※この作品はR-18です。

プリマドンナ~TS転移娘がふたなりサキュバスに堕とされる話~   作:Sfon

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十一日目 崖の下は奈落
十一日目 崖の下は奈落


 木曜日。今日の目覚めは悪くなかった。昨晩たっぷり精気を渡してもらったおかげだろう。変なムラムラも残っていないし、何なら今までで一番体調が良いまである。泣いてねだったキスも無駄ではなかったということだ。

 

(……思い出すのはやめよう)

 

 あの痴態は記憶の奥底に封印したほうが良い。それよりも、もっと他に考えることがあった。例えば、朝起きたらぎこちない笑みを向けてきたニカさんをどう扱うか、とか。そういえば寝る前、ニカさんが帰ってくるのを待たずに眠ってしまったから、結局話が途中だった。確か、ニカさんがオレに何か買ってくれるとか、そういう話だった気がする。

 

「えと、おはよう」

「おはよう、ニカさん。あー、その、昨日のことはあんまり気にしないでよ。精気をちゃんと貰えれば済む話だし、時間を潰せる何かを買ってくれればそれで十分だから」

「そうよ、それ。何が欲しい?」

 

 とりあえず、オレから今回の件を終わらせる条件を提示したら、ニカさんがグッと体を乗り出した。そんなに食いつくところなのか。確かに、『別居できる家が欲しい』とか言い出したら生活から一変するけれど、そんなことオレが言うとでも思っているのかな。

 

「いや、だからそこなんだよね。正直そんなに思いつかないんだよね」

「前の世界でしていた趣味とかは無いの?」

「音楽聞いたり、映画見たり、ゲームしたり、そんな感じ」

 

 自分で言っておいてなんだけど、なんとも特徴のない趣味たちだ。普通じゃないと言ったら語弊があるけれど、もう少しオレらしさの出る趣味でも持っていたら、もう少し話題が広がりそうなものなのに。この世界の音楽や映画には興味があるけれど、オレの観たり聴いたりしてきたものをニカさんに話したところでしょうがないし、あまり話題も広がらない気がする。ゲームだってそうだ。しかし、そんな趣味でもニカさんは乗り気になってくれて、あれこれ必要そうなものをスマホで調べ始めた。

 

「じゃあ、とりあえず映画とか見れるサービスのサブスクと……ミーナ専用のパソコンも買いましょうか。それでゲームしたり音楽を聴いたりしてもらって、あとはヘッドホンと、パソコンの周辺機器と……」

「あ、あの、ニカさん? なにも全部叶えようとしなくても――」

 

 オレが考えていたのはせいぜいが適当なノートPCを買ってもらって、音楽を聴いたり映画を見れたら、くらいだった。なのにニカさんの力の入れようは、まるでそれぞれについて一般人の手が出る最高級品を買い揃えようとしているほど。お願いしているオレが言うのもおかしな話だが、ちょっとやりすぎに思える。しかし、ニカさんはそんなオレの説得に聞く耳を持たず、より良いものを、とネットで情報を集めていった。

 

「こういうのは機会を逃すと良くないのよ。そうと決まれば、今日の放課後、街に行くわよ。何なら学校を休んだっていいし」

「いや、授業はちゃんと受けなよ」

 

 そんなこんなで、半分ニカさんのほうが乗り気になって、お買い物の予定が決まったのだった。

 

 

 

 今日の授業も、つつがなく消化していった。性技の授業は体外式ポルチオの開発で、昨日と同じくソファに拘束された状態で電マを下腹部に当てられて、長々と子宮を揺さぶられた。いくらでも好きに絶頂できたし、ニカさんにキスもしてもらえたから、心も体も満たされてなかなか満足度の高い性技の授業となった。

 

 ちなみに、今回もニカさんのおちんぽは生えなかったので、やはりオレの発情への耐性が付いたのだろう。これに関しては授業後のニカさんへのご奉仕が無くなっただけだから、さほどたいしたことではない。それ以外できちんと精気をオレに渡してくれれば、それで済む話だ。おちんぽ奉仕をするとオレもまた発情しかねないから、なければそれでいい。

 

 そして放課後。予定通りにニカさんと街へ出かけて、あれこれオレの趣味のものをまとめて買っていく。タクシーをずっと待たせて買ったものを片っ端から突っ込んでいくその様は、なんとしても今日で揃え切ってやるんだというニカさんの気迫が感じられた。幸運にも、音楽やゲームに関してはオレの知っている知識が割とそのまま使えたから、ニカさんが良く知らないものの揃え方をサポートすることが出来た。パソコン初心者だと、GPUとかRAMとか、何言ってるか分からないよね。

