※この作品はR-18です。

天雨アコ「こんなイヤらしい社長が支配する会社に、私はぜったい屈しません!」→なお   作:a-su

1 / 21

注意
本作は、鬼畜系のお話です。催眠や洗脳により、ブルアカに登場する女の子の人格が歪められます。ハードな描写はありませんが、苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。




今回のメインキャラ
 (あま)()アコ
 (いち)()()アスナ

今回のサブキャラ
 七神(なながみ)リン
 由良木(ゆらぎ)モモカ
 岩櫃(いわびつ)アユム


プロローグ アコとアスナと入社式
アコとアスナと入社式


 

 二〇二四年、四月一日。

 東京二十三区のビジネス街。

 早朝、晴れ。

 

「いよいよ入社式だね、アコちゃん」

「アスナさん、提案なんですけど」

「なあに? 朝ごはん食べ忘れたの?」

「もう、違います。ちゃんづけは今日から止めませんか。私たち、社会人になるんですから」

 

 (あま)()アコが持つスマートフォンの画面には、SNSの広告が映し出されている。

 

♥未来の女性リーダーたちへ♥

 ユートピア・インテリジェンスは、女の子を輝かせてくれるリーディング・カンパニー☆ AI技術を駆使して、キャリア開発からスキルアップまで、一人ひとりに合わせたサポートを提供しちゃうよ♪

 #革新的なAI技術

 #テクノロジーで理想の女性に

 #女だけの、女による、女のためのユートピア

 

「えー、まだ早いよ。アコちゃんと違って、わたしなんか全然まだ、学生気分が抜けてないし?」

 

「自分で言うことじゃありません。ほら、スーツ崩れてますよ」

 

 天雨アコは、株式会社ユートピア・インテリジェンスの新入社員だ。アコに服装を直されながらエヘヘと笑う(いち)()()アスナは同期で、同じ女子校の同級生でもある。

 

 アコたちは春を意識して、ライトグレーのスーツに身を包んでいた。そのまま働くことも想定した、パンツスタイルだ。

 しかし…………。

 

「むむむ…………閉まりません」

「あははゴメンね、おっぱい大きくて」

 

 アスナのブラウスは、半分しかボタンを留めることができない。既製品では、学校で一番だったバストを押し込められないのだ。

 彼女のスタイルがいかに規格外かは、ジャケットがバスト以外の全部でユルユルなのを見れば、すぐに分かってしまう。

 

「もう、ウエストも肩も、こんなに細いのに!」

「ありがとー」

「褒めたつもりはありませんけど!? もう学生じゃないんですから、ご立派な体にフィットするスーツを仕立てなさいって話です!」

 

 子供のように無邪気な笑みを見せるアスナだが、見てくれは文句なしの美女だ。ブラウンの髪は膝まで伸びて、青の瞳には深みがある。スラリとした長身、ボディラインはセクシーの一言で、肌の色つやも申し分ない。

 

 アコだって、容姿のレベルでは負けていないつもりだ。しかしクールで年上に見られがちな自分とは対照的に、アスナには幼く見えるほど人懐っこい温かみがある。

 女子校でさえ抜群にモテていた同級生のことを、アコは密かに羨望していた。

 

「でも、この方が男の人にモテるかもだし」

「ユートピアに男の人はいません!」

「そんなこと言って、アコちゃんだってキメキメじゃん」

 

 ややヒステリックに叫んだアコに対し、アスナは陽気に笑いながら混ぜっ返した。

 

「今日もメイクばっちりでカワイー♡」

「女性として当然です」

「相変わらず、横乳(よこちち)も丸見えだし」

「これは見せてるんです」

 

 アコは真顔で返答し、ジャケットを脱いだ。自分の肉体を見せつけるようにポーズを取る。

 ノースリーブのブラウスは、バストのサイド部分を大胆にカットした特注品だ。ブラもヌーブラなので、白い乳房の側面が丸見えである。

 

「いいですか、元始(げんし)、女性は太陽でした。肌の露出は、女性が自立していることの証。男性による抑圧をはねのけ、不当な性的支配から抜け出す決意表明です。女性は、自分の意思で自分の魅力を輝かせるべきなんです。あの太陽みたいに!」

 

 高圧的なほど堂に入った演説をぶち、アコは空で輝き始めた太陽をまっすぐに指さした。女子校で長く風紀委員を勤めていたアコは、こういう説教が板についている。

 しかしアスナは、人なつこい笑顔を浮かべるばかりだ。

 

「もう、すっかり意識高い系になっちゃって」

「誰が意識高い系ですか。私はフェ、あ、ちょ」

「いやーいいおっぱいしてるなー」

「もう、手つきがいやらしい!」

「わたし、アコちゃんのおっぱいだーいすき」

「アスナさんっ!」

 

