※この作品はR-18です。

星に願いを   作:霧里

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夢の続き2(Hシーン

「私も、ね? さっき…マロンに一杯気持ちよくしてもらったから、だから、うん。今度は、私の…ばん、て、さ?」

 

多分、バカになってるんだと思う。

 

マロンともっと仲良くなれますように。

 

星降る夜の願い事を思い出す。きっと、今がそのチャンスなんじゃないか。

 

だって、部屋はまだ暗いままで、チラリと見た時計の針は、夜明けにはまだ遠い。

夢の続きを見ているような、そんな不安定さが、夢現と私に考えることを止めさせていたんだと思う。

 

「良い?」

「…」

 

返事はなかった。

 

けれど、閉じていた太ももからは力が抜け、伸び切ったTシャツの裾が少し緩む。

 

彼女の膝に手をおいて、太ももの上を滑らせながら足を開かせていく。

 

おちんちんだ。

 

薄暗い部屋の中、影になった部分に星明かりが差し込むと、ビクッと跳ねた先端にテラテラと光るものがある。

 

「マロン…また、射精、しちゃった?」

「ちがっ。これは…さっきの…」

「あ、そっか。一杯…でてたもんね」

 

ぶわぁっと、マロンの頬が染まっていくのが分かる。

チリンっと鈴の音を鳴らし、顔を隠そうとしたマロンは また俯いてしまった。

 

可愛い。

 

やっぱり、おちんちんが生えちゃったくらいで、マロンの可愛さは変わらない。

むしろ、それがあるせいで、普段とは違う魅力を感じている自分もいた。

 

それが、異性に対する興味だったのか。

トクンっと、心臓がいつもとは違う音を奏でだす。

 

ベタリ、ペタペタ…。

 

大きく膨らんだマロンのおちんちんは、何処を触ってもヌルヌルしていて、私の指がベタベタになるのに時間はかからなかった。

 

でも、そのおかげか、弄り回す分には都合がいい。

 

添うように、滑らせて、先っぽから精液の残りを おちんちん全体に塗り拡げていく。

 

こんなんで良いのかな?

 

ただ、触って撫でているだけなのに気持ちがいいんだろうか?

 

でも、私だってそうだったし。ただ、女の子の部分に触られて、撫でられているだけで気持ちが良かったんだから、男の子のだって、そうなんだと思うしか無い。

 

「ね、マロン? どう、かな? わたし、上手に出来てる? マロンの、おち…んちん。気持ちよく出来てるかな?」

 

チリンっと、チリリンっと。

 

だけど、マロンは歯を食いしばり、体を震わせながら首を振ると、返事の代わりに鈴を鳴らしていた。

 

ちょっと、ショック。

 

初めてだからしょうがないんだけど。男の子のなんて分かんないし。

けれど、好きな人を満足させてあげられないっていうのは、ゆりかを落ち込ませるには十分に過ぎた。

 

「ちがっ…ちがくて、ゆりか…ボク、はっ、あぅ…」

 

しゅんっとされてしまった。

 

そんな風に落ち込まれると、ボクのほうが辛くなる。

 

ちゃんと言わないから。

 

せっかく話せるようになったのに、何も伝えて上げないならネコの時と変わらないじゃないか。それで誤解されて、悲しい顔をさせたんじゃ意味がない。

 

「気持いいっ、気持ちいいんだよぉ、それ。ゆりかの手、柔くってさ、温かくて、ボクの、擦られてると、体ゾクゾクって、頭おかしくなりそうで。キミに、こんなことさせて、ダメって、思うのに。してもらうのすっごく、嬉しくって…だから、えっと、えっと…っ」

 

感情が溢れすぎて言葉にならない。

 

もっと伝えないといけなこと、伝えたいことがあるはずなのに、喉が詰まって、苦しくなって、ついには溢れた涙がマロンの頬を流れ落ちていった。

 

「ふふっ。マロン、可愛い…」

「え、あ…」

 

ペロッと、ボクがいつもそうやって上げているみたいに、頬を舐められた。

溢れた涙を拭うように舌先でくすぐられて、優しく微笑まれると、心がくすぐったくなり、ついと顔をそらしてしまう。

 

「ね、マロン…」

「ゆりか?」

 

なんか、様子がおかしかった。

 

目がトロンとして、ボクのことを見ているようで、別のことを考えているみたいな表情が気にかかる。息も荒くなり、薄っすらと上気した肌から女の子の甘い匂いを感じてしまう。

 

