※この作品はR-18です。

「いつでもイッていいですよ♪」と甘やかす姉と「絶対イっちゃダメだから」と意地悪する双子姉妹に挟まれる先生の話   作:千吹つぐ

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話し合い2

 

「いやぁぁぁぁぁぁ!」

 

 葵のブレスレットが千切られようとした、そのときだった。

 

「だめぇぇぇぇぇ~~~~~~!!!!」

 

 突然、高木の脇腹に衝撃が走った。

 

 まるで自転車でもぶつかったような一撃に、高木も葵も跳ね飛ばされる。

 

「ばかぁ! ばかばかばか! ふたりの、ばかぁ!」

 

 ばしーん! と、三人まとめて、壁まで跳ねられた。

 

「さ、さくらくん?」

 

「お姉ちゃん!?」

 

「ばかぁぁぁぁぁ!!!!! ばか! ばかばか! せんせいのばか! あおいちゃんのばか――――!」

 

「さ、さくらくん、おちつ――」

 

「ばか――――――――――!!!!!」

 

 さくらが、涙と鼻水でびしょびしょにして泣き叫ぶ。

 

「さくらくん、落ち着いて……」

 

「ちょ、おねえちゃん……」

 

 高木が、そして葵も、泣き縋るさくらに語りかける。

 

「ひっく! えぐ! ばかぁ……ばかばか……ばかぁ……」

 

 だが彼女は脇目も振らず泣きわめき、誰の呼びかけにも応えない。

 

「ばか……ばかぁ……ばかぁ…………」

 

 結局、二人はそのままの姿勢で動けずに、さくらが落ち着くのを待つしかなかった。

 

「ひっく……どうして……どうして……」

 

 やがて、ようやく言葉らしきものがもれ始める。

 

「どうして……どうしてみんな、一人で話すの……?」

 

「え?」

 

「どうして言ってくれないの? どうして一人で……一人だけで考えて、私もいるのに……。みんないるのに……それなのに葵ちゃんは……ひっく……葵ちゃんの先生しか見てなくて、先生も、先生の私達だけ見て……」

 

 ぐらり、となぜか高木は、その言葉に足元が揺れるような衝撃を受けた。

 

 さくらが、なにかとても重要なことを話している。だが拙い言葉で語られるそれがなにを意味するのか、高木はまだ理解できない。

 

「ちゃんと! 見て!」

 

 さくらが、涙でぐしゃぐしゃの顔を見せる。

 

「ちゃんと相手のこと見て! 話し、して! 私のことも、ちゃんと入れてよぅ……」

 

 ぎゅうう、高木も葵も一緒くたに抱きしめられて、他のどこにも行けそうにない。

 

「せんせえは……学校辞めちゃ、だめです……」

 

「……それは無理だ」

 

「無理じゃないです……」

 

「だがそれ以外にどうすればいいんだ。こんな、こんな最悪の状況……」

 

「最悪?」

 

 キッ! とさくらの眉が釣り上がる。誰よりもやさしい、怒るのが苦手と言った少女が激怒している。

 

「これのどこが、最悪なんですか! こんなの、全然最悪じゃないですよ!」

 

「いや、だが……」

 

「だって葵ちゃん! 怪我してないじゃないですか!」

 

 え? と、高木と葵の顔に疑問符が浮かぶ。

 

「葵ちゃんは、先生のことが嫌いになったの? 信じられないと思うの?」

 

「え? ううん、そんなこと……」

 

「先生は? 葵ちゃんのこと嫌いになったの? 見捨てたの?」

 

「……いまさらそんなことを言ってどうなると――」

 

「言って!」

 

 噛みつくような怒り。涙にくれる子の激怒。

 

「いまさらなんて! 絶対そんなことない! 先生! 言って!」

 

「き、嫌いじゃない」

 

 気圧される。左の胸で、葵の体がピクンと震える。

 

「もちろん、愛している。見捨てたつもりもない」

 

「聞いた! 葵ちゃん! 先生葵ちゃんのこと好きだって!」

 

「う、うん」

 

 ぎゅうう、言葉にしなかった思いが形になっていく。

 

「ね? 葵ちゃんは先生が好きなんでしょ? それから先生も葵ちゃんが好きで。もちろん私も、二人が大好きだよ。……これのどこが最悪なの?」

 

『…………』

 

 高木も葵も、そう言われてしまうと言葉もない。

 

「ね? ……葵ちゃんは足に怪我なんてしてないし、ママたちも喧嘩してない……」

 

「おねえ、ちゃん……?」

 

「葵ちゃんは変わったもん。ずっと元気で、きれいになった。……私だって、もうなにもしないで見てたりしない。それに、高木先生だっているもの……」

 

 

「こんなの、去年と比べたら、全然最悪じゃないよ……」

 

 

 高木はようやく、さくらがなにと比べているのか理解した。

 