 アスナとじゃれながら、ユートピア社に歩みを進める。女子校を卒業して社会に飛び出し、女性だけの理想郷で輝いてみせると、未来への希望で胸をいっぱいにして───

 

 

 ───この物語は、理想を抱く乙女が心をねじ曲げられ、豊満な肉体をおもちゃのように扱われる姿を描いたエロティカ。

 天雨アコが、ある一人の男によって透き通った理想を(けが)されていく、腐敗と失望の記録(アーカイブ)である。

 

 

「ほらほらアコちゃん、わたしのボタンがはじけちゃう! おっぱいこぼれちゃうよ、助けてぇ♪」

 

「ああっもう、ホントに手がかかる人なんですからぁ───」

 

 

◆◇◆◇◆

 

 株式会社ユートピア・インテリジェンス、多目的ホール。

 壁一面を覆うガラス窓から朝の光をあふれさせる、開放感のある空間だ。壁や天井に施された装飾は、ブランドカラーである青と白で統一されている。

 

 その会場を、ユートピア・インテリジェンスの社員達が埋め尽くしていた。二百人近くいる、その()()()()()である。髪型や服装は様々だが、誰も彼もが若く見えた。学生だと言っても通りそうなくらいだ。

 

「皆さん、入社おめでとうございます。CEOの七神(なながみ)リンと申します。本日は、ユートピア・インテリジェンスの代表として、新入社員の皆さんを心から───」

 

 メガネをかけた黒髪の女性が、ステージ上の演題でスピーチをしている。

 白い服を着た彼女の言葉は、入場時に配布された耳掛け式の「ウェアラブルデバイス」を通して、アコたち新入社員の耳へ明瞭に届いていた。

 

「美人だねー社長さん」

「社長じゃなくて最高経営責任者(CEO)。それに経営者を容姿で評価するのは感心しません。昭和のオヤジじゃあるまいし」

 

 隣に座るアスナと、小声で言葉を交わす。

 アコとアスナ、他に数人の新入社員たちは、ホールの前方に並べられた椅子に並んで座っていた。もちろん女性ばかりだ。

 

「───皆さんは、我が社の最も貴重な『財産』です。先進テクノロジーを通じて、皆さんという『月』の輝きを最大限に引き出すことが、ユートピア・インテリジェンスの使命───」

 

(……?)

 

 アコは首をかしげた。何か、聞き捨てならない言葉が聞こえたような。

 しかしCEOのスピーチは、すでに終わりにさしかかっている。

 

「───この理想の場所で、私たちと共に、女性としての輝きを最大限に放ちましょう。恐れずに挑戦し、『青空でも見える月』を目指してください。ようこそユートピアへ!」

 

 パチパチパチパチ…………。

 会場を埋め尽くす社員たちが、一斉に拍手をする。アスナや他の新入社員たちもだ。

 ただ一人、アコを除いては。

 

「アコちゃん」

「なんですか」

「どうして拍手しないの」

「あの言葉、気に入りません」

「えぇ、なにが?」

「私たちが月だなんて。女性は太陽のように輝くべきです」

 

 月が輝くには、太陽が必要だ。月のように輝けだなんて、まるで他に太陽があるかのような言いぐさではないか。

 

(この会社は、女性だけの、女性による、女性のためのリーディングカンパニーなはずよ)

 

 アコはその理想に憧れて、ユートピアの門を叩いたのだ。気乗りしない様子だった友人(アスナ)を説得までして。

 

「ほら、みんなから見られてるよ」

「同調圧力は嫌いです」

「ほらほら、パチパチ」

「もう、アスナさんは素直すぎます」

 

 だが確かに、会場から自分に注目が集まっている。ここで反対の意を唱えるのは、ユートピアへの反抗とも取られかねないだろう。

 アコは仕方なく拍手をした。本当はしたくないのだが、これも仕事だ。

 

 ぴりっ。

 

「ちゃんと拍手できてえらいね!」

「子供扱いしないでください……ん……」

 

 ぴりっ。

 耳元の「ウェアラブルデバイス」から、痺れのようなものが。

 

(……なんだか、気持ちいい)

 

 拍手する。褒められる。

 ぴりっ。

 幸せにも似た不思議な感覚。

 ぴりっ。

 拍手する。褒められる。

 ぴりっ。

 気持ちいい。

 ぴりっ。

 拍手、拍手。

 ぴりっ。

 

「アコちゃん……変な顔してるよ」

「はい……あー……」

 

 ぱちぱちぱち……。

 

「───そのウェアラブルデバイスは、我が社の誇る技術の結晶です。単なるAIデバイスではなく、皆さんを真の幸福へと導くための───」

 

 いつの間にか、アコは自分の意思で手を叩いていた。アスナに促されたからでは、ない。

 

 ぴりっ。

 ぴりっ。

 

「は……ひ……」

 

