一度自室に戻って防具や武器を置いてきた私は、ちょうど夕食時の食堂にやってきた。
仕事帰りの打ち上げや、夜仕事の前の景気付けを食らう冒険者、あるいは仕事関係なく飲んだくれる酔っ払いで大盛況だ。
「ホイ、お待ちどうさん」
「ありがとうグラナダ。今日のご飯も美味しそうだね」
「ウハハ、冷める前にさっさと喰いな!」
“葦と楔”の厨房担当であり、銅級ながら幹部でもあるグラナダから魚焼き定食を受け取る。
縦にも横にも大柄な巨漢のドワーフで、大きな口で楽しそうに笑う彼は結構迫力がある。
うーむ、それにしてもこの焼き魚は本当に美味しそう。さすがグラナダだ。
「さて、と……」
ごった返す食堂の中で、自分が座る席を探していると、ちょうどよさそうなテーブルがあった。
そこそこ付き合いが多いクラン員が二人と、ほどほどの知り合いが一人、空きは一席。せっかくなのでこの三人に声をかけてみる。
「ケルレンス君、ロニルちゃん、ジェイス。こんばんは」
「アーサさん。……こんばんは」
「もぐ……。もぐもぐ」
「おう。今日はもう仕事帰りか?」
「うん。ここ座って良い?」
ロニルちゃんはまた食事に戻っていた。
口が空いている二人にどうぞと言われて、四人がけのテーブルにつく。
──椅子に座った瞬間、圧迫された触手が文句を言うように、陰唇を這いまわり、膣内で暴れ始める。
背筋に貫くような快楽が迸る。つらくて、気持ちいい──。
幸い、顔やしぐさ、思考には一切それが出ないようになっている。
「……。みんなは一緒に仕事かな?」
「そうですね。僕とジェイスさんは、これからもう一働きあります」
「もっもぅ……もぐっ……」
「北の街道に群出した魔物の駆除依頼だ。俺としては銀級昇格のためのトレーニングも兼ねてるってところか」
「そっかー。お疲れ様。二人はこの後もがんばってね」
みんなそれぞれ仕事をして、普通のしぐさで、私と会話している。
──正直、こういう大勢がすれ違う場所なら、相手の『ウラの顔』を気にしてしまうかと思ったけど。
それぞれの『ウラの顔』を思い浮かんでも、それで私の心が揺らぐことは、無かった。
やっぱり、私は善い子なんかじゃないんだ。
「今回、魔物はほとんどジェイスさんに頑張って貰う予定なので、僕はいざというときのバックアップですね」
「ケルレンスくん、ほんとこういう細かい仕事できるっていうか、うまくこなすよね。私はいつも護衛とか補助と任務とか、うまくやれないからな~」
「はは……。金等級の方は、それでいいと思いますよ」
少し気まずそうだったけど最初に挨拶をしてくれたケルレンスくんは、“葦と楔”に潜入している王都の密偵だ。あと私の自慰を盗み聞きされたり、私が目撃したり。そして、私の情報源でもある。
今はもう、何でもないように食事を摂っている。
「もっ……もぐ……」
目を合わせると手で挨拶して、それきりと自分の肉包みを突いているロニルちゃんは、小動物的なかわいい女の子だ。
しかし、彼女には生まれつきの『
家族だろうと親友だろうと初対面だろうと無差別に盗み、逃げ、暴れ続けた。最後には両親からも見放され、幼くして集落から追い出されたらしい。
というのが、ケルレンスくん経由で得た騎士団の調査報告だ。
……こういうの、もしかして嘘や間違いであってくれないかな。
ないんだよね、多分。
実は、彼ら彼女らの挙動を観察しなおしたり、行動を思い返せば、割と『ウラの顔』にも納得がいってしまうのだ。
ケルレンスくんであれば、いつもみんなを必要以上に観察していたとか。街中で気配を感知した時にぜんぜん知らない人と一緒だったりとか。
