※この作品はR-18です。

星に願いを   作:霧里

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ゆりかちゃん オンザベッド


【挿絵表示】



わるふざけ(Hシーン

 

 

「ま~ろ~ん~♪」

 

甘えるような ゆりかの声に、マロンは少しだけ辟易としていた。

 

ベットの上で寝っ転がっていると、ふらっと揺れるものを見た。

反射的に視線が動く。思わず手が出そうにだってなる。

 

それが、ネコ特有の反応かと言われれば どうだろう?

 

人間だって、目の前で猫じゃらしの穂先をチラホラされれば、鬱陶しくて払い除けたくなるはずだ。

 

猫じゃらしで、ゆりか と遊ぶ。

 

ネコの時には数少ない娯楽ではあったけど。

流石に人の体になってまで やる事でもないだろうと、それほどの情熱は湧いてこなかった。

 

「何やってんの?」

「何って? マロンこれ好きだったじゃん?」

 

その表情は、飼い猫と遊んでやろうという飼い主のそれよりも。

人の格好をしたボクが、どんな顔で、どんな反応をするのかといった、期待に満ちた悪戯心の方が強い。

 

多分さ?

 

みっともなく飛びついて、脇目もふらずに追いかけ回すのを期待されてるんだとは思う。「マロンってば、子供みたい」って、笑う ゆりかの顔だって想像できた。

 

それに付き合ってやるのが、飼い猫の甲斐性だろうか?

 

しかし、今日だけならともかく。それに味をしめられるのも面倒だ。

 

頬をくすぐってくる 猫じゃらしの穂先を払いのけようとして、だけど、指先が触れるその直前に、ひょいっと目の前からいなくなる。

 

くすくすと笑う ゆりかの声に、マロンは「はぁ…」と溜息を吐いた。

 

こんなにされれば、キミだって同じ様にするだろうにな。

 

逃げていく 猫じゃらしを追いかけて、届く範囲では手を伸ばす。

流石に体を起こしてまで どうにかしようとは思わないけれど、それで ゆりかが楽しいんだったら、まぁ…ちょっとぐらいは良いやと思っていた。

 

「むぅ…なんか違う」

「違うって?」

 

ひょろひょろと、漂っている猫じゃらしの穂先に手を伸ばす。

捕まえられるその寸前で、そいつ ひょいっと逃げいていく。

 

単純なやり取りだ。怠惰と惰性を秤に載せただけの愚鈍な遊びに、興奮できる要素は一つもなかった。

 

「だって、前はもうちょっとガッついてくれたじゃん」

「前はね? ゆりかと出来る遊びなんて、そんなになかったしさ」

「付き合ってくれてただけっていうの?」

「そういう面もあったってだけだよ? 楽しくなかった訳じゃ…」

 

むすっと、ゆりかの頬は膨らんでた。

 

ボクをからかうつもりで、だけど、思い通りにならかった事が子供心にはつまらなかったんだろう。それに加えて、今まで遊んで上げてたつもりが、付き合って貰ってただけって言われるのは、さらに面白くないと、その顔に描いてある。

 

「マロンっていつもそうだよね? 大人ぶってるっていうかさ? ホントは全然子供なのに、私のほうが絶対お姉さんなんだからねっ!」

「そりゃ、別にどっちでも良いけどさ」

「そういうとこっ!」

 

ぴしっと、指で差されると、流石に何も言えなくなってしまう。

 

ホントの事を言っただけなんだけどな?

 

子供のように見えたって、彼女の優しさに母性の様な包容力を感じたことだって少なくない。今みたいに、わがままを言い出す彼女には、まだ幼さだって見出せる。

 

ホントに、どっちでもいい。

 

ゆりかが 姉であろうが妹であろうが、ボクにとっては一番に守りたくて、一番に大切な存在なのには違いがない。

 

でも、それが思春期ってやつなのか。

 

今のゆりかは、あくまでもボクよりお姉さんでいたいらしい。

 

それならまず、その子供みたいな悪戯をやめようよって、言いたい所だけど。

言った所で火に油か。彼女に言わせれば、大人ぶってるボクが悪いってことになるんだろう。

 