 ぴりっ。

 アコの思考が、ぽーっ、とぼやけてくる。

 ぴりっ。

 下着の奥で、何かがとろりと潤った。

 ぴりっ。

 甘い痺れに身を委ねて、アコは拍手を続ける。

 

「なんだか、とても幸せです……」

「うん……わたしも幸せ……」

 

 ぴりっ。

 アスナもどこか夢見心地な様子だ。

 ぴりっ。

 椅子がぎしりと軋むほど、体を揺らしている。

 ぴりっ。

 お尻をもぞもぞ、太ももをすりすりさせている。

 ぴりっ。

 肌の薄い首元や耳たぶをピンク色に染めている。

 ぴりっ。

 ブラウスからのぞく胸の谷間に、珠のような汗。

 

「それで……わたしたちが、なんだっけ……」

「太陽……ええと……」

 

 ぴりっ。

 思考がうまくまとまらない。

 ぴりっ。

 だがアコは気にしなかった。

 ぴりっ。

 アスナも幸せそうだからだ。

 ぴりっ。

 だから自分も幸せだ。

 ぴりっ。

 気持ちいい。拍手が止まらない。

 

(アスナさんと、この会社に入って良かっ……)

 

「それでは、ご紹介しましょう!」

 

 CEOがそう発した途端、会場の拍手が一斉に止んだ。

 アコは、はっと我に返る。

 

「皆さんという月を輝かせて下さる我が社の太陽、テクノロジーで女性を導く理想の男性、我らがユートピアの『社長』です!」

 

 CEOが手を掲げると、ステージの袖からひとりの中年男性が現れた。

 同時に、会場が社員達の嬌声に包まれる。今日も社長は素敵ですとか、愛しています社長とか、声が飛び交う。

 

「───は?」

 

 アコは唖然として、口をまん丸にしてしまった。

 その男の容姿が、あまりにも不快だったからだ。

 

「ぶひゅっ! ぐひひひっ!」

 

 ブタみたいな笑い声に、チビ・デブ・ハゲの三重苦。スーツは上等だけれど、中年太りで腹がせり出している。

 何より視線のいやらしさが、女性から拍手喝采を受けるような人間には到底見えない。

 

「アコちゃん、あれ誰だろう。ユートピアに男の人はいないはずだよね」

 

 戸惑うアスナの言う通り、ユートピアは女性だけで構成される企業のはずだ。ましてや「社長」という組織を導く役職に男性が就いているなんて、アコは一言だって聞いていない。

 

「社長、こちらへ」

「ぶひー、ひひひっ」

「いかがですか、新しい女の子たちは」

「ひひっ、ぐひひ。んー、今年の新入社員も可愛いねえ」

 

 その醜い男に、新時代の女性経営者として経済誌の表紙を飾ったこともある女性CEO、ユートピアの創業者でもある七神リンが、まるで恋人のように寄り添った。醜男の腰へ、優雅に手を回す。

 

「リンちゃんの審美眼は確かだなあ、ぐひひっ。ボクがユートピアのCEOに()()()()()だけの事はあるよ」

 

 そして中年男も、当たり前のようにリンの細い腰を抱き寄せた。アコやアスナを、まるで品定めするような目で見つめながら。

 

「やんっ……もぉ、社長ったらぁん。リン、褒められて感激しちゃいますぅン……♡」

 

 黒髪美しいリンは、媚びを含んだ声を発した。社長と呼んだ男の頭を胸に抱き込む。

 

「ふひひっ、今日もいいオッパイだねえ」

「やんっ……だって社長のために、毎日エステしてるんですもぉン……うゥン♡ お尻も撫でるの、ヤですぅ♡ ダメぇん♡」

 

 リンの嬌声と男の醜い声が、耳の「ウェアラブルデバイス」から聞こえてくる。まるで、実際に間近で見せつけられているような響きだ。

 アコは歯ぎしりしながら、うなる。

 

「ぐ……ぐぐ……許せない……!」

 

 あのゲスな男がリンの恋人か何かなのだとしても、職場でハレンチな行為に及ぶなどありえない。仮に優秀なビジネスパーソンなのだとしても、「テクノロジーで理想の女性に」を社是に掲げるユートピアで、男なんかが社長だなんて! 

 

 抗議すべきだ。今すぐ立ち上がり、他の新入社員たちと声を一つにして、あの醜い男を糾弾するべきだ。

 しかしアコは、行動に移さなかった。

 できなかったのだ。

 

(───なんで抗議するんだっけ)

 

「あ、う」

 

 ぴりっ。

 耳元から、あの痺れが()い寄ってくる。

 ぴりっ。

 立ち上がろうとするが、体がそれに応じない。

 ぴりっ。

 動けと念じれば念じるほど、分からなくなる。

 ぴりっ。

 天雨アコが、何に怒っているのか。

 ぴりっ。

 どうして、怒りたいのか。

 

「ぐひ、ふひひっ。新型の『ヒュプノスペック』も、ちゃんと機能してるみだいだねえ」

 

「社長のために、技術部が頑張ってくれましたぁンっ♡ 前のより小さくてぇ、二十四時間つけっ放しでも辛くないんですぅ」

 

(ヒュプノ……スペック……?)

