽き足らずに。次にはどんな手で二人を毒牙にかけ、弄んで遊ぼうかと楽し気に考える、可愛らしい少女の悪魔のような考えからの台詞。
「――ッ!」
しかし。そのエリュインの表情が一転して、真剣な鋭い物へと変わったのは直後。
その悪戯悪魔娘な言動のエリュインであるが。その実はシュリュオンクルム帝国軍大尉の位を頂くに違わぬ、危険を即座に察知する鋭い五感感覚を持つ。
その彼女が感じ取ったのは、異様な気配。
――衝撃音が。その鉱山洞窟空間内に巻き起こったのは、その瞬間であった。
「ッ!?」
目を剥き、構えの姿勢を取るエリュイン。
音の発生源は、空間の端の一点。そこには鉱山通路へ繋がる出入口があり、しかしそこは板材が多重に打ち付けられて封鎖されていたのだが。
今。その板材はその向こうよりの衝撃により蹴破られ、軒並み割れて折れて散らばり。塞がれていたはずの通路出入口は開口している。
――そして、そこよりゆらりと歩み出て、ある存在が姿を現した。
それは一人の男性。
180crwと少しある高めの身長に、筋肉を付けながらもスマートさを維持するその体躯が、纏う戦闘作業服越しにも良くわかる。
そしてその戦闘作業服は、そしてそれに記されるワッペンや刺繍、記章類は。今先に妖精へと姿を変じる前の、ヴォイスが纏っていた物と同種のものであった。
しかし何より見る者の目を引くは、その顔。
若く、醜男では無く武骨ながらも整っているほう。だがその眼は尖り、そして見る者を圧倒する不思議な凄み、威圧感を醸し出してる。
そんな、異質なオーラを発する男性が、空間に現れ踏み込んで来たのだ。
(敵ッ!この子等の味方ッ?――ッ、なにか、ヤバいッ!)
その服装様相から、エリュインはすぐにその存在がヴォイス等の友軍である事に気付く。
そして同時にその発する異質なオーラから、存在が脅威であると即座に判断。
「みんなッ!」
そして、エリュインはその腕を突き出し示し、愛らしい声をしかし切迫させ。配下の触手達へ向けて、その存在へ向けて対応攻撃を命ずる言葉を発する。
それに答え、空間中を蠢き覆い支配していた触手達から、多数本の個体が飛び出し。四方八方よりその存在へ向けて、その切っ先を向けて一斉に襲い掛かった。
無数のその触手達が次にはその存在と間合いを詰め。その切っ先にて侵入者の身を打ち倒す――
――かに見えた。
だが、それが起こったのは直後であった。
その無数の触手達は軒並みその切っ先を、侵入者にあと少しで届こうと言う所で、まるで急ブレーキでも掛けるように止めたのだ。
「えっ!?」
配下の触手達の突然のそれに、エリュインは驚きの声を思わず上げる。
その触手達はと言えは侵入者を囲い巻き、しかしそこまでで留まり。まるで、いや明らかに戸惑うように揺らめき、それ以上手を出すことを躊躇している。
目に見えて、臆し怯えている。
「な!みんな……っ!?」
それに驚きの声を上げてしまうエリュイン。
「――」
片や、その触手達に囲われる侵入者はと言えば。淡々とした眼視線で、そんな触手達を静かに一流し見渡す。
それは淡々とした、しかし――異様なオーラを含む視線。
その視線に一撫でされた瞬間、触手達は残らず恐怖するように、その体をビクと震わせる。
「っ……!」
その視線の影響は触手達だけに留まらず、その主たるエリュインにも及ぶ。
エリュインは背筋に冷たい感覚を覚えた。彼女の軍人としての直感が、その人物の脅威度、危険度を本能へ訴えたのだ。そう、その視線のただ一流しそれだけで。
「――」
その人物は、続けその視線で触手達を流すのみで。触手達のその動きを封じている。
その腕には彼の得物である、小銃をベースとした軽量分隊支援火器。
Ivna32 IAR 5.56mrw小銃――と名称される火器装備が見えるが、それは今に在っては片手に持ち下げられるのみで、構えられる気配すらない。
まるで「これの出る幕ですら無い」とでも知らしめるように。
「――控えろ」
そしてその人物は初めて、低く圧の込められた声で。自分を取り巻く触手達に向けて、そう〝命ずる〟一言を告げた。
