Fate/Holy Grail Dismantling Record 作:ボルメテウスさん
「港での流血沙汰か」
聖杯によって新たに召喚されたサーヴァントが起こしたと思われる事件。
その詳細を知る為に、俺はその港に訪れていた。
周囲の倉庫を見る限りでも、闇で支配されており、人がいる様子はない。
気配もなく、静寂に包まれた空間だ。
「ここで何が起きたんだ?」
俺の目的はこの一件の調査であり、情報を得ることにある。
ただ、その為には目撃者から話を聞く必要があるわけだが……
「いるのか? こんな場所」
仮にサーヴァントによる襲撃があったとしても、目撃する人間は限られてくるだろう。
それでもやはり気になるものは気になり、俺は辺りを見渡してみることにする。
「まぁ、とりあえず周りにいる人間に聞いてみれば分かることだよな」
そう思い、周囲の人がいないかを探そうとした時だった。
背後から何かが迫っていることに気付き、振り向くとそこには白衣の男がいた。
「サーヴァント、いや、何か違う」
気配遮断を使っていたことを考えればアサシンである可能性が高いと思うのだが、それは少し不自然な気がした。
何故ならあの服装は医者を思わせるもので、先程の気配遮断のスキルを考えても戦闘向けのクラスではないと思えるからだ。
「あはぁ」
その最中、その男は笑みを浮かべた。
その笑みの正体に気づく前に、その男は真っ直ぐとこちらに向かう。
同時に身に纏っていた白衣をこちらに投げる。
疑問を余所に、すぐに後ろから来た斬撃を、俺は受け止める。
「うわぁ、すぐに見切ってしまうんですかぁ!」
そこにはセーラー服に鋭く尖った犬歯が特徴的な少女がそこにいた。
その手にはナイフがあり、俺の腕を斬り裂く。
多少の傷は出ているが、それ程のダメージがない。
そう考えている時だった。
奴は、なんと俺の血を吸った。
「へぇ」
そうして、目の前にいる少女の姿は、俺に変わった。
姿も形も、さらには手に持っていた刃折れの剣までも。
何もかも。
「あはぁ、凄いですねぇ、この力! とてもじゃないですが、私だけだったら、勝てませんでしたぁ! けど、既にこの姿になった以上はぁ「だったら、試してみるか」えっ」
眼前にいるのが、見た目は俺にそっくりだったら別に良いか。
そう考えると共に、俺は勢い良く、腕で薙ぎ払う。
「えっ、いや、ちょぎゃふぅ!?」
何か言おうとしていたが、その前に俺の拳が当たった。
それと共に近くの倉庫まで吹き飛ばされる。
俺は、それに対して首を傾げながら、近づくと、そこには目を回しながら気絶している謎の少女が目を回している。
「未だに、何の罪を背負っているサーヴァントか分からないけど、とりあえずは近くの人がいない所で寝かせるとするかな……にしても」
たった一撃で倒れるとはな。
第五次聖杯戦争で、最も関係があった人物は?(その人物によって、ルートは変わります)
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セイバー
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遠坂凛
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間桐桜
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キャスター
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ライダー
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イリヤスフィール
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蒼崎橙子