ロニルちゃんは、意外と強い自己中心性があるとか。彼女が加入したころ、クランの失せ物が出た時は彼女の影があったな、とか。
他にも、誰も彼も、だ。悪行や慣習が、どことなく日常に透けている。
……ケルレンスくんに教えてもらうまで、そんなこと全く気づけなかった自分にも嫌気がさす。
「アーサもおつかれ。今日の仕事はどうだった?」
同席している残り一人の青年、ジェイスは自分のステーキをつつきながら、普段通りの仏頂面を見せている。私より少し後輩でケルレンスくんより先輩だけど、本人はまだ銅級だ。
彼は身体も筋肉質で、冒険者としての経験値も豊富だ。でも、魔法のセンスとか、魔力で強化されていく身体能力の成長は非常に個人差が大きい。ジェイスのような、戦闘能力上の停滞は冒険者あるあるだ。
鉄級はほとんど一般人。その辺の攻性魔物を軽々倒せるようになって銅級。突出した大魔物に対抗出来て、銀級だ。
そして、彼の悪行は──。
「……うん、ジェイス。いつも通りだよ。ちょっと
「それは何よりだ。お前が油断を捨てるような事態が、永遠に来ないことを祈ってるよ」
「むー。私別に油断したり、してないよ」
「そうか」
…………実は、とっくに改心してたりとか。あるいは密偵の調査ミスならそれでよし。
そうでなかったとしても、まあ、うん。
みんなと仲良く、暮らしていけたらいいけどなあ。
ざわざわと、まだ触手がざわめいている。
体は性感を受け入れる状態じゃないのに、勝手に愛撫され続けている。
「ごっくん。……アーサ、先輩?」
「────ん、なあにロニルちゃん」
「えと…………食べないんでスか? 魚焼き…………」
「ああちょっと、考え事してた。いただきます」
「あ、エえと……ど、どうぞ」
「んむ。……おいしい!」
腹を満たす。
これからのためにも。
明日のためにも。
────
***
しばらくして食べ終わったケルレンスくんとジェイスは、仕事があるから先に席を立っていた。
「では、お先に失礼します」
「ん。いってらっしゃーい」
「もぐもぐ……ぷは。い、いってらっシゃい」
「おう、行ってくる」
見送るとほぼ同時に、ロニルちゃんが食べ終わった。
「ご、ごめんなサいアーサ先輩。わ、わたしの方が先にたべてたノに……いつも食べるのおソくて……」
「んーん。いいよ、しっかり噛んでしっかり食べないと成長できないし!」
「す、すみまセん……」
しかし、本人はとんだ悪党かもしれないけど、やっぱり彼女はかわいらしい。
十一歳相応の小柄な体格、綺麗な桃髪。独特のなまった口調もかわいげがある。小さな口でご飯を細かく咀嚼する様子や、オドオドとした態度は、庇護欲を擽るものがある。
私は男性の魅力には強さを求めてるけど、子供や女性が弱っちくてもあんまり気にならない。女性冒険者はだいたいそうだと思うけど。
ロニルちゃんをじっと見つめる。前髪を透かして、目線が不安げに揺れている。
「……? アノ……な、なニか……ついてま、ス??」
「う~~ーん。……不思議と……」
「??? えっ、えっと、わたシ、なにかしましたか……」
……今も、私の膣は触手に蹂躙されている。しとしとと、膣肉の裏が気持ちいい。
でも、それが原因で私は喘いだり、クリトリスや乳首を勃起させたり、心拍が変化したりは、しない。
……目の前には、怯えた顔のロニルちゃんがいる。
──ということは、今、ムラムラしているのは。
「うん、これロニルちゃんのせいかも」
「ひぇっ」
肩をがっしりつかむ。びくりと震えながら、彼女は泣きそうな顔をしている。
こっそり、話しながらお腹にかけてある認識逸らしの魔法を調整したので、私たち二人のテーブルに意識が向くことはない。
