※この作品はR-18です。

「いつでもイッていいですよ♪」と甘やかす姉と「絶対イっちゃダメだから」と意地悪する双子姉妹に挟まれる先生の話   作:千吹つぐ

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資料室の野良猫。藤宮葵2

(おや? 葵くん、今日は遅刻かな……)

 

 翌日の朝、朝礼を終えて資料室に戻った高木は、葵がまだ登校していないことに気がついた。

 

 部屋にいないこともそうだが、なによりパソコンの出欠アプリで「未」と出ている。だが高木はそれほど気にしてはいなかった。保健室登校の生徒は気鬱の関係で遅刻しがちなため、こういったこともしばしばだからだ。

 

 実際、すぐに葵の欄が『登校』に変わり、ガチャリと、資料室の扉が開かれた。

 

「おや、葵くんですか? 今日はこっちにきたんですね」

 

 扉の前に、予想した通りの生徒がいた。

 

 だがその有様は、高木の想像を超えていた。

 

「…………」

 

 血の気の引いた真っ白な顔、深く刻まれた目元の隈、ショートの髪に張りはなく、肩が惨めに丸まっている。

 

 葵はまるで、一年半前に戻ったように憔悴しきっていた。

 

「あ、葵くん?」

 

 高木の呼びかけを無視して、葵はふらふらと入り口近くの給湯所に向かった。

 

 小さな洗面台を見つめ、そこにあったブレスレットを手に取って、

 

「……っ!」

 

 一瞬、投げ捨てるのではないかと思った。

 

「~~~~!」

 

 だが葵は結局、ブレスレットを握りしめて、大切そうに左手に巻いた。

 

「ど、どうしました葵くん! 何が起きたんですか?」

 

 尋常では無いことが起きている。高木はあわてて、彼女のもとに駆け寄った。

 

「話してください。大丈夫、私は君の味方です」

 

「先生……ほんとうに……?」

 

「ええ、本当です。私が嘘をついたことがありましたか?」

 

「…………じゃあ、おしえてよ」

 

 泣いているような、笑っているような顔、

 

 脳みそをぐちゃぐちゃに破壊された、屍体のような笑み。

 

 

「先生は、おねえちゃんと、付き合っているの?」

 

 

 血の気が引いていく音がした。

 

「葵、くん……」

 

 体温が一気に冷たくなる。あまりの戦慄に視界が狭くなっていく。

 

 ついに、その日が来てしまった。自分とさくらの関係が第三者にバレる日。なにもかもが終わってしまう日。

 

 だがそれが今日であり、相手が葵だとは思ってもいなかった。

 

「ねえ先生、答えてよ……」

 

 葵がうつむいて言葉をこぼす。

 

 高木は彼女を慰めたかった。だが言葉がなにも出てこない、この日のために用意していた鞄の中の辞表は、なんの役にもたたない。

 

「ねえ! 先生! 答えて!」

 

 葵が詰め寄る。美しい顔が歪んでいく。沈黙が答えになっていく。

 

 いますぐなにかを言わなければならなかった。

 

 そして、高木は最悪の回答をしてしまった。

 

「つ、付き合っては、いない……」

 

 それは真実ではあった。ハグはする、愛撫《あいぶ》はしている、だがセックスやキスはもとより、告白すら受け入れていない。それが高木とさくらの歪な関係だった。

 

 だが、葵にはそんな複雑な経緯など分からなくて、

 

「……うそつき」

 

「え?」

 

「うそつき、うそつき、……うそつき、うそつき、うそつき! うそつきぃ!」

 

 葵の美しい顔が、涙でくしゃくしゃに歪んでいる。

 

「信じてたのに! 先生だけは嘘つかないって! 信じてたのに!」

 

「あ、葵くん?」

 

「じゃあこれはなに!」

 

 スマホの画面が突き出される。そこには高木と抱き合う藤宮さくらが写っていた。それもただの抱擁ではない、少女の足は高木の股間に差し込まれ、顔は情欲に濡れきっている。

 

「な! こ、これは……」

 

「うそつき! こんなことしておいて、付き合ってないだなんて、よくも言えたね!」

 

「ちが! 葵くん、ちがうんだ!」

 

「どうして! ねえ、どうしてよ!」

 