「続き…してみよっか?」

「続きって…そりゃ、出させては欲しいけど」

「そうじゃなくて、こっちに…さ? したいんだよ、ね? やっぱり…」

「う、あ…」

 

マロンから体を離した ゆりかは、膝立ちになると、見せつけるように自分の下腹部に手を置いた。

 

「さっきから、お腹、きゅぅってしててね? マロンに可愛がって貰ってた時よりも、ずっと辛くって…」

「じゃあ、またボクが ゆりかを可愛がってあげるから、それで」

「…マロンは、それでいいの?」

「…」

 

魅力的な問いかけだ。

 

ボクの中の男の子はとっくに限界を迎えていた。

目の前の彼女に襲いかかりたいのを耐えているのは、ただ単に ゆりかの前で格好をつけたい以上の事はなかった。

 

マロンが必死に自分を押さえつけているのとは裏腹に、ゆりかはあっさりと自分の欲望を解放していく。

 

残っていたズボンに手をかけて、パンツと一緒に膝まで下ろす。

膝立ちを崩し、ズボンの穴から足をくぐらせて。

 

ベタリ…。

 

床に落ちたズボンから潰れたような水音が響くくらいには、晒された彼女の股間はもう グチャグチャになっていた。

 

ゴクリ…。

 

生唾を飲み込んでもまだ足りない。

 

最後に、両腕に引っかかっていた上着でさえも、彼女の体から離れていくと、

胸も、股間も、隠すものの無くなった ゆりかの体は魅力的に過ぎた。

 

身動きが、出来なかった。逃げ出そうにも後がない。

両手を付き、近づいてくる彼女の姿がネコみたいにも見えてくる。

 

体を起こしたゆりかは、マロンの上で足を開くと、ゆっくりと腰を下ろしていった。

 

「ちょっ、ちょっ、まっ。不味いって、ゆりかっ、そんな無理にするものでもないだろ? さっきだって、痛がってたじゃんか。だから、ほら、また、ボクが可愛がってあげるから、さ? それで、今日はいいだろ?」

「さっきも言ったよ? マロンはそれでいいの?」

「良いも何も…」

「明日、朝になったらって思うんだ。何も無くなってて、いつも通りでさ…やっぱり夢だったのかなって。それは、そうなのかもしれないけど、せっかく二人で、こんな仲良くできてるのに…。それって、それって…なんか、すごく…イヤ」

 

その瞳に涙を見た瞬間、ボクの心は決まってしまった。

 

それ以上は、言わせない。

いや、ただただボクが我慢できなかっただけ。

 

彼女の手を取り、引き寄せて、掴んだ腰を引きずり落とす。

上向く程に勃ち上がっていたボクのモノが、彼女の入り口にピタリとはまった瞬間、一気に腰を突き入れた。

 

「あ、ぐっ…! い、いたぁ…やっ、きつ…まろ、ん。は、あっ…ちょっ、少し、ゆっくりに、して…あ、はぁっ、はぁっ…んくぅぅっ!!」

 

太い肉棒が、自分の中に食い込んでくるような、そんな感覚に ゆりかは目を回す。

 

だけど、体の奥から溢れてたヌルヌルは、挿入の刺激を緩めるどころか、手助けするみたいに中を滑らせると、マロンのおちんちんに、私の女の子の部分が一気に押し広げられていった。

 

覚悟していたより痛い。

 

初めて受け入れた男の子のは、思っていたよりも大きくって、大丈夫だと思っていた自分の女の子の部分は、思っていたよりも狭くって。

ビリっと、お腹の中で薄い膜が破れ、その向こうにまで おちんちんが挿ってくるのが分かる。

 

自分の中を思いっきりに広げてくる異物感。

 

それが中でビクビクと痙攣を繰り返しながら、小刻みに動き出す。

 

「う、あ、ぇぐっ…ま、ろん。ちょっと、だけ、はぁ…あぁぁ、ゆっくり、わたし…はぁっ、あっ!?」

「ごめんっ、むりっ。ゆりかの中、ヤバくって…ボクっ!」

「やばいって、はぁ、ああぁっ、なんか、変だった? 気持ちよくない?」

「ちがっ。逆っ、良すぎて無理なんだっ。ボクの、ぎゅぅって締め付けられてさ、中でざわざわとくすぐられててっ。もう、でちゃっ…あっ!」

 

その時だった。ドクンッとお腹の中でおちんちんが大きく跳ねた瞬間に、私の中へと熱いものが広がっていく。

 

ドクンっ、ドクンっ。

 