やるならこっそり。こっそりと。
そっちの方が、きっと愉しい。
「──今から、ちょっと私の部屋に来てくれる?」
「ひ……ひゃ……」
「お願い」
顔を寄せる。桃色の前髪を払い、じっと見つめる。
「………………わ……わかりまシた……」
無事了承を取ったので、一名様連行だ。
***
空の食器だけ片づけてから、ロニルちゃんを私の自室まで連れてきた。
「はい、いらっしゃい」
「う……」
「入った入った」
「きゃ……!」
扉が開いたまま足踏みするロニルちゃんの背中を押し、後ろ手に部屋を閉める。
「【防犯】、【遮音】、【結界】、【密筐】、【消臭】、……」
「あ、あノ……アーサ、先輩?」
「……【束縛】」
「ギュッ!? な、な、なぁ……!?!?!?」
私の部屋で立ち尽くすロニルちゃんの全身を魔法の鎖でぐるぐる巻きに拘束する。
銅級並みの身体能力があるとはいえ、私の束縛魔法を抜けることはできないだろう。
一歩も動けないままのロニルちゃんに近寄る。
頭以外すべてを拘束されたロニルちゃんは、口をぱくぱくさせ、顔いっぱいに混乱を表現している。
「ねえ、ロニルちゃん。どうして、私があなたを部屋に呼び寄せたと思う?」
「う……??」
ほんとはただの性欲解消のためなんだけど。
せっかくなので、カマをかけてみる。実は心当たりもあるしね。
「
「うヒぃ……!?」
「ねえ、どう?」
「う、う……ゆるして、くだサい……」
「……私に何か、謝らないといけないこと、あるよね?」
「ヒィっ!? な、無いです!! わわわりまセん!! ゆる、ゆるシて……」
「ロニルちゃんが何やってても、怒ったりしないからさ」
首を振り、口を堅く結んで会話を拒否される。
うーん、強情というか。なかなかボロを出さない。
私としても確信があるわけじゃないから、ここで止めにしてあげてもいいんだけど──
ロニルちゃんの頬を、そっとさすってあげる。最初は一層怯えを強くしていたけど、私が黙っていると徐々に落ち着いてきた。
いまだに混乱に沈む桃色の視線と、私の黒い瞳がぶつかる。
「ロニルちゃんさ」
「は、はひ」
「結構頑固なんだね。はい、
「エ。──────────」
そのまま彼女の桃色の瞳に、私の喉から虹色が降り注ぐ。
──最後に一回だけ聞いてみよう。
「ねえ、私に……」
「ご、ごめんなサい!! 一回だけ、そノ、アーサ先輩の服を盗んでしまいまシた!!」
「はやっっ」
あまりにも早い変わり身だ。
とはいえこれで大義名分は得たようなものだ。
束縛魔法を解除する。自らの罪を告白した少女が、へなへなと崩れ落ちた。
「……悪い子なんだね。じゃあ、おしおきしないと」
「ひぃゥッ!? お、怒らないって」
「怒ってないよ。でも、悪いことをしたロニルちゃんには、必要でしょ?」
脚をばたつかせて後ずさるけど、ここは私の自室だ。すぐに壁に突き当たってしまうし、私との距離も大して離れていない。
この状況でわざわざ拘束が解かれたことで、かえって恐怖を煽られているのだろう。
「お、おねがいシます、見逃してください、やっと、やっと……」
「とりあえず、おしおきしながらお話聞くね」
「い、や……」
体を抱きしめてガクガクと震えている。痛いことをされると思っているのだろうか。
まったく。私は性欲解消がしたいのだ。痛い『だけ』のことをする気はない。
「暴れて抵抗してもいいよ。無駄だから」
「……!?」
仕事帰りのロニルちゃんの格好は、昨日大通りで会った時と同じ堅実な服装だ。
一息に距離を詰め、掴みかかる。
