むわぁ♥
その部屋には甘ったるく淫靡な香りが充満していた。
「ふぅーっ♥、ふぅーっ♥」
その部屋の大きめのベッドの上。小さな可愛らしい少女が、なぜか全裸で息を切らせながらあおむけで寝転がっている。
一目見ればこのにおいの発生源は彼女であるとすぐにわかるだろう。
彼女の周りは何かの体液でぐちゃぐちゃになっており、彼女も例外ではない。
きれいであったであろう長い黒髪は汗か何かでギトギトである。
そして、全身を興奮で赤く染め上げ荒く息をしており、その体からまるで湯気が発生しているように見える。
最も目を引くのはその140cm程度の体に見合わない大きな胸だろう。
彼女が息をするたびに揺れ動き存在感を主張している。
胸が重いせいか、息をするのも苦しそうだ。
もっと観察してみると、彼女の右手がふやけきっており、ナニをしていたかは一目瞭然だった。
このような状態の彼女を見て、誰一人『昨日までは男であった』とは思うまい。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「ふぅー、ふぅー……。はぁ。」
ようやく興奮も収まり息を付けたようだ。彼女はけだるそうに体を起こすと、改めて自分の体をまじまじと見ようとした……、がそれは不可能だった。
いくら自分の体を見下ろそうとしても、そのバカみたいに巨大な胸が邪魔して下半身が見えない。
「っは、ははっ……。」
もはや笑うしかないようだ。それもそのはずである。いったいどこにこんなエロ漫画のような胸をした女がいるのだろう。
あれはフィクションだから許されている大きさであり、ましては低身長というおまけつきのこの体は、現実を生きるには歪すぎた。
「でかぱいはこれからどう生きればいいんだ。」
思わず呟いたようだ。
「えっ?」
すると彼女は急に青ざめた顔をして頭を抱えてうなりだした。
「でかぱいの名前は、でかぱい ま〇こ……?」
「違う!! そんなはずは……。うそ! うそ! うそ! なんで出てこないのぉ!!!」
どうやら彼女は自らに起こったもう一つの変化に気が付いたようだ。
名前。それは親からもらった大切なもの。アイデンティティの一つである。
それを彼女は奪われてしまっていた。いや奪われたというより、新たに授けられてしまっていた。
『でかぱい ま〇こ』という下品な存在に彼女はなってしまったのだ。
「いや……、嫌! でかぱいはこんな名前じゃ……。」
どれだけ記憶を疑おうとも、自分が『でかぱい ま〇こ』であるという自覚しか湧いてこない。
当然、彼女はそれが下品な名前であることは認識できている。しかし、同時にそれが自分であるとしか思えないのだ。
そして、嫌がらせのように一人称までもが『でかぱい』というものに変わっている。
どれだけ言い直そうとしても、口から出てくるのは下品な単語のみ。
これからはだれかと話すたびに下品な言葉を吐き、自らが『でかぱい ま〇こ』であると認識させられるのだ。
クチュ♥
「そんな……、はぁ♥、はぁ♥ な、なんでこんなことに。」
自らの運命に絶望していた彼女は、真っ青にしたはずの顔を赤に染めながら愛液を垂らしていた。
彼女はそれに気が付いているのか、それとも無自覚か、スリスリと股をこすりながらしばらくボーっとしていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・
むわぁ♥
部屋にはまだ甘ったるく淫靡な香りが立ち込めている。
「……シャワー浴びよ。」
未だ衝撃から抜けきっていない中、現実逃避か、その匂いに耐えられなくなったのか、シャワーを浴びることにしたようだ。
彼女はその重たい胸に体を持っていかれそうになりながらも、のろのろと部屋の扉を開けた。
ガチャ むわぁ♥
「うっ……。くさい。」
当然である。汗などの体液まみれになった彼女の体はとてつもないにおいを放っていた。