おちんちんが中で震える度、ザワザワとお腹の奥が落ち着かなくなった。

波の様に熱いものを注いでくるマロンのモノを抱きしめるように、お腹に力が入ったその瞬間、ふわぁっと温かく広がる快感に全身を満たされる。

 

「あ、ぁぁっぁぁ…はぁ、まろん、のでて…て。わたし、そんな、きもちかった?」

「う、うんっ。すごく、うん…」

「そっか…はぁ、そう、なんだ…。なら、えへへ…よかった、かな?」

 

上手く、言葉が作れない。

 

マロンのをお腹の中で受け止めた時から、心も体も浮ついてしまったみたいに纏まらなくなる。

 

「はぁ…よかった。これが、夢でも、ね? マロンと仲良し出来たって、ちゃんと覚えててられそうで、さ? はぁ…はぁ…っ。なんか、ね? うん」

「仲良しって…そんな言い方しなくても」

「だって、えっちとか…。何とかっていうのも恥ずかしいし…」

 

夢現。そんな表情がよく似合う。

 

さっきまで、痛みと、初めての衝撃に顔を顰めていた ゆりか が吐き出した息は熱っぽく、異性を誘うような甘い匂いさえ含んでいた。

 

当然だ。我慢が出来るわけがない。

 

むしろ、ココから先は、ボクのプライドの問題だ。

 

彼女に甘えっぱなしで言い訳がない。

ていうか、ほとんど挿れた瞬間にだしてしまって、ボクにだって何が起きたのか分からないままだ。

 

これが、夢なら余計そう。

 

もっと、忘れられなくなるくらいに深くに繋がりたい、もうずっと消えないくらいにボクの傷跡を残しておきたい。

 

「ぇっ、ぁっ…マロン? また、なんか、マロンのが…」

「ごめん、ゆりか。もうちょっとだけ頑張れる? ていうか、無理ってもボク、止めらんない」

 

声にならないほど小さく頷いた ゆりかは、しっかりと、マロンの体に腕を回す。そのまましがみつき、胸元に顔を埋めて、次にくるだろう衝撃に耐えるみたいだった。

 

「大丈夫、大丈夫だから…。今度は、うん、ボク…ちゃんと、ゆっくり出来るから…。ちゃんと仲良ししよう?」

「あはっ…マロンも言うじゃん。いいよね、仲良しって?」

「それは、ゆりかが言い出したから…」

 

一度射精をしたせいか、さっきまでの衝動はない。

まだ、腹の奥底に獣性はくすぶってはいるものの、今すぐ彼女をどうにかしたいという程でもなかった。

 

むしろ、自分の腕の中で体を震わせている ゆりかが愛おしくて仕方がない。

「はぁ…っ」と、ボクの胸元で熱い吐息を零しながら、身悶える彼女の体を優しく撫でていく。

 

ゆっくり、ゆっくり。

 

落ち着かせるように頭を撫でる。手櫛で髪を梳きながら、まるで人が子供をあやすように背中を叩いてやった。

 

ゆっくり、ゆっくり。

 

彼女を抱きしめたまま、体を揺らす。

腰を動かすんじゃない。ハンモックで揺られるみたいにだ。

彼女の中に自分のモノを挿れたまま。

 

ゆっくり、ゆっくり。

 

そうやって、二人の繋がった部分に淡い快感を抱え、ゆったりと漂っていると、だんだん彼女の体から力が抜けていくのが分かる。

きゅぅっと、キツイばっかりだったお腹の中にも余裕が生まれると、固かった吐息も次第に解れていく。

 

ゆっくり、ゆっくり。

 

少しずつ、彼女もボクの動きに合わせ始めていた。

ハンモックに揺られるようにゆったりと、ボクに体を預けながら、前に後ろに、まるで波風に誘われるように体を揺らす。

 

ゆっくり、ゆっくり。

 

そうして、ボクもようやく自分の腰を動かし始めた。

揺れる彼女に合わせて、少しずつ腰の動きを変えていく。最初は、気の所為みたいな緩い動きから、だんだんと緩急を付けていくと、次第に彼女の吐息も上がっていった。

 

ゆっくり、ゆっくり。

 

「はぁ…はぁ…」生暖かい吐息に、何度も胸をくすぐられる。

そこまでくると、腹の底に抱えていた獣欲も抑えきれなくなり、だんだんと、彼女の中を突き上げる力が強くなっていく。

 

「い、いいよ? マロン…私、もう、いたくない、から…あ、ちょっとだけ、まだ痺れる感じだけど。うん、大丈夫、だと、思うから…」

 