 

 アコの疑問をよそに、七神リンは醜男に対して媚びた声を発し続ける。ステージに膝をつき、醜男のズボンを押し上げる()()()()に顔をうずめた。

 

「社長ぉン。リン、我慢できないですぅ♡ 早く『女性の本分』を果たさせてくださぁい♡」

 

 メガネをカチャカチャいわせながら、黒髪の美女が中年男の股間に頬ずりしている。よく見れば、彼女も耳にウェアラブルデバイス───恐らくそれがヒュプノスペックだ───を装着しているらしい。

 埋め込まれたLEDが、空色の青に光っている。

 

「ぶひひっ! 全社員が見てる前で?」

「あン、みんなリンと同じ気持ちですぅ」

「ひひっ、どんな気持ちだって?」

「女の子の義務と責任を教えてくれた社長に、()()()()()()()()で恩返しさせてほしいって気持ちですぅ」

 

 会場中から、そうだー! という声が沸き上がった。アコたちの後方にいる社員達が、口々にCEOの言葉を肯定していく。七神うらやましすぎとか、私もおちんぽナメナメしたいとか、気の狂ったような言葉が飛び交う。

 

(違う。狂ってるんじゃ、ない……)

 

 アコは、自分の中の違和感が徐々に形を成していくのを感じていた。

 

 ぴりっ。

 アコは、拳をぎゅっと握りしめた。

 ぴりっ。

 あやふやな意識を叱咤する。

 ぴりっ。

 ステージ上の「社長」を力の限りにらみつけた。

 

「ふひっ! でもリンちゃんは、入社式を進めないとねえ」

 

 中年男が、生理的嫌悪感を催す手つきでリンの頭をナデた。たったそれだけで、リンはポーッと耳まで真っ赤になる。

 

「あン、すっかり忘れちゃってましたぁ」

「ぶひひ、リンちゃんはおバカさんだなあ」

「だって、社長が素敵すぎるのが悪いんですぅ」

「ボクを褒めたって、なにも出ないよ?」

「やぁん、白いおしっこも?」

「ぶひっ! それは出るかな! ぶひひっ!」

 

 女を見下し、性的に使役する、前時代的な男尊女卑が丸出しの中年男。

 それなのに、七神リンも社員たちも、彼を全面的に肯定している。恐らく会場にいる女性全員が、ヒュプノスペックを身につけているのだろう。

 そして「何か」をされている。

 

(あの男に、狂わされてるんだ……!)

 

 自分もおかしくなっている。洗脳か催眠術のようなものを受けているのだ。耳元のヒュプノスペックを外そうとしても、脳や神経に「何か」が走って手が動かない。

 

(あの社長は、女性を洗脳して、操って……なら、アスナさんは?)

 

「社長さん、興奮してるのかな……♡」

「え」

「ねえ、なんだかあの人、可愛いね……♡」

 

 ()()()()()()()聞こえてきた声に、アコは体を強ばらせた。まさかそんなはずはないと思う。あのアスナが、あんな潤んだ声を出すはずがないと思う。

 しかし彼女だって、ヒュプノスペックを着けていたのだから───。

 

(そんなハズない、そんなハズない、あり得ないったらあり得ない!)

 

 確かめたい。隣を向いて、同じ会社に入ってくれた大切な友達を「しっかりしなさい」と励ましてあげたい。

 なのに、体が動かない……! 

 

「それでは新入社員の皆さん! ステージに上がり、社長への自己紹介を!」

 

 ぴりっ。

 リンが叫んだとたん、アコの体を襲ったのは「恐怖」だった。

 

「うぁ……っ」

 

 ぴりっ。

 命令されたのに従わないなんて、おかしい。

 ぴりっ。

 従わないことへの、恐怖。

 ぴりっ。

 

 恐怖から逃れたいという、動物として当然の反応が、アコに行動を起こさせた。

 慌てて立ち上がり、ステージに駆け上がる。他の新入社員たちも、次々とそれに続いた。

 

「皆さん、敬愛する社長に、愚かな女を導いてくださる理想の男性に、女という月を輝かせてくれる太陽に、真っ先に挨拶をしましょう」

 

(社長への挨拶をしなくっちゃ!)

 

 ぴりっ。

 従おうと思うと、恐怖が消えて幸福感が走る。

 ぴりっ。

 敬愛する社長に、

 ぴりっ。

 愚かなアコを導いてくださる理想の男性に、

 ぴりっ。

 女という月を輝かせてくれる太陽に、

 ぴりっ。

 真っ先に挨拶をした───い、ワケがない!