「どうして? いや、それは……」

 

 胸ぐらを掴まれる。ガクガクと揺さぶられる。高木はなんとか彼女を落ち着かせようと、言葉尻を捕まえて聞き返す。

 

 だがその行為そのものが、葵の激情を燃え上がらせる、カッと顔を赤くして『どうしてそんなことも分からないのか!』と怒り狂い、

 

 

「どうして私じゃなかったの!」

 

 

 意味がわからない。

 

「どうして……なんで……なんでよりによってお姉ちゃんなの? ……どうして……どうして……」

 

 葵がうつむいていく。それまでの夜叉《やしゃ》のような激情が抜け落ちて、少女のそれへと還っていく。

 

「あ、葵くん?」

 

「………………先生」

 

 再び顔をあげる。人形のような無表情に、ふたたび激情が戻っていく。

 

 一歩、二歩と距離を詰めて、

 

「先生!」

 

 キス。

 

「~~~~っ!?」

 

 キス。キスをしている。葵が、高木の唇を吸っている。

 

「ふ……んん! ……先生……」

 

 グイグイと体重が押し付けられる。カチカチと歯と歯がぶつかっている。

 

 それはあまりに拙いキスで、高木は少しの間、自分が何をされているのか気づかないほどだった。

 

 さくらともしたことがない、初めてのキス。

 

「あ、葵くん!」

 

「きゃぁ!」

 

 ようやく正気づいて腕を突き出す。葵が、ばん! と壁に叩きつけられる。

 

「あ、す、すみません。大丈夫ですか?」

 

「…………」

 

 全力で拒絶されて、壁に虫のように打ち付けられて、葵の顔にさらなる絶望が走っていく。まるで頬でも張られたような表情で、ぼそりと、

 

「……ばらまいてやる」

 

「え?」

 

「この写真、学校中にばらまいてやる」

 

 ふたたび、スマホの画面が見せつけられる。

 

 三年二組。高木が担任を務めるクラスのグループチャット。そこに例の写真が投稿準備されていた。

 

 背筋が凍った。

 

「あは、そしたら先生、クビだよね? ううん、それどころか、捕まっちゃうんじゃないかな?」

 

「葵くん! やめてくれ!」

 

 高木は心の底から恐怖した。あとは送信ボタンをタップするだけで、何もかもが壊れてしまう。

 

「うん、そうだよね先生、クビ、嫌だよね? だったら……」

 

「いや、それはいい。私のことはかまわない」

 

「え?」

 

「ただ、さくらくんは、見逃してやってくれ」

 

 それだけは、なんとしてでも避けなければならない。

 

「その写真をばらまくにしても、彼女だけは分からないようにしてくれ。頼む」

 

「…………」

 

「君が本当は優しい子なのはわかっている。私はどうなってもいい、ただ、たったひとりのお姉さんじゃないか。どうか、大切にしてあげて……」

 

「……だから、どうして」

 

 たぶん、きっと、

 

 また言葉を間違えた、

 

「お姉ちゃんがなんだっていうの! そんなの知らない! いまは私の話でしょ!」

 

 ぶるぶると震える指先が、送信ボタンに近づいていく。

 

「わっ! わかった!」

 

 両手を上げる。まるで銃で脅されているように膝を付き、これ以上なんの抵抗もしないという意思を必死で伝える。

 

「わかった。なんでもする。なんでも言う通りにするから、だからどうか、やめてくれ……」

 

 葵がようやく止まった。

 

「…………」

 

 震える指がアプリの取り消しボタンをタップして、最悪の事態が遠ざかる。

 

 だがそれはあくまで次の最悪の始まりでしかなかった。

 

「先生、本当? 本当になんでもするの?」

 

「あ、ああ……」

 

「っ! 先生っ!」

 

 葵がかがみ込んで、顎を無理やり上に向けられる。

 

 再びのキス。

 

 だが今度は拒むことなどできなかった。

 

「ん……ちゅぅ……先生……んん……」

 

 葵が子犬にように口を求める。

 

「~~~~!!」

 

 思わず、ぎゅっと前歯を食いしばる。

 

「んちゅ……先生、くち、開けて」

 

「んん!」

 

「…………あけて…………開けてって! 言ってるでしょ!」

 

