「あの、さ? でも、ゆりか…その、からだは大丈夫なの?」
勢いで ゆりかを押し倒してしまったまでは良いが、そこから先の手が止まってしまう。あんなにムチャクチャやってしまった手前、これ以上の ゆりかに負担を掛けるのは流石に抵抗があった。
その顔を見たいような、見たくないような。
多分、ボクが無理矢理にでも手を進めれば、ゆりかは拒まないんだろうけど。
それが同情からなのか、愛情からくるものなのか。ただ、自分の願望を重ねてるだけなんじゃないかって、イマイチ自信が持てなかった。
「えっと…まあ、ね? まだ、ちょっと、お股ヒリヒリするけど…」
「あ、うん。そうだよね…じゃあ、やっぱり今日はさ? うん…」
ごめんって言うのを何とか飲み込んだ。
いま謝った所で、ゆりかは「いいよ」てしか言わないだろうし。なんだか、それを期待しているみたいで気が引ける。
ゆりか を掴んでいた手から力を抜いて、ボクが体を離そうとした時だった。
「まって、マロン?」
「?」
離れていく手を掴まえられて、指が絡み合う。
甘える様に見上げてくる視線。その頬は赤く染まっていて「はぁ」と零れた溜息はイヤに艶っぽい。
「でも、さ? 私から他の子の匂いしてるの…イヤ、だよね?」
「そうだけど。そんなの、お風呂にでも何でも入ればさ…」
「そしたら、マロンの匂いも消えちゃうじゃん…」
なんだろう?
さっきもそうだったけど。時々、わざとやってるんじゃないかって思う時がある。
わからない。恋人にそんな事言われて、平常心を保ってられる奴がどれだけいるんだか。
「もしかして、ゆりかってさ? イジメられるのが好きなタイプなの?」
「へ? なんでそうなるの?」
「いや、だって…」
「きゃっ…!?」
尻尾を引かれる どころの話じゃない。
なんとか ゆりか から引っ剥がそうとしていたボクの体は、磁石のように吸い寄せられると、その体に手を掛けていた。
「また、ムチャクチャされるって考えなかった? スケベ猫って言ったの ゆりかだよね? そんな事言われたらこうなるじゃん?」
「マロン…怒って、る?」
「ゆりかの答え次第…かな?」
少し意地悪をした。
もちろん怒ってなんか無いんだけど。あんまりに ゆりかが可愛いことばっかり言うものだからか、ボクだって、いつまで我慢していられるかは分からない。
いま、ゆりかは何を考えているんだろう?
何か言いかけて口を閉ざす。ボクから視線を逸らした先で、また顔を盗み見る。
慌てているのは確かだ。誘うつもりで言われてるのかと思えば そうでもなさそうで、言った本人の胸の鼓動からは、相当に焦っているのが伝わってくる。
「答えない? それとも、答えないのが答えなのかな?」
「あ、えと…まろん? 答えっていうか…さ? なんていうか、ね?」
「ちゃんと言わないと分からないでしょ? そういったのは ゆりかじゃん?」
「うっ…そう、だけど…ぁっ」
またがった ゆりかのお腹の上に、おちんちんを押し付けた。
ゆっくり、ゆっくりと。擦り付ける度、淡い快感が強くなると、萎えてきていたモノが再び脈を打ち始める。
「ボクの匂い消えちゃうのがイヤなの? 他の子の匂いさせてるのがイヤなの?」
「そっちは私じゃなくって、マロンが…」
「ボクのせい? またボクが悪いんだ?」
「マロンのせいとかじゃなくって…。だって、だって…」
わなわな と、ゆりかの唇が震えだす。
羞恥心に頬が染まり、感極まったのか目尻には大粒の涙が集まりだしていた。
「私…まだ、たくさん好きってしてもらってないもん。マロン、一人で気持ちよくなっちゃうし…。いや、いいけど、いいんだけどさ…なんか、なんか、やだっていうか…ね?」
「ぷふっ…♪ なにそれ? ちゃんとボクに可愛がって欲しかったって事? 一番大好きだって、そんなに仲良ししたかったんだ?」
「なっ、あっ…。笑わないでよっ! 恥ずかしいの我慢して言ったのにっ」
堪らず吹き出してしまった。
赤ら顔でボクの事を叩いてくる姿でさえ愛おしい。
「いじわるっ。マロンのいじわるっ! そんな子だなんて知らなかったよっ」
「あはっ。ごめん、ごめんてば…。ほら、捕まえた」
「あっ…んっ…。マロンのバカ…」
振り上げられる拳の一つを手にとって、ベットの上に押し付けると、悔しそうに歯噛みした ゆりかは、ボクから顔を背けてしまった。
その横顔に唇を落とし、ペロッと頬を舐め上げる。
「ホントに ごめん。台無しに、しちゃったよね…」
「マロン…? ぁっ、んっ!」
試しに、ゆりかの股間に尻尾を忍ばせると、彼女の体はビクッと強く震え上がる。それは多分、一番最初にした時とよく似た反応だった。
