※この作品はR-18です。

Skeb瓦版   作:りおんぬ

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精池肉林

──淫獄。それは世の男ならば大なり小なり誰しもが持つであろう劣情の具現。確固たる自我を持ち、女を雌に落とす事を至上命題とする肉の牢獄。

 

「──でさー、そんでアイツってば──」

「──ええー、うっそマジィ!? それウケる──」

「──」

 

わいわい、ガヤガヤと。

傾いた日の差しているまばらに人の残っている教室の一角で、何人かに囲まれながら笑顔で言葉を交わすブレザー姿の少女が一人。

名を早乙女愛理、今をときめき心躍ってアンコール沸かす華の女子高生だ。

 

──キーンコーンカーンコーン……。

 

「あっやべ、授業始まった! しかも次高橋じゃん!?」

「あー、じゃあ私は選択とって無いから……」

「そんなご無体な! そりゃないですよ先輩!」

「はいはい、ほら急ぎなよ~」

 

チャイムの音で血相を変えてバタバタと走り去る後輩たちの背中にひらひらと手を振る。

席に座ったまましばらく手元のスマホをいじっていた愛理だったが、程なくして自分の席を立った。

 

「んぅ~っ……さー、私もさっさと帰るかなぁ」

 

ぐいっと伸びをすれば、たゆん、と豊満に育った胸が揺れる。それだけ聞けば世の恵まれない──ユニセフとかそういうあれではなく、単に肉付き的な意味で──

女性はうらやむだろうが、現実はそこまで有情ではない。というのも彼女は運動が趣味なスポーツ系女子、特にパフォーマンスに寄与しないどころか事あるごとに揺れて動きを阻害してくるこの胸は邪魔以外の何物でもないのだ。

それに、いちいちサイズの合ったブラジャーを探す必要に駆り立てられるというのもその思いを助長していた。今や彼女の部屋の棚はサイズの合わなくなったブラで溢れかえっており、どうしたものかと頭を悩ませている。適当に処分するのが一番手っ取り早いとは理解しているのだが、今まで掛けた金額を考えるとただ捨てるのもなんかなぁ……と典型的なもったいない病を発症してしまい、今の今まで捨てるに捨てられずため込んできている。

いい加減何とかしなきゃなぁ、と考えながら通い慣れた道をてくてく歩いていく。この胸のせいで少し前までは他人の視線が怖く、ややおどおどとしながら歩みを進めていたのだが、今となってはすっかり慣れたもの。道行く男子高校生やサラリーマンにまじまじと胸を見られるのも気に留めず、ゆさゆさと豊満な胸を揺らしながら鼻歌交じりに帰路に就く。

そうして気付けば自宅の前。

 

「ただい──ま……?」

 

ガチャリ、と玄関の扉を開ける──その先に広がっていたのは見慣れた自宅の廊下ではなく、粘液を滴らせる触手が絶えず蠢き這い回る肉色の地獄だった。

そのあまりにも非現実的な光景に、愛理は扉を開けた態勢のままフリーズしてしまう。

そんな彼女にへむけてシュルシュルと触手が何本か伸ばされ、発育のいい体を絡めとる。

我に返った時にはもう手遅れだった。

 

「ちょっ、待っ──」

 

愛理が何か言うよりも早く、肉の中に凄まじい力で引きずり込まれる。

そのまま扉はバタリと閉じ──その場には、玄関に落ちた学生鞄とスマホだけが残されていた。

 

──

 

「ちょっ、なにこれ!? キモいんですけど! 誰がやったか知らんけどマジやめてくんない!?」

 

肉の部屋に取り込まれ、うぞうぞと粘液まみれの触手に全身を這い回られる感触に、ぞわぞわと背筋を擦り上げるような嫌悪感をこらえながら声を荒げる。

理解からかけ離れすぎた状況に直面した愛理は一周回って平常を保ち、これを誰かのしかけたイタズラと断定した。

 

「あーもうスマホもカバンも落としちゃったし……! マジ最悪! っていうかどうやって出るのこれ!?」

 

体についたネトネトの粘液を払い落としながら、適当な触手を引っ掴む。そのままぐいぐいと引っ張り、強引に触手を引き抜きにかかった。

肉の伸びるリアルな感触に鳥肌が立ちそうになるが、それを押さえつけて粘液で滑る肉柱を引っ張り続ける。

 