 

 趣味のものだけを買っても置く場所がなければしょうがないわけで、オレ専用の机と椅子まで用意してもらった。だいぶ小柄になったオレでも快適に使えるようなサイズのもの。デザインはニカさんにお任せしようとしたけど、なんだかんだで二人で選んだ。無骨すぎず、かと言って華美でもない、いい塩梅のもの。全て揃えたらかなりまとまった金額を使ったけれど、それでも昨日ニカさんが言っていた『二千万はある』というセリフを念頭に置けば、その五パーセントも使っていないだろう。どれも一級品を買ったというのにだ。それだけニカさんの懐事情は潤っているということだから、悪いことではないのだけれど。

 

 

 

 街での買い物を終えて帰宅したころには、もうすっかり夜になっていた。時刻は午後八時を回ったところ。帰りに寄ったデパートで買ったお惣菜を使って、いつもより少し豪華な晩御飯を食べた後、ニカさんはいつも通りに自室で勉強に向かった。オレは洗い物をしたり、お風呂の準備をしたり、部屋の掃除をしたりと家事を済ませたら、いよいよ自分のための時間がやってくる。いつもならオナニーしかすることがなかったけど、今日からは違う。

 

 リビングの一角に設けられたオレ個人の趣味のスペースには、立派なデスクトップPCと高性能なモニターや各種デバイス、スピーカーなどが鎮座していた。今日の放課後に街を回ってかき集めてきた数々の品は、新品特有の匂いをあたりに振り撒いている気がする。どれも一見してハイエンドの製品だと分かるオーラを放っていた。

 

(なんというか、趣味のものですら、すごいアップグレードをしたものだ)

 

 住んでいる家からして前の世界とは比べ物にならないが、今日買った品々もまた、前の世界とはレベルが違った。音楽にしろ、ゲームにしろ、良いものを使えばそれだけいい体験ができる。金を掛けただけ楽しめるといってもある意味間違ってはおらず、一度試したら安いものには二度と戻れないジャンルだ。そんな趣味で試したこともない高級品を使えば当然熱中してしまい、この世界の好きな音楽を探したり、好きなゲームを探したりしていると、まさしく矢のように時間が過ぎ、あっという間にお風呂の時間になった。

 

「ミーナ、お風呂よ。……その感じだと、楽しめてるみたいね」

「あぁ、おかげさまでね。ほんとにありがとう、どれも凄いよ。オレが持ってたやつよりよっぽど良いものばかりが揃ってるから」

「それなら良かったわ。もしあれだったら、私が先にお風呂に入ってこようか?」

「いや、いつも通りオレからでいいよ。ちょっと待ってね」

 

 着替えをもって脱衣所へ。服を脱いで全裸になり、浴室でいつも通りに全身を洗って、ルームウェアを着る。帰ったらニカさんに髪を乾かしてもらって、ニカさんをお風呂へ見送った。彼女が帰ってくるまで音楽を聴いて時間を潰し、帰ってきたら髪を乾かしてあげて、今日合ったことを駄弁りながら熱を冷ます。昨日とはまるで違う、とても平和な一日だった。そして二人そろってベッドの中へ。そこまでは良い気分で過ごせたのに、目を閉じると、ふと思い出してしまう。

 

(そういえば、昨日はなんであんなに意地悪なことをしてきたんだろう。なにか狙いでもあったのかな)

 

 単にオレからおねだりをさせたかったのであればそれで話は終わるのだが、妙に引っかかった。もしかすると、もっとオレに甘えてほしかったのだろうか。確かに今までニカさんとの関係はそこまで密接ではなかった気がする。もちろん性技の授業とか、そのあとのおちんぽへのご奉仕だとか、オナニーを見せたりとか、そういうことはしてきたけれど、性欲以外の部分はまるで見せてこなかった。特にこの一週間は『ニカさんに手を出させたい』だけを考えて行動していたし、そのために劣情を煽るようなことばかりをしていた。

 

(オレ自身のことも、全然話していなかったな。今日、自分の趣味について話したのが初めてか。ニカさんのことだって、オレはまだ全然知らないし)

 

 ニカさんについてオレが知っていることと言えば、プリマドンナであることと、ご両親がいること、あとは好きなメスの見た目くらい。こうして考えると、あまりにも知らなすぎる。彼女と会話する時間はいくらでもあったのに、当たり障りのないことばかりを話していて、歩み寄ろうともしていなかった気がした。