灰黒色の上着に手をかけられた彼女がとっさに身をよじろうとするけど、私が何をしようとしているのか理解してない彼女の動きは止まって見える。
「はい、すぽーん」
「……なんデえええええぇ!?!?」
彼女の上着を取っ払う。
未成長の微かな膨らみには下着は必要ないということだろうか、彼女の胸にはサラシが巻かれているのみだ。
「な、なっなん」
「はいつぎー」
「ひゃ、ワあぁ!?」
自分の胸を隠そうと腕を動かす間に、サラシを剥ぎ取る。ロニルちゃんは私の手にぐるぐる巻きにされた包帯のような布を見ると、あわてて自分の体を見下ろし、ガバっと両手で胸を隠した。
そのまま立ち上がろうとすることもなく、視線を合わせることもなくうつむき、かがんでじっとしている。
「もう抵抗しなくて、いいの?」
「……」
そんな彼女の尻につま先をひっかけて、
「はぇ……?」
空中に舞う彼女の体に、私の手を這わせるように動かす。
腰から脚。足からつま先。優しく背を蹴りまわして空中で大回転。
すとんと彼女が私の両手の中に落ちてくる。
──全裸で。
「──~~!? ッ~~~~!?!?」
遅れてグリーブが、ズボンが、そしてパンツが床に落下する。手に巻き付いたままのサラシもついでに投げ捨てた。
腕の中で、胸を隠したままのロニルちゃんを見つめる。見つめられた彼女は、目線を私、天井、そして自分の体の順に動かし、固まった。
動かないまま一瞬で真っ赤に茹で上がってしまった彼女を、ベッドまで抱いて運ぶ。
桃色の髪が、白いシーツに広がって柔らかな音を立てる。
額に手をやって、前髪を除ける。桃色の瞳は涙で潤み、可哀そうなくらい震えて、視線が定まっていない。
「じゃあ、はじめよっか」
「は、?? 、はひ……???」
私も靴を脱いで、ベッドに上り、横になったままガチガチに緊張しているロニルちゃんの隣に座る。
ちょうど彼女が右を向けば、横坐りになった私のお尻を眺める形になるだろう。
「じゃあまず……ロニルちゃんは、私の何の服を盗んだの?」
言いながら、彼女の腕をほどく。小さな胸の頂点で、小さな桜色が咲いている。
親指と人差し指で乳首をつまむけど、何の反応も無い。まだ早いと判断して、周囲を撫でさする優しい愛撫に切り替える。
「ひっ……ああ……」
「ロニルちゃん? ……恥ずかしさでおかしくなっちゃったのかな」
質問に答えることも、抵抗することもない。やはり無反応だ。
よし。ちょっと作戦を変えよう。座ったまま体を前に倒し、ロニルちゃんの頭に左手を添える。何も言わなくなってしまった彼女に顔を寄せていく。
焦点も定まっていないのか、私の顔が間近になっても、唇と瞼を微かに震わせるだけだ。
そっと、口づける。
「ん、ちゅ……」
「!? 、!? 、~~~~────!?!?!?!?」
息を吹き返したように頭髪を振り回し、手足をじたばたさせるロニルちゃんだが、残念ながら私にとっては抵抗になっていない。
両足は蹴り上げが足りなくて届かない。左手の殴打に私の右手を合わせて、指をからませて優しく握ってあげる。振り切る右手は脇で挟んで抑える。
左手で軽く抑えるだけで、口吸いから逃れるための頭のもがきを封じることができる。
「ちゅ、じゅる……♡」
「ン、ンッ……??」
訳がわからないなりに、抵抗は無駄だと理解したのだろう。はたと体の力を抜き、抵抗することもなく私を受け入れている。
──がしりと、荒々しく彼女の顎をつかむ。
力づくで小さな口をこじ開け、私の舌をねじ込む。
「!? ────-~~~っっ!!」
突然の荒々しさに驚きつつも、ロニルちゃんは目を細めて舌の侵入を許してくれた。
キスだけだともって油断した?