「どうせただのこけおどしでしょ、こんなのくっついてる生地か何かから引っこ抜けばすぐ抜け出せるんだから!」

 

どうやら彼女はこれがなにか箱状の物にびっしりと触手のオモチャが詰め込まれたドッキリ部屋のようなものと思っているらしい。はたしてそれが真実であるならどれほどよかったか──この肉空間がどれだけ悍ましい物なのかを、早乙女愛理という劣情の矛先は未だ理解していなかった。

そんな事は露ほども知らず、持ちうる限りの力で触手を引っ張り続ける少女。やがて、ブチブチと何かが千切れるような感触と音が微かに混ざり始めた時、それは起きた。

 

「やった、やっぱりただの悪戯部屋じゃっ、んぅっ!!???」

 

シュルルルッ! と肉壁の根本付近まで突っ込まれていた愛理の腕に無数の触手が絡みついたかと思えば、次の瞬間には恐ろしい力で愛理の体をさらに奥へと引きずり込んだ。スポーツ系とはいえ常人の範疇を出ない愛理はひとたまりもなく肉の濁流に飲み込まれてしまう。

そして、彼女の纏っていたブレザーをいともたやすくビリビリに引き裂き、下着だけを纏った豊満な肢体を露わにした。

 

「ちょっ、マジで何なの!? イタズラじゃすまされないけど! 絶対訴えてやるぅ!」

 

両手を頭の上で拘束され、全身を触手に這い回られ、すっかり粘液まみれになりながらも悪態を吐く。しかし、その強気な態度も次の瞬間には一変することとなる。

──ぬるり、と。

愛理の体を好き放題にのたくっていた触手が一本、おもむろに彼女のパンツの中に頭を滑り込ませたのだ。ビクッ! と純潔を保ったままの女子高生ボディが震え、その顔が引きつる。

 

「ひっ! ばっ、なん、何する気……!?」

 

その問いに答えるかのように、彼女のパンツに潜り込んだ触手はいちどバックした後──ズチュッ! と目の前に鎮座する秘裂めがけて突貫した。

触手の先端が肉をかき分け、途中に張られていた半透明の膜を容赦なく引き裂き、最奥に潜んでいたドーナツ状の肉扉を突きあげる。

その勢いたるや、触手に絡めとられた愛理の体が比喩抜きで僅かに持ち上げられるほど。

 

「──あぇっ?」

 

突然の事態に理解が追い付かず、呆けた顔で視線を落とす。引き締まったお腹の中ほどがボコリと歪に持ち上がり、中で何かが蠢いているのがたやすく確認できた。

その触手がぶじゅぅううっ♡と特濃の媚薬ペーストを膣内に大量に流し込んだあたりで、ようやく彼女の脳みそが情報を理解する。

 

「はおォ゛ッ!!!???♡♡♡」

 

出力された電気信号が全身を駆け巡り、ビクンッ!!♡♡♡と体が跳ねる。無理やりに処女を貫通された苦痛も触手に注入された媚薬によって即座に快楽信号に変換され、激流となって少女の理性を押し流しにかかる。

パチパチと脳内の配線がスパークしてチカチカと視界が明滅する中で、愛理はのろのろとした動きで自らの秘部に突き刺さった触手を引き抜こうとするが、それよりも先に触手が彼女の体をがんじがらめに縛り上げた。そのままあれこれと触手と肉壁が蠢き、最終的に四肢を飲み込んで胴体と頭だけが露わになった無様な姿を晒される。

さらには最後の砦だった下着もはぎとられ、たぷん♡と揺れる豊かな胸と触手を受け入れて震える秘部が露わにされてしまう。

 

「はっ、あ゛っ、あ゛っ……あ? えぁ……あ゛ぅっ?」

 

さくっ、と上を向いて固く突起した乳首に先端が針状になった触手が差し込まれる。一度に上限値をはるかに超えた快楽を叩き込まれたことで満足に抵抗すらできず、愛理はぼやけた視界の中でその光景を眺めていた。

さらに、差し込まれた触手からジワリとなにか冷たい感触が胸の中に広がっていく。

その感触に霞に覆われていた思考が急速にクリアになっていくが、その謎の感触の効果は迅速に表れた。

 

「おっ♡おーっ♡おっぱい熱いぃ♡なにこれぇえ♡♡♡」

 

