ーーカタカタ
とあるオフィス。キーボードを叩く音が響いている。
ーーカタカ「んぎょっ♥」
静かなオフィスに似つかわしくない声が混ざる。出所は課長のデスクだ。よく見ると足をもぞもぞ動かしている。
ーーカ「イクッ♥ イッっちゃう♥」
かなり大きめな声だが、不思議なことに誰も気にしている様子がない。みんなすました顔でパソコンと向き合っている。
ーー「んぎぃ♥」 ガタッ
デスクが揺れた。課長は、ここでようやく眉を顰めて反応する。
「『でかぱい』ちゃん。机を蹴るなんて、足置き失格だよ。」
なんと、デスクの下には女の子がいた。
140cm程度の身長に長めの黒髪。胸までの丈しかないキャミソールに、何も隠せていない超ミニスカート。目に付くのは巨大な胸だ。自分の顔を優に超えたプルプルの巨乳が、幼い体にくっついているのだ。
爆乳を踏まれながら彼女は答える。
「んぶぅ♥ も、もうじわげありまぜんっ♥」
彼女の名前は『でかぱい まんこ』。昨日までは男だったのに、目覚めると、この姿・名前になっていた。元の名前は思い出せないし、一人称も『でかぱい』から変えられない。訳も分からないうちに出社することになり、訳も分からないうちに課長に踏まれている。
誰も助けてくれる人はいない。彼女への理不尽は始まったばかりだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「おぉ、『でかぱい』ちゃん。今日から足置き係に昇進だって。おめでとう。」
彼女の脳みそはフリーズした。
後輩に駅弁ファックされながらの通勤を終え、発情したままオフィスに入ると、開口一番これだ。周りと比べ、明らかに浮いた服装や、バカみたいな名前に照れている暇もない。
発言者の課長は純粋に祝ってくれているような表情を浮かべている。
「早速だけどこっち来て。」
ポカンとしたまま引っ張られていく。道中、彼女が元いたデスクが目に入ったようだが、すでにかたずけられており、嫌な想像をする。しかし、抵抗はできない。単純に、対格差で振りほどくことができないからだ。
小学生のような手をギュッ、と握り、慣れないヒール付きのサンダルをコツコツ鳴らしていく。
(課長、なんだか怖い……。)
記憶よりも大きい手に、自分がいかに小さくなったのかを思い知らされたようだ。先ほどの嫌な想像と合わさり弱気になっている。
「じゃ、今日一日よろしくね。」
課長のデスクに着くと、何かをよろしくされた。
椅子を引いて、当然のような顔をして待っている課長に動けないでいると……
(うっ、やっぱりきた……。)
頭にあるイメージが流れ込んできた。彼女はこのイメージに逆らえない。体が勝手に動いてしまうのだ。
「かしこまりましたぁ♥ でかぱい、がんばりますぅ♥」
場違いな声が静かなオフィスに響く。
このぶりっこのような甘えた口調も、机の下に潜り込んでいく動作も、彼女の意思ではない。自由にできることといえば、これから行われる非道への覚悟を決めることだけだ。
課長は、あおむけに寝転がるのを見届けると、おもむろに靴を脱ぎ始めた。
異常な光景だが、だれも止める様子がない。
くたびれた黒い靴下が顔を出す。
(嫌だけど、本当に嫌だけど、もう受け入れるしかない。)
動かないのか、動けないのか、その様子をじっと見つめる彼女。
靴下も脱いで素足が解放された。くたびれたおっさんの足が視界を占めている。
(『でかぱい』は、これから……、この足に……。)
椅子に座り、足の裏がチラリ。
(……やだ、やっぱり嫌だ!)
ーープルン プルン
覚悟なんてできるはずがなかったのだ。必死に体を動かして逃げようとしている。
しかし、彼女の思いに応えるのは柔らかな双丘だけ。プルプル揺れて、必死に拒絶の意を表明している。
「ははっ、そうせかすなって。すぐ使ってやるから。」
「課長ぉ♥ はやくぅ♥」
『でかぱい』の抵抗をバカにするように現実は進む。否定は肯定に受け取られ、口からは思ってもない言葉が出てくる。表情さえも笑顔から動かせない。ただ、自由に動くおっぱいを、プルプル、プルプル、と揺らしている。
(やだっ! やだやだやだっ!)