「いいよ、いいよ。マロンがそのつもりなら、私にだって考えがあるんだから」

 

つまらなそうに、猫じゃらしを放り出した ゆりかは、カバンの中から ごそごそと何かを取り出した。

 

何か、イヤな予感がする。

 

ゆりかの手にある小箱の中。そこから漂ってくる匂いに、抗えない誘惑を感じてしまっていた。

 

「じゃーんっ。これならどう? まだ そんな涼しい顔してられるかな、マロンは?」

「なっ…ゆりか、それは…ズルいだろ」

 

小箱の蓋が開くと同時に、ゾクっと背筋が震え、心臓が大きく跳ねた。

漂ってくる甘い匂いに理性が歪む。ゴクリと、飲み込んだ生唾に息が詰まってしまいそう。

 

「近づけないでってっ、そんなの…バカじゃないの。しまってよ…そんな、さ…はぁっ、んくっ…やめ…ホントむり…」

 

マタタビだった。

 

ネコにとっては媚薬に間違いはなく、人の体を持った今でさえ強烈な陶酔を感じてしまっていた。

 

「ゆりかお姉ちゃんって、呼んでくれたら いいよ?」

「なにが、良いよだよっ…。お姉ちゃんが、そんな子供みたいな、真似、くっ、する訳無いだろ」

「そんな事言ってさ? 顔赤いよ? さっきから はぁはぁ言ってるし? コレが欲しいんでしょ? ねぇねぇマロン、マロン。今どんな感じ? すっごい、エッチな気分になってたりするの?」

 

完全に調子に乗っていた。

 

ネコだった時にでさえ、表情を崩さなかったマロンが、目に見えて動揺している姿に、ゆりかの頬が緩んでいく。

 

これを嗜虐心って呼ぶのかも知れない。

 

赤い顔をして、泣きそうになりながら「ゆりかおねえちゃん」って、焦がれるように呼ばれた日には…。考えただけで、なんかゾクッとする。何かイケナイ遊びに目覚めてしまいそうな予感だってあった。

 

「ゆりかっ! いい加減にしないとっ、ボク…ほんとに、怒るよっ」

「にひひっ。そんな顔で言われても、怖くないよーだっ♪」

 

「ふかーっ」て、威嚇された所で、迫力なんて欠片もない。

イヤよイヤよも好きのうちってさ。自分は抵抗したんだって、とりあえずの言い訳をしているようにしか見えなかった。

 

漂ってくるマタタビの匂いに、もう動くことも辛いんだろう。

 

マロンの視線は、マタタビの入った小箱に突き刺さったまま動かない。

何か物欲しそうに揺れる唇。赤く染まった頬に涙の粒が零れていく。

 

膨らんだ 男の子の部分を隠すようにTシャツの裾をぎゅっと握りしめたまま、私が近づいても、逃げる素振りも見せなかった。

 

「ゆりかお姉ちゃんってさ? 一回でいいから呼んでみてよ? ほら? ね?」

「くっ…ぅぁっ、はぁ、はぁっ…っ。ゆり、か…」

「ん、なになに? まだ、がんばっちゃう? それなら…」

 

またたびを一つ摘んで、ふぅっと、マロンの顔めがけて吹きかける。

 

その時だった。

 

パシッと、小箱を持っていた手が弾かれる。

 

流石の猫パンチか。あまりの速度に反応することすら出来なくって、気づいた時には小箱はひっくり返り、中に入っていたマタタビが、私の体に降り掛かってしまっていた。

 

「ちょっ、あぁ、もう…きゅうに、ダメでしょ。零しちゃったじゃん…」

 

そうまでされても、私はまだマロンと遊んでいるつもりだった。

お互いの体をくすぐり合うような、いつもの悪戯の延長上。

ちょっとだけ、度が過ぎたかなって。今更思わないでもないけれど、それでもマロンが本気で怒るわけ無いって、甘えてる部分は大きかった。

 

「きゃっ…や、まろん? え、なに?」

 

その時になって、ようやく自分がやりすぎていた事に気づく。

 