感じないでもないけれど、やっぱりまだ、痛みの方が勝るといった具合の震え方。
最初の時は仕方がない。
お互いに気遣ってる余裕も少なかったし、どうしても越えなきゃいけない一線でもあった。
けど、これは違う。
こんなのは、ボクが乱暴にした結果であって、ゆりかに無理をさせただけ。
このまま、もう一度なんてした日には、彼女は ただただ痛いだけだろう。
「あんまり無理しないでよ。そりゃ、ボクだってちゃんとしたいってのはあるけどさ? ゆりかに無理させてまでってのは、ちょっと…」
「さっきはあんなにしたくせに…」
「いや、それは…それじゃんか…」
「分かるけど」
納得はいかないって顔だ。
何を意地になっているのか分からないけれど、一つだけ、心当たりがないでもない。
「もしかしてさ? ボクが母親にとられるって思ってない?」
「…っ」
図星だ。
明らかに顔色が代わり、ゆりかの体に少し力が入る。
「マロンだって…。私が他の子にとられるって思ったでしょ? 一緒だよ…」
「一緒じゃないでしょ? 母親にヤキモチなんてやく?」
「だってマロン、楽しそうだったし…。いいよね、お母さんに あちこち連れってって貰ってさ」
「連れ回されたんだよ。ゆりかだって知ってるだろ? あんなの、ついていくのが大変だって」
「つーん」
だけど、一度意地になった ボクのお姫様は強情だった。
わざわざ口にしてまで不満を零すと、そっぽを向かれてしまう。
まあ、でも。楽しくなかったと言えば嘘なんだけど。
そのせいか、へそを曲げたゆりかに、あんまり強く出れない自分もいる。
「それになに? あんな おめかししてさ? 私がお着替えさせようとしたら、イヤがるくせに」
そっぽを向いただけでは飽き足らず、それでも不平不満をグチり続けるゆりかを放って、ボクはさっさと服を脱いでしまった。
ズボンはとっくに脱ぎ捨てていたし、帽子もどっかに転がり落ちている。
チリリンっと、いつもより大げさに鈴の音が転がしながら、残っていた上着をぽいってすると、ボクの体を隠すものは首輪に付いた鈴くらいのものだった。
「な、えっ…な、は? なんで、急に…まろん、はだか? へ?」
慌ててる、慌ててる。
だけど、ゆりかに考えている隙間なんて与えてやらないんだ。
「ゆりかも脱いで。服なんて邪魔でしょ? ばんざーいって、ほら?」
「ちょっ、まっ、服っ、ふくっ。引っ張らないでって、ばんざいって、もう、マロン、まろんってばっ…!?」
抵抗するゆりかの声に、知らぬ存ぜぬを貫き通す。
このまま彼女のグチに付き合ってたら、日が沈むどころか、夜が明けそうだ。
あんまり時間を掛けていると、心配した母親に、様子を見に来られても困る。
生まれたままの姿とはいかないか。
彼女の白い肌の上には、薄いピンク色をした下着だけが残る。
可愛いな、とは思う。ゆりか なりに背伸びをしたんだろう。中途半端に大人びたデザインのそれが、逆に幼さを強調させていることに、きっと本人は気づいていないはずだ。
それでも、隠されていれば見たくなる。
下着そのものに興味なんかない。
ただ、そこに、ゆりかの膨らみがあるってわかるのが良い。
例えるならそう、プレゼントを包む飾りみたいなものだ。
どうせすぐに脱がしちゃうのになって思うけど。それなら、無くても構わないっても思うけど。その、薄い布地をまくり上げるその瞬間。ボクの胸の鼓動は、いつになく高鳴っていた。
ふるっと、胸が揺れた。
横になれば、曖昧になる程度の膨らみでも、確かな柔らかさが波を打つ。
「やだっ、マロン? ほんとに、なにやって…もうっ、みないでってっ!?」
淡々と服を剥ぎ取られ、慌てたゆりかが体を隠そうとはするけれど。
ボクはただ、恥ずかしがる彼女を見下ろして名前を呼び続ける。
「ゆりか」
「でもっ」
「ゆりか」
「だってっ…」
「ゆりか」
「あぅ…」
名前を呼ぶ度、ピクリ、ピクリと、肩が震える。
胸の膨らみを隠す様に組まれていた手から力が抜けて、ついには解けた両手がベットに落ちた。
「うん、可愛い」
「可愛いって…そんなの。何がしたいの、マロンは…? 急に服脱ぐし、脱がしてくるし」
「何って言うか。いまさら、ゆりかが恥ずかしがってる方が不思議なんだけど? お風呂だって一緒に入った仲じゃんか?」
「そうだけど。そこに慣れちゃったら、なんか、ダメだと思う、よ?」
「まあ、そうだね。恥ずかしがってる ゆりかを見るのは、ちょっと楽しいし」
「むぅ…マロンの意地悪」
「そうだよ? スケベ猫だからね」
「開き直っちゃって…」
