※この作品はR-18です。

異世界には男の娘しかいなかった   作:ニンカタ

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何か悲しき過去が増えたけど良いか


勇者の先生

 

 勇者は元々一般人。魔法の扱いは天才的ではありましたが、体術、剣術、所謂近接格闘の経験はありません。持てる手札は多い方が良い。そう判断した王様は旅すがら勇者を鍛える指南役を付けました。

 

 「…参った」

 「ふー…」

 

 首に剣の刃が当たりました。冷たいこの鉄の塊は自分の首を跳ねるには充分。先生は両手を上げると手に持っていた剣を地面に落としました。昔はあんなにも弱かった勇者が此処まで成長した事に、内心喜びと少しの寂しさを覚えます。勇者は息を吐くとゆっくりと剣を下ろしました。

 

 「よっと」

 「!?……お見事」

 「何回も教えられましたからね」

 

 油断した隙を狙い、隠していた暗器を勇者の首目掛けて突き入れる先生。戦闘には卑怯もクソもありません。勝ったら生き残る。負けたら死ぬ。それだけです。勇者は先生の手を掴むと軽く地面に抑えつけました。前は何度も引っかかった苦い経験を活かして、敵を殺した後も警戒は払っています。特記個体はよく死んだふりをするので、この経験も役に立ったな…。そう思い返しながら先生を拘束します。

 

 「全く…こんなにも早く成長するとはな…教師冥利には尽きるが、少々嫉妬すら覚えるぞ、勇者よ」

 「そうじゃないと生きてないんで」

 「それもそうか…強くなければ生き残れない…当たり前か…」

 

 強くなければ生き残れない。それは先生に少し刺さったようです。先生は名前の通り色々な生徒を指導してきました。鬼教官。そう呼ばれる程に厳しい指導を行います。過酷なシゴキに根を上げて逃げ出した生徒も何人かいたとか。それはさておき、そう、沢山の先生を教え導いたのです。戦争に赴く教え子達に少しでも長く生き延びて欲しいと、願いながら厳しく、時には優しく。

 

 「わたしも出来るのならば、生徒達や一緒に戦いたかった…」

 「先生…」

 「こんな傷さえなければな…」

 

 足に付けた防具を外すと、先生は悲しげに自身についた古傷を見ます。まだ特記個体が居ない頃、生徒を庇った時に出来た傷と聞いています。普通ならば平気な傷でした、しかしその魔族の牙は特殊で、謎の毒を持っていました。熱が発生すると内部から体を蝕む毒素が発生します。戦い、激しく体を動かす行為は大量の熱を発生させます。毒が何するものぞと痩せ我慢して戦いに赴いた先生でしたが、

 

 「ガハッ…!?」

 

 体中が痺れます。口の中には鉄の味。それだけならばまだマシでした。毒素は体中を汚染し終えると口の中から辺りへと散布されます。それを吸った者は倒れ、体を痙攣させました。幸いその時は犠牲者が出なかったので良かったのですが。周りに害を与える自分のような存在が、前線に出ていいわけがない。そう先生は考えて、自分の国へと帰って来ました。

 

 (アイツは中々優秀だな…)

 

 全力戦闘は出来ません。故に教え導く道へと完全にシフトします。短い間ならば熱を上げずに戦えます。なので指南役というのは合っているなと先生自身も納得し始めていたのです。特記個体が出るまではですが。

 

 「…………」

 

 届くのは生徒達が死んだという悲報ばかりです。あの時庇った生徒も既に死にました。先生は自室から外を眺めています。その内心は書ききれない程に複雑で、悲しみに溢れています。日に日に己が導いた生徒が1人また1人と数を減らしていきます。それに伴い増えるのは彼等の墓標。毎日墓に参るのが先生の日課になりました。

 

 (良いのか…これで…?)