 それは一年と半年前、葵が足の手術をし、それまでの道をドロップアウトしたときのこと、あのとき藤宮の家は離婚して、双子の仲も切り裂かれた。

 

「……私、あのときなにもできなかった。ううん、しなかった。自分になにか出来るなんて思わなくて、葵ちゃんを助けられなかった……でも、もうそんなのは嫌」

 

 小さな腕が二人をつなぐ。

 

「……あのときも、なんでみんな、自分の話しかしないんだろうって思ってた。ママもパパも、先生たちも、まるで一人で喋ってるみたいで、……さっきもそう。葵ちゃんも、先生も、目の前の相手じゃなくて、自分のなかに叫んでるみたいで……」

 

 ああ、そうか。高木は思う。

 

 さくらの言うことが理解できた。高木も葵も、自分の本心を隠して、代わりのもので満たそうとした。

 

「ねえ先生、本当の事を言って」

 

 さくらが、まっすぐに自分を見る。

 

 高木は知る。望んでいた裁きの時が、違う形で来たのだと。

 

「教師とか関係なく、本当の望みを教えて。……高木鷹也さん、あなたは私達と、本当はどうなりたいの?」

 

 高木は思うままの言葉を口にいた。

 

 

「愛したい……」

 

 

 口にして、始めて自分の望みを知った。

 

「誰に後ろ指さされることなく、君を愛したかった。……こんな場所で隠れるようにじゃなくて、大空の下で抱きしめたかった」

 

 ぎゅっと、彼女の抱擁に応えていく。

 

「皆に祝福されるような、そんな出会いがしたかった。そんな風に、愛したかった」

 

「うん……うん……」

 

 さくらがぽろぽろと涙を流して、高木のハグを受け入れていた。

 

「きっと、できますよ」

 

「……そうかな?」

 

「ええ、いつかきっと、かならず」

 

 さくらが甘い夢を口にする。だが高木にはもう以前ほど、それを否定することができなかった。

 

「葵ちゃんは?」

 

「え?」

 

「葵ちゃんは、本当は先生とどうなりたかったの? 脅迫して無理やり言うこと聞かせるのが、本当にやりたかったことなの?」

 

「ちがう!」

 

 葵が叫ぶ。叫んで、はっとして、自分の口を手で塞ごうとする。

 

「言って、葵ちゃん。おねがい……言ってよぉ……」

 

 さくらが、こつんと額を合わせた。まるで本当に仲の良い姉妹のように顔を寄せた。

 

 その暖かさに、結局は葵も、耐えられなかった。

 

 

「愛して……ほしい……」

 

 

 渇望をたたえた虚ろな目。

 

「となりにいて……好きだよって言って欲しい。私からだけじゃなくて、私のことも求めてほしい……お姉ちゃんにするみたいに、やさしくして欲しい……」

 

 言葉と涙がぽろぽろ落ちる。

 

「ほ、本当は……もっと優しくしたかった。ちゃんと愛して……愛されて……でも、無理だった……だって、だって、お姉ちゃんが相手なんて……」

 

「葵ちゃん……」

 

「そんなの絶対かなわないもん! みんな、みんな結局お姉ちゃんが好きなんだもん! パパも、ママもそうだった……みんなお姉ちゃんに取られちゃった! だから先生だって……絶対お姉ちゃんを好きになるに決まってる……でも……そんなのやだ、先生だけは……先生だけは……」

 

 高木はようやく、葵の孤独の深さを知った。

 

 自分は結局、甘く見ていたのだ。一年前に彼女を助けたこと、そんなものは大したことではないと思っていた。

 

 事実、あの程度の声がけなど誰にでもしてきたことだ。傷ついた生徒がいれば助ける。そんなことは当たり前のことだった。

 

 だが、彼女にとって、それは決して当然ではなかったのだ。高木がなにげなく注いだ水は、葵にとっては命の水だった。高木が誰にでも向けた慈愛の心が、彼女にとってはすべてだった。

 

「おねがい、先生……捨てないで……おねがい……おねがい……」

 

「葵くん……」

 

 怯えた小鳥を抱きしめる。

 

「だいじょうぶだよ。葵ちゃん。だいじょうぶだから」

 

 さくらもまた、よりいっそう腕に力を入れた。

 

 それが高木の心を軽くする。

 

 事態はなにも解決していない、だというのにその声を聞いていると、本当にそんな気がしてくるのだ。

 

「せんせい、葵ちゃん」

 

 そして、彼女は言った。

 

「私から二人に、提案があります!」

 

 

 

 

 

「つまり、もっとシンプルに考えればいいんです!」

 

 さくらが自信満々に話しながら、二人をソファに引っ張っていった。

 

「私は先生が好きで、葵ちゃんも先生が好き。それで先生も私達が好き、ですよね?」

 