ふんっと、小さく鼻を鳴らしながらも、ゆりかはそれ以上抵抗しなかった。
別に、してくれても良かったんだけどな。意地悪だっていうのは間違いでもない。
それがネコの本能なのか、獲物を捕まえる興奮はボクの中にも確かにある。
あんまり乱暴にならないようなら、それはそれでも良かったんだ。
ふわり。
弾むような柔らかさに指先が震えた。
「あっ」と、ゆりかが漏らす小さな吐息にさえミミが溶けそうだ。
柔らかな2つの膨らみに手を添えて、下から上へと掬い上げる様な刺激を繰り返す。くすぐったいのか、気持ちがいいのか。ただ、恥ずかしいのはそうだろう。
胸に触れる度、もどかしそうに体を揺らす ゆりか姿に、ボクの興奮も煽られていく。
「おっぱい、気持ちいいの?」
「わかんないよ…そんなの。なんか、へんな気分にはなるけど」
「変な気分ってさ? エッチな気分って事? 心臓、すっごいドキドキしてる」
「しらないっ。マロンだって、おっぱいなんか触ってて楽しいの?」
「うん、楽しいよ?」
しれっと、顔色も変えずに答えてやった。
「なっ…」と閉口して「むぅ…」と頬を膨らませる。ボクの予想通り、そんな仕草を見せてくれる ゆりかも愛らしかった。
「後は、ゆりかが気持ちよくなってくれれば、ボクとしては満足なんだけど?」
「おっぱいなんかで、気持ちよくなんか…」
「この間は気持ちよさそうだったじゃんか?」
「それは…お股も、いっしょに触るから…」
「ふーん。じゃあ今日は、そんな言い訳もできないね?」
「え、あっ…んあっ♥」
その瞬間、ゆりかの声が上ずった。
淡い膨らみの上に咲く可愛らしい乳首。
それを、指の腹で撫でた途端に、さっきまで曖昧だった彼女の反応は、明確な色を見せ始めた。
くるくる、くるくる…。
指の腹で乳首を転がしているだけで、ゆりかは刺激から逃げるように背中をぐずらせる。もじもじと、まるでシーツの上に体を擦り付けるような反応は、むしろ、無意識に快感を求めているようでもあった。
つぅ…っと、その横腹を指の先で撫でてやる。
ぴくっと、ゆりかは体を震わせた後、大きなため息が口から漏れていった。
「気持ちよかった?」
それは本当に否定だったのか。首を横に振った ゆりかは、固く口を結んだまま答えようとはしなかった。
多分、ボクが意地悪してるって思ってるんだろうな。
まあ、してるんだけどさ。
けど、ボクの努力も認めて欲しいもんだ。
さっきから、ゆりかの体を使いちゃいたいのを必死に我慢しているのに、あんまりにも感じてくれないと つまらない。
「そっか…」
これみよがしに、落ち込んだような息を漏らす。
すると、ゆりかは慌てた様に顔をあげるけど。続くボクの言葉に、悔しそうに頬を染めていった。
「じゃあ、ゆりかが気持ちよくなるまで続けるね?」
人差し指に中指を添えて肌を撫でる。手を広げ、薬指と小指を伸ばしていく。
柔らかい ゆりかのお腹の上。なんの引っ掛かりもない、すべすべとした綺麗な肌。
おっぱいとも違う柔らかさに、手の平が吸い付いたみたいに離れがたい。
あっちが ふわふわ なら、こっちは もちもち か。
撫でているつもりが、指先を離すのでさえ惜しくなると、横腹から、下腹部へ、くすぐるように肌の上を撫でてやった。
「んっ…あっ、ゃっ…そこ…」
近づいてくる感触に気づいたんだろう。
太ももを寄せた ゆりかは、まだヒリつく痛みに体を震わせる。
流石に触る訳にもいかないか。
ただ、からかうくらいは良いだろう。
ギリギリまで近づけた指を何処にも触れさせずに遠ざけると、もどかしそうに吐息を漏らした ゆりかが、熱っぽい瞳でボクの事を見上げてくる。
少しだけ、期待されてたのかも知れないな。
残念なのはボクも一緒。だけど今は、女の子の部分意外で感じて貰える様にボクが頑張るしかない。
微笑みを返し、頬を撫で。重ねた唇を、下へ、下へと寄せていく。
頬に吸い付き、舐めた首筋に あむっと歯を立てると、甘えるような吐息が聞こえてくる。
だんだんと、だんだんと。頬から、胸元まで、首筋を辿りながら近づいてくるボクの唇に、ゆりかも気がついたんだろう。
「あ、まろん…ま、そこ…いま、んんぅっ♥」
ちろっと、すっかり固くなった乳首の先を舐めた途端に、ゆりかは喉を鳴らしていた。その声は一段と高くなり、繰り返すほどに艶が増していく。
「んあっ、やっ…まろ、そんな、なめ、ちゃっ、ああっ、だ、め。あ、あふっ…んんぅぅ…」
吸い付いた胸元から彼女の様子を見上げると、ちょうどボクを見下ろす視線と目があった。すでに顔は真っ赤で、息も絶え絶えと言った様子で首を振られる。
やめて欲しいのかな?