 例の写真が脳裏にちらつく。顎の力が抜けていく。

 

「ふむぅ! ……ちゅぅぅぅぅぅ!」

 

 獣が肉を食らうように、小さな舌が口腔を満たした。人生で一度も他人が触れたことがない場所に、違う誰かが這入ってくる。

 

「ちゅ……ちぷ……ちゅるる……じゅるる……んれろぉ……ちゅぱぁ……」

 

 葵が全身全霊でキスをする。舌を奥へと差し込んで、縮こまった肉をねぶっていく。

 

「ん……ん……んん……ぷはぁ! はぁ……はぁ……」

 

 酸欠寸前までキスをして、ようやく唇が離れていく。生徒と教師の間に、涎の橋がかかっている。

 

「あは、先生……先生……」

 

「あ、葵くん! なにを!」

 

 葵が高木を押し倒す。十代のしなやかな肉体が、ネコ科の肉食獣のようにのしかかってくる、

 

 ジィィィィィィィィ。

 

 股間のジッパーを開けられる。

 

「葵くん! や、やめ……」

 

 高木はかろうじて肩をつかむ。だが『送信』のボタンがちらついて、それ以上の力がどうしても入れられない。

 

 ぼろん、とペニスが引っ張り出される。

 

「……なにこれ」

 

「え?」

 

「写真とぜんぜん違う……勃起してない」

 

 言葉通り、高木のそこは縮み上がって、普段より小さいほどだった。

 

 キッ、と葵が視線を上げる。

 

「お姉ちゃんのときは、してたのに……」

 

「そ、それは……」

 

「やっぱり、好きな人じゃないとしないってこと? 先生は私じゃ、興奮しないの?」

 

 脅しているのは葵なのに、なぜだろう、その姿は涙にくれる子供のようだ。

 

「……ん!」

 

「葵くん? な! なにをするんだ! やめなさい!」

 

 突然、葵が立ち上がって、ブレザーのジャケットを脱ぎ捨てた、さらにワイシャツのボタンを外していく。

 

 グレーのスポーツブラが姿を表す。

 

「葵くん!」

 

 高木は目を閉じた。だがそれで現実がなくなるわけがなく、身体にポイポイと何かが投げかけられていく、

 

 自分の顔に貼り付いている、この生暖かい布がなんなのか、高木は知りたくもない。

 

「ちょっと、先生、目を開けてよ」

 

「葵くん、しかし」

 

「写真、いいの?」

 

「…………」

 

 結局、高木は目を開いた。

 

 目の前に、全裸の少女が立っていた。

 

「……ふぅ……く……」

 

 寝転ぶ自分をまたぐようにして、葵が真っ赤に染まった肌を晒している。昨年まで新体操に励んでいた体は筋肉質で、それでいて女らしい曲線を帯びている。

 

「うう……ううう……」

 

 葵が恥ずかしさにもじもじとしている。彼女は、ともすれば体を隠そうとする両手を押しとどめて、その裸を見せつけている。

 

 見てはいけない、そう思いつつも、高木は目が離せなかった。つん、と膨らむ大きな乳房。色素の薄い小さな乳首、緊張して筋肉の形を浮き彫りにしている美しい腹筋。

 

「ど、どう? 先生。わたしきれい?」

 

「あ、ああ、きれいだよ……」

 

 それだけは脅迫されたからではない、本心からの言葉だった。

 

「ふふ、うれしい、先生」

 

 葵が再び覆いかぶさってくる。

 

 ふにゅぅ、と信じられない柔らかさが全身を包む。おぞましさとも快楽ともつかない感覚が背筋をつらぬく。

 

 顔が、乳房で抱きしめられる。頬に当たる硬い感触は、きっと多分乳首だろう。

 

「ん、先生、先生……!」

 

 葵が頭を抱え込んで、乳房で顔を愛撫する。男を興奮させる方法などまったく知らない少女は、ただ自分の体を投げ出していた。

 

 つんと立った小さな乳首が、高木の唇を引っ掻いた。

 

「先生、舐めて……」

 

「あ、葵くん……それは……」

 

「写真は?」

 

「し、しかし」

 

「いいから、はやくして!」

 