私を押し倒したマロンの目が完全に座っていた。

呼びかけても返事がない。荒い息を吐きながら「ゆりか…ゆりか」って、私の名前をうわ言みたいに呼んでくる。

 

初めて仲良しした時の戸惑いはそこにはない。

その後も、たくさんたくさん可愛がってくれて。いっぱいいっぱい、気持ち良くしてくれた時の優しさも霞んで見えた。

 

興奮に染まった瞳の中に、小さくなった私が見える。

 

自業自得だ。

 

マロンはたくさん止めてって言ってたのに。私が調子に乗っちゃったから、マロンは我慢出来なくなって。

 

抵抗できなかった。

 

ううん、抵抗しなかった。

 

こんなにまで なっちゃったマロンを放っておくなんて出来ないし。

なによりも、そうしてしまった罪悪感が私の手足を縛り付ける。

なんとかマロンを落ち着かせて、それから ごめんなさいって言わないと。

 

だから…。

 

大丈夫、大丈夫…。

 

初めてじゃない。マロンが求めてくれるなら、私は何だってしてあげられるんだ。

自分に言い聞かせるように、何度も心の中で唱え続けていると、興奮で頬を赤く染めたマロンの顔が近づいてきた。

 

「っ…!」

 

マロンの唇が、私の唇に触れる。

ぎゅっと目をつぶり、体がピクッと跳ねた。

 

されるがまま、求められるまま。

 

私の唇を舐めたマロンの舌先に応えるように、自分から唇をゆっくり開いていく。

頬の隙間を、歯茎の列を。ざらっとした舌の感触が、私の口の中を舐め回す。

くちゅり…くちゅくちゅ。開いた唇の隙間から、マロンの唾液が流れ込んでくる。

それは、溢れた私の唾液と混ざり、混ぜ返されて、口の中で一杯になると。

 

ゴクリ…。

 

息苦しさに耐えかねた私は喉を鳴らし、二人分の唾液を受け入れてしまっていた。

なんか、すごく興奮する。

マロンのアレを受け止めるのに比べたら、唾液を飲み込むことなんて、どうって事無いはずなのに。

 

口の中を舐め回されながら、流れ込んでくるマロンの唾液を、何度も何度も飲み込んだ。その度に心臓のドキドキは強くなり、胸が、頬が、お腹が、熱を持つ。

 

これ、いつまで続くんだろう…。

 

胸がドキドキしすぎて痛いくらい。頭の中は、これからの事で一杯で、他に考える余裕がなくなってくる。

 

少しだけ、怖かった。

 

そうしてしまったのは私なのに、いつもと違うマロンの様子に不安が募る。

 

これから、どんな目に合っちゃうんだろう?

マロン、ちゃんと元に戻ってくれるかな?

 

不安の中にも混ざる、ちょっとした興奮。

 

もっと、激しくされるものだと身構えていた。

初めての時よりも乱暴にされても仕方がないって思ってた。

 

なのに、マロンはずっと私とキスをするばっかりで、ぽぅっと恍惚に染まった瞳は私を見ているようで、何も見ちゃいない。

 

痛いのよりも、怖いのよりも、それが一番イヤだった。

 

どんなに激しくされても、どんなに乱暴にされても我慢できたのに。

私の事を見てもらえないまま、こういう事をされるのは、なんか、すごく…。

 

胸がモヤモヤする。

 

勢いに任せて、振りほどいてしまいたい。

 

マロンと一緒だから、私はエッチなことだって受け入れられたのに。

マロンが見てくれるから、どんな恥ずかしい事だって我慢できたのに。

 

ただ、性欲に流されるまま求められる。

 

だって、こんなの、エッチなんかじゃ、仲良しなんかじゃ全然ない。

どんなにキスをされたって、どんなに恥ずかしい事されちゃったってもだ。

それで、体は気持ちよくなるかも知れない。女の子として触られて、どんなに感じちゃってても、隙間風が入り込んだみたいに、私の心は薄ら寒いものを感じていた。

 

「まろ…ん、んぁ、ちゅっ…ぷはっ、あ、あぁ、また…んんぅぅ…」

 