そう、思わないでもない。
けどボクは、ゆりかにも気持ちよくなって欲しかったし、とてもじゃないけど、イヤがっている様な反応にも見えなかった。
「ね、ゆりか? 気持ちいい?」
一応の確認に訪ねては見るけれど。彼女は頬を染めたまま、ゆるく首を振るだけだった。照れてるんだろう。恥ずかしいんだろう。それは分かるし、分かった上で気づかない振りをしながら、ゆりかへの愛撫を重ねていく。
「じゃあ、ボク、もっと頑張るね?」
まるで、甘える妹の様な声音を作って見せると、ゆりかは悔しそうに唇を引き結んでしまった。さっさと気持ちいいって、楽になってしまえばいいのにな。
何をそんなに恥ずかしがっているのか分からないけれど、此処までくると、ボクにだって意地はあった。
気持ち良いって言わせたい。
愛情と嗜虐心とが入り交ざった複雑な恋心が、ボクの背中を押してくれていた。
左手で ゆりかのお腹を撫でながら、右手で胸の膨らみを愛撫する。
ふわり、ふわりと、優しく胸を揉みながら、素直に自己主張をする乳首を人差し指で責めてやると、ゆりかは体をむずがらせた。
くすぐったい と 気持ちが良い。
綯い交ぜになった感覚は、次第にゆりかの肌を染めていくと、羞恥心を快感が上回っていく。引き結んでいた唇は綻び始め、熱い吐息が漏れ出すと、ぴく、ぴくっと、体の震えが強くなる。
そんな彼女の太ももに、ボクは尻尾を巻き付けていった。
さわり、さわり、さわさわと…。
柔らかい毛先で太ももの内側を刺激しながら、その先端を、少しずつ 太ももの付け根へと近づけていく。
想像しないわけがない。
一度はこいつが 彼女の中に挿った事もある。
ぐっと、ゆりかに体に緊張がはしった。
それは、続く痛みを予感させる向きもあったけど「はぁっ、はぁっ…」と、粗くなる吐息は、何処か期待する面も強い。
そんな彼女の期待を裏切って、ボクは刺激を求めるように上向く乳首に、軽く歯を立ててやった。
「あひっ、あ、や、まろ…んっ♥」
息を飲み、体を震わせて、だけど、甘酸っぱい声を漏らす ゆりか。
その反応が堪らなかった。その声をもっと聞きたくって、ボクは彼女の乳首を念入りに舐め上げていく。
まるで、好きな子に毛繕いでもするように。
ぺろり、ぺろりと…。
乳輪の縁をなぞるように舌を這わせ、乳首の根本から先端へと舌先を伸ばす。
ゾクゾクと、ゆりかの震えが方が変わってくる。くすぐったさから逃げるような仕草はなくなり、甘い痺れに力が抜けていく様だった。
いま、ゆりかはどんな気持ちなんだろう?
ドキドキと、伝わってくる鼓動が快感の音を強くする。
股間へと近づけた尻尾の先は愛液を含み、毛先が重たくなってくる。
「ぁぁっ…。ぅ、ゃ、はぁ、はぁっ、んぁぁっ、まろん、まろん…」
もう、ほとんど うわ言だ。
甘い声を垂れ流し、細い喉が震え続けている。
「ねぇ? ゆりか、気持ち良い? ボク、ちゃんと ゆりかの事 気持ちよく出来てるかな?」
答えなんて聞かなくても分かってる。
物欲しそうな彼女の視線が、全てを物語っていた。
だからこれは、ボクの意地悪だ。
ゆりかが頷いて、そうだと言ってくれる瞬間を前に胸が高鳴る。
「…うん」
「うん、じゃ分からないよ?」
頬を染め、悔しそうに歯噛みはするけれど、散々 愛撫をされ続けた今のゆりかには、ボクに抵抗して見せるほどの気力は残っていなかった。
「だから…気持ちいいよ? マロンが、触ってくれて…」
「何処を?」
「おっぱい…とか?」
「そっか、おっぱいで気持ちよくなっちゃったんだ? ゆりかはエッチだね?」
「ぁぁっ…ぅ。そんなの、マロンが…エッチな触り方するから」
「へぇ…ボクのせいにするんだ?」
その時ボクは、随分と意地の悪い顔をしていたんだろう。
何かを察した ゆりかが、んっと息を飲んでいた。
そんな彼女の期待通りに尻尾を動かし、お腹を撫でて、おっぱい以外の全部を愛撫してやると、体を震わせたゆりかの口から甘い声が聞こえてくる。
「でも、ゆりか。太ももとか、お腹撫でられても気持ちよくなってない?」
「それ、は…。もうっ、マロンのばかっ…!」
そこが、ゆりかの限界だった。
堪えきれずに振るわれた拳がボクの太ももを叩く。
でも、それだけだ。
そこに、ロクな力なんか入っちゃいなかった。