見る見るうちに乳房が、乳輪が、乳首が肥大化していく。

豊かではあれど常人の範疇に収まっていたその胸は、今や乳牛もかくやというほどのサイズにまで膨れ上がっていた。その先端では溢れんばかりの乳肉に押し出される形でぽこりと巨大な乳輪が浮き上がり、さらにその中央からはチンポと見まがうサイズの乳首がそそり立つ。肥大化が追い付いていないのか、巨乳首は先端へ行くにつれて自力で勃つ力を失っていき、くたっと首を垂れたまるで蛇口のような無様を晒している。

 

「そんな、嫌ぁ……こんなおっぱいじゃ、もう外歩けな、いぃっ!?♡」

 

さらに陵辱は続く。

何本もの極細触手がだらしなく垂れさがる乳首の先端をこじ開けたかと思えば、そのまま乳内へ侵入し始めたのだ。触手は体表から絶えず分泌される特濃媚毒ペーストを乳腺に塗り込みながら、我が物顔で愛理の乳の中を這いずり回っていく。乳房の肥大化に伴って強引に増設された乳腺は刺激にめっぽう弱く、触手が這入り込んだショックと媚毒を染み込まされたショックでドポドポと大量の母乳を分泌し始めた。

メス穴に入り込んでいた触手も再び動き始め、Gスポットを擦り上げながら子宮口を殴り、抉り、舐めまわして子袋への侵入を試みる。それどころかケツ穴にも触手がなだれ込み、S字結腸と大腸が媚毒を塗りたくられて悲鳴を上げるかのように震え始めた。

前から後ろからゴリゴリと腹を内側からかき回され、嬌声を上げることしかできない愛理。

──ごりっ♡

 

「え゛ぅっ?」

 

触手の先端がひときわ強く子宮口にこすり付けられる。強く、それでいてゆっくりとした動き。まるで何かを探っているかのようなその挙動に、愛理は喘ぎ声に混ざって訝しむような声を洩らす。

そして、次の瞬間。

どぷっ、どぽぽぽぽっ!!!♡

 

「ひぎっ!?♡ やっ、あ゛っ、いあ゛ぁああああああっ♡♡♡♡」

 

子宮内に特濃媚薬ペーストがこれでもかとねじ込まれる。下腹部がポコンと盛り上がったかと思えば、次の瞬間には風船のように膨れ上がっていく。

さらにまんこに次から次へと追加の触手が流れ込み、ミチミチと雌肉を押し広げていく。その苦痛すら媚毒によって快楽に変換され、濁流となって思考を塗りつぶす。

プシャァアアアッ♡とイキ潮と母乳を噴き出しながら暴れる愛理。しかし絶頂に絶頂を重ねて疲弊した体では、四肢を呑み込む触手壁から抜け出すなど夢のまた夢だ。

事態はなおも悪化する──さんざん潮を振り撒いていた尿道にも極細触手が突き立てられ、尿道には媚毒ペーストがこれでもかと塗り込まれた。その先端が膀胱に達したかと思えば、ぐるぐるぶんぶんと己が身を振り回して膀胱壁を擦り上げる。

さらには喘ぎ声と嬌声を吐き出していた口にまで触手が躍りかかり、強引にその小さな口をこじ開けた。

 

「がっ!? あ゛っ! あぅ゛おッ!?」

 

涙を浮かべてイヤイヤと首を振るが、知ったことではないと言いたげに大量の触手が愛理の口腔に突入し、中へ中へ奥へ奥へと強引に這入り込み、所狭しと蹂躙していく。

ビクリビクリと淫らに作り変えられた体が震え、ぐりん、と瞳が裏返る。「ぐおおっ」「おごっ゛」「む゛お゛ォ゛」と時折悲鳴とも嬌声ともつかないうめき声で喉を震わせるが、それらの意味を成さない音はいずれも淫らな水音の中に溶け消えた。

もはや無事な穴の方が少ない有様を晒しているが、それでも触手は止まらない。

ボコリ、とそれぞれの触手の根元が不気味に膨らむ。そのふくらみは先端──愛理の体内へ向けてゆっくりと動き始めた。

そして、悶え喘ぎ苦しむメス豚の元へその膨らみがたどり着き──

──ボコン。

 

「おお゛♡」

 

