※この作品はR-18です。

Fate/Holy Grail Dismantling Record   作:ボルメテウスさん

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原罪:ひとりの少女

「さてっと、ガチで面倒な事になったな」

 

 俺は、これから起きるだろう聖杯戦争をどう行動するべきか考えていた。

 

 先程まで酒を飲んでいて、未だに酔いは覚めていないが、それでも晩飯の材料を切らしているからとスーパーへ買い出しに行くついでに思考を巡らせていた。

 

 大聖杯の解体する為にこれから行動しなければならない。

 

「お~い、ただいまぁ」

 

 俺はそのままドアを開けるとそこには。

 

「あっおかえりなさい」

 

 そんな俺を出迎えたのはピンク色のジャージを着ているひとりだった。

 

 彼女は、10年前のとある事件で孤児となった。

 

 そのまま施設に預けるという選択肢もあったが、孤児になった原因が、聖杯戦争だった。

 

 それは俺にも責任の一端があり、そのまま放っておく訳にはいかなかった。

 

「おう、それじゃすぐに晩飯の準備をするぞ」

 

 俺はそのまま、買い物袋を置くと台所へと向かう。

 

「えっ? あっはい……あの?」

 

 困惑した様子のひとりは何か言いたげだった。

 

「んっ、どうしたんだ?」

 

「いえ、その」

 

 その言葉と共に、俺は、とりあえず晩飯を作り終えると共に、そのまま食卓に並べる。

 

 そうして、ふたりで食事をしていた時だ。

 

「その、また、起きるんですか」

 

 その問いかけは、10年前に、彼女が体験した出来事。

 

 聖杯戦争に巻き込まれた彼女の身に起きた出来事。

 

 それは、聖杯戦争における備えだったのか。

 

 それとも、もしかしたらまた失敗するかもしれないと察したのか。

 

 蟲の奴が、それを行った。

 

 そして、それを行ってしまった結果が、目の前にいるひとりだ。

 

 その事を後悔しない日はない。

 

 だから、こうして償っているつもりだが、果たして彼女は。

 

「さてさーて、これからどうすればっ」

 

 それと同時だった。

 

 こちらに何か迫る気配を感じた。

 

 すぐに俺は、近くに置いてある護身用の武器を手に取る。

 

「えっ、メリオダスさんっ」

 

 それを合図に、窓が突き破られる。

 

 そこから侵入してきたのは、魔術師だった。

 

 奴らが、狙った訳。

 

 その理由は既に分かっていた。

 

 俺は、すぐに襲ってきた魔術師の1人を蹴り飛ばす。

 

「ぐぁあああ!」

 

 その一撃によって、そいつは壁に叩きつけられて気絶する。

 

 更に言えば、俺は玄関へと向かい、鍵を開けると同時に扉を開く。

 

 そこには、既に何人もの魔術師がいた。

 

「えっなにっこれっ」

 

「ひとりっ」

 

 それと共に、ひとりは瞬く間に攫っていく。

 

 その動きに、俺は対応できなかった。

 

 いや、そもそもこんなにも多くの敵を相手にしている場合ではないのだ。

 

 俺の目的は、この家の主を守ることなのだから。

 

 故に、俺は急いで後を追いかけた。

 

「ひとり!」

 

 しかし、そこにはすでに誰もいなかった。

 

「ちっ、あいつら、どうやら既に調査が終わっていたのか」

 

 それと共に、俺はすぐに仕舞ってあった武器を取り出す。

 

「ひとりが、小聖杯の一部が埋め込まれていた事を」

第五次聖杯戦争で、最も関係があった人物は?(その人物によって、ルートは変わります)

  • セイバー
  • 遠坂凛
  • 間桐桜
  • キャスター
  • ライダー
  • イリヤスフィール
  • 蒼崎橙子
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