「意地悪っ、いじわるっ。今日のマロンはいじわるだよっ! きもちいいっ、きもちいいのっ!! マロンが触ってくれるとこ、全部気持ちいいからっ! これでいい? 満足でしょっ? だから…もう、意地悪しないでっ、体、辛いの。全部、ずっと、気持ちよくって…わたし、わたし…」
ポカポカと、ボクの太ももを叩き続ける彼女は、まるでダダをこねる幼子みたいだった。
「そうだね、ボクも…そろそろ良いかな?」
「え、あ…マロン?」
受け止めた ゆりかの拳を開き、指を絡ませた後。ボクは少しだけ体を上へと持ち上げた。
お腹の上から、胸元へ。
ちょうど、勃起した おちんちんが、彼女の胸の間に収まるような位置へと、体勢を移し替える。
もちろん。埋まるほどの大きさなんかない。
谷間と言えるほどのモノはなく、野ざらしと変わらないサイズ感ではある。
けれど、寄せて、上げて、手の平で掬い取ってみれば、おちんちんの下半分が挟める程度にはなった。
正直、何とも言えない感覚だ。
確かに、ゆりかの胸の感触は気持ちがいい。
続く愛撫に汗の滲んだ肌は、しっとりとボクのモノに吸い付き、少し動かしただけで堪らない快感を運んでくれた。
ぬるり、ぬるりと…。
おちんちんを動かす度、流れた先走りがボクと、彼女の間の滑りを良くしていく。
気持ち良い事には気持ち良い。
だけどそれは、おちんちんの下半分だけで、放ったらかしにされた上半分からは、どうにも もどかしさが拭えない。
「う、あ…なに、してる、の?」
「なんだろうね? なんかさ、こうしたら、どうかなって…。ボクの匂い、ゆりかに一杯ついちゃうなって思っちゃって」
けれどだ。
気持ちいいだけなら、中に挿れたほうが断然に気持ちがいいんだけど。
一つだけ、普通にえっちするのとは違う興奮がそこにはあった。
ボクのに、ゆりかの視線が注がれている。
自分の谷間に擦りつけられる おちんちんを、これまでのどんな時よりも顔を赤くして見つめられている。
なんていうかさ。
それが堪らないんだ。
ゆりかの体を使ってるって、自分の物にしてるって感覚が凄く強い。
「でもさ? これだけじゃ…ゆりかもイケないよね? だから、こういうのどうかなって? ゆりか、なんか前に反応よかったし…」
太ももに絡みつかせていた尻尾を解く。
なんなら、そのまま中に挿れてしまいたくはあったけど、そんな欲望をぐっと飲み込んで、愛液で濡れた毛先を ゆりかのおヘソの穴へと差し込んだ。
「んっ、ぃひっ…あ、や、め。マロン、そこ…おへそ、なんか…ぁっ♥」
思った以上の反応だ。
ゾクッと体を震わせて、ふわっと力が抜けていく。
尻尾の先でおヘソの穴をくすぐってやっただけなのに、今の刺激で軽い絶頂を迎えたような反応だった。
「ゆりかさぁ…おヘソでも気持ちいいんだ? ボクはちょっとキミの将来が心配だよ」
「いいよ…心配なんかしなくって…」
「どうして?」
「だって…。私に意地悪するの、マロンくらいでしょ?」
それは、そうだろうし。そうでなきゃ、ボクの気がすまないのは確かだ。
「ボクに…意地悪されたいんだ?」
「ちがう…。マロンなら良いよって、話なだけ」
「ふーん」
冷静を装った振りをして、ボクの理性は完全に飛んでいた。
このタイミングで 彼女が泣き出したって、止めるなんて無理だったろう。
ゆりかのおっぱいを寄せ上げながら、作った谷間に おちんちんを擦り付ける。
ゾクゾクとした。全身の毛が逆立つような快感に、尻尾の動きが粗くなっていく。
ぐちゅり、ぐちゅり…。
毛先に含んでいた愛液を塗り拡げられながら、尻尾の先で おヘソの穴を掘り返すように刺激されたゆりかは、強く体を震わせて声を上げた。
「だ、め…まろんっ、おなか、おへそ、ふるえて…んあっ、はぁっ、やっ、これ、なんで、こんな…わた、ひゃっ…んっ♥」
快感だった。
おヘソの穴をくすぐられると、直接お腹の奥を刺激されているみたい。
お股から挿ってくるのとはまた違うけれど、おヘソの一つ向こう側で、私の大事な所が震えちゃってるのが分かる。
いつもみたいに突き上げられるんじゃない。
上から押し込まれるようなその刺激に、おヘソの薄い皮一枚をほじくり返される。
ぐりぐりと、ほじられて。
くるくると、掘り返されて。
狭い おヘソの穴の中、浅い穴の奥の方。それ以上は挿らないのに、ぐり、ぐりって、無理矢理に押し込まれてお腹が凹む。
そんな刺激が直接お腹の中にも響くと、散々に愛撫を繰り返されていた 私の体は強い快感を抱え込んでいく。