 

(そろそろ、腹を割って話し合ってみたほうが良いのかな。オレのことをちゃんと話せば、ニカさんも話してくれるだろうし)

 

 明日からはもう少しだけ、ニカさんに歩み寄ってみよう。そう決めて深呼吸を何度かすれば、そう長くかからないうちに夢の世界へ飛び立った。

 

 

 

 ふと、目を覚ました。寝る前のそれらしい決意はオレの勝手なもの。ニカさんはそんなこと知る(よし)もなく、彼女は今晩もオレに夜這いを仕掛けているようだった。布団がはぎ取られ、服も脱がされる。ちょっと芋っぽい普通のパジャマを着ていたせいだろうか、脱がしやすかったのだろう、あっという間に下着姿にされてしまった。今までは上半身か下半身、どちらかにターゲットを絞られていたけれど、今回はそんな遠慮を全く感じない。

 

(まったく、昨日の今日でもういつも通りの調子に戻ったのか。まぁ、引きずられるよりはマシだけど。それに、オレも人のことを言えた立場じゃないし……)

 

 今日のオレの下着はニカさんに初めて見せるものだ。上は裏地のついていない布一枚のキャミソール、下は紐パンでしかもクロッチが付いていないもの。なんだかんだ言って、ニカさんの気を引きたい気持ちは無くなっていないどころか、より強くなっていたのだ。

 

 体はここ数日で一番スッキリしている状態だから、乳首もクリトリスも柔らかいまま。ニカさんに見られている恥ずかしさはあるものの、暫く過激なことを性技の授業でされて耐性が付いたから、それだけで硬くなったりはしていないだろう。しかし、これだけ薄い下着で、しかも体にピッタリとフィットするサイズ感のものということもあれば、どちらもその突起が浮き上がっているはずだ。

 

(恥ずかしいけど、ニカさんが興奮してくれるなら着るしかないよね)

 

 ニカさんの手がおもむろにお腹の上に置かれて、そのままおっぱいを下から揉みしだかれる。フニフニと形を変える乳房とは対照的に、柔らかくも尖った乳首はキャミソールに突き刺さって離れない。この暗闇の中でも至近距離なら見えているのだろう、乳首をピンポイントで突かれれば、肩をすくめずにいられないほど気持ちいい。

 

「……っ♡」

 

 それらしい喘ぎ声は出ない。これくらいなら我慢するまでもなかった。散々クリトリスやおまんこの中を弄られて快楽に狂わされてきたから、快感耐性も付いたのだろう。しかし、それと快感を覚えるかどうかは全く別の話だ。現に今も、ちょっと乳首を弄られただけでおまんこが濡れてしまい、ショーツが張り付いたのを感じる。そしてそれを目ざとく見つけたのだろう、ニカさんは片手を乳首の上に残しつつ、もう片手をおまんこの上へ被せた。すっかり湿っている下着の上から、中指を筋に埋め込むようにして全体を握りこまれ、指の腹でクリトリスをグリグリされれば、腰が浮いてしまうほどの快感があっという間に股間から体全体へと注ぎ込まれる。

 

「あ゙ぁ……っ♡」

 

 オレのザコまんこはたったこれだけで自分の手綱を手放し、ニカさんに快感の制御を奪われてしまった。一瞬のスキを突いてショーツの紐が解かれ、そのまま抜き取られて下半身は丸裸に。そしてその流れでM字開脚させられて、おまんこを突き出すメスらしい姿勢を取らされた。雑ながらも全体を解されたせいで、割れ目の中から粘膜が見えてしまっているかもしれない。

 

(恥ずかしいから足を閉じたいのに、体、全然動いてくれない……っ♡)

 

 今オレは眠っていることになっているから下手に抵抗できないし、そもそも体がニカさんんに屈服してしまっていてオレのいうことを聞いてくれなかった。割れ目を形作る二つの脂肪の盛り上がりに指を突き立てられて両サイドに引っ張られても、ただただ無抵抗に秘部を晒すことしかできない。そして次の瞬間には、鼻息か吐息かわからないけれど、周期的な風がおまんこに直接吹きかかる。顔がおまんこのすぐそこまで近づけられたのだろう。

 

(そんな距離で見られるなんて、初めてなんだけど……っ♡)

 

 手荒に準備を済まされたおまんこは奥からこぷこぷと愛液を垂れ流しているし、クリトリスも勃起して硬く尖っているはずだ。それを間近で見られているのだと考えると、それだけで体が一層発情する。そしてその直後、陰核の周りを柔らかい肉が包み、そして吸い上げられた。