触れ合った肌と肌。全身で感じるマロンの体温。

彼女のおっぱいが、私のおっぱいと重なって、柔らかい重さに包まれる。

押し付けられたり、押し返したり。形を変えながら、おっぱいを擦り合わせ続けていると、だんだんと乳首の先が痺れてきて、そこから甘い刺激が広がってくる。

 

マロンもそれに気づいちゃったんだ。

 

お互いの乳首を擦り合わせる様に、キスをしながらより強く体を押し付けてくる。上に下に、もぞもぞと、彼女の体が動く度に、私の服とマロンの服が乱れて、捲れて、お腹とお腹、肌と肌とが直接重なり合うと、ピクッと体が跳ねてしまう。

 

その時だった。

 

お腹の下の方に感じる違和感に腰が逃げる。

 

熱くて、固くて、なんか大きく膨らんでいて。

それは、紛れもなくマロンの男の子の部分で。

 

彼女の体が、より重たく感じられた。

私の上でマロンがモゾモゾと動く度、服が捲れ上がり、だんだんと触れ合う面積が増えていく。

 

もう、お腹は丸出しだった。

開けたスカートの隙間からはパンツだって見えてしまってる。

 

なんとか服だけでも戻したい。

 

だけど、私がマロンから離れようとすると、体をぐっと押さえつけられてしまって、身動きの一つも取れなかった。

 

「おねがっ、マロン…。もとに戻って…んっ、ぐすっ…私が、悪かったから。ごめん、ごめんね…っ」

 

泣いちゃダメって思うのに。どうしたって悲しくなる。

マロンと仲良しするのは幸せなことで、ずっと抱き合ってられると思ってたのに。

 

悲しいのに、気持ちがいい。

泣きたいのに、エッチな声が出てしまう。

 

心も、体も、グチャグチャだった。

 

確かに分かるのは体が熱いって事だけ。

マロンと重なり合った肌は熱を持ち、その気持ち良さに体が震えてしまう。

 

気づけば、服はすっかりと捲れ上がっていた。

 

マロンの乳首が、私のおっぱいをくすぐってくる。

ひっくり返ったスカートの下には、大きくなった彼女の男の子が、私のパンツに擦りつけられてるのが見える。

 

ゾクッとした。

 

お腹の内側からゾクゾクと、気持ちいいのが膨らんでくる。

 

「まろんっ、おねが…はなれ、てっ…ゃっ…っ、んんぅぅっ…」

 

ふわり、ふわりと、体が浮き上がるような感覚。

息をのみ、意識が一瞬霞んで、ストンと体から力が抜けていく。

 

いっちゃった…。

 

それを実感すると同時に、お股から滲んだヌルヌルがパンツに染み出し、涙の粒が、ぽろっと頬を零れていく。

 

悲しいのに、気持ちいい。

泣きたくなるほど、気持ちがいい。

 

へんなの…。

 

それなのに、なんで私、幸せって思っちゃてるんだろう?

 

私のおっぱいが、マロンのおっぱいに潰されちゃってる。

大きく膨らんだマロンの男の子が、パンツに染み出した私のヌルヌルを塗り拡げていく。

 

擦りつけられて、パンツの上からでも大事な所を刺激され続けていると、イヤでも体は熱くなってくる。こんな風にしたいわけじゃないのに、頭がふわふわとしてきて、だんだんと何も考えられなくなって…。

 

ちょっとだけ期待しちゃったんだ。

 

「あぁぁぁっ、んぁ、ぁぁぁぁっ、ふぁっ、ゃっ、ひゃっ、あ、ま、た…んっ♥」

 

また、いっちゃった。

 

もう、何度も軽い絶頂を繰り返してるのに、マロンは一行に落ち着いてくれる気配もない。

それどころか、高まる興奮まま無闇に おちんちんを擦りつけているせいで、時折痛そうに顔を歪ませてもいた。

 

「マロン? そんな強くしちゃ…。あ、そっか…私の、せいか。そう、だよね…マロンも、だしちゃいたいよね…。うん、大丈夫…だから、私…が、てつだって…あげる、ね?」

 

マロンの男の子は、もうすでにガチガチだった。

 