おヘソの穴に、マロンの尻尾が押し込まれる度、鋭い刺激を感じて腰が跳ねた。
それは、お腹の奥で抱えていた快感をもっと膨らませると、何度も、何度も、軽い絶頂へと導かれてしまう。
「あぁぁっ、はぁ…んぁ、はっ、まろん、しっぽ、だめって、そんな強く、いじっちゃ、わた、ひゃっ…♥」
目の前がチカチカした。
私の大事な所が甘く痺れて、快感で震え上がってて、頭がおかしくなりそうになる。
そんな私の目の前に、マロンのおちんちんが、ずぅっと、押し出されてきた。
無理矢理おっぱいを引き寄せられて、強引に作った谷間の上に おちんちんが擦りつけられている。
ずぅって、ずぅぅぅってさ。
熱くって、ビクビクってしてて、表面は柔らかいのに、その芯はしっかり固い。
なんか、すっごいドキドキした。私のおっぱいに マロンのおちんちんが擦りつけられてる。私のおっぱいを おちんちんに使われちゃってる。
こんな、近くで始めてみたな。
丸っこい先端には、割れ目がちょっと入っていて、おちんちんが私に近づいてくる度に、その割れ目から透明な汁が流れてくる。
ドロドロと、流れて、零れて、広がって。私の谷間をベトベトに汚していくと、マロンの おちんちんの動きが熱を増してきた。
すんっと、鼻が鳴る。
それは、すっかりと嗅ぎ慣れてしまったマロンの匂いだ。
ああ、ココから出てくるんだなって、なんとなく思っていた。
あの先っぽの、割れ目の向こうから精液、出てくるんだ。
白くって、熱くて、重たくって、何度も私の中を満たしてくれた感触を思い返しただけで、ゾクッと体が震えてしまう。
「ゆりかっ、ゆりかぁっ! ボク…もう、さっ…」
その時、マロンのおちんちんがビクッと跳ねた。
だらしない声を上げ、頬を緩ませたマロンを見上げていると、それだけで私の興奮も高まってくる。
もっと、してあげたいなって、恋心がくすぐられる。
どうしたら、もっと気持ちよくなってくれるかなって、ぼんやりとでも考えてしまう。
ぐちゅり…ぐちゅり…。
谷間の上を滑りながら、近づいてくる おちんちん。
勢い余ったその先端が、私の唇にまで届きそうになる。
舐めるだなんて、その時までは考えもしなかった。
だけど、マロンが私のおっぱいを、乳首を舐めてくれたみたいに。
私も、マロンの気持ち良い所を舐めてあげたら喜ぶかなって。
自然と、口が開いていった。
それでも恐る恐るだ。
マロンは私の変化に気づきもしない。おちんちんをおっぱいに擦り付けるのに夢中になっちゃてる。
いいよ、そのまま、気持ちよくなっていて。中でしてあげられない分だけ、私のおっぱいで感じてくれるなら嬉しい。
べーっと、目いっぱいに舌を伸ばして、それでも届かないならと、思い切って頭を持ち上げた。
それと同時に、谷間の上を滑ってきたおちんちんの先端が舌先に触れると、マロンは目を見開いて声を上げていた。
「あうっ! はっ、ゆり、か? いま…なに、して…」
「えへへ…私も、マロンのまね?」
ちろっと、私が舌を出してみせると、マロンの顔が一気に赤くなる。
「それ、さ? もっと…してくれる?」
「うん。おいで、マロン?」
谷間の上で動いているだけだった おちんちんが向きを変え、私の口元を狙って進んできた。おっぱいの裏側に根本まで押し付けられ、にゅぅっと、私の顔に近づいてきた先端を、伸ばした舌先で舐め上げる。
まるで、幼子の頭を撫でるように。
よく出来ましたって、褒めてあげるように。
丸いおちんちんの先端を、ちろっと伸ばした舌先で舐めてあげると、マロンは嬉しそうに体を震わせた。
おヘソの穴を尻尾の先でほじられながら、マロンのおちんちんを舌先で受け止める。
マロンとエッチなことしちゃってる。
マロンに求められている。
強い興奮に快感が押し上げられていく。
頭を持ち上げ、舌を伸ばし、ついには おちんちんの先端にキスまでしちゃってた。何度も、何度も、固くなった おちんちんの先っぽに、柔らかさを残したその先端に唇を触れさせる。その度に、ヌルヌルと零れた透明な汁が、私の唇を汚していった。
快感で、ぼぅっとする頭の片隅で考える。
今、射精されちゃったらって。
マロンの精液、全部、私の顔に、掛かっちゃうなって。
それに、多分、こんな、ずっと、舐めてたらさ、口の中にも入っちゃうかなって。
マロンの、どんな味がするんだろう?