それを向けられ、触手達はまたビクリとその体を震え上がらせる。
そしてその変化、現象は次に巻き起こった。
人物を取り巻いていた、さらには空間中を覆い蠢き支配していた全ての触手達が。次にはその身をポワッと眩く白く発光させたのだ。
一瞬、鉱山空間が照らされるが、その発光はすぐに収まりを見せる。そして光が消え収まると同時に、空間中を蠢いていた触手達は、その全てが完全にその姿を消え去っていた。
「――ふぁッ」
触手が消え去り、その捕まえるものが居なくなった事により。
ヴォイスがその解き放たれた身をポサリと、元の姿へと戻った鉱山空間内の、床面に落とし着ける。
「ひぁっ」
「うぁ……ッ」
そしてそれはヴォイスのみに限らずサーシェに、武人女エルフを始めとする浸透降下群の隊員等も同様であった。
「――」
その様子や声色を端に聞きつつ。男性は引き続き、自身の足元に視線を落としている。
見ればそこには、それまでには姿の見えなかった三人分の人影が――三人の美少女の姿が現れていた。
「ぁぅ……」
「くっ……」
「ひぇぇ……」
その突然に現れていた三人の美少女は、いずれも似通いつつも各々の特徴を主張する容姿をしていた。
髪色はいずれも美麗な純白。眼瞳の色は紅。
そして、
一人はその白髪を腰まで届くロングに伸ばした、19歳程と思しき大人になりかけの過程と言った様子の美少女。格好は髪色と同じく真っ白の、競泳水着のような衣装。
一人は長い髪をツインテールに結った、15歳程の気の強そうな美少女。格好は同じく真っ白の、タンクトップビキニのような衣装。
最後の一人はショートボブの愛らしい、11歳程の美少女。格好は真っ白のワンピース水着のような衣装だ。
そんな三者三様の美少女たちは、それぞれが尻を着き座り込み。臆し気圧された様子で男性を見上げている。
「気色悪い姿から、〝美味そう〟な姿になったな」
そんな美少女達に見上げられる男性は、またそれを見降ろし返して、そして次にはそんな評する台詞を淡々と紡いだ。
明かしてしまおう。
男性の足元に美少女達が出現したのは、触手が消え去った直後、まるで入れ替わるかの様なタイミング。これから察する事は難くないだろうか。
そう。三人の美少女達こそ、それまで空間中を這い蠢いていた触手の正体。そしてこのバンカー・ダンジョンを支配していた魔物の全ての、その正体大元も彼女達三人なのであった。
正確な所を言えば。彼女達は人間体と触手体のどちらにも、姿を変えられる触手の魔物なのであり。どちらかが本当の姿で、どちらかが借りの姿といったものは無いのだが。
「くぅ……こんな凄まじい気配……」
「くっ、屈したりなんか……!」
「あわわ、まずいかも……っ」
その触手の魔物の美少女三人はそれぞれ。
ロングの美少女は嘆くような。ツインテールの美少女は悔し気に。ショートボブの美少女は悪戯がばれて慌てるような様相を見せているが。
同時に、彼女達の顔はその頬が赤く染まり、微かに緩んでいる。それは、ほだされ蕩けてしまう女のそれだ。
触手の彼女達は男性の眼力、視線に。それに乗せられた圧倒的なオーラに、ただそれだけによって。
男性が絶対的な強者である事を知らしめられ、その魔物の本能で従うべき支配者出ると認識してしまい。
体を昂らせ、下腹部をときめかせ、心の底ではすでに男性に屈してしまっていたのであった。
男性の一言で、その姿を触手から美少女へ変えたのも、その影響だ。
「みんな!?そんな……みんなを視線の威圧だけで!?」
戸惑い驚愕の声を上げたのは、背後でその光景を見せつけられたエリュイン。配下の触手達が、侵入者の一言で抵抗を止めてその姿を変えた事に驚いた彼女。
「どれだけ……――ッ!」
そして侵入者の男性がその内に宿すであろう、底知れぬ力を察し。エリュインは八重歯を剥き出し、その表情を鋭く獰猛な物とする。
帝国軍大尉の本領発揮だ。
次には、エリュインは腰掛けにしていた王子様美女の背より腰を浮かし。
その次の瞬間には、床を蹴り――その場寄り消えた。
「!」