マタタビなんかで無理矢理 興奮させてしまったせいなんだろう。

 

それは、あまり多くはない経験の中ででも、とっくに射精してたって良いくらいで、なのに、ずっとビクビクと震えたまま、マロンは苦しそうな声を上げるばっかりだ。

 

「マロン…。うん、大丈夫だよ? わたし…逃げたり、しないから…ちょっとだけ、ちょっとだけ、ね?」

 

私が体を動かそうとすると、マロンに強く押さえつけられる。

そんな彼女をなだめるように、頭を撫で、キスを返すと、私の唇に夢中になる彼女の隙をついて、少し体勢を整えた。

 

下腹部に手を伸ばす。

 

腰を引き、作った隙間の中に指を差し込むと、指先をマロンの おちんちんに触れさせた。

 

「んあっ…」

 

ビクッと体を震わせ、気持ちよさそうに声を上げるマロン。

これがただ、二人で仲良ししてるだけなら、私もすっごくドキドキしたんだろうけどな。

 

今はただ、罪悪感と使命感の方が大きい。

 

何度軽い絶頂を迎えていたって、満足するには程遠い。

心に入り込んだ隙間風が冷たさを増し、一人で気持ちよくなったって、ただただ悲しくなるだけだ。

 

「いま、楽にしてあげるから…ね? まろん…」

 

足を開くと、太ももに乗っていたマロンの体が下にズレる。

もう、パンツを脱いでる余裕もなかった。空いた手で濡れたパンツをずらし、私の女の子の部分に、マロンの男の子を寄せていく。

 

先端に割れ目を舐められ「んっ…」と、小さく声が出てしまう。

彼女の腰に手を回し、軽く押してあげると、そのままヌルっと中に入り込んでくる。

 

「そう、そうだよ? そのまま、はっ、んぁ、挿って、きて? 私の中、マロン、好きだもんね?」

 

少しずつ、ゆっくりと、震えるおちんちんが、私の中に沈み込む。

私のお股と、マロンのお股が重なって、お腹の奥が、とんっと、おちんちんの先に押し上げられた。

 

ゾクッとする。

 

彼女のモノを受け入れた喜びか、無意識にも下腹部に抱えた熱が大きくなる。

 

腰が沈み込む程に、マロンは震えた声を上げていた。

今にも泣き出してしまいそうに、腰を小刻みに震わせながらも、射精出来ないもどかしさに喘いでるようだった。

 

「あっ、かっ…はっ、はっ、んぁぁぁっ…あっ」

 

もう苦しそうで見てられない。

早く射精させて上げないと、私よりも先に、マロンの方が壊れてしまいそうで、それが怖い。

 

「いま、出させて…あげるから、ね? まろん…がんばって、大丈夫だから、わたしが、付いてるから」

 

彼女を落ち着かせるように声を掛けながら、私は自分から腰を動かしていった。

 

多分、興奮のしすぎて、体が緊張してるせいなんだろう。

抱きしめるマロンの体に、いつも以上の強張りを感じた私は、それを解すように、ゆっくりとした動きから始めていった。

 

頭を撫でながらキスをして、指先で優しく背筋を辿っていく。

大丈夫、大丈夫。繰り返し声を掛け続け、波間に揺られるようにゆったりと、初めての時、マロンが私にしてくれたように腰を動かした。

 

それでも、時折興奮を強めたマロンは、無理矢理に体を動かそうとして、おちんちんを跳ね上げさせる。

 

分かってはいても、私にだって余裕があった訳じゃない。

ズルリと、太い おちんちんに中を擦られ、とんっと強く、お腹の奥を刺激されると、どうしたって我慢が効かなかった。

 

きゅぅっと、お腹の奥に力が入り、おちんちんを締め付けてしまう。

腰が震えて、体が浮き上がると、また、一人で気持ちよくなって、軽い絶頂の波に流される。

 

「あっ、やっ…ま、てっ。まろん、おちついて…つよいのは、だめ…だから」

 

絶頂を抑えるのに必死だった。

荒い呼吸を繰り返し、乱暴な深呼吸を重ねて、興奮を押さえつける。

 

ビクビクと、ビクビクと…。

 