 

 戦線は悪化していきます。名に聞きし猛者達も屠られました。今更新兵を加えた所で無駄死にが増えるだけです。へばって倒れている教え子達を見ながら、内心では迷いが生まれました。今までなかった事です。

 

 「…………」

 

 死にました。生きて欲しい、どんな姿でもまた顔を見せて欲しい。そんな思いを込めながら導いた生徒達は誰一人帰ってきませんでした。せめて残ったのは、戦線に行けないと判断された落ちこぼれだけです。

 

 教えたくない。死にに行く戦士を育てたくない。生徒達の墓標でそう弱音を吐きます。自分の足が憎くて憎くて仕方ありません。これさえなければ自分は生徒達と一緒に散れました。悔しくて情けなくて、自然と涙が溢れてきます。しかし生来の真面目な性からか、与えられた任を投げ出す事は先生には出来ませんでした。これさえ投げ出したら本当に何も無くなる。そういう思いがあったのも否定はしませんが。

 

 「勇者…?」

 

 そうして鬱屈とした日々を送っていると、先生に新たな任が任されます。勇者。憎きあの特記個体の一つを殺した者。最近の話題はそればかりなので、先生の耳にも当然届いていました。特記個体を倒す者に自分の教えが必要なのかと頭を悩ませましたが、命令には背けません。先生は新たな生徒の前に足を運びます。

 

 (…弱いな)

 

 ハァハァと息を上げる勇者を見下ろしながらそう思いました。魔法を使うのは禁止。縛りはあれども此処まで弱い人間は初めて見ました。見え見えのフェイントに容易く引っかかる。戦いが終われば直ぐに油断する。本当にこの者があの特記個体を破ったのかと疑いすらしました。

 

 (まあ…よい)

 

 少し考えましたが、自分のやる事は命じられた事を完遂する。昔も今も変わりません。真であれ虚実であれ、今の先生にはどうでもいい事です。こうして勇者に付き添いながら、先生は久しぶりに国の外に足を踏み入れました。

 

 (悪くない)

 

 当初は貧弱も良いところだった勇者ですが、飲み込みと才能はあるのか。だんだんと動きが良くなって来ました。偶にですが、ヒヤリとする攻撃をする時も。これには勇者への評価を改めざるを得ません。教え導きながら勇者と旅を進めます。道中では色々とありましたが、それも今では良い思い出です。

 

 「……生き残れよ、勇者」

 

 旅が過酷さを増すと、先生は足手まといになりました。全力で戦えるのは一分、二分。この程度の時間では役に立てません。国へと帰る準備をしながら、ポツリと勇者に向けて呟きます。彼も先生の愛しい生徒です。もし勇者が死んだら、今度こそ自分は立ち直れないだろう。なまじ長く時を過ごし過ぎたのがよくありませんでした。先生の中で、勇者の存在は日に日に大きくなっていったのです。今までで一番駄目だった生徒。しかし駄目な子ほどとはよく言ったものです。後ろ髪を引かれる想いを胸に仕舞い。先生の勇者から離れました。

 

 「ふふっ…」

 

 先生は笑顔でした。舞い込んで来るのは勇者が特記個体を倒したという報ばかり。生きている。仇を取ってくれた。今度は色々な喜びの感情が先生の中に渦巻きます。

 

 「…大きくなったな」

 

 マザーを倒し、国へと凱旋しに来た勇者を遠目から見守ります。あんなにもひ弱そうだった彼はもう居ません。それが嬉しくもあり、寂しくもあり。教師としての喜びを、先生は久しぶりに実感しました。

 

 

 

 

 

 

 「本当に強くなったなぁ…」

 「先生のお陰でね」

 「そうか?」

 「そうです」

 

 手合わせの後、勇者に寄りかかります。柄にもなくペラペラと昔の事を話してしまい、少々気恥ずかしくなって来た先生。次は何を話せば…と頭の中で話題を探します。ですが無骨者故、戦闘関連の事しか頭に浮かびません。困った。そうして暫し頭を悩ませていると、

 

 「先生、これを」

 「ん?酒か?」

 「まあ近くはありますね…味は酒に近いですし」

 「煮えきらないな…まあよい、少し酔いたくなった所だ。貰うぞ」

 「ええ、どうぞ」

 

 大きな徳利のような物を手渡される。酒好きな勇者からの餞別かと思ったら、そうでもないらしい。まあ教え子からの好意を無碍にするでもなし。素直に此処は飲ませて貰おう。蓋を開けるとグイッと一口。…意外と美味いな。つまみがないのは残念だが、チビチビと夜空を見ながら酒を進ませる。

 