それを向こうに見た男性は、少しの驚きの色を見せるが。次に見えた光景に、それすらも阻まれた。
「――クスッ」
なんと、男性の目と鼻の先には、宙にその小柄な体躯を浮かべるエリュインの姿と顔が在った。
エリュインはわずか一瞬で、男性へと肉薄しここまで間合いを詰めたのだ。
彼女の腰には、彼女の自衛用火器であるMhp15と呼ばれる9mm口径のサブマシンガンが下げられているが。無粋な火器など不要とでも言うように、それは手にすらされていない。
「――
そして妖しい微笑の後に、エリュインはそんな一言を紡ぎ。そして同時にその瞳が怪しく微かに、紋章と光を宿し発した。
それは悪魔族や堕魔族の用いる、魅惑――一種の洗脳魔法。
凶悪な代物であり、これを掛けられた者は術者の虜とされ、操り人形と、心奪われた奴隷となってしまう。
そしてこれは高位の強力な魔法であり、これに抗い絶える事などは不可能と言われている。
脅威と見た男性を、確実に無力化するべく向けられた、恐るべき魔法。
「アハッ、すこーしキッツイおしおきが――必要かなっ!」
そして、愛らしい声でしかし恐ろし気に笑い上げ。エリュインはそのか細い腕を突き出し繰り出す。
男性に、捕縛を兼ねた打撃行動を加えんとする動作だ。
か細い腕と侮るなかれ。
悪魔族は、人間と比較して反則なまでの腕力、身体能力をその身に宿す。力加減を少し違えれば、脆い人の身などは菓子細工を崩すように壊れてしまうだろう。
そんな凶悪な腕のひと振りを、しかし加虐的な笑みと同時に突き出すエリュイン。それには、可愛い配下の触手達を骨抜きにされ持って行った男性への、仕置きの意味合いが含まれていた。
そしてその彼女の腕は、男性を捉え一撃を加える――
――ゴギャッ、と。
鈍い音が響き。
「ぎゃんッ!?」
と。
高く、本来であれば愛らしい声であろう声色で。しかし格好の付かない悲鳴が上がったのは、その直後であった。
「ごも゛ッ!?」
続けて響くは、何かの衝突音と鈍い悲鳴のような声。
いずれも、男性がエリュインに打ち仕留められた声と音であろうか――いや、それにしては妙だ。
そして確認すれば、すぐにその推察は否定される。
「――フッ」
見れば、男性は五体満足で健在だ。
そして何か自らの態勢を整えるような一声を発し。その、いつの間にか振るい上げていた片腕を降ろして、型でも作るような姿勢を見せる。
その表情は、毅然としたもの。明らかに自らの確たる意思での動き姿であり、そこに魅惑の魔法の影響を受けた様子はまるで無い。
では今の悲鳴は?
答えは、鉱山空間の天井を見れば判明した。
「――ほごっ……もげ……っ」
天井には。マイクロビキニのアンダーを履いた――『下半身』が、『尻』がぶら下がっていた。
尻よりは生えて垂れる悪魔族、堕魔族の尻尾が見え。そしてその両脚と尻尾がジタバタとガニ股で藻掻いている。
上半身は見えない、当然だ。その上半身は、天井に突っ込み埋もれていたのだから。
そしてその空いた穴の隙間よりは、苦し気な声が漏れ聞こえる。
そう――それはいずれも、エリュインのもの。
シンプルに言ってしまおう。
エリュインは――男性にぶっ飛ばされて天井に突っ込んだのだ。
比類なき悪魔の力による、残酷なまでの仕置きの一撃――
となるはずであったエリュインのそれは。
しかし信じがたい事に、男性には一切効力を成さず。
そしてエリュインはその一撃を届けるよりも前に。男性の目と鼻の先に晒してしまったがら空きの体に、男性の拳骨の一撃を面白いまでに綺麗に撃ち込まれ。
そして天井から下半身を下げる無様を晒す結果となったのであった。
「うまく
そんな超人的な姿、行動からの結果を。
しかしそれを成して見せた張本人は、誇るでも驕るでもなく淡々と確認して言葉に零すのみであった。
その超常的力の詳細にあっては。
この後に悪魔娘エリュインに行われる事となる〝オシオキ〟を見つつ。説明していきたい。
もう一人の主人公登場になります(というか今後、主人公各が複数出て来る群像劇方式なのですが)。
竿役兼任ですが、後からこの人ももちろん女体化します。