その間にも、私にきゅぅっと締め付けられたおちんちんは中で震え、涙と涎まで流したマロンが、必死になって私に体を擦り寄せてくるのが堪らなかった。

 

心がザワザワする…。

 

私と一緒に気持ち良くなりたい訳じゃないんだ。

マタタビのせいで無理矢理興奮させられて、自分を見失ってしまっている。

まるで、サカリのついたネコみたいな。そんなマロンを見ているのが辛い。

 

はやくマロンを楽にしてあげたくって、私は彼女の体を強く抱きしめた。

 

「大丈夫、大丈夫だよ、マロン? 私は、何処にもいかないからね? 逃げたりなんかしないよ? ちゃんと、二人で気持ちよくなれるから、ちゃんとマロンのこと気持ちよくさせたげるから…だから、だから…」

 

泣いちゃダメ、泣いちゃダメ。

 

ごめんって言うのも後で良い。

 

今は、マロンを、マロンのことだけを考えて。

 

軽い絶頂の後。力の抜けていく体を無理矢理に動かして、何とかマロンの動きに合わせていく。

 

彼女の好きにさせちゃダメだ。

私が主導権を握ってあげないと、いつまでたってもマロンが射精できない。

 

ゆっくり、ゆっくり、私の中で優しく おちんちんを包み込みながら、でも、慌てる彼女の動きからは、腰を逃して快感の手綱を握る。

その内に、ゆっくりとでも、マロンの動きが落ち着いてきていた。

やたらめったらに動かすよりも、私に任せて、私に合わせて動かしたほうが、気持ちよくなれることに気づいてくれたのかも知れない。

 

ちょっとした達成感だ。

 

「はぁ…」と、マロンの熱い溜息が私の頬に降りかかる。

少し気の抜けた、でも、気持ちよさそうな そんな溜息に、私はようやくと胸を撫で下ろしていた。

 

くちゅり…くちゅり…。

 

気持ち良さと一緒に、肌を伝ってくる水音に耳を澄ます。

 

チリリン、チリンっ…。

 

二人で体を寄せ合っていると、胸元で転がる鈴の音に胸が熱くなった。

 

「はぁっ、あっ、いい、よ? 後は…ね? マロンのすきに、して、大丈夫、だよ?」

 

私の方も、もう限界だった。

 

すっかりと気が抜けてしまい、マロンを抱きしめていた手がベットに落ちる。

入れ替わりにマロンに抱き返されると、とんっと、優しい刺激がお腹の奥を打つ。

 

とんっ、とんっ、とんっ、とんっ…。

 

繰り返し、繰り返し…。

 

一定のリズムを刻むように、マロンの おちんちんが私の中を突いてくる。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、んあっ…。うん、そう…上手だよ、まろん、そのまま、ね? あわてない、でっ。んっ、ふぅ…やぁ、んっ♥」

 

繰り返し、繰り返し…。

 

そのリズムに合わせ、零していた吐息に熱が混ざる。

 

全身で感じるマロンの重み。

マロンとベットに挟まれ身動きが取れなくなる。

おっぱいとおっぱいが、潰れて、擦れて、乳首から感じる甘い痺れが胸を焦がされた。

 

好き、好き、大好き…。

 

それと、ごめんなさい。

 

いつもなら、ただ好きって思うだけだったのに。

その中に、たった一つの罪悪感が混ざり込むだけで、こんなに胸が苦しくなる。

 

もっと奥に、もっと深くに、もっともっとマロンに感じて欲しい。

自分から足を開いて腰を落とすと、マロンのがもっと私に近くなる。

 

「もっとっ、まろんもっとっ! 私にダメってして、私で、気持ちよくなってよっ、じゃないと、じゃないとっ、わた、あっ、あぁぁっ…! んっ、まろんにごめんって、いえなっ、やっ、んはっ…あっ」

 

ぐっと、勢い余ったマロンのおちんちんに、お腹の奥を押し上げられた。

ジクジクとした重たい快感が、お腹の奥で大きく膨らみ、絶頂の予感が強くなる。

 