 

「あ゙ぁぁああっ♡♡♡」

 

 ずぞぞぞぞぞぞっ♡と股間から音が響くと同時にお潮が噴き出て、しかもそれはニカさんの口の中に全部吸い込まれていき、何なら嚥下音まで聞こえてくる始末。

 

(これ、おまんこ吸われてるっ♡ ニカさんのお口でクリトリス吸い込まれてるっ♡♡♡)

 

 思い返せば、初めてのクンニだった。今まで指先かおもちゃでしか触れられてこなかったところ、急に新しい感覚が飛び込んでくれば過剰に反応してしまうのも無理ないだろう。彼女の舌がクリトリスの周りを穿り、包皮を剥いて直接舐めあげる。その刺激はクリトリス特有の鋭いもので、いつもなら断続的に襲ってくるはずだった。しかし今回は舌によって連続した快感が注ぎ込まれ、それはつまりどういうことかというと――死ぬほど気持ちいい。

 

「あぁっ♡ あっ♡ はぁ゙っ♡♡♡ あ゙ぁっ♡♡♡」

 

 腰が飛び跳ねたところでニカさんの手によってホールドされているし、逃がすまいとニカさんの口がより強く押し付けられるだけ。むしろ刺激は増すばかりで、一気に絶頂へと押し上げられる。じゅるっ♡じゅるるるるっ♡♡♡と容赦なくクリトリスが吸い上げられ、そして唇で軽く食まれたのが最後の一押しになった。

 

「んぎゅぅっ♡♡♡ あ゙ぁぁぁっ♡♡♡♡♡」

 

 ぶしゅっ♡ ぶしゅ〰〰〰っ♡♡♡とイキ潮が噴き出し、その全てがニカさんの口の中に収められる。その最中にもお潮を絞り出そうとするかのようにしておまんこの粘膜を隅から隅まで舐められ、そのせいでお膣の奥から愛液をドバドバ出してしまった。

 

(イぐっ♡♡♡ おまんこ舐められてイぐぅっ♡♡♡)

 

 たった一度絶頂したくらいで許されるわけがなく、ニカさんの舌の矛先は再びクリトリスへと向かう。絶頂から降りてくることはできず、絶頂の中でまた新しい絶頂が生み出されるのを幾度も繰り返す。そこに追い打ちをかけるように、包皮の下から吸いだされて剥き出しになったクリトリスを唇で引っ張り出されると、上半身が仰け反るほどの快感が押し寄せ、更なる喘ぎ声が漏れてしまう。

 

「あ゙ぁっ♡♡♡ あ゙〰〰〰っ♡」

 

 結局クリトリスだけをひたすらイジメられ、十回は絶頂したはずだ。しかし今日のニカさんはこれで満足してくれず、今度はお尻の穴の真上にナメクジみたいな湿った肉の塊がへばりつく。

 

「お゙ぅっ♡ ふぅ……っ♡♡♡」

 

 思わず喉の奥から出た汚い声。肉塊がアナルを蹂躙するたびに腰が引けて、肛門も侵入を拒もうと必死になっている。男の頃から知っている汚い場所を弄りまわされて、恥ずかしさが涙を滲ませた。

 

(嘘だろ、ニカさん、オレのケツ穴を舐めて、る……っ♡)

 

 気持ちよさよりも先に嫌悪感が生まれたが、それもわずかな時間で塗り替えられる。そもそも排泄行為が気持ち悪かったら、それは生物としての欠陥だ。むしろ快感が生まれたほうが体のためになるだろう。オレには排泄行為が不要だけれど、生物として備わっている基本的な仕様はこの体にそのまま受け継がれていた。

 

 この体に排泄機能は無いし、お風呂のたびにキレイに洗っているからお尻の穴だって全然汚くない。そう理解はできていても、性器を見られるのとはまた違う恥ずかしさがあった。しかし、そこに快感が生まれてしまうのが、この体のいやらしいところであり、オレの被虐趣味のスイートスポットでもある。

 

 クリトリスを撫でられて快感を注がれながら、肛門が舌でしつこく穿り続けられること十分ほどだろうか。まるで風呂にでも入ったように少しずつ締め付けが緩んでいき、気づいたころには舌の先端が僅かながらお尻の中に差し込まれていた。

 

(なんか、いつの間にかケツ穴拡張されてないか、オレ。このままだとマズいっ♡)

 