 「ん?何だ…」

 

 暫くボーっと飲んでいると、足の辺りがムズムズとし始めた。露出された古傷辺りからだ。何事かと思い手を伸ばそうとすると、横から勇者がそれを止めた。

 

 「もう少し、待って下さい」

 「勇者…?」

 

 何時になく真剣な表情に黙って成り行きを見る事にする。すると先程までの良い気持ちから一変。強烈な嘔吐感に苛まれる。勇者は奇妙な袋を取り出すと、この中に吐くように叫んだ。特に抗うものでもなし、言われた通り袋の中に吐き出した。

 

 「ゲホッゲホッ!」

 「はい、水です。濯いだら此処に」

 (一体何だ?)

 

 理由もわからぬままに行動を起こす。突然の嘔吐はあの酒らしき物のせいだとは分かる。しかし自分に吐かせて何をしたいのかが分からぬ。怪訝な瞳で勇者を見つめると、

 

 「んん?何だ体が…」

 「良かった。どうやら効いたみたいですね」

 

 体が軽い。あの日毒を受けてから重たかった体が羽のように軽く動かせる。そこまで思考が回ると、もしやとハッとする。

 

 「完全に抜くには後何回か必要らしいですけどね」

 「お、お前…」

 「でも完治出来る。みたいですよ、先生」

 「〜〜っ!!?」

 

 涙が溢れる。戦えない役立たずの己が、また誰かの為に剣を取れる。軽くなった体が、それが嘘ではないと言っている。嬉しくはあった。しかし同時に悲しくもあった。今更という気持ちさえ、それでも、最後には喜びがあった。また戦える。生徒を見送るだけの惨めな自分から変われる。それが嬉しかった。

 

 勇者が胸を貸す。みっともなく縋り付き涙を溢す。幼子のように叫ぶのも、今思い返せば恥ずかしい限り。でも、悪くない……いや素直に言おう。洗い浚い引っ括めて良い思い出だったよ、勇者。

 

 

 

 

 

 

 「ジュルル!レロレロ…ググッ!グポッ!グポッ!」

 「くっ…せ、先生…」

 

 我ながら浅ましく、簡単な奴だ。しかしこんな事をするお前も悪いのだぞ?勇者よ。この肉棒が他の奴にも咥え込まれて、勇者もそれを満更でもないと思っているのだと思うと、心の中にモヤモヤとした感情が浮き出る。教え子相手に何をとも理性では思うが、勇者の事が好きになってしまったのだから仕方ない。

 

 「うっ…」

 (もっと…!もっとその顔をわたしに見せてくれ…♡)

 

 赤い髪を振り回しながら懸命に奉仕する。最近は長くし始めた。少しは勇者の気を引けただろうか。そんな事を思いつつ、口の中にあるぶっとい幹を舌で舐め回す。…これで色んな雌を落としてきたのか。悪い生徒だ。わたしが此方の面倒も見てやらねばだ。

 

 (わたしのフェラはどうだ…♡勇者よ?)

 

 上目遣いで見上げながら瞳で訴えかける。口にせすども言葉は通じたのか、勇者は返答を返した。…そうか♡気持ち良いか♡ふふっ、ならばもっとしてやらねばな♡

 

 「グポッ!グポッ!」

 

 先生…先生と勇者がわたしの名前を呼ぶ。勇ましいいつもの声とは違う、懇願するようなか細い声。その声を聞く度に胸の奥がキュンキュンと締め付けられる。気持ちいい苦しさ。そんなものがあるとはこの年で初めて知った。良い感覚だな…これは♡

 

 幹元まで咥え込む。喉奥には勇者の亀頭の感触。苦しくはあるが、愛する教え子のモノだと思うと同時に愛おしくも思う。唇を張り付かせながら頭を引く。すると隠れていた竿が姿を現す。口の中には亀頭が来た。カリの部分をチロチロと舐めてやる。ビクッとするのが可愛いな。ズズズっと尿道から精液を啜り上げるために口を窄めて吸い上げる。…我慢強いな…おのれ…。ならばまた深く咥え込んでやろう。そうして何度か勇者のモノを舌と口全体で愛してやる。すると、

 

 「先生っ…!!」

 「──ングッ!??」

 