ゾクッとした。
マロンの尻尾におヘソの穴をほじくり返されて、強い快感に頭が痺れた。
おっぱいを揉みくちゃにされて、心臓がドキドキと弾けてしまいそう。
お腹の奥から、ジンと痺れるような快感が広がってくると、もう何も考えれらなかった。
おヘソの穴、気持ちよくって、マロンが気持ちよさそうにしてくれるのが嬉しくって。マロンと仲良ししてる事に、幸せを感じていた。今まですれ違っていた分だけの、心の隙間が満たされていくみたい。
「はぁっ、あ、ゆりかっ…ボク、このまま、はぁ、んっ、出しちゃうけど…さ」
良いよねって、聞きながらも、ボクのミミには何も届いていなかった。
ダメって言われても、もう我慢出来る所にはいなかったし、抵抗するようなら、おヘソの穴を ほじくってでも黙らせていたと思う。
おっぱいの間で、おちんちんが滑る。
滑らせた谷間の向こう側で、ゆりかが受け止めてくれるのが嬉しい。
はやく、はやく、はやくっ…。
焦燥感にも似た興奮が、おちんちんの動きを激しくしていった。
先端を舐め上げられて、キスまでされて、ボクの流した先走りで、ゆりかの口元がドロドロになっていく。
ドキンっとした…。
強い鼓動が胸を打つ。
このまま射精したら、きっと気持ちがいい。
ゆりかの顔に、口の中に、おっぱいに、ボクの精液全部ぶっかけてさ。
ドロドロになったゆりかは、ボクの匂いで一杯になって、他のネコの匂いなんか、何処にもしなくなっていて。
きっと、人間の鈍い鼻でも分かってしまうだろう。
一瞬でも想像した ゆりかの有り様は、とても誰かに見せられるものじゃなかった。ボクの、ボクだけのゆりか。こんなキミの姿を見て良いのはボクだけだから。
その瞬間に、ボクの興奮は最高潮に達していた。
ドクンっと、おちんちんが震えて、先端から大量の白濁液が飛び出していく。
それは、受け止めたゆりかの舌を白く染め、決して少なくない量が、唇の中にまで流れ込んでいく。
ドクンっ、ドクンっ、ドクンっ…。
飛び出した白濁液が、顔に掛かり、胸に掛かる。
白く、白く、ゆりかの体が染まっていき、マロンの精の匂いが、ツンっとするほどに立ち上ってきた。
マロン…気持ちよさそうだな。
ぼんやりと、射精の後、放心するマロンを見上げていると、私も頑張ったかいがあるってものだ。
もう体中、ドロドロの、ベタベタだった。汗とか、涎とか、愛液と、精液なんかでさ、全身の何処を探しても無事な所なんかない。無理な体勢で顔を持ち上げていたせいで、首だってもうガックガクだし、不意にふとももを擦り合わせると、ヒリついた痛みが後を引く。
体中からマロンの匂いがする。
そういえば、味って、どんなだっけ?
ちろっと、口の周りに残った精液を舐め取ってみても、味らしい味なんか分からなかった。舌に絡みつくマロンの精液を私の唾液と混ぜ合わせ、適当に薄まったところで、ゴクリと飲み干すと、喉の奥から強いマロンの匂いが鼻へと抜けていった。
「ぅ、ぁ…なにも、飲まなくたってさ、ゆりか?」
白く汚れた口元を、ちろっと伸びた赤い舌が舐めていく。
ごくっと、細い喉がなり「はぁ…」と、甘いため息が零す ゆりかの姿に、マロンは釘付けになっていた。
「うん、そうだけど…。でも、嬉しかったでしょ? さっきから、私のことじーっと見つめちゃっててさ、マロンのえっち、スケベ猫♪」
「うっ…」
図星も図星だ。
自分の体の一部が、ゆりかの中に入って混ざっていく。
それは、彼女の柔肌に傷跡を残すような興奮にも似ていて、にへらと、だらしなく微笑んだ彼女につられて、ボクの顔も熱くなっていった。
「あの、いや…それはその、さ? それより、ゆりか…体は平気? だいじょう、ぶ?」
これ以上からかわれていたら堪らない。
また変な気を起こす前に、ゆりかの体を気遣うふりをして、マロンは話題をそらす。
その顔は赤くなってて、視線だってバラバラだ。
慌てるマロンの姿に、クスリと微笑んだゆりかは、その口元を意地悪に緩めていた。
「んーん…。もうむり」
「…」
黙り込んじゃった。
バツが悪そうに視線を逸らして、言い訳でも考えているんだろうか?