──入れるのは、舌だけじゃない。
「ごぽッ」
私の喉奥から、
「んぐっ。んん、おぇ……」
「んんン!!? う──!! んんムッー!?!?」
どうやら嘔吐の動作に気づいたらしい。今度は先ほどの比にはならないほど激しく暴れ始めたけど、それでも私の肉体は揺らぐことすらない。ロニルちゃんが怪我するだけだからあんまり叩かないで欲しいけどな。
そのまま、吐き戻した
「れろ、ぢゅろろぅ……」
「んンッ、ゴボボっ!? うっ、ふごっッ」
「……じゅっ、ちゅっ。ぷっ、はあ」
「ウっ、かハッ!? 、───、──!? っ──。──────」
口を離すと、
ロニルちゃんは両手で触手を掻き出そうもがいているけど、口内を埋め尽くす肉塊はどうしようもない。
助けを求めるように目と口を見開いたロニルちゃんを、無感情に見下ろす。
ロニルちゃんが吐き出そうとしても、それ自体が奥に入り込もうとする動きをするから、抵抗の余地は無い。
というか、
「オオ゛ッ、むグっ、────」
ぐにゅぐにゅと、細い喉を内側からゆがませる触手が、悲鳴の漏れる隙間を埋め尽くし。
喉の歪みが、胴体へと消えていく。
「んぎゅっ、ごギゅっ──────はあっ、はあぁ、はっ、あ……ああ……??」
「よしよし。頑張ったね」
涙を流し、息を荒げる彼女の顔は、とても淫靡だ。
頭をなで、声をかけて、苦痛に耐えた彼女をなだめてあげる。
少し落ち着いたころに、また同じ質問を投げかける。
「何を盗んだか、言える?」
「あ……? あ、せんぱいの……パンツ……シろの……です」
「へー。それ失くしたと思ってたよ。確か、ロニルちゃんがクランに入ったばかりのころ、だよね」
やはり、心当たりの件は彼女だったのか。一応、察していなかったテイで話を進めておく。
「どうして盗んだの?」
「はっ、はぇ……わか、わかんな……わ、わたし……つい、ダメなのに……」
「うんうん。怒らないから、ゆっくり話してみて」
「わた……わたし、ダメなんでス。止めようとしても、怒られても、綺麗だナ、いいナって思ったら、手が勝手に盗んじゃって……」
「ふ~ん……」
さめざめと泣き始めるロニルちゃんは、本気で罪の意識を感じているように見える。
先ほど喉を過ぎた苦悶や、今全裸を晒していることなど、
「こういう……つい、盗んじゃうの、いつからやってるの?」
「子供のころから、ずっト……──」
「これまでに何回くらい止めたいって思った?」
「怒られるたビに……でも、毎回気をヌくと、いツものわたしに──」
「反省してる?」
「う、は、はい……ぅあ、す、すみま、セん。う、ウソかも──わたし、ずっとダメダメで──」
「うんうん……」
徐々に平静を取り戻しつつも、自己嫌悪で陰鬱になっていくロニルちゃんに聞き取りを続ける。
途中から態勢を変えて、私の膝を枕にして寝転がっている。リラックスした様子で、なすがまま素肌のお腹を撫でさせてくれる十一歳の少女は、まるで大きな猫のようだ。
「んん……」
「……撫でられるの、気持ちいい?」
「ん……ハい……」
ほっそりとしつつも引き締まった腰の、ぽっこりとした部分をつかむように撫でたら、ロニルちゃんは目を細めて感じ入っている。太ももから、摺り寄せてきた頭の重みを感じる。
ちらりと股間に目をやるけど、別に濡れたりはしていない。陰毛も生えずつるりとした、成長相応の未成熟なまんこは、大陰唇がきっちりと閉じている。
とはいえ、そろそろ魔物の体液も体に回っている頃だろう。
ようやく、私の
「じゃあ、いまから反省もできないわる~いロニルちゃんにおしおきするけど、いいよね」
「う……い……ハい、お願い、シます……」
許可は貰った。
