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「あなたですか、私の主以外の人間は」
「っ」
それは、ある意味突然であった。
先日のレッドゾーンの1件もあり、こちらに攻め込む勢力には注意していた。
だけど、俺にとって、その存在は予想外であった。
「Vol-Val-8なのか」
そのクリーチャーは知っている。
プレミアム殿堂入りしたボルバルザークの力を組み合わせたクリーチャーであり、エクストラターンを簡単に行う事が出来るクリーチャーの一体だ。
だからこそ、警戒はしていたが、突然の来訪であった。
「それにしても、主って誰?」
「この世界の王となる完璧な人物です。私は、その為の道具です」
「ふむ、道具ねぇ」
その言い方からして、Vol-Val-8の機械的なしゃべり方に少しだけ不満になる。
彼女自身の個性を否定する訳ではないが、まさかの道具と。
「それで、俺を倒しに?」
「えぇ、主から、これから邪魔になると言われたので」
「主自身は来ないのか?」
「完璧な主から、そのような無駄な事を任せられたので」
なるほど。
なんだか、分からないけど。
「いいぜ、だったらデュエルしようぜ」
「私が勝った場合、あなたの所にいる全てのクリーチャーは我が主が貰います」
「・・・そんな事はさせないがな」
それと共に、Vol-Val-8とのデュエルが始まる。
その戦況と状況は、変わり続けていた。
Vol-Val-8は、既にターンを開始した時から、賢樹 エルフィ-1を始めとした強力な効果を持つディスタスを次々と召喚していた。
賢樹 エルフィ-1の効果により、召喚コストを減らしたディスタスを妖精 アジサイ-2や電脳 ハルカス-1を始めとしたクリーチャーを召喚し、順調に手札とマナを増やしていた。
「まぁ、それも俺も同じなんだけどな」
一方、俺の方はというと場にはクリーチャーは存在しない。
相手側がクリーチャー、マナと手札が充実しているのに対して、俺の方はマナ、墓地の数が多い。
それは、場にいる天災 デドダムと墓地にある悪魔妖精ベラドンナなどによって、充実させている。
同時に、デドダムによって、Vol-Val-8のシールドは3枚になっている。
彼女にとって、それは手札補充手段と考えているのか、特に苦にしている様子はなかった。
まさしく対比になっている光景であった。
「あなたがどのような戦略をしても無駄です。
私のターン、私は電脳 ハルカス-1を2体、妖精 アジサイ-2を2体のササゲールを発動して、破壊。
そして、禁断竜王 Vol-Val-8を召喚します」
その言葉と共に、彼女は、自分自身である禁断竜王 Vol-Val-8を場に出す。
その巨大さは、見上げる程だった。
「禁断竜王 Vol-Val-8で攻撃。その時の効果。
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚まで手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、パワー6000以下のクリーチャーをすべて破壊してもよい」
そう呟くと共に、デドダムは、禁断竜王 Vol-Val-8の効果によって、破壊される。
同時に俺のシールドは3枚ブレイクされる。
俺は、そのまま手札に加わったカードを見る。
「シールドトリガー、テック団の波壊Go!その効果でVol-Val-8を破壊!」
「無駄です。EXライフの効果でこのクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く」
そう、彼女は冷静にシールドを墓地に置く。
「そして、禁断竜王 Vol-Val-8の効果。自分のターンの終わりに、このターン、クリーチャーが4体以上破壊されていれば、このターンの後に自分のターンを追加する」
その言葉を告げると共に、再びVol-Val-8は稼働した。
真っ直ぐと、こちらを見つめるように。
「既に、私の勝利は決まっています。
私は、電磁 アクアン-2を召喚。その効果でこのクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から水、火、自然のカードを1枚ずつ手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。そして、賢樹 エルフィ-1を2体と電磁 アクアン-2をササゲールで破壊し、歪悪接続 ヨー・バルディを2マナで召喚。