 一度門が開けば、後は広がっていくばかりだった。舌が離れ、代わりに指があてがわれたときには、指の先端を咥え込めるようにまでなっていた。小指なのか中指なのか分からないけれど、おまんこをぐちゅぐちゅっ♡とかき回して天然ローションを纏った指が、徐々に深くまで差し込まれていく。そしてそれが引き抜かれたかと思えば、まるで質感の違う異物がお尻の中に挿入された。それはきっと親指くらいのサイズで、つるっとしていて、硬いもの。何となく想像はついたが、考えるまでもなく答え合わせが行われた。たった数秒の後に響くモーター音と、お尻を中から震わせる細かい振動。どう考えてもローターが突っ込まれたのだろう。

 

「くぅ……っ♡♡♡」

 

 どうしておまんこを弄ってくれないのか。どうせ弄るなら前の穴でいいのに。そう思っていると、ベッドが揺れた。ニカさんがオレの足元から頭のほうに寄ってきているようだ。胸元の両脇が沈み込み、オレの上半身にまたがっているような気がする。そして次の瞬間。鼻先に何かが突き付けられた。人肌を感じる何か。それが何かを深く考えずに、鼻から息を吸ったのが悪かった。

 

(くっさ……♡ これ、ニカさんのおちんぽじゃん……っ♡♡♡)

 

 シャワーを浴びた時にしっかり洗ってくれたのだろう、石鹸の良い匂いがする。しかしその奥には青臭い精液の香りが隠れており、それはたとえ微量だとしても消え去ることは無かった。お風呂に入った時に一発抜いたのだろうか。

 

 最近はオレの体を手で弄るだけの夜が続いていたから、今日もせいぜい道具を使われるくらいかと思っていた。そこでのコレだからもう驚いてしまって、頭の中が一気にえっちに染まる。今日一度も見ていなかったおちんぽに、ここで出会うなんて。鼻から一旦離れたかと思えば、すぐに唇へぷにぷにしたところが押し付けられる。思わず口を開いて受け入れようとしてしまったけれど、すんでのところで押し留まれた。オレは眠っているんだから、自分から動いてはいけない。

 

(反射的にフェラしようとしちゃうなんて、オレも終わってるな)

 

 しかし、イヤではない。自分がニカさん好みの体に作り替えられていくのは、自分の思考がニカさんに染められていくのは、むしろ喜びすら覚えた。強制的に頬ずりさせられたり、玉袋を鼻先にくっつけられたりすること数分、満足したニカさんはまたオレの足元へと戻っていった。オレの足はおまんこを弄ってもらったときのまま、がっぱりと開いている。その両足首をそれぞれむんずと掴まれると、それらを一つに合わせて足をぴったり揃え、胸元まで押し込められた。そして太ももと股間でできただろう隙間に、熱くて長いものが差し込まれる。どう考えてもニカさんのおちんぽだった。

 

 それはクリトリスを擦りながら太ももをかき分け、やがてお尻にニカさんの腰がぴったりとくっつく。一番奥まで入ったのだろう。グリグリとおちんぽの根元でクリトリスを押しつぶされると、思わず顎が上がって背筋が反るほどに気持ちいい。

 

「ゔっ♡ ……っ♡♡♡」

 

 両足を掴まれているせいで下半身は全く動かせず、もちろん腰だって動かない。そうなれば全身拘束されているのと同じで、ニカさんの好き勝手にされるがままだ。ゆっくりと腰が引かれて、幹やカリ首の凸凹でクリトリスが弾かれ、マン肉が潰される。かと思えば勢いよく腰が突き出されてお尻に打ち付けられ、おまんこ全体がおちんぽで犯される。ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡と腰が突き上げられて、その振動がお腹の奥底まで響く。全身が揺さぶられ、おっぱいもわずかながらふるふると震えた。

 

(これが、犯されるってことか。何も抵抗できないじゃないか……っ♡)

 

 あまりにも弱いメスの立場に心も震えるが、それは決して嫌な感情ではない。か弱い自分の手綱を強いオスのニカさんに握ってもらう安心感と、ニカさんに『使われて』いる被虐の悦びが脳を殴りつけた。

 

 ただおまんこを擦られているだけでも辛いのに、お尻の中で震えているローターが腰を快感で挟み込む。初めての快感か同時に二つも襲ってくれば、当然あっという間に絶頂ゲージが溜まっていった。

 

(やば、軽くイク……っ♡♡♡)

 