「え、ええ」「う、うん」

 

 強引に、隣同士で座らされる。ブランケットがぽいぽいと投げられて、生姜湯の入ったマグが目の前に置かれる。

 

「なら、簡単です!」

 

 さくらもまた、準備万端ととのえて、正面のソファに腰をおろした。

 

「つまり! 三人で付き合えばいいんです!」

 

 ああ……と、高木は天を仰いだ。途中からもしかしてと思っていたが、いざ耳にすると衝撃的だった。

 

「うそでしょ……」

 

 それは葵も同じだったらしく。隣にいる彼女も天を仰いでいた。

 

「よりによってお姉ちゃんが、そんな事言いだすなんて……」

 

「え? そんなに変なこと言ってるかなぁ」

 

「言ってる。っていうかお姉ちゃんは嫌じゃないの? 先生が他の女と付き合うだなんて……」

 

「うーん、それはたしかに、他の人なら嫌かもだけど」

 

「ほら!」

 

「でも葵ちゃんならいいよ」

 

 葵が鼻白む。さくらが笑う。

 

「私の大好きな二人だもの。二人が付き合うなら、嬉しいよ」

 

「……へぇ、そうなんだ」

 

 葵の瞳に、また暗い炎が宿る。

 

「じゃあ、譲ってよ」

 

「葵ちゃん……」

 

「お姉ちゃんは、身を引いて! 先生のことは、私に頂戴!」

 

「それは無理だよ」

 

「ほら! 結局諦められないんじゃない!」

 

「だって先生はべつに、私のものじゃないもの。先生は先生のものだもの。私があげることなんて出来ないよ」

 

 葵が面食らう。さくらが目を伏せる。

 

「なんて……でも本当はね、それもちょっと考えたの」

 

「え?」

 

「葵ちゃんが先生のことが好きって知ったとき、最初は私がどっか行こうって思ったの。それで、二人が幸せになればいいやって」

 

「…………!」

 

 どうしてか、葵が怒ったように眉をひそめた。

 

「でもね、三人で話して、それも違うなって思ったの。……それも私の勝手だなって」

 

「なによそれ……」

 

「ごめんね、うまく言えないや。でも、きっと、私たちは三人でいた方がいいと思うの。私、それだけは自信をもって言えるよ」

 

 理屈もなにもない断言に、しかし葵も高木も反論できない。

 

 まっすぐな瞳が、今度は高木を貫いた。

 

「先生は、どう思いますか?」

 

「……私も正直、抵抗感が大きいです」

 

 当然の道理を語りながら、しかし高木は彼女の目をまともに見れなかった。

 

「生徒というだけでも不実なのに、そのうえ複数とだなんて……」

 

「でも先生、世界には重婚を認める国もたくさんありますよ」

 

「ここは日本だよ、さくらくん」

 

「あら、日本でも昔は側室をもつ文化はありました。先生の好きな島津斉彬だってそうじゃないですか」

 

「いまは現代だよさくらくん。それに斉彬は結局その側室と仲が悪く、最後は暗殺までされたとか……」

 

「むう、高木先生は、屁理屈をいいますね」

 

「こっちの台詞だよ、さくらくん」

 

「ちょっと、いちゃつかないで」

 

 断じてそんなつもりはなかったが、えへへ、とさくらが照れるのでなにも言えない。

 

「………………ちょっと、なんなのよこの空気」

 

 葵が頭痛をこらえるように眉をひそめた。

 

「私たち、もっとシリアスな話をしてたはずじゃないの?」

 

「そう? そんなこともないと思うよ。だってこれって結局、私達はみんな、お互いのことが大好きっていうお話でしょ?」

 

「それは、えっと……ええ~?」

 

 葵は頭を抱える。高木も同じ気分だった。

 

 まるで魔法にかかったように、ずっと抱えていた悲壮感が薄くなっている。

 

「ね? どうかな、三人で付き合うの」

 

「う、ううむ……」

 

「どうって言われても……」

 

「じゃあ、みんなで不幸になる? 先生は捕まって刑務所行き、葵ちゃんは世をはかなんで身投げ、私も結局あとを追う。それでいいの?」

 

「いや、そこまでは――」

 

「――流石にならないんじゃない?」

 

「葵ちゃんは、ないって言い切れる? ……私はちょっと、自信ないかなぁ」

 

 さくらは「あはは……」と儚げに笑った。それは、彼女が今日はじめて見せた暗い瞳で、高木と葵を心の底からぞっとさせた。

 

『…………』

 

 また、沈黙が落ちる。前にも後ろにも進めずに、湯気を立てるお茶を見ている。

 

 今度の沈黙を破ったのも、やはりさくらだった。

 

「……じゃあ一旦、保留にしませんか?」

 

「保留?」

 

「はい、ずいぶん時間も立っちゃいましたからね」

 