触手の中の膨らみ──半透明なゼリー状の卵がメス穴とケツ穴を通り抜け、媚毒の染み込んだ雌肉の中に突入した。それを感じた愛理が触手に半ば以上呑まれた

体をビクリと震わし、強張らせる。

異常に気付いた少女が慌てて状況を確認しようとした時にはもはや手遅れだった。

ボコボコボコッ! と無数の膨らみが触手の根元に現れたかと思えば、矢継ぎ早に愛理の胎内へと流し込まれていく。ボコッボゴボゴッボトトトトッ!! と次から次へと吐き出された卵がメス豚の肉を無理やりに押し広げ、粘膜をゴリゴリ擦りながら奥へ奥へと転がり込んでいく。

 

「──────!?!?!? ひっ、ひぁあ゛っ、゛おっ、おォ゛ぅあぁあああああっ゛っ゛っ゛!!???♡♡♡」

 

それぞれの触手から吐き出された大量のゼリー球が二穴をこじ開け、ビクビクと震える肉壁を擦り上げながらさながらスーパーマーケットのジャガイモ詰め放題セールのごとく胎内に詰め込まれる。媚毒に濡れそぼったメス袋はいまやお徳用卵パックと成り果て、腹の中に大小無数の無精卵を流し込まれたメス豚の快楽に蕩けた咆哮が響き渡った。

さらに二穴を弄ぶ触手に倣うかのように乳腺をほじくりまわしていた触手もまた乳腺葉に大量の卵を産み付けていく。こちらは母胎の体を考慮してか、今まさに子宮と腸に詰め込まれているような鶏卵じみたそれではなくイクラやトビコのように小さくツブツブしたものとなっている。

しかしそれらを産み付けられている側としてはそんな謎の細やかな配慮など知ったことではなく、産卵の快楽に溺れて嬌声を撒き散らしていた。

胸も腹も触手と卵の浮かび上がった無様なものとなり、淫肉を内側から擦り、抉り、削り取る暴力的な快楽に痛めつけられる。

 

「おーっ♡お゛ーっ♡♡んも゛ォオオオッ♡♡♡」

 

メス牛のような唸り声をこぼし、口から胃袋までを触手に占領されて喉を潰された状態で解放を懇願する女だが、そんなメスの事情などお構いなしに卵が挿入され続ける。ついにはその胃袋にまで卵が流し込まれ、正しく全身卵袋の孕みメスと化していた。

そのまましばらく産卵プレイは続いていたが、あるタイミングで全ての穴から触手が抜け落ちる。侵され切った二穴と乳・尿道・口も加えた計六穴はだらしなく開きっぱなしになり、ドロドロと溢れた媚毒液や卵を垂れ流しにしていた。

 

「あ゛ーっ♡あ゛ーっ♡んあ゛ーーっっ♡♡♡……あへぇっ♡♡♡」

 

卵を保管し、産み落とした触手を育むための肉袋と成り果てた自分の胴体を見下ろして、にへらと蕩けた笑みを浮かべる。涙と鼻水と粘液にまみれたその顔には後輩に慕われていた女子高生の面影はほとんど残っておらず、ただ与えられるがままに快楽を享受する獣畜生にも劣るような淫欲の権化としての姿を見せびらかしていた。

……しかし、これでは終わらない。新たな命を産み落とすためにはまだ重要なピースが一つ欠けている。

するすると愛理に一本の触手が忍び寄る。その先端には横一線に黒いラインの走った葉っぱかなにかのような──そう、ありていに言えば唇のようなものがくっついていた。

それは彼女の耳元に近づくと、ぐぱぁ……とラインに沿って裂け、粘液でドロドロの内部構造を晒す。そして、愛理の耳に何十人もの男の声が混ざり合ったかのような不思議で複雑な声で語りかける。

 

『ここで可愛い愛理ちゃんに問題です』

「ぅ゛……?」

『新しい生命が生まれるために必要な物は卵とあと一つ、一体なーんだ?』

「──あ゛っ」

 

言うが早いか、穴という穴に大量の触手が突撃し、我先に奥へ奥へともぐりこみ始めた。大量の卵によって歪に膨らんでいた腹と胸がさらに醜く膨張していき、ビクビクとメス豚の体が震える。

もはや嬌声一つ上げることすらままならず、白目をむきながら暴力的な快楽に脳を灼かれる愛理。

そして次の瞬間、彼女の胎内に侵入を果たした触手がそれぞれ不気味に脈動し、膨張し始める。先ほどの不気味な声の質問と合わせてその意図を理解した愛理がさんざんに犯されて快楽と疲労で壊れかけの体で何とかもがくが、その判断はあまりにも遅すぎて、その行動はあまりにも哀れだった。

そして。

──ドプッ。ビュルッ、ブリュリュリュドプッドプッゴポポポポポッッッ!!!!!!!!!!