 

「んっ、ぐ!」

 

 アコは、唇を噛んで足を止めた。

 従わなければならない、という強迫観念を必死にこらえる。そんなこと、天雨アコという一人の人間が考えるはずはないのだ。

 社長たちまで、あと五メートル。

 

「アコちゃん、どうしたの。行こう」

「ア、アスナさんっ」

 

 アスナが袖を引いてくる。声には力が無く、目はうつろで、アコと同じく「何か」されているのは明らかだ。

 ヒュプノスペックに埋め込まれたLEDが、白く光っている。

 

「しっかりして、アスナ! しっかり!!」

 

 大声で叱咤する。数秒して、アスナは両目をぱっちり開いた。

 

「あれ、アコちゃん? どうしたの?」

「逃げっ」

 

 ぴりっ。

 また「恐怖」に襲われ、声がうまく出せない。

 

「ぐひひっ! 新入社員は元気でいいねえ。じゃあ、まずは君から」

 

 醜悪な中年男が、アコに向かって手招きした。反対の手で、自分のスマホを操作している。

 ぴりっぴりっぴりっぴりっぴりっぴりっ。

 

「んぐぅ」

 

 アコの脳髄に、「何か」がまとわりつく。「社長」に応えろと、毒のように侵していく。

 

「アコちゃん?」

「ア、スナさん、社長に自己紹介、を」

「え? うん、そうだね。行こう」

 

 アスナが社長の前に立ち、他の新入社員たちと一列に並ぶ。アコの体もひとりでに動き、アスナの左に並んだ。従順に、まるで品評会に並べられる家畜のように。

 

「リンちゃん、この子は?」

「天雨アコさんです。社長、ぜひお言葉を」

「ぶひっ。我が社は、()()()()()()()である君たちを磨いて、輝かせるための場所なんだ。天雨くんも、すぐにここが最高の職場(ユートピア)だって思うようになるよ」

 

 ぴりっ。

 アコの視界に、真っ赤な文字列が浮かび上がる。

 

 

 

 

 

 

ユートピア・プロトコル

序文

 このプロトコルは社長への忠誠を確立し、職場秩序を保持し、もって理想の女性を創造するため株式会社ユートピア・インテリジェンス(以下会社と称す)が定めたものであって、会社は社長の意思に基づいてこのプロトコルを運用し、社員は女性の本分を尽くすため日常誠意をもってこのプロトコルを守らなければならない。

 

 

 

 

 

 

「あ」

 

 アコの口がぽっかり開いた。緊張でカラカラになっていた口内に、一瞬で唾液が満ちる。

 

「あ、あ、天雨(あまう)ア、アコ、です」

「うんうん」

「この度、ユートピア・インテリジェンスに新入社員として加わることになりました。私は社長の革新的なビジョンと、特に女性が輝ける環境に魅力を感じ───」

 

 口も喉も勝手に動いて、アコの体は虚ろに自己紹介を続けていく。

 社長は満足そうに笑い、リンも満面の笑顔を見せた。アスナや他の新入社員たちも、「よかったねー」と拍手している。

 

(なにこれ、なんなのこれ)

 

 何より恐ろしいのは、心が狂っていないこと。アコの意識は、はっきりとしている。なのに体が勝手に動いて、社長やリンに媚びを売る言葉を垂れ流している。

 それどころか───。

 

(あ、あっ、やだっ)

 

 アコの体は勝手に動きだし、ジャケットを脱ぎ去った。両腕を上げるポーズをとり、日々のお手入れを欠かしていない肉体と、ムダ毛一つない肌を誇示する。

 特注品のブラウスからこぼれる乳房の横肌が、中年男の視線にさらされた。

 

「げっ、天雨、お前、恥ずかしくないのか? 痴女か? 澄ました顔して、男どもにヨコチチ見せびらかすビッチなのかっ」

 

 中年男の嫌悪に満ちた眼差しが、アコの横乳に突き立てられる。

 

「どこで孕むかも分からないビッチは、ユートピアに相応しくないっ!」

 

 あまりと言えばあまりの屈辱に、アコは両目から涙をこぼしそうになった。

 その時である。

 

「違うよ、社長さんっ」

 

 ウサギが跳ねるような声が、アコのとなりから響いた。アスナが満面の笑みで、中年男に笑いかけている。

 

「社長さん、アコちゃんは痴女じゃないよ」

「ああン?」

「アコちゃんが目指してる理想の女性は、自分の身体を隠したりしないだけ。アコちゃんはね、とっても格好いい、わたしの大切なお友達なんだ。痴女なんて言わないであげて?」

 