すっかりと、マロンに甘えちゃっていた。

始めはむしろ、辛いばっかりだったのに。優しくされただけで、こんなに気持ちよくなれるなんて思わなかった。

 

満たされたいって、強く思う。

満たしてあげたいって、そう願う。

 

頭を撫でられ、背中を擦られ、マロンのが私の中で揺れている。

 

腰が揺れるほどじゃない。ビクッと、時折我慢ができなくなったみたいに震えるくらいで、ただ、波間に揺れるみたいに行ったり来たり。

 

繰り返しの刺激にもなれてくると、だんだんと体から力が抜けていった。

 

足が、開いちゃう。腰が、落ちていっちゃう。

さっきよりも、深い所までマロンのが挿ってくると同時に、とんっとお腹の奥を突かれてしまった。

 

「ふわぁ…♥ はぁ…はぁ…ふぅ」

 

ぶわぁっと、一瞬で全身が熱くなる。

 

お腹の奥がきゅんってなると、自分の中を広げているマロンの形が感じられた。

先端の柔らかい部分。きのこの傘みたいに先っぽから広がって、一番大きい所を過ぎると、今度は急に固くなり、表面が少しだけ凸凹としてくる。

 

にゅぅっと、閉じていた私の中を、広げながら挿ってくる。

にゅるっと、広げた私の中を、擦り上げながら抜けていく。

 

出っ張った傘の部分で、行ったり、来たり。

私の中に擦りつけられる度に、痛みにも近い体の痺れが熱を持ち始め、じわり、じわりと、気持ちよさに変わっていく。

 

チリン、チリン…。

 

私達の動きに揺られて、鈴の音が転がりだしていた。

 

一緒に体を揺らしていると、マロンの腰の動きはより大胆になってくる。

ビクンっ、ビクンって。だんだんと、おちんちんの震えは大きくなり、それは射精の前の興奮にも似通ってきていた。

 

チリン、チリン…。

 

鈴の音に合わせるみたいに、私達は体を揺らす。

お腹の深い所にまで、マロンのが届いちゃってる。先端に、とんっと突かれる度に、私は声を漏らして彼女の体にしがみついた。

 

チリン、チリン…。

 

その鈴の音を聞いてるだけでもう気持ちが良かった。

前後に揺れている動きが、上下へと切り替わり、マロンの体の上で私が声を上げる度、鈴の音も大きくなっていく。

 

チリリン、チリン…。

 

まるで首輪の鈴みたいに、マロンの上で体が揺れる。

彼女に腰を掴まれて、お尻にまで指が食い込んでくると、もうどこにも逃げられなくされてしまう。

 

とんっと、お腹の奥を突き上げられて、水の弾ける音がした。

私の流したヌルヌルは二人のお腹にまで広がっていて、グチュグチュと自分の中からエッチな水音まで聞こえてくる。

 

チリリン、チリン…。

 

もう、声も我慢できなかった。むしろ、声を上げさせられている自分にすら興奮していたと思う。

マロンに愛されている自分が幸せだった。腰を掴まえられて、乱暴に突き上げられるその瞬間、ふわぁっと、気持ちよさの花が咲いたみたいに体が軽くなる。

 

チリリン、チリリン…。

 

耳元で大きく揺れた鈴の音が、私の心を狂わせる。

 

それがまた気持ちがいい。

 

「はぁっ、はぁっ…」と、さっきまであんなに優しかったのに、興奮しきったマロンの吐息に背中を撫でられる。熱い吐息にくすぐられて、ふわふわとした甘い痺れが肌の上を伝っていくと、胸が締め付けられるみたいに苦しくなった。

 

「あっ、はぁっ…まろんっ、まろんっ、きもちい、わたし、まろんとっ。なかよし…してて、これ、こんな、すごくって、きもちいいのが、ああっ♥」

「ああっ、はっ! ごめん、ごめんねっ、ゆりか、ボクもうっ…優しくして上げらんないっ!」

 

マロンの胸元におでこを押し付けると、頬を掠めた鈴がチリンっと音を立てた。

 

ゾクゾクとした。

 

鈴の音一つで、こんなにも心と体が掻き乱される。

 

マロン、マロン、マロン。

 

頭の中は、彼女のことで一杯で、強く、強く、求められる自分に満たされる。

 

「ゆりかっ!」

「あっ…」

 

ぐにゅっと、お腹が押し上げられたみたい。

 