 頭を抑えつけられる。勇者はこれが好きだなと、焦る思考とは裏腹に冷静な感想が頭に浮かぶ。こんな事をせずとも1ミリ足りとも飲み損なう事はない。だから安心しろというのに…♡まあこれは男の性。勇者がわたしを、自分の物として扱いたいという仕草だ。そう思うと勇者を迎える穴がヒクヒクと物欲しそうに疼く。早く此方にも勇者モノを突っ込んで貰いたものだ。

 

 「ゴクッ…!ゴクッ…!」

 「はぁ…はぁ…うっ…!」

 (濃ゆいな…頭がクラクラする…♡)

 

 濃厚なエキスを胃袋の中に流し込む。臭くて苦い精液だが、コイツのものだと思うと嬉しくなるのだから不思議だ。勇者のモノを幹元まで咥え込む。既に勇者は抑えつけるのを止めたので、これはわたし自身の意志と行動だ。鼻からもくっさい男の匂いがする。酸欠と快感で頭が可怪しくなりそうだ。

 

 「チュポン…♡…んぐんぐ……あー…」

 「!!」

 (好きであろう…こういうの…♡)

 

 名残惜しいが勇者のチンポから口を離す。そして口内に残った種汁を舌で舐め取り飲み込んでいく。すると口内には勇者の精液が少しも残らなくなった。両手で口を大きく開き、証明するように見せつける。言葉には出さなかったが、直ぐに臨戦態勢になったイチモツを見るに、相当刺さったな、勇者の奴。

 

 「卑しいわたしに…情をくれぬか…?勇者よ…♡」

 「──先生っ!!」

 「おうっ!??」

 

 ベッドに仰向けに寝転ぶと、ケツ穴を両手でグイッと開く。勇者が興奮しそうな言葉も忘れず、にだ。目論見通り勇者はわたしの穴にチンポをぶち込むと、覆いかぶさってくる。勇者は好きよな…無理矢理抑え込むようなこの体位が…♡ガツンガツンとケツ穴を勇者のモノで耕される。勇者だけのモノを受け入れていれば、何時かは此奴専用のケツ穴になるのだろうかと想像しながら、勇者に抱き着く。

 

 (はぁ…硬いな…♡)

 

 ガッシリとした体に内心恍惚とする。この体の基礎を作り上げたのはわたしだ。自分が育て上げた肉体に蹂躙させる。そう考えると、背筋にゾワッとした背徳的な痺れが迸る。

 

 「アグっ!?オゴッ!?オッ!オッ!」

 (くっ…よ、弱いところばかり…♡何処で覚えたのやら…♡♡んっ…♡)

 

 手慣れた扱いに少々思うところはあるが、今はわたしだけの教え子だ。少しの間だが、わたしの家で寝泊まりするらしい。ならば教え込まなければいけない。

 

 (わたしの体が…一番気持ちいいのだとな…♡♡)

 

 勇者の首筋に吸い付く。他の雌に知らしめる諸有印。この数日の間で、消えないくらいに強く付けたいものだ。

 

 「──おお〜〜〜っ♡♡♡♡」

 

 勇者に、教え子に種付けされながら、わたしは内心でこう告げた。わたしを本気にさせた事を後悔するなよ…♡ふふっ…まあ後悔してももう逃さないからな…我が愛しき駄目な教え子よ…♡

 

 

 

 その後も、先生と勇者のお互いを求め合う声は鳴りやまなかったそうな。時折愛おしそうに眠った勇者の頭を撫でる先生の赤き瞳は、情欲と愛欲に満ち溢れていた。また1人、勇者に魅了された男の娘(メス)が増えたのでした。

 




最終的には勇者が助けるからどれだけ辛い展開追加しても大丈夫だね!他種族含めて3割以下まで減っているから増やさないとね、勇者君!

本当は文章で書きたかったけど入れる隙間が無かったので説明。先生の髪は赤、目も赤。最近までは短く切っていたので短髪。でも勇者にコロンとしてからは髪を伸ばすようになった。今では肩にかかるくらい。将来的には後ろで纏めるイメージ。教え子チンポを独り占めしたいと思う卑しい先生。

此処まで呼んでくれて有難う御座いました。
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