鈴の音が聞こえた気がした。

気のせいかな? それでも「ゆりか」って、マロンが呼んでくれるのを想像しただけで胸が温かい。

 

ビクビクと、私の中で大きく膨らむ おちんちん。

それはドクンっと、一際大きく波打った。

 

一体、どれくらい溜め込んでたんだろう。

出したくて、でも出せなくって、壊れちゃいそうになるくらいに溜め込んでたマロンの精液。

 

私が軽い絶頂を重ねたくらいに、マロンも一杯出したかったんだとしたら。

 

ゾクッとした。

 

だってそれは、絶対一度じゃ終わらないって気づいちゃったから。

 

最初は、ただ熱いって思った。

 

私が抱えていた快感の熱に、マロンの精液の熱が重なって、ただ熱かった。

お腹に抱えていた快感の熱が大きくなって、ドクンっと強く波打つと同時に膨れ上がる。

 

ドクンっ、ドクンっ、ドクンっ、ドクンっ…。

 

何度も、強く、大きく膨れ上がった快感は、お腹の奥から全身に流れてこんでくる。

頭がふわふわしちゃって、体がビクビクして何も考えられない。

「まろん、まろん」って、名前を呼んで、彼女に縋りつくのが精一杯。

 

絶頂が止まらない。

 

もう無理、止めてって思っても、射精は終わらない。

溜め込んでいた精液の全部を吐き出すみたいに、おちんちんは射精を続け、繰り返し、繰り返し、マロンの精液を受け止める度、私は絶頂させられてしまう。

 

ドクンっ、ドクンっ、ドクンっ、ドクンっ…。

 

「ひぅっ、や、まって、まろんっ、今は、やだ、うごいちゃ、だめ、だめ、んんぅぅぅっ!!」

 

ゾクゾクとした。

 

快感の波が収まらない。

 

射精を繰り返しながら、おちんちんが私の中で動き回ってる。

とんっ、とんっ、とんって、脈打つのに合わせて、私の深い所に精液の熱が打ち付けられてくるみたい。

 

離さないように、逃さないように、マロンに強く抱きしめられた。

マロンのおっぱいに、私のおっぱいが押しつぶされると、ドキドキとした強い鼓動が直に伝わってくる。

 

おっぱいを、お腹を、お股を、男の子のソレを、マロンの全部を全身で感じていた。

 

おっぱいを潰されて、乳首が擦れあって、お腹で感じる重たい快感とは違い、甘く痺れるようなくすぐったさに心が揺れる。

ただひたすらに腰を動かし、声を上げて、涙を流すマロンが愛おしい。

 

やっと、やっと、楽にさせて上げられた。

ちゃんと、わたし、上手に出来たって、いっそ誇らしくもあった。

 

「んはっ…♥ あ、まろ、んっ」

 

ドクンっ…!

 

最後に、強く、マロンのがお腹の奥を押し上げてくる。

ドロッとした熱感が中に広がり、その快感にぐっと胸が詰まる。

 

ようやく、マロンの体から力が抜けると、私もそこで限界だった。

 

彼女にしがみついていた手が滑り落ちる。

きゅぅっと、おちんちんを締め付けていたお腹からも力が抜けると、奥の方からムズムズとしたものが伝ってくるのに気づく。

 

それは、だらだらと、流れ出て、溢れ出し、とうとう入り切らなくなったのか、繋がった私達の隙間から、白く泡立つみたいに零れだしていた。

 

ぼぅっと、ぼぅっとしている。

 

お股から溢れるマロンの精液を拭う気だって起きやしない。

 

「ごめん、ね…マロン?」

「え、あ…ゆりか、ボク…なんで…あっ」

 

私の声がようやく耳に届いたのか、はっとマロンが顔を上げてくれた。

私を押し倒しているのに気づき、ドロドロになっているお股に視線が動くと、その瞳に涙が浮かび上がる。

 

「ううん。良いんだよ…良いの、よかった…元に、戻って…」

 

マロンの瞳に私が映る、それだけでもう満足だった。

 

「マロンは悪くないからね? だから、だから…」

 

その先は言葉にならず、疲れ果てた私の意識は、その何処かで途切れてしまっていた。

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