 のしかかる恐ろしさに、風穴が空いた。体は思い通りにならないが、安らぎがアコの心を包み込む。アスナに守られている、その実感が、心の鎧になっていく。

 

(アスナさん、アスナさん───)

 

「ぶひひっ! えーと、一之瀬アスナくんか」

「はいっ、社長さんっ」

「天雨くんは処女かな?」

「うん! わたしたち、ずっと女子校育ちだし」

 

 正気を奪われたアスナが元気よく答えると、中年男は醜悪な顔をさらに歪ませる。

 そしてアコの体をじろじろと見た。ねっとりした視線を、まるで値踏みするようにはい回らせる。女を性的にまなざす忌むべき視線で、アコの全身を犯した。

 

「───理想の女性か。ボクはお前たちが気に入ったぞ。天雨アコ、一之瀬アスナ」

 

 社長は、おもむろにアコの乳房をわしづかみにした。

 ブラウスごと持ち上げられて、横乳のふもとが伸びる。たっぷりした膨らみが、中年男の手に握られてぐにぃと歪んだ。

 

「ぶひひっ」

「おっ、おおぉっ???」

 

 ぴりっ。

 アコの口から、初めての声が漏れる。間の抜けた、自分でも信じられないほど艶っぽい響き。

 社長の手は乱暴だ。ブラウス越しに胸を揉みしだき、こね回す。ただそれだけで、アコの脊髄(せきずい)を何かが駆け上がってた。

 声が、抑えられない。

 

「うぅ、ん、く」

 

 いくら処女でも、アコは社会人だ。体の仕組みは知っているし、自分で慰めた事もある。だから。社長の愛撫がいかに稚拙かという事が分かる。

 なのに───。

 

(───気持ちいい)

 

 嫌悪感と快感がごちゃまぜになって、頭の中がチカチカする。

 

「ふぎっ、んいっ、おっ」

「作り替えてやる。ボクの、理想の女性に。青空でも見える月に」

 

 社長は乳房への陵辱を続けながら、今までと違う声を発した。

 蚊帳の外にいた女性CEOのリンが、軽く手を叩きながら声を上げる。

 

「さあ皆さん! 入社早々で社長を楽しませてくれている天雨さんに、盛大な拍手を!」

 

 ホール中から、割れんばかりの拍手が巻き起こった。しかしその中には、アコに向けられたクスクス笑いも混じっている。

 アスナが他の社員たちを睨みつけて、「ぶー」と唇をとがらせた。

 

「天雨さん、社長は私たちにとって人生の導き手です。あなたたちがこれからユートピアで歩む道は、社長の『特別な指導』によって、より輝かしいものに……あン♡」

 

 社長が、我がもの顔でリンを抱き寄せた。白いタイトスカート越しにお尻をなで回す。

 リンは嫌がるそぶりを見せるどころか、むしろ自分から体を預けた。ズボンを押し上げる男の()()()()を、丁寧に、愛しげに撫でさする。

 

「ぶひぃーっ、ぶひぃーっ」

「おちんぽ様、さびしくなっちゃいました?」

「ぶひっ。アコが、色っぽくて甘えた顔するせいでなぁ」

 

 中年男が、指先をアコの胸から下へ降ろしていく。ブラウスに浮き出る横乳のふもとをなぞり、へそをくすぐって、さらに下へ。アコではなく、アコの下半身に意識を集中させている。

 

 千載一遇のチャンスだった。

 

「さ───わらないでっ!」

 

 アコは、手の甲に筋が浮き出るほど強く拳を固めた。そして中年男の顔面に、渾身の一撃を───! 

 

「ダメだよアコちゃん」

 

 アコの拳は、アスナの手にすっぽり包まれていた。見た目には力が入っていないように見えるが、万力で固定されたかのように動かない。

 

「な、なんで……!?」

 

「社長さんはね、女の子のため、しか考えてないよ? 殴ったりしたらダメじゃない?」

 

「ぶひひっ! そのまま押さえとけよアスナ。おいリン!」

 

「お任せください。モモカ、アユム、お願い」

 

 リンがヒュプノスペックを押さえながら呼びかけると、ステージの袖から二人の女性が現れた。

 

 小学生と見まがうほどに小柄なほうが、役員の由良木(ゆらぎ)モモカ。

 金髪を真っ直ぐ伸ばしたスタイルのいいほうが、同じく役員の岩櫃(いわびつ)アユム、だったはずだ。

 

 二人ともリンと同じデザインの服を着て、耳にヒュプノスペックを着けており……喜々としてリンのそばに、いや社長のそばに、ひざまずいた。

 

「社長ぉん、モモカのおちんぽナメナメでぇ、白いおしっこピュルピュルしてくださいぃい♡」

 

「リン先輩ばっかりズルぅい。アユムにもぉ、ち・ん・ぽ様、しゃぶらせてくださいねぇえン」

 