「んっ! んっ! ん”ーっ!」
ーープルン プルン プルンッ
意思はすべておっぱいの揺れに変換され届かない。
「ん”ーっ! ……あっ。」
ーーむぎゅ~っ
「おほぉ~~~っ♥♥ 潰れる、おっぱい潰されるっ♥♥」
おっさんの生足が大きく柔らかい山に突き刺さった。
水風船のようにグネグネと形を変える感触を楽しむように、課長は足に力を込めていく。
ーーむにっ むにっ むぎゅ~っ
「おっ♥ おっ♥ んぎぃ~♥ こえっ♥ 抑えられないぃ♥」
(ただ雑に踏まれているだけっ♥ それだけなのにぃ♥)
快楽に溺れるメスの声が机の中で反響する。自分の喘ぎ声がよく聞こえて恥ずかしいのだろう。必死に歯を食いしばって耐えようとしているが、表情が笑顔で固定されていることもあり、ただただ不細工になっているだけで効果がない。誰もその顔を確認できないのは不幸中の幸いだった。
羞恥か、それとも快楽か、不細工な顔が真っ赤に染まっている。時折、ビクンッ、と体が跳ねるが、床に押し付ける力には勝てず……。
「おぉ、いい反発力だ。この調子で頼むよ。」
「は、はいぃ♥ ……おっ♥、あっ♥ ありがとうございますぅ♥」
ささやかな反抗も相手を喜ばせるだけに終わる。足置きにできることなど何もなかったのだ。
やがて課長はいいポジションを見つけたのか、足を動かすことをやめ、一点だけを踏み続ける。
「んおおおお♥♥ それヤバイ♥♥ 気持ちいいの、逃がせないっ♥♥」
(やだっ♥ イきたくない♥ こんなのでイきたくないぃ♥)
これでイったら完全な変態だ、そんな思いで耐え続ける。ほかの人が真面目に働いている中、オホ声をあげている時点で変態でしかないのだが……。
ともかく彼女は全力だ。鼻息を荒くしながら、不細工な顔をもっと歪めて、わずかに残った理性を総動員させている。
「んふー♥♥ んふー♥♥ んお”っ♥♥」
(我慢、我慢しろっ!がまん、がまん~っ)
「でぎないっ♥♥ がまんむりっ♥♥ イグッ♥♥ イっちゃうぅ♥♥」
ーープシャー♥♥♥♥
発情期の獣以下の理性で何を耐えようというのか。あっけなく絶頂して愛液をまき散らす。
不細工な顔はにやけた顔に変わり、口からはよだれが流れている。
自他ともに変態と認められた足置き係は、しばらく踏まれ続け、たまに絶頂し続けた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
お昼休み。
ようやく解放されたのか、彼女はデスクの外にペタンと腰を下ろしている。
ずっとイき続けた弊害だろう、呼吸は荒く、立つこともできないようだ。
そんな体に対して、顔はだらしないにやけ顔のままだ。虚空を見つめ、絶頂の余韻に浸っているようだ。
「かひゅー♥、かひゅー♥ ……お”っ♥」
ボロボロな彼女を気にかける者はいない。みんな、それぞれの友人と楽しそうに雑談に興じている。
その様子は彼女の惨めさをより一層引き立てていたが、ずっと呆けていて気付くことすらできていない。
つかの間の休息が終わり課長が帰ってきた。その隣には、ずっと彼女が面倒を見ていた後輩、田中がいる。二人とも、なんだか上機嫌だ。
「本当によくやったよ。午後からは田中君に譲ってあげよう。」
「いいんですか!ありがとうございます。」
話がついたようで、未だに呆けている彼女に声をかけた。
「でかぱいちゃん、午後からは田中君の足置きね。」
「んへ~♥ ……はっ、え?」
「彼、でかい取引先への営業に成功したんだ。しっかり労ってやれよ。