拒否権は無いし、今の彼女には
ロニルちゃんの固く閉じた陰裂に手を伸ばす。
想像通り、少女の体温でほかほかしていて、柔らかい皮膚の内側に硬い肉感がある。
「ンン……♡?」
小指を折り曲げて、割れ目にめり込ませる。
かすかに濡れるのみで、小陰唇の強い抵抗を感じる。
陰核を探り当てるも、まだ柔らかい。
「ア……あノ、おしおき、って。ソの、い、いやらシいこと、スるんですか……?」
「そうだよ。もう嫌ってくらいいっぱい気持ちよくなろうね」
「せ……んぱいが……?」
「……?」
ぷいと顔を逸らしてしまった。妙な間が空く。
「ロニルちゃんはえっちなこと、経験ある?」
「な、ないでス」
「自分でもやらない?」
「それ、は……。わたし……じ、自分でやってみてモ、あんまりきもちよくなくて……」
「大丈夫だよ。私もえっちなことあんまりしてなかったけど、最近どんどん上手になってきた自信があるの。教えてあげるね」
「わ……あわわ……」
また真っ赤に茹で上がったロニルちゃんの顔に口を寄せる。
頬に、鼻に、まぶた、額、また唇に、音を立てて次々吸い付く。
ロニルちゃんは目をぎゅっと瞑って、私の口づけの雨を受け止めている。
体の横で拳をぎゅっとさせているのが目に入ったので、左手を取り、ジャケット越しに私の胸を揉ませる。
「……!」
「ちゅっ、ちゅぅ……」
「……♡」
厚手の生地で感触もよくわからないだろうが、小さなの手の平でおっかなびっくりと、私の膨らみに指先を沈めてきた。
ぎこちない動きの乳揉みを堪能しつつ、右手全体で陰部を揉みこむ動きで粘り気を誘う。
しばらく続けていると、ロニルちゃんの吐息が徐々に深く、湿ってきた。
二本指で浅く割れ目に差し込むと、ぬちゃっとした感触がある。
「はぁ……♡せんぱ、ンちゅっ♡、んむ……。はぁっ……♡」
「ちゅ、ちゅっ、れろ……ほら、だんだん気持ちよくなってきた」
陰部から手を離して、濡れてテカテカした私の手先をロニルちゃんに見せつける。
そのまま指先で愛液をこねると、ねっとりとした粘液の橋が架かる。
「ごくっ……! ハ、ハずかしいです」
「ふふ……かわいいよ、ロニルちゃん」
「あア……♡♡」
そのままロニルちゃんのプルプルとした唇の感触を指の腹で味わい、唇に愛液を塗りたくる。
羞恥と緊張のせいか、唇が硬く結ばれてしまった。トントンと指先でノックすると、おずおずと口を開けてくれたので、遠慮なく指先を入れる。
「んむ……ちゅろ……ちゅうぅ……」
「ふふ……♡ふぅ……♡」
何も言わずとも指先をしゃぶってくれるご褒美に頭を撫であげる。私の指がピンク色の頭髪を梳いていく。
片手での乳揉みにも慣れてきたのか、今は優しく、撫でまわすような動きに変化していた。
口から指を引き抜く。ロニルちゃんは頬を赤らめ、目元に涙を浮かべてじっと私を見つめていた。
「はあぁっ、はぁぁっ、はぁっ……」
「ロニルちゃん、今まで何回人のものを盗んできたかわかる?」
「わかっ……わカんない……」
ロニルちゃんのお腹に涎まみれの手を乗せる。一度びくりと震えたきり、そのまま受け入れてくれたので、下腹部へと手を這わせて、再び陰裂に指をかける。
今度はぬるぬると小陰唇がすべり、すぐに人差し指の先端が未熟な膣に挿入った。
「う……ク、ゥ……っ」
「痛かったら言ってね」
「だいじょ、うきゅッ……おしおき、なノで」
「……♡」
ああ、まったく。本当に、ムラムラさせてくる。
私の膝の上でそんないやらしいことを言わないで欲しい。囁き声が股間を通っていく。
──ロニルちゃんは、女なのに。同じクランなのに。相手は十一歳、未成年なのに。私よりずっと弱いのに。
人のものを盗む、悪人なのに。