 モモカとアユムが醜男を見上げ、粘った声とあられもない言葉で欲望を喚起していく。二人とも顔に甘えをにじませていて、役員と言えども社長の操り人形に過ぎない事がよく分かる。

 社長は二人の頭を撫でながら、「ぶひひっ」と醜悪に笑う。

 

「いいぞモモカ、アユム。精液飲ませてやるっ」

「はぁい♡」

「んふ、社長ぉン♡」

 

 モモカとアユムが、社長のズボンに手をかけた。股間にキスしたり舌をはわせたりしながら、少しずつ脱がせていく。

 完全に引きずり下ろすと、二人はトランクスのゴムを口で咥え、目配せして同時に脱がせた。

 

「はぁい、ボロン♡」

「す、すごい……ステキ……♡」

「ぶひっ! ぶひっ!」

 

 モモカとアユムのヒュプノスペックは、リンと少し違う青色でLEDをチカチカさせている。点滅するたび、白いスカートに包まれた彼女たちのお尻が、悩ましげに揺れた。

 一方のアコとアスナは、初めて見る男性器に、思わず目を奪われてしまう。

 

「アコちゃん、真っ黒でテカテカだね」

「うぁ……」

「デコボコしてて、別の生き物みたい」

「うぅう……」

 

 アスナが無邪気に言うものだから、アコはなおさら羞恥を煽られる。

 棒状のものは皮をかむっていて、それほど大きくはない。だがドス黒さと生臭い異臭は、アコの知識にある「男性の体」とあまりに違っていた。

 

「ぶひひっ! さあ役員ども、ボクのおちんぽ様にご挨拶だッ!」

 

「はぁい♡ しゃ・ちょ・お♡ モモカのメスガキちんしゃぶでイってくださいねぇん♡」

 

「んふ、社長ぉン、今日も優秀な男性のおちんぽナメナメできてぇ、アユムは幸せれすぅ♡」

 

 モモカとアユムの舌が、べろりと垂れる。左右からべったりと肉筒に貼り付いて、ゆるゆると表面を動く。男根の凹凸を確かめるように、絡みつくように。

 その行為のなんと卑猥なことか。見ているだけでも、アコの脳はぐらぐらと揺れ動く。

 

「んっ、ぷぁ…………ン♡ あふっ、んぷっ」

「れぇ…………あン、れぇろ……んッ♡」

 

 社長の肉茎は、まるで別の生物であるかのようにビクビクと脈打っている。

 その血管の一本一本をも舐めしゃぶるように、二人の舌が這い回った。

 

「社長、お口に失礼いたします……♡」

「おお、リンッ」

 

 社長は気持ちよさそうに目を細めながら、リンとキスを交わした。白いタイトスカートに包まれたお尻をぐにぐにもてあそびながら、リンの唇を割って舌をねじ込んでいく。

 

「はふっ、んっ、ぢゅぷ……んはっ♡」

「ぶひひっ! リンの舌、おいしいね」

「社長もぉん、ベロがとっても美味しくて、リン、もう……んふっ、ぢゅっ♡」

 

 リンは頭を揺らしたり、ちゅうちゅう吸い付いたり、夢心地で社長の舌を味わっているようだ。舌の動きなど、アコには見えないが……。

 

(どうでも良い)

 

 アコは目をそむけた。

 今のリンは、かつてアコが憧れた女性経営者の七神リンとは、まったくの別人だったから。青春の象徴だった憧れの人が、男に媚びる肉の玩具と成り果てていたから。

 

「ふひっ、ふひっ、そろそろ、出るぞっ」

 

 気色の悪い声でなされた宣言に、リンは「はぁい♡」と蜂蜜を垂らしたような声声で答えた。

 

 モモカとアユムが湿った音をさらに大きくして、肉柱をねぶり尽くす。眼前のペニスを舐めずり、しごき、吸い立てる二人の女性。蜜に群がる、二匹の虫のよう。

 

 技巧と情熱を尽くした奉仕に、社長のペニスがひときわ大きく膨らみ───。

 

「ふひっ! 出るっ!」

 

 びゅくっ! びゅるるるっ!! 

 

 アコの目の前で、白い液体が大量にほとばしった。モモカとアユムの顔面に、べちゃりべちゃりと降りかかる。それだけではなく、アコとアスナの髪や頬にまで付着する。

 

「ぶひーっ」

 

 異臭に嫌悪する間もなく、社長の手がアコの乳房へと伸びてきた。

 先端とお肉を一緒にぎゅうっとつかまれて、アコの体がびくんとはねる。

 

 ぴりっ。

「ぅあ……っ!?」

 

 痛みはなかった。体中を走り抜けたのは、全身を震撼させる快感。ヒュプノスペックから脳に流れる何かが、アコの意識を眩しいほどの純白に染め上げる。

 

「あっ、あっ」

「ぶひひっ。まずは気持ちよさだけ覚えればいい」

 

 皮膚の一枚下で、アコの心臓は跳ね狂った。性感が暗い熱となって心を焼く。

 この唾棄すべき気持ちよさは、ヒュプノスペックによるものなのだろうか?