このクリーチャーが出た時、このクリーチャーが出た時、ディスタスを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
私は無頼 ブロンズ-1を召喚し、その効果でこのクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く」
それによって、再び準備は終えたようだ。
「禁断竜王 Vol-Val-8でシールドをブレイクし、その時、再び効果で場にいるブロンズ-1を破壊」
「自分のクリーチャーを破壊する訳か」
「私よりも価値が低い道具ですから」
そう、彼女は呟く。
けど。
「道具と見くびっていたら、足下が掬われるぜ。
スーパー・シールドトリガー、撃髄医 スパイナー」
そう、俺はそのカードをVol-Val-8に見せる。
「そのカードに何の意味が?」
「まぁ、まずはスパイナーの最初の効果。
相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。
その効果を3回行う。
よって、歪悪接続 ヨー・バルディを破壊」
そうして、歪悪接続 ヨー・バルディは破壊された。
「あぁ、俺が望んでいたのは、むしろこっちだ。
スーパー・S・トリガーの効果で、このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを好きな数、自分の墓地からバトルゾーンに出す」
それは、ここまでのデュエルで溜めていたクリーチャー達。
彼らの出番だった。
「虹速 ザ・ヴェルデ、天災 デドダム、悪魔妖精ベラドンナ、そして奇天烈 シャッフ」
「っ」
それと同時に、その意味が理解したようだ。
けど。
「シャッフの効果。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字を1つ言う。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
俺が選ぶのは、9」
そこで、彼女の表情が初めて変わった。
「俺はこれでターンエンドだ。
そっちのターンだ」
「私のターン」
それと共に、手札を見る。
おそらくは、この状況を予測していないように見える。
彼女の場に、ディスタスを召喚しようにも、要のエルフィ-1はいない。
「わっ私は、勝災電融王 ギュカウツ・マグルを召喚します。
その効果で、呪帝電融 カーペラー・キリテム、電磁 アクアン-2、無頼 ダイチ-3を召喚します。
さらにカーペラ・キリテムでデドダムに攻撃!その効果で猛菌 キューティ-2を召喚し、ベラドラムを選択!このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない」
そう、急ぎ対策する。
未だにシールドに余裕はある。
だが、これまで完璧にしてきた彼女にとっては動揺するには十分だろう。
そして、エクストラターンは終わり。
「俺のターン」
俺のターンへと変わる。
「行くぜ、俺のターン。
まずは墓地進化!不死 デッド55を2体召喚!その効果でこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。
そして、デッド55で攻撃する時に、S級侵略!」
「っ」
それと共に、デッド55は次々と姿が変わっていく。
これまで、墓地に多く溜まっていたカード。
「S級不死 デッドゾーンに3回、SSS級天災 デッドダムドに2回進化。
その効果で、デッドゾーンの効果で電磁 アクアン-2、無頼 ダイチ-3、猛菌 キューティ-2のパワーを-9000にして、破壊!
さらにSSS級天災 デッドダムドの効果で勝災電融王 ギュカウツ・マグル、呪帝電融 カーペラー・キリテムを墓地に送る」
「ぐっ」
それによって、彼女の場のクリーチャーは一掃される。
それだけではなく、エクストライフによって増えたシールドも再び減り、既に0に。
「シールドトリガーがっない」
「あぁ、そして、デッド55で攻撃する時に、侵略!SSS級天災 デッドダムド!
その効果で禁断竜王 Vol-Val-8を墓地に!」
そのまま、最後の一撃といわんばかりに、トドメを刺す。
それによって、デュエルは完全に終わりを告げる。
「デュエルに負けた事は認めましょう。ですが、例え行為を行ったとしても、主は変えるつもりはありません」
そう、冷静に、Vol-Val-8は俺を見つめる。その瞳にはまるで生気はなく、まさしく機械そのものだった。