「すごく、えっちだよ……♡」
ずぶりずぶりと、肉ヒダをかき分けながら人差し指を沈める。
私のジャケットがぎゅっと握りしめられて、服に大きなシワができた。
「うっ、ひぎっ、ッ……」
人差し指が奥でつっかえる。少しはみ出した指の根本を、膣口がきつく締め上げてくる。
歯を食いしばり、膣肉でぎゅうぎゅうと指を締め付けてくるロニルちゃんが落ち着くまで、手先を動かさずにじっと待つ。
少女の全身が赤く染まっている。肌はじっとりと汗をかき、息を途切れ途切れに吸う胸がよわよわしく上下する。
指一本分もない微かな胸の膨らみに、硬く硬く勃起した乳首が添えられた裸体は、年齢不相応に淫らで、背徳的だ。
ふいに、私の上着を握りしめ続けていた小さな手が離れる。
「ふぅ……ふっ……♡」
かすれたような息遣いに気を失ってしまったかと思ったけど、そういえば
人差し指から、じゅんと熱い体液の分泌を感じる。
眠るように脱力しているわけでも、緊張して体が固まっているわけでもない。ロニルちゃんは、つとめて手足を揃えて、私の膝を枕にして寝そべっている。
私はもう、口角を吊り上げるのを我慢できなかった。
すべてを受け入れる準備が整った、幼い少女の肉体。思う存分楽しませてもらおう。
指を軽く曲げて奥の方をかき回す。
「♡!? ッ♡、う♡、あああっ♡♡!? ♡♡」
ロニルちゃんは飛び跳ねるように手足を折り曲げる。腰をくねらせ、私の膝から頭が滑り落ちそうになったので、左手でお腹側に引き寄せてあげる。
ストレッチするように曲げ伸ばした指先で、手を引き抜きながら中ほどまでを掻きなぞる。
指先の角度が変わるにつれ、膣圧のかかり方が変化し、肉壺の弾力を堪能する。
膣口からどろどろと蜜がこぼれ始めた。
「うあっ!? ヤぁぁ♡♡、セんぱ、アアェっ♡♡! 、おか、おかシくなぅ♡♡♡」
「平気だよ。ロニルちゃん。いっぱいおかしくなろうね」
「ぃいっ、いぎっ♡♡! ♡も、もうムっ♡、ムぅりぃ♡」
もう一度奥まで指先をいれる。ぬく。いれる。
徐々にペースを速めながら、人差し指一本でロニルちゃんを絶頂へと導いていく。
「ああっ、ああっ♡、ア──♡」
「ロニルちゃんって絶頂……イったことある?」
「──わ、わがンな♡、ああ゛っ♡!? 、あっ、あっ♡、ない♡、ないでス♡♡」
「じゃあこれが初めての絶頂だね。思いっきり、力を抜いて、快楽に身をゆだねて……」
「ああ♡、せえ、せんぱ、────キス♡キスしてぇ♡」
顔を近づけると、ほとんど力のこもっていない腕で顔を擁かれる。
そのまま誘導に従って口づける。
「ちゅ……♡」
「んん♡むちゅ、んっ♡、ちゅっ、ちゅぅっ♡」
私の右手の動きは激しさを増している。それと同じように、ロニルちゃんからの口吸いも積極的だ。私の唇を、あちこちついばむようにキスを迫ってくる。
抽挿する人差し指から、ぬっちゃぬっちゃと激しい水音が鳴る。
指先に感じる、膣肉の震えは限界だ。
タイミングを見計らい、右手を置くまで突き入れると同時に、私の方から唇を割って口を塞ぐ。
ついでに空いた左手でロニルちゃんの鼻をつまんでみる。
「!?!? ♡! ♡? ♡───ッ───♡♡──ッ♡♡」
「……♡」
がくがくがく、とロニルちゃんの顎が震える。
膣は痛いくらいに指を締め付け、全身の関節を折り曲げて快楽を逸らそうとする。
でも、一切の呼吸を封じられた状態ではそうもいかないだろう。ロニルちゃんの吐息を口に含み、またロニルちゃんに返してあげる。
白目を剥いた瞼からは涙があふれ、顔は赤く赤く染め上げ、膣の痙攣は時間差で猛りを増していく。
「♡♡♡────ッ♡」
がくり、と少女の肢体から力が抜けた。