それは『襲ってください♥』といわんばかりのフェロモンむんむんの甘い香りであり、たやすく人を興奮させ堕落させる悪魔のような香りだ。
「すんすん……。はぁ♥ くさっ♥」
クチュ♥
言葉とは裏腹に、彼女の顔は赤くなりだらしのない笑みを浮かべている。興奮しているようだ。
男だったころの名残だろうか。自らの出す淫靡な香りは彼女をたやすく興奮状態に陥れた。
「すんすん、……んぁ♥ ほんとひどいにおい、……最低だよぉ♥」
それだけではない。この酷いにおいは自分から出ているものであること、そんなにおいに興奮している背徳感。
これらがスパイスとなり彼女をむしばんでいく。
「すんすん……。んっ♥」
クチュ♥
自分の体を抱きしめるようにギュッと丸めながら、においをすんすん嗅ぎながらビクッ♥ と体を震わせた。
「だめぇ♥ ま、またシたくなってる♥」
どこにそんな理性が残っていたのだろうか、どうやら彼女は必死に自慰を我慢している。
止まっていたはずの汗がまたあふれてきて彼女を淫靡な姿にコーティングしている。
(我慢♥ 我慢♥ 我慢♥ 我慢♥)
すんすん♥
ビクッ♥
クチュ♥クチュ♥
そんな必死な抵抗にもかかわらず、彼女のあそこは愛液を垂れ流し、右手は切なそうにあそこの前でぴくぴく動いている。
「シャ、シャワーで流さないと♥ でかぱいのくっさいにおい流さないと♥」
ヨタ……、ヨタ……、とお風呂場に歩みを進めていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・
(はやくはやくはやく♥ こんなの頭がおかしくなる♥)
体が小さくなった影響か、興奮で内またになって股をすり合わせているからか、いつもならなんともなかったお風呂までの距離を果てしなく感じているようだ。
クチュ♥ ピチャ♥
「はぁ♥ はぁ♥ ……すんすん。んぁ♥」
ようやくお風呂場の前までたどり着いた。
それまでの道のりを見ると、彼女の体液がぽたぽたと垂れていている。
これではいくらシャワーで自分の体のにおいを落としたところで、甘ったるいその匂いは部屋全体に広がっていくだろう。
まるで自分のにおいを振りまきマーキングしているようだ。
「や、やった!耐えきったぁ♥」
ただの短い部屋からお風呂場までの道だが、彼女にとっては果てしない道だった。
愛液をぽたぽたまき散らし、部屋をマーキングしながらもたどり着いた救いの場所。
息を切らせながらその扉に手を伸ばし開こうとした……その時。
「え?」
頭に流れてきたのは『お風呂に入れるのは夜だけ』というイメージ。
そして、
クチュ♥クチュ♥クチュ♥クチュ♥
「ん”お”ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥!!!!」
扉に向かって伸ばしたはずの手は、彼女のあそこを穿り回していた。
「にゃんでぇ♥! と、とまらにゃいぃぃ♥♥♥!!!」
クチュ♥クチュ♥ク”チュ♥ク”チュ♥
「んほぉぉぉぉぉ♥♥♥♥♥♥♥!!!!!!」
彼女の下品な声が廊下に響き渡る。
せっかく内股でもじもじしながら快楽に耐えていたのに、いつの間にか股をおっぴろげてオナニーを見せつけるように動いている。
我慢していたものから解き放たれたからだろうか、彼女の手は激しく乱暴にま〇こを刺激している。
ク”チュ♥ク”チュ♥ク”チュ♥ク”チュ♥
「イク♥ イク♥ イ”ク”♥ イ”ク”♥ んぁぁぁぁ♥♥♥♥!!!!」
彼女の手は止まる様子がない。どうやら何か条件があるようだ。
「おっ♥ おっ♥ おっ♥ おっ♥ おっ♥」
ヘコッ♥ ヘコッ♥ ヘコッ♥ ヘコッ♥
見事なアヘ顔をさらしながら、お風呂場の扉の前で全力オナニーをしている。へこへこと腰も動き始めた。
「すぅーーー。お”へ”ぇぇ♥ ぐ、ぐぢゃいぃ♥」
ク”チュ♥ク”チュ♥ク”チュ♥ク”チュ♥
思い出したかのように匂いを嗅ぎ勝手に興奮を高めていく。