「まぁ、どちらにしても、行わないといけないからな」
だからこそ、俺は彼女を堕とす為に、まずは触れる。
機械の身体という事で、その熱はまるでない。だが、確かに生物である柔らかな肌が指先から感じる。ただ、この場はあくまでもセックスをする為の場所ではない。なので、そのまま性器の方へと手を伸ばす。
そこはやはり、機械ならではの硬い感覚だった。だが、愛撫を続ける事で次第に柔らかくなる事を俺は知っている。だから、俺は遠慮なくそこに触れる。
「・・・」
触れられた事への羞恥心を見せる様子はない。
冷静に、俺が行う行為を観察するように見ているだけだ。
しかし、それはあくまで外見だけでしかない。
触れ続ければ、やがてそこに変化が生じる。
硬くなりつつも柔らかい。不思議な感覚だ。
「何を、そんなに興味深く触っているんですか?」
「んっ、少しね、可愛いなと思ってね」
「可愛い?」
それに対して、Vol-Val-8は首を傾げる。
「なぜ、兵器にそんなのを求めるんですか?」
「別に俺が求めているのが兵器じゃないからだよ」
そう、Vol-Val-8の質問に対して、俺は答える。そして、さらに続ける。
胸元に手を伸ばして揉みし抱く。
当然の事ながら、そこには大きな乳房がある訳ではない。
それでも、しっかりとした弾力はある。それは、ロボットにはないものだ。だからこそ、その感触を確かめる。
すると、Vol-Val-8は無言のままだったが、僅かに息遣いが変わるのを感じる事が出来た。
それを確認して、俺はそのまま下半身へ手を伸ばす。
もちろん、こちらもまた硬い。
しかし、それが心地良いと思う自分がいる事に内心驚いたのか、Vol-Val-8の表情もどこか変化していた。
ただ、それを隠す様にしながら秘部に触れていく。
「あっ・・・」
初めて、Vol-Val-8の声を聞く事が出来る。
ただ、それは快感による声ではなく驚きによるものだろうが。
「どうしたんだ?」
「・・・いえ、その」
戸惑いを感じながらも、Vol-Val-8は再び口を閉ざす。
だが、その隙を逃すはずがない。
「これはどういう状況なんだ? 教えてくれないか?」
俺は質問する。ただ、それに対しての返答はない。
「まあ、いいさ、とにかく今は君を楽しむよ」
そう言って、俺はVol-Val-8へと愛撫を続ける。
全身くまなく撫でまわし、舐め回し、そしてキスをする。
それを繰り返してもなお、Vol-Val-8の反応は少ないままだ。
だが、時折漏れる吐息や声によってそれが感じている事くらい分かるようになる。
その反応を楽しみつつ、俺はVol-Val-8の下腹部に触れる。
そこは熱を帯びており、既に準備が出来ていた。
ゆっくりと押し開き、中を確認する。
そこには、ピンク色をした肉壁が広がっている。
「はぁ♡はぁ♡」
徐々に、Vol-Val-8は乱れていく。
そして、挿入していく。
「んっ!」
Vol-Val-8から甘い声が出る。
ただ、やはり感情の変化はあまりない。
しかし。
「まだ、本番じゃないからな」
「あっ♡」
同時に、俺はそのままVol-Val-8の秘部に、肉棒を近づける。
先程までの行為で、十分な程に濡れている膣肉に、ゆっくりと肉棒を近づける。
その様子を見て、抵抗する事はなく、Vol-Val-8は、その様子を凝視していた。
亀頭の先が、入り口に触れる瞬間に感じる快感に、Vol-Val-8は目を見開き。
勃起した事で太くなっている肉棒が徐々に入っていく様子に驚きながら。
くちゅりと音を立てながらも、全てが一旦入った様子を見て、Vol-Val-8は目を離さなかった。
これまで、性行為などした事のない彼女にとっては驚きを隠せず、そして。
「Vol-Val-8」
「あっ」
俺の声を聞いて、向き合う。
正面から、これから行う相手が俺だと認識した瞬間。
俺は、腰を動かし始める。
「あぅっ♡」
全て、入り込んでいたはずの肉棒がずぶりっと水音をしながら出る。
その間、肉棒が膣肉に当たる感触が、Vol-Val-8にも伝わる。
機械の硬さと、肉の柔らかさ。
それらが同時にだからこそ、感じる事が出来る絶妙な締め心地。
そんな膣内を感じながらも、俺は肉棒を突き入れる。
「ひゃっ……」
Vol-Val-8から小さな悲鳴が上がるも構わず突き入れ続ける。
パンッ! と乾いた音が響くと共に、膣内で亀頭が何かにぶつかる。
それと同時にVol-Val-8の口から「あぁん!」という声が出て来る。
「ほらここだろ? 子宮口っていうんだっけか?」