気絶したわけではないけど、自分の意識で体を動かす限界が来たのだろう。その証拠に、私の人差し指はまだきつく咥えられたままだ。
「ぷはっ」
「ブハァっッ!?!?!? ひゅ──ーっ、ひゅ────ーっ、ひゅ──ーっ♡」
口づけをやめ、鼻から手を離してあげると、酸素をとりもどしたロニルちゃんの体が魚のように跳ねた。
膣の痙攣は収まっていないけど、次に行きたいので指を引き抜く。
「あ……ぅあ……♡♡」
ぬる~りと、接合部の膣肉が裏返って引きずりだされる。膣口から指先が顔を出す時、ちゅぽんと音を立てた。
これもロニルちゃんには強い刺激だろう。絶頂中の追い討ちに、自ら息をひそめて快感を堪えていた。
「もう限界になっちゃった?」
私の質問に答えざるを得ないロニルちゃんは、必死にガクガクと頭を縦に振った。
「よかった」
私は右手で二本の指を立てた。
「やっと、ここからが
「うぁ……♡」
期待するような、絶望したような泣き笑いを浮かべる少女に、そっと口づけする。
***
「ああっ、ああ゛あ゛あ゛ヴァああッ♡♡♡!! あ゛ーっ、あ゛あ──ーぅっ♡♡♡!!!」
「ほら、指二本を交互に動かすとすごいでしょ? 中の方で、膣肉がグニグニ~って広げられて……」
「ん゛ん゛ッ♡♡!! ん゛ン゛──ー~~♡♡♡!!!!」
ぐっちょぐっちょと、音を立てながら小ぶりな女性器を攪拌していく。
「ロニルちゃんの狭い膣も、もうこんなに、グイっとな……いやらしく広がってる」
「ふーっ♡、ふーっ♡、うヴう゛~~~──-っっ!!!」
必死に快楽から逃れようとするロニルちゃんに腕をつかまれるけど、まったく指先に力が入っていない。
「ちゅっ。ちゅる……♡」
かわいらしさに免じて、一気に腹側の膣奥を擦り上げる。ガクガクと快感を爆発させるロニルちゃんは、これでもう何度目の絶頂だろうか。
「う……♡♡♡……ぁ───♡♡」
***
「ぎぃっ、ぎっっ♡!? む、ムりでス、こ♡、こんなにッ♡♡」
「すごいよーロニルちゃん。もう三本も指入ったね。えらいえらい」
「ぎぃ♡♡せんぱ、あーさ、セんぱ♡♡」
「でもさすがに狭くてうまく動かせないなあ」
「うう゛っ♡!? ああ、あ゛あ゛あ゛ぁああ────ッッ♡♡♡♡」
「おお~~。すごい、自分で自分のまんこ動かしてイけたんだね」
「いぃ……?? ♡♡ォ……♡♡」
無理やりねじ込こまれた三本指を歓迎するように、膣がわななく。
「───じゃあ解れてきたし、動かしてみよっか。最初は引き抜いて~~──」
「!? ───♡♡」
「また奥に戻して……」
「……ッ──♡♡♡」
「奥で……ぱかっと拡げる♡」
「ギャあっ♡♡!?!? う、うう゛っ!?!? ♡♡!?!?」
***
愛液の分泌は止まらず、ぐしょ濡れのシーツを背景にロニルちゃんの股間を弄る。
「ヒ……ヒどい、でス……」
「でも気持ちよかったでしょ?」
「そ、れは……ンッ♡い、いつまで触るんでスか♡♡」
拡がり切ったロニルちゃんのまんこがぽっかり開いたまま戻らなくなったので、代わりにクリトリスを捏ねている。
部屋の照明を照り返す股座に右手を這わせ、びきびきと隆起した陰核を優しくしごいていく。
包皮を剥き、周囲を指先でなぞり、指の腹で芽を撫でまわす。
「もちろん、ロニルちゃんが──もうやめて欲しい、ってなるまで、ずっとだよ」
「う♡……んあぁ♡!? はぁ♡、うああっ♡♡」
動きを変えて、つぼみを握りこんで激しく揉むと、たちまちロニルちゃんは背をのけぞらせて絶叫する。
──繰り返し、繰り返し、絶頂に導く。
夜はまだ、これからだ。
続けてロニルちゃん回です。後編の15話は5分後に更新されてると思います。