Fate/Holy Grail Dismantling Record 作:ボルメテウスさん
無事に、ひとりの暴走を抑える事が出来た。
ひとりを、このままにするのは危険な為、安全な所で保護して貰うと同時に、俺もまた行動していた。
それと同時に、既に儀式が始まった事を実感させる。
これから、本格的に大聖杯の呪いを解く為に、この地で召喚されただろうサーヴァント達をこちら側の味方になる必要がある。
「だけど、これが厄介なんだよな」
召喚されるサーヴァント達は通常のクラスとは異なる。
それは、クラススキルが名前となっているからだ。
「本来の聖杯戦争では、セイバーを始めとした本来の聖杯戦争では、同じクラスが重なる事はない。
けど、現状は、それが可能になっている」
同じセイバーだとしても、その大罪が異なれば召喚する事が出来る。
そういう意味では、この戦争は厄介な事である。
「まぁ、けど、まずは1人、見つける事は出来たな」
既に人気のない商店街。
その道の真ん中で1人の少女がいる。
フードを被って、全体像は見えない。
だが、そこから感じる気配は間違いなくサーヴァントであり、そして、その瞳からは怒りしか感じない。
「まったく、あんまり暴れるのは良くないって、言葉では聞きそうにないな」
俺はそう言いながら、目の前にいる少女を見る。
この地に召喚したばかりではあるが、理性は既に残っていない。
バーサーカーに近い表情をしており、その手には小柄な少女には不釣り合いなロングソードで構えていた。
「グルルルッ!」
その口から出るのは、まさしく獣のウネリ声。
そして、完全にこちらに狙いを定めている。
「怒り、憤怒という訳か。まぁ、ある意味理性を最も失いやすいよな」
そういう意味では、最初に出会えたのは正解だろう。
「さて、教育の時間だ」
俺は背中から、刃折れの剣を取り出すと共に、走り出す。
向こうの少女もまた、それに感づいたように走り出す。
互いの距離が接近し、俺と少女の一騎打ちが始まる瞬間だった。
──ガキィィン!!!! 何かを打ち砕くような金属音が響き渡る。
それはまるで、剣同士がぶつかった時の音。
しかも、一度だけではない。何度も、連続で。
高速で振るわれる刀身によって生じる金属音の嵐。
まさしく、一瞬一秒すら油断できない緊張感の中で行われる、激しい剣戟。
そう、言って良いだろう。
確かに強い。
その身体能力の高さを感じる。
例えば、その瞳。
既に血のような紅に染まっている瞳だ。
「けどまぁ、そんなに苦戦する程じゃないけどな」
その言葉が、少女をさらに怒りに染めただろう。
俺から距離を離すと共に。
「カンナカムイィ!!」
おそらくは、それが少女の宝具だろう。
雷の龍が天から地に向けて降臨するかの如く現れ、こちらに向かって行く。
けどな。
「それは、悪手だぜ」
そう、ゆっくりと俺はその手に持った剣をゆっくりと振り上げた。
その動作はゆっくりと迫る雷の龍に当てる。
そして。
「ガァァアッァア!!」
雷は直撃した。
だが、それは俺ではなく、少女に。
そのまま、俺はチンっと、刃折れの剣を鞘に収める。
「さて、とりあえず連れて行くか」
そうして、気絶した少女を連れて、俺はそのまま連れて行く事にした。
第五次聖杯戦争で、最も関係があった人物は?(その人物によって、ルートは変わります)
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セイバー
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遠坂凛
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間桐桜
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キャスター
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ライダー
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イリヤスフィール
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蒼崎橙子