 わからない。もう何も分からない。

 アコの体はぐらりと揺れ、前のめりに倒れる。

 

「アコちゃん、だいじょうぶ?」 

「あ…………っ」

 

 それをアスナが抱きとめてくれた。未知の感覚に脳を支配されたアコを、優しく支えてくれている。

 

「モモカ、アユム、あれしろ、レズキスっ」

「はぁい♡ アユム、お口あけて」

「あンっ♡ あむっ、んっく、んくっ♡」

 

 モモカとアユムは、お互いの顔に付着した社長の精液を舐め取り、分け合うようにして飲み下した。それから唾液を交換するディープキスで、ノドの渇きをいやしあう。

 

 その横で、リンが恍惚とした顔を社長の腰元にうずめた。唇を大きく開いて、濡れた舌を差し出す。

 

「んふーっ♡ おちんぽしゃまっ♡」

 

 うなだれた皮かむりの肉棒にベッタリと舌を貼り付け、ただそれだけで凜とした黒髪の美女は身震いしていた。

 

「ぶひっ、これからよろしくな? 天雨アコ」

「……はい」

 

(これから……これから?)

 

 入社早々、ユートピア・インテリジェンスの中核を成す役員たちが、ゲスな男の操り人形であることを見せつけられたのに。

 憧れの人たちが尊厳を奪われて、社長の性欲を満たすための肉人形に成り果てていることを見せつけられたのに。

 

 これからアコは、一体……? 

 

「泣かないで、アコちゃん」

 

 ふいに引っ張られる。引き寄せられて、アスナの胸に頰が触れた。

 

「あ、アスナさん」

「大丈夫。アコちゃんには、わたしがいるから」

 

 アスナの体温が、アコを優しく包み込む。

 

(ああ……)

 

 その温かさは、アコの心を安らかにしてくれた。まるで母の胸に抱かれているような安堵感。涙がぽろぽろとこぼれる。

 

「おいアスナちゃん」

「あ、はーい♡」

「ぶひひっ、おっぱい!」

 

 だが()()()()の救いも、社長の一声で吹き飛ぶ。

 アスナはアコから離れ、リードを引かれた犬のように社長の元へと駆け寄った。

 

「んっ、どうぞ♡」

 

 アスナはジャケットの前を開き、両手でおっぱいを寄せて上げた。彼女ほどの美女には決して釣り合わない中年のブサイク男に、女性の象徴たる乳房で媚びを売る。

 そして社長の手のひらが、ふにゃりと形を変えた柔肉を包み込んだ。

 

「んはっ♡ あ……ンっ」

「ぶひーっ、マジか、でけぇっ」

 

 社長は鼻息を一段と大きくしながら、アスナのバストを揉みしだいた。セクシーという言葉をそのまま形にしたような、柔らかで立派な膨らみを好き放題こね回す。

 

「あはッ……♡ あ……ンっ」

「いくつだコレ、何センチだっ」

「ん♡ ん♡ ひゃ、ひゃくにセンチっ♡」

「いちメートルっ!? カップ、カップはっ」

「じぇ、Jでっ、もうちょっとでKっ、ふあっ♡」

「うひひっ! そうか、JKかっ!」

 

 社長はアスナの乳肉を搾るように揉みしだきながら、すり寄ってきたモモカやアユム、他の新入社員と次々にキスを交わす。

 ただなぜか、アスナの唇を奪おうとはしない。

 

「ねぇ~、アスナともキスしようよっ、ね♡」

「ぶひ、ぶひっ! そのうちなっ!」

 

「ひっく……えぐっ、うえっ」

 

 アコは泣いた。泣きながら、アスナとの友情という命綱を握りしめて、腹の中で決意を燃え上がらせる。

 アコは誓った。アスナと共に自由を勝ち取るのだと。

 

(見てなさい)

 

 じぃっと、社長の隙を探り始める──。

 

(続く)




 ここまで読んでいただきありがとうございました。お気に入り・感想・評価など、いつもありがとうございます。更新の励みにしております。
 次章は、「早瀬ユウカと忠誠のプロトコル」。社長秘書の早瀬ユウカによる「オリエンテーション」と「懇親会」が開かれます。お楽しみに。

どのエピソードが好きですか? 続きを書く参考にさせてください。

  • プロローグ
  • ユウカの章-1
  • シロコの章
  • リンの章
  • ユウカの章-1
  • ミッドローグ
  • ミカの章
  • アスナの章
  • アコの章-1
  • アコの章-2
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。