 ためらいと恐怖、それとたしかな欲望が脳を焼く。

 

 もう、どうすればいいのか分からない。

 

「はやく!」

 

 結局、高木は口をつかった。

 

「あ! ああ! 先生!」

 

 恐怖と欲望が、少女の乳首を吸い上げる。汗のしょっぱい残り香を嗅いで、ブラジャーの跡を頬で感じる。

 

「あん! 先生! それ! それもっとして!」

 

 命令のままに乳房を吸う。本能が勝手に乳首を噛む。人生で初めて触れる女の味は恐ろしいほど官能的で、背筋がぞくぞくと泡立った。

 

 興奮が腰へと伝わっていく。

 

「あは、先生……おっきくなったね。……よいっしょ」

 

 葵が少しだけ身を引いて、押し倒された高木の上で膝立ちになる。その股間の下で、ペニスがむくむくと勃起している。

 

「ま、まってくれ葵くん! 何をする気だ!」

 

「セックス」

 

 高木は絶句した。

 

「なに驚いてるのよ。先生がいつも、お姉ちゃんとしてることでしょ?」

 

「し! していない!」

 

「え?」

 

「私はさくらくんとは……そもそも女性とは、そういった関係になっていない。それどころか、キスだって、告白だって……」

 

「……なに、それ?」

 

 葵が困惑する。高木は必死で、さくらとの複雑な関係を説明しようとする。

 

 だが葵はそんな部分には興味を持たなくて、ただ一点のみを抜き出した。

 

「じゃあ先生、童貞ってこと?」

 

「あ、ああ、そうだ……」

 

「……へえ、そっか、そうなんだ。あは。先生、お姉ちゃんとは、まだしてないんだ、あはは、あはははは」

 

 葵が、本当にうれしそうに笑って、股間の下に手を伸ばした。

 

「あ、葵くん?」

 

「先生って、馬鹿だよねぇ。あは、そんな話、聞かされたらさぁ。余計に止まれないじゃない!」

 

 くちゅぅ……葵の指がペニスを膣に導いていく、亀頭が少女の肉に触れる。

 

「や! やめてくれ葵くん!」

 

「写真」

 

 まるで魔法の言葉を掛けられたように、身体がビクンと硬直する。

 

「し、しかし、だが、そんな、避妊もなしに……」

 

「いいじゃない。そんな道具ないもの。それとも先生は持ってるの?」

 

「…………っ」

 

「……え?」

 

 葵が、こちらの顔色から何かを読み取っていく。

 

「……先生?」

 

 視線を読まれて、ポケットから財布が抜き出される。

 

 財布が逆さまに振られる。紙幣と領収書がバラバラと落ちて、最後にビニールのパックがぽとりと落ちた。

 

 すぅっと、葵の瞳が刃のようにするどくなる。

 

「……先生、童貞だって、言ったよね」

 

「ああ……」

 

「それなのに、コンドームなんて持ってるんだ」

 

 それは高木が最近になって買った妥協の産物だ。

 

 もしかしたら、自分はいずれ、さくらの魅力に抗えなくなるかもしれない。

 

 そうなったときに、せめて傷を減らそうと、迷いながらも、このコンドームと辞表を用意したのだ。

 

「……やっぱり、お姉ちゃんとする気だったんだ。ふふふ……」

 

 葵の顔に真っ黒な笑顔が浮かんでいく。

 

 パッケージが剥かれる。黒色のラテックス素材が取り出される。

 

 裏面の説明を見ながら、ぎこちない手がコンドームを被せる。

 

「先生、これお姉ちゃんと使うつもりだったんでしょ? お姉ちゃんとセックスするために、用意したんでしょ?」

 

「葵くん……」

 

「ああ、でも残念だったね。……相手は、私だよ」

 

「まって! ああ!」

 

 ぐっと、腰に体重が掛かっていく、亀頭が膣口を押し広げて、処女膜に全体重が掛かっていく。

 

「先生……痛っ! くぅ! くぅぅぅぅぅ!!」

 

 ぶちんっ! おぞましい感触とともに、亀頭がなにかを乗り越える。

 

 葵が顔を歪める。泣き出しそうな表情で痛みに耐えている。

 

「あ……葵くん……ああ……あ……」

 