 

「ごっ……ぼぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ゛っ゛っ゛♡゛♡゛♡゛♡゛♡゛」

 

炸裂。

そうとしか言いようのないほどの勢いで、愛理の腹が、胸が、凄まじい速度で膨れ上がっていく。

触手がのたうち、卵が浮かび上がることで醜く歪に蠢いていたその腹と胸はあっという間に綺麗な曲線を描き、ボテ腹の頂点では内圧に屈服したへそがポコンと浮き上がっている。胸もまた同様で、限界まで開かれ、隅々まで触手に侵された乳首の隙間からは母乳とはまた違う粘質な白濁液がドロリと溢れ出る。そのい白濁液には少なからずツブツブした真珠のようなものが混入していた。

下手くそなバルーンアートのように膨れ上がった腹と胸を見せびらかし、人知れず無様な醜態を刻み込まれる。

 

「あへぇ……♡」

 

肉体は穢れ、その精神は見るも無残に砕け散った。顔中を涙と鼻水、そして粘液と精液で汚し、でろりと口の端から舌をはみ出し、恥も外聞もなくだらしのないアヘ顔を晒して視線を虚空へ向ける愛理。

しかしまだまだ満足にはほど遠いのか、彼女の蕩けた視界の先で無数の触手が鎌首をもたげ──そこで、体力の限界を迎えた彼女の視界は暗転した。

 

──

 

……あれからどれだけの時間が経ったのか。何か月? 何年? 時間を数えるだけの思考すら喪失して久しい。

雌の体がパンパンに膨れ上がるほどに産卵も射精もしたというのに満足しなかった触手はその後も念入りに愛理の体を責め上げ、熟練のメス奴隷として仕立て上げていた。もはや声1つ上げることなく弄ばれ、少女の心は完全に折れている。

ぐぱぁ、と粘液の糸を引きながら先ほど愛理を飲み込んだ扉が開く。さんざんに雌の体を弄んだ事で満足したのか手足の拘束が解かれ、ずるりとメス豚の体が抜け落ちる。

抵抗どころか指一本動かすことすらできず、愛理は光の差す空間へと転がり落ちていった。

──そして、とある何の変哲もない一軒家の玄関で。

 

「あ゛……あ゛あ……♡♡♡」

 

一匹のメス豚が床に転がり、収まることを知らない快楽に体を震わせていた。扉に設けられたすりガラスから差し込む夕日が。変わり果てた彼女の体を赤く照らしている。彼女の足元に転がっているスマホの画面には、彼女が肉獄に吞まれてから10分も経っていない時間が映し出されていた。それを気にする余裕も、それどころか今の自分の有様を顧みることすら今の彼女には到底無理な事ではあったが。

全身を余すことなく汚し尽くされ、胎内も腸内も、果ては膀胱内や乳内ですら汚液と卵でパンパンに満たされている。欲望の象徴にして特濃の媚薬でもあるそれが愛理の体をそっくりそのまま性感帯に作り変え、ともすれば呼吸1つするだけで絶頂してしまうような淫売の体へと仕立て上げられていた。その体がビクリと震えたかと思えば、さんざんに犯されて開きっぱなしになってしまった穴からゴポリと白濁液が溢れ出る。

やがて、彼女の母親がそれを見つけるだろう。閑静な住宅街に何台ものパトカーが集結し、辺りは一時騒然とする。しかし、被害者が心神喪失の状態であること、胎内の精液や卵から検出されたDNAが数千人単位の物であること──そしてその全員に犯行が確実に不可能なアリバイがあることが、事態の混迷さに拍車をかけてしまう。

程なくして事件は捜査の甲斐なく迷宮入り──心の壊れた一匹のメス豚を残して、この事件は片隅の3面記事と消えた。

 

 

──淫獄。それは常世から薄皮一枚隔てた異界に潜む、この世全ての男の欲望の結晶。女を雌へと貶めることこそ唯一にして至高の命題と刻み込まれた汚精と淫肉の世界。

 

「は? え、ちょっ何よこれ──」

 

今日もまたどこかで、淫蕩の扉が開く──

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