耳元でささやきながら腰を動かし続ける。
そのたびに「あっ……」とか「うぅ~」といった言葉にならないような小さな声を上げ続けていた。
そんな反応を見ながら俺は腰の動きを強くしていった。
パンッ、パンッ、とさっきよりも大きな音が鳴るようになるにつれ、Vol-Val-8の声も大きくなっていく。Vol-Val-8の身体が震えているのか膣内がきゅっと締まる感覚がある。「ふぅーっ! はぁーっ!」
Vol-Val-8も限界に近いようだ。それならばと俺はさらに強く突き上げる。するとVol-Val-8の足先がピンと伸びて痙攣する。そして一際高い声を上げながら身体を大きく仰け反らせ絶頂を迎えたようだった。その締め付けに合わせて俺もまた射精した。
ドクドクと大量の精液を放出しているのを感じる。Vol-Val-8の膣内はとても気持ちがよくいつまでも放出していたくなるような感覚だった。だがさすがにこのままでは本当に妊娠してしまうだろうと思い慌てて引き抜いた。愛液でドロリとした白濁色の液体が流れ落ちる。
「……あぁんっ!」
絶頂を迎えて満足そうな表情をしていたVol-Val-8の顔が再び曇った。そんな様子を気にせず俺はVol-Val-8の腰を掴むと強引に持ち上げて再び挿入した。まだ射精している途中だったがそのまま腰を振り始める。Vol-Val-8の中もキュウキュウとうねっていて心地いい。
「まだ、求めるのか?」
「えっ?」
俺の一言に、Vol-Val-8自身が不思議そうにしている。
それは、彼女自身も驚いていた。
「どうする?」
「えっ」
俺は、彼女に選択肢を示す。
「俺か、主か」
そう、選択に迫る。
Vol-Val-8は沈黙の後、口を開いた。
「私の主は1人です」
そう、Vol-Val-8は変わらなかった。
「・・・ただし、主よりも優先すべきなのは、マスター、あなたです」
Vol-Val-8が、
俺の手を握ってきた。
俺の手を握りながら、Vol-Val-8は話を続ける。
「主の命令より先に、私はあなたの命令に従います。私にとって最優先するのはあなたなのですから、それが当然です」
俺は何も答えられなかった。
ただ、Vol-Val-8の視線は熱を帯びているようで、俺の心音は高鳴るばかりだった。
「だからっマスターのをもっと」
彼女は、先程とは違い、まさしく求めるように抱き締めてくる。
その表情も、先程と変わりない。
それでもVol-Val-8、変わっているのとしたら。それは、Vol-Val-8自身が求めているぐらいだろう。
とある、完璧主義のデュエリストに送られたメッセージ
「このカメラに向かって話せばいいのですか?」
ー--質問に答えてくれるだけでいいよ。
「理解しました。」
ー--まずは主に挨拶をお願いします
「それでは、元気でしょうか、主。私、Vol-Val-8は、この通り無事です。出来れば、手短に済ませたいので要件だけ言います。私はこれからあなたの元には帰りません」
ー--その理由について、話してくれますか?
「話す必要は、いえ、確かにそうですねマスター♡私の愛する人と一緒にいる為です」
ー--あの頃から随分と変わったけど、どうかな?
「私自身、道具として扱われるのは不満はありません。ですが扱われるならばただ使うだけじゃなく、こうして愛して、大切に使ってくれる方に仕えるのは摂理です」
ー--もしも、主がこれから大切にしてくれると言ってくれたら、向こうに戻る?
「・・・マスター、冗談でもそんな事を言ってはいけません。私、悲しいです」
ー--ごめんね。今の君ならきっと戻らないよね
「えぇ、もちろん戻りません。それにこれからもずっとお側にいますから問題有りません」
ー--ありがとう、それじゃ、今、何をしているのか説明してくれる?
「勿論です。今、私はマスターのオチンポを他の方々と一緒に奉仕しています。口マンコはもちろん、お尻の穴での奉仕も、パイズリしたり、とにかく精一杯尽くしております」
ー--そっかぁ、僕の為にそこまでしてくれたんだ。嬉しいよ、Vol-Val-8
「はい、当然の事です。私は道具なのですから。マスターの為に尽くすのは当たり前です。
だから、マスターの精子と私の卵子で、ディスペクターを作っていきましょう」
ー--えっ、ディスペクターは、それで出来るの?
「ふふっ、それは楽しみにしてください」
ー--それじゃ、最後に主に挨拶をしようか
「・・・あぁ、すっかりと忘れていましたね、では、さようなら。それじゃ、マスター、早くやりましょう」