 気づけば、もう夕方だった。

 

「一旦、全部おいておくんです。辞めるとか辞めないとか、難しい話は全部明日に放り出して、休憩しましょう」

 

 言葉通りに、さくらは手元のカップに口をつけて「はー」っとあつい湯気を吐いた。

 

「ね? 先生も葵ちゃんも、ほら」

 

「あ、ああ」「ん……」

 

 マグカップを取る。金色の生姜湯に口をつける。

 

 熱くて甘い液体が、乾いた胃の腑に落ちていく。

 

「保留……か」

 

 甘みが脳の疲労を癒やして、高木はようやく未来について考えはじめた。

 

「はい、どうですか先生、保留の味は?」

 

「なるほど、これがそうですか」

 

 苦笑する。まるでちょっとした詐欺にあった気分だった。こうして口にしているお茶だって、厳密には決断の先延ばしだ。

 

「……私には少し甘すぎるかもしれないな」

 

 高木は最後の抵抗をした。

 

「じゃあ、次からはもうすこし生姜を効かせましょう」

 

 さくらはさらりと受け流した。

 

 なにか、勝敗が決した、という気分だった。

 

「わかった……受けよう」

 

 高木は辞表を取り出して、皺だらけのそれを二つに裂いた。

 

 びりびりと、切り札だった存在が引き裂かれていく。

 

「ひとまず、これを出すのはなしにしよう」

 

「やった! 葵ちゃんは?」

 

「…………私は、正直いやよ」

 

 葵が顔をそらして言う。

 

 その瞳にはまだ、暗い炎が宿っている。

 

「葵ちゃん……」

 

「そんな眼でみないで、むしろどうして二人ともそんなこと出来るのか理解できないわ。三人で付き合うなんて冗談じゃない。お姉ちゃんと同じなんて許せない。保留なんて言って、そんなのただのごまかしだもの。私は絶対に、絶対に絶対に、先生の一番になりたいの」

 

「…………」

 

「でも……」

 

 炎が消える。

 

「でも、それで、先生が壊れちゃうのはいや。先生が死んじゃうのはいや。でも、だけど、私……私……」

 

 葵が肩を落とす。高木と同じ袋小路に落ちていく。

 

 今度ばかりは、さくらも言葉はなかった。

 

 時間が過ぎていく。葵がなにかを決断する。

 

 ぐいっと、萩焼の茶碗が煽られて、言う。

 

「……卒業までよ」

 

「え?」

 

「卒業までなら、付き合ってあげてもいい。保留なんて、そんなのにいつまでもは出来ないもの。……私は、卒業までに結論を出すわ。……だから先生」

 

 葵が、真剣な眼差しで顔を上げる。

 

 

「そのときは、私とお姉ちゃん、どっちか選んで。それでいいなら保留してあげる」

 

 

 卒業、それは期せずして、さくらが告白でも口にした期日だ。

 

「……分かりました」

 

「ん……先生、スマホ」

 

 葵が取り上げられたスマホを求めた。

 

 高木は渡した。指紋認証が解除。写真フォルダが一括で選択される。

 

「はい、削除。……家のバックアップも、あとで消しとく」

 

「葵ちゃん!」

 

「……あくまで保留だからね」

 

「それでもだよ! やった! やったぁ!」

 

 さくらが感極まって立ち上がり、ぴょーん、とテーブルを跳ねて飛び込んできた。

 

「先生! 葵ちゃん!」

 

「おっと!」「ちょ! お姉ちゃん?」

 

「よかった! よかったよぅ!」

 

「お姉ちゃん! あんまり喜ばないで! 保留だって言ってるでしょ!」

 

「それでもいいよ! うれしい……うれしいよぉ……」

 

 葵と二人で、ぎゅぅっと全身全霊で抱きしめられる。

 

「よかった……本当によかった……」

 

「さくらくん……」

 

「私、もう終わっちゃうって思った。全部、また台無しになっちゃうんだって……でも……ひっく……」

 

 さくらが、また涙を流す。

 

「でも……でも……よかったぁ……」

 

「お姉ちゃん……」

 

「葵ちゃん。私、今度こそ葵ちゃんから離れないから……絶対ひとりになんてさせないから……」

 

 抱きしめる腕が震えている。

 

 それで、高木はようやく気がついた。

 

 この場で誰よりも優しく、全員を支えたさくら。まるで母のように頼もしかった彼女もまた、後悔と傷を負っていたのだと。

 

「さくらくん……」

 

 震える体を抱きしめる。いまだ言葉を返せない不実を詫びるように、せめて抱擁だけでもと応えた。

 

「お姉……ちゃん」

 

 葵もまた、おずおずと、姉の体に手を回した。

 

 ずっと離れていた双子が、不幸にして引き裂かれていた半身たちは、こうして再び巡り合った。

 

 

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