乱暴に入り込んできたマロンのおちんちんが、私の中で大きく膨らんだ瞬間、ドロッとした熱い塊が、勢いよく私の中に注ぎ込まれてきた。

 

「ぁっ…まろ、んっ。わた、これ、だめで…。あ、あぁ…ひっ、んっ、ふぁぁ…あっ♥」

 

声が出せない。

 

今まではと全然違う感覚だ。

 

ふわぁっと、気持ちよさが広がってくるのだと思っていた。

想像しただけでも、その瞬間は幸せで、私を満たしてくれるのは間違いない。

 

なのに。

 

これ。

 

むり。

 

グツグツと、お腹の中で煮えたぎった何かが一気に吹き出してくるみたいだった。

 

きゅぅっと、私の女の子の部分が、マロンの おちんちんを締め上げて、注ぎ込まれる精液を吸い上げようと躍起になる。

お腹の奥から吹き出した快感が、腰に、背中に、頭を揺らして、全身が流されていってしまう。

 

チリリン、チリリン…。

 

声を上げ、マロンにしがみつき、快感に耐える私の耳元で鈴の音が転がった。

その音を聞いただけで頭が痺れ、ドクンっ、ドクンっと、私の中を満たす精液の熱によがってしまう。

 

「ゆりかっ! うわぁっ、はっ、んぁ…くぅぅぅっ!!」

 

もっと、もっと、もっと。

 

より強く、ゆりかとの繋がりを求めたマロンが、絶頂にあえぐ彼女の体を抱き寄せた。腰を抑え、背中に手を回し、ぐっと、腹に力を込めて、ゆりかの体を突き上げる。

 

ゾクゾクとした。

 

ドクンっと、ボクの男が強く吠える。

 

この子を孕ませたいって。そんなとこまで考えちゃいなかったけど、そう叫んだ本能に体を突き動かされてしまう。

 

「あぁぁ♥ ひゃっ、んはっ、まろ、んぁっ♥ ひぃ、ひあぁ、あ、マロン、まろんぅぅ…♥」

 

途切れ途切れに名前を呼ばれる度に、ボクのミミが震えて、胸がざわついた。

好きだ、好きだ、好きだって。大事にしたいはずなのに、ボクの手でもっとメチャクチャにもしたくなる。

 

ボクのモノにしてやりたい。

 

もう、コレ以上無いくらいにしておいて、まだそんな事を考えてしまう。

 

「うはっ…ぁっ、つぅ。ゆり、か…ボク…」

 

ゴメンだとか、ありがとうだとか、なんて声をかけて良いのかわからない。

射精の後、興奮のモヤの晴れた頭は、すっかりと冷静になってしまっていた。

 

ボクの胸の中で熱い溜息を零しながら、恍惚とした声をもらす彼女を見る勇気がない。

 

どんなエッチな顔をしているんだろう?

 

その顔を見ただけで、また彼女を襲ってしまわない自信なんかなかった。

 

「ね、マロン?」

「な、なに?」

 

息を整え、ようやくと体を起こしたゆりかに頬を挟まれた。

正直、顔を見れない。罪悪感はもちろんあったけど、快感で蕩けきった ゆりかの顔を見ていると、さっきまでの興奮を思い出してしまいそうだった。

 

「気持ちよかった? 私、マロンにさ、ちゃんと満足させてあげられた?」

「うんっ、うんっ! とっても、とっても、ボクだって、ゆりかのこと…ちゃんと、ううん、あの、激しくしちゃって…ゴメンっていうか、さ」

「えへっ♪ よかった…。ごめ、わたし…きょうは、もう…だから、最後に、んっ」

「ゆり…ぁ、ちゅっ…」

 

「好きだよ、マロン」そう言って、柔らかく微笑んだ ゆりかに唇を奪われた。

そのまま、彼女の体から力が抜けていくと、ボクの胸の中で寝息を立て始める。

 

「ボクも、大好きだよ ゆりか」

 

変なの、あんなに乱れていたのにな。

 

穏やかな寝息をたてる ゆりかの姿は、さっきまで嬌声を上げていた彼女の姿とは似ても似つかない。裸ん坊のまま、そんな無防備に寝息を立てられると、性欲か、悪戯心もか、ボクの中でくすぐられるものはあった。

 

でも、流石にボクも疲れたな。

 

これ以上、彼女に無理をさせるわけにもいかないし。

 

「おやすみ、ゆりか」

 

彼女を胸に抱いたまま、コロンっとベットに横になると、その穏やか寝息に包まれながらボクも一緒になって眠りに落ちていった。

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