ちょっとした意地悪だ。
さんざん意地悪をしてくれたマロンに、仕返しをしたかっただけ。
「マロンは? もう、大丈夫?」
しょんぼりとしちゃったマロンの頬に手を添えて、ゆりかは優しく微笑みかけた。
「大丈夫って…。ボクは別に、なんともないし…」
「違うよ、そうじゃなくってさ。まだ、不安だったりね? エッチ、したりなかったりしない? 私の好き、ちゃんと伝わったかなって? 満足してくれたかなって? 私のこと、もっと好きになってくれてたら良いなって?」
「そんなの…すっごく気持ちよかったよ。好きだよゆりか、もうずっと大好き。ゆりかの好きだって、十分過ぎるくらい ちゃんと伝わってる」
「そっかぁ…よかった」
安心した。
満足した。
包みこまれるような幸せを感じると、体から力が抜けていく。
うつらうつらと、まぶたが落ちる中。最後に感じたのは、マロンの唇の温かさだった。
ー
「あ、ネコだ」
学校からの帰り道。通りかかった公園の隅に黒猫をみかけたゆりかは、小走りに駆け寄っていった。
適当な所で距離を取り、膝を曲げると「おいで、おいで~」と、猫なで声を出しながら手をこまねく。
昔から、ネコには好かれる質だった。
野良猫なんかでも、結構私に近寄ってきてくれて、友達にも羨ましがられたりするのが、私のちょっとした自慢でもあった。
だったんだけど。
何時もの様にネコを呼び寄せ、途中までは近づいてきてくれた。
けれど、次の一歩が止まってしまう。警戒するように私の周りを回りだし、視線が外れた瞬間に、たっと駆け出していってしまった。
「あれ…?」
そりゃ、どんな野良猫も私に近づいてきてくれるわけでもないんだけど。
それは最初から人に近づく気のない子だけで、一旦寄ってきてくれた子は、一撫ででもさせてくれるのにな。
たまたまか。
そんな日もあるんだろう。
一回だけなら割り切れた。
だけど、そんな日が何回も続くと、さすがの私にも不満が溜まる。
「マロンっ」
家に帰った私は、早速マロンを呼びつけていた。
「なに?」なんて、今まで寝てましたと言わんばかりに、気だるそうな顔をしたマロンが部屋から降りてくる。
「こっちっ、きてっ」
「?」
不信も不信だ。身に覚えもない不満を向けられたマロンは、怪訝な顔をしながらも、ぱんっと、はたかれた ゆりかの膝の上に腰を下ろした。
言ってしまえば欲求不満だ。
もっといえば、ただのネコ不足だ。
膝の上に座ったマロンを、ゆりかは ぎゅぅっと抱きしめると、その首筋に顔を埋めて、深呼吸を繰り返す。
少しだけ調子に乗っていたんだ。
野良猫たちが皆私に懐いてくれるから。子供心にだって、この辺りのネコのボスにでもなった気分にもなる。
それが変わったのは、この間マロンと仲直りをしてからだった。
顔見知りのネコでさえ、どこか遠巻きに私を見るばっかりで、私が近づこうとすると逃げていってしまう。
「マロンのせいだからね? どうしてくれるの?」
「どうもしないよ。ていうか、何の話?」
多分、今だってさ。ネコたちには分かるくらいに、マロンの匂いがしてるんだろう。それは、元から人懐っこいネコでさえも、私から遠ざかるほどにキツイ匂いをしているに違いない。
「ねぇ…マロン? 私…臭くないよね?」
「ん? すぅ…はぁっ。良い匂いだと思うけど?」
「そう…なんだ」
私の胸元に顔を埋めたマロンが、大きく深呼吸をする。
なんか、自分の匂いを嗅がれる事に、ちょっとだけドキドキしながらも「良い匂い」だと言われて、嬉しくなってしまっていた。
「じゃなくってっ! 私から、マロンの匂いしてない? なんか、最近他のネコに逃げられるんだけど? どっかで脅かしてないよね?」
へー、ふーん、そうなんだ。
問い詰めた私に対しての、あまりにも興味のなさそうな返答だ。
それどころか、マロンは私の胸に顔をうずめると、ほっぺをすりすりと押し付けてくる。
「ちょっ、まろん…なにして。くすぐったいよ…」
「別に? もっと匂い付けとこうかなって。泥棒猫が近づいてきてもイヤだし。まぁ、野良猫くらいなら許すけどさ? 今度、猫カフェなんか行ってきたら、知らないからね?」
「分かってるよ…。分かってるもん…」
でも、ちょっとだけ想像してしまった。
ヤキモチをやいたマロンにメチャクチャにされる自分の姿。
少しだけドキドキと、悪いトキメキを感じないでもない。
寄りかかってくるマロンに、少し重たさを感じながらも、向けられる独占欲がちょっとだけ嬉しかった。
ちょっとテンポ悪くなるかなって、別枠で
ちょっとだけ、被虐趣味に目覚める ゆりかちゃん。
ちっぱいずり、やっぱいいな。
おへそ責めるのも、思ったよりぐっときた。
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