ヘコッ♥ペチッ♥ ヘコッ♥ペチッ♥ ヘコッ♥ペチッ♥ ヘコッ♥ペチッ♥
へこへこという動きも激しくなり、下品なでかぱいが下品に躍動してしびれるような快楽を与えている。
どうすればこの全力オナニーを止められるのか、彼女にはわかっていた。
彼女はその行動を自分の意思でしなければならない。それがどれだけ無様で下品なものであっても。
そうしなければこの全力オナニーは止まることはなく、それどころかこれ以上の恐ろしことを強制されるかもしれない。
ク”チュ♥ク”チュ♥ク”チュ♥ク”チュ♥
ヘコッ♥ペチッ♥ヘコッ♥ペチッ♥ヘコッ♥ペチッ♥ヘコッ♥ペチッ♥
「ん”ふ”ぅぅ♥すぅーーーー♥ふごぉぉ♥!」
激しくなったオナニーダンスで汗や愛液が飛び散り、その匂いをさらに振りまいていく。
その匂いを嗅いでまた興奮を高め、ダンスが激しくなる。最悪の悪循環の完成である。
(じ、し”ぬ”ぅ♥ バカみたいなオナニーで、イ”き”し”ん”し”ゃう”ぅ♥! も、もうやるしかない……♥)
覚悟が決まったようだ。
彼女は大きく息を吸い、その空気の甘ったるさにくらくらしながら叫びだした。
「すぅーーー。……ん”ぉ♥! で、でかぱいはぁ♥!」
ク”チュ♥ク”チュ♥ク”チュ♥ク”チュ♥
「じ、自分のにおいにぃ♥! お”っ♥ お”っ♥!
すぅ……ふ”こ”ぉ♥♥ こ、こうふんするへんたいのくせにぃ♥!!」
ク”チュ♥!ク”チュ♥!ク”チュ♥!ク”チュ♥!
彼女が感じている羞恥心に呼応するように、手の動きがさらに激しくなる。
全身は真っ赤に染めあがっており、羞恥を感じているはずの顔はだらしないにやけ顔をさらしている。
「かってにおふろにはいろうとしてぇ♥♥!!」
ヘコッ♥!ペチッ♥!ヘコッ♥!ペチッ♥!
当然腰の動きも激しくなり、でかぱいが下品に躍動する。
飛び散る汗や愛液は彼女を無様に彩った。
「も”、も”う”し”わ”け”こ”さ”い”ま”〇”こ”ぉぉ♥♥♥♥♥!!!!!」
ブシャァァァァ♥♥♥♥♥!!!!!!
「ん”あ”あ”ぁぁぁ♥♥♥♥♥!!!!!!」
汚らしい声が再び廊下に響き渡る。いや、その声は廊下を超えてあたり一帯に響いているだろう。
ビチャ♥♥♥ ボヨ~ン♥♥♥
「んぉ♥♥!!」
盛大に潮をまき散らして絶頂した彼女は力を使い果たしたかのように、重い胸に引っ張られながら前向きに倒れた。
とてつもない快楽と羞恥心に彼女の脳がショートしたのだ。
幸いにも、馬鹿みたいにでかい胸が、バカみたいな擬音を鳴らしながらクッションとなり大事に至ることはなかった。
彼女の周りには汗や愛液、潮でできた水たまりが生まれており、その中に彼女は倒れている。
ビクッ♥ ビクッ♥
「おっ♥……ん”おっ♥」
快楽の余韻が抜け切れていないのか、アヘ顔をさらしながら喘ぎ声を漏らしている。
ビクビクと痙攣する腰はしばらく止まりそうにない。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「………………………………くっさぁぁ♥!」
しばらくしてようやく彼女は気を取り戻したようだ。
「はぁ……。んっ♥! はぁ……。はぁ……。」
ヌチャァ……♥♥♥
彼女が何とか重い胸を持ち上げ立ち上がると、粘着性の液体が糸を引いていやらしい音を立てた。
「ふぅ♥ ふぅ♥ さ、最悪だ……。」
浅い呼吸をしながら彼女は茫然としている。
それもそのはず、体をきれいにして匂いを落とすのが当初の目的である。
しかし、彼女の体は汗や愛液が混じった粘着性の液体でぬれぬれで、ただでさえ汚れていた黒髪はさらにギトギトになってしまった。
むわぁ♥♥
「すぅ~♥、んぁ♥……むふぅ♥」
そして、その匂いはより濃く強くなってしまっている。
お風呂を夜まで禁じられた彼女は、しばらくこの下品で淫靡なにおいのまま生活しなければならない。
クチュ♥
この自らを興奮させる匂いのまま。