 悪夢だった。

 

 目の前で、守ると誓った少女が泣いている。他ならぬ自分のペニスで処女を散らされて、ぽろぽろと涙を流している。

 

 同時に、爆発的な快感が流れ込んでくる。初めて女を味わう身体が喜んでいる。若く、美しい少女を征服する快楽に酔っている。

 

 絶対に手を出してはいけない相手を抱いている。

 

 そのことが、信じられないくらい気持ちよかった。

 

「ふ……ふぅぅ! 先生!」

 

 葵の腰が動き出す。苦痛に顔を歪ませたまま、それでもペニスをしごきあげる。

 

 形の良い乳房が、たゆん、たゆんと大きく跳ねる。

 

「う! うう!」

 

「あは、先生、感じてる……私とのセックスで、感じてるんだ……」

 

 葵が壮絶な笑みを浮かべる。

 

「先生、童貞卒業、おめでとう」

 

「あ……あおい、くん……」

 

「ね、見て、入ってるよ。先生のおちんちん、私のここ、お、おまんこ犯してる……」

 

 葵がのけぞって、お互いの股間を突き出した。血に塗れた傷口を、凶悪なペニスが貫いていた。

 

「先生の初めての相手は……私……お姉ちゃんじゃなくて、私なんだから……」

 

「あおい……くん……」

 

「ほら、先生、しゃせーして」

 

 ふたたび多いかぶされる。ゆさゆさと揺れていた乳房が、高木の胸に触れている。

 

「お姉ちゃんにしたみたいに、私にも出して……」

 

「葵くん」

 

「ほら……ほらぁ!」

 

 葵が泣いている。ぽろぽろと涙を流して、ちぐはぐな笑みを浮かべている。

 

「あはは、せんせい、わたしうれしい、きもちいいよぅ」

 

 鈍痛に顔を歪ませながら、葵が真逆のことを言う。まるでそういえば嘘が現実にでもなるとでも言うように、虚構を吐瀉物のように吐いている。

 

「葵くん……やめるんだ。そんな、嘘を……」

 

「うそじゃないわ。私本当にしあわせよ。だって先生とセックスしてるんだもの」

 

 いつかのことを思い出す。松葉杖にすがりついて、絶望していた捨てられた少女。

 

「だめだ! やめなさい! そんな、自分を傷つけるようなこと……」

 

「……傷のほうが、マシよ……」

 

 注挿がますます激しくなる。

 

「なにもしてくれないなら、なんにもないなら、傷のほうがずっといい……」

 

「葵くん……」

 

「ん……先生、……先生……」

 

 キス。

 

「好きじゃないなら、いっそ傷つけてよ……おねがい先生……一生残るくらいの傷……私に……つけて……」

 

 ぐっちゃ、ぐっちゃ、ぐっちゃ、ぐっちゃ!

 

「ぐっ! あ! 葵くん! あああ!」 

 

「ん……先生、……先生……ちゅう……んん……んんんんんんん!!」

 

 パンパンパン、葵の筋肉質な尻が、高木の腰を打ち付ける。男の種をしぼりとろうと、血まみれの女陰を濡らしていく。

 

「あ! 葵くん! やめ! やめてくれ!」

 

「先生! いって! 先生! ああ! あああああ!」

 

 どちゅん! 腰がひときわ強く打ち付けられる。少女の浅い膣奥が、ペニスをきゅううううと吸い上げる。

 

「あ! あああああああああああ!」

 

 どぐん! 意思と関係なく睾丸がせり上がる。どぐん! 腰が勝手に跳ね上がる。どぐん! どぐん! どぐん! どぐん!!

 

「ぐっ!  ぐぁぁぁぁぁぁ!」

 

 どぐん……どぐん……睾丸のなかの精子を、一滴残らず吐き出していく。

 

「あ……あ……先生……」

 

 やがて、葵が力を失って、そのまま高木に覆いかぶさった。

 

 緩んだペニスが、血まみれの女陰から抜け落ちていく。

 

「ふふ、先生の初めては私……ふふふ、先生、先生……」

 

 葵が、すがるようにキスをする。

 

 だが高木は応えることなく、ただ口中を犯されていた。

 

「ん……ちゅぅ……ちゅ……」

 

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