 ぶしゅっ♡とおまんこからイキ潮が噴き出る。にかさんのおちんぽに掛かってしまっただろうか、それともシーツへ落ちただろうか。どちらにせよ、ベッドが汚れてしまったのに間違いないだろう。考えてみれば、夜這いでシーツを汚してしまえば朝起きた時にオレに気付かれるだろうに、ニカさんは全く遠慮がない。魔術でどうにかしているのだろうか。

 

 最初の内はそんなことを考える余裕もあったけれど、何度も何度もおまんこをおちんぽで擦られればそのたびに思考が溶かされていき、やがてはただ快感を求めることしかできなくなっていく。どうしてまだおまんこにおちんぽを突っ込んでくれないのか。もうとっくに準備はできていて、お腹の奥が疼くほどだというのに。

 

 早くニカさんに最後までされたい。おまんこの一番奥で熱い精液を吐き出してほしい。そんな欲望が頭をめぐる。だというのに、ニカさんはおまんこにおちんぽを擦り付けるばかり。お尻にニカさんの腰が打ち付けられて、それはまるでセックスをしているようなのに、実際はお腹の奥が渇いてしょうがない。

 

(おまんこ一杯ほじられてきたから、もどかしいよ、ニカさん……♡)

 

 ディルドで何度もポルチオイキを経験しているんだから、そこの開発はとっくに完了しているはず。そんなポルチオにニカさんのおちんぽが叩きつけられたらどんなに気持ちいいだろうか。愛の籠ったキスをしてもらいながら全身を拘束されて、種付けしてもらったらどれだけ幸せだろうか。

 

(おちんぽ欲しいっ♡ おまんこにおちんぽ突っ込んでほしいっ♡♡♡)

 

 メスの欲望に囚われていても、それをおかしいことだと思うことなんてもうできない。もしもニカさんがオレの足首をつかんでいなかったら、もしもオレが寝ていることになっていなかったら、足を大きく広げておまんこを手で割り開き、おちんぽを恵んでくれと乞い縋っていただろう。

 

 クリアクメを数回キメたくらいじゃもう満足できない体になっていて、欲しいのはおまんこをほじってもらって到達できるメスの深イキ。でもニカさんは素股を止める素振りが無くて、いつまでもおまんこにおちんぽが擦り付けられるばかりだった。そして太ももの間で肉棒が震えたかと思うと、お腹に熱いものが降りかかる。続いて鼻に飛び込んでくる青臭い匂い。その匂いを嗅いだ時、体が仰け反った。そしてそれから一瞬遅れて理解する。

 

「ぎゅぅ……っ♡♡♡」

 

 決して強い快感が叩き込まれたわけではない。フィニッシュを済ませてニカさんの腰の動きが止まった後なのに、射精されたこと、精液がお腹にぶっ掛けられたこと、それだけで今日一番の深イキをキメたのだ。

 

(なんで、これだけで……?♡)

 

 太ももをギュッと抱き込まれ、おちんぽから精液を全部絞り出すように扱かされる。たった一発出しただけで満足できるとは思えないけれど、ニカさんはこれだけで今晩の戯れを終えるようだった。体に掛けられた精液を拭ってもらい、服を着せてもらう。オレとしても全く満足できていなくて体に疼きが残っているのに、布団を掛けられて寝ることを強制された。

 

(こんな状態で寝ろだなんて、そんな、むりにきまってる♡ おなにーしたい、おまんこできもちよくないたいっ♡)

 

 しかし、その願いは絶対に叶えられない。ニカさんは早々に寝付いてしまったし、オレのオナニー禁止令はまだ解かれていないのだから。こんなことなら、さっさと趣味で気晴らしさせてもらって、オナニーもほどほどにさせてもらえる環境を維持すればよかった。

 

 一体いつになったらオナニーが解禁されるのだろう。週末になれば、性技の授業でおまんこを弄ってもらうこともできなくなる。ニカさんにおねだりすればおまんこしてくれるだろうけど、それはやっぱり恥ずかしい。最低限、精気を貰えればそれなりに満足できるけれど、一度覚えたメス快楽は簡単に手放すことも、忘れることもできないのだ。

 

(やっぱり、ニカさんから手を出してもらうしかないのか)

 

 オナニーをして誘惑することは禁止されたが、服装を工夫したり、普段の身の振る舞いから意識させたりすることはできるだろう。ニカさんの趣味はまだ把握しきれていないけれど、それでもやるしかない。明日がきっと正念場なのだと気持ちを新たにして、今日のところは早く眠れることを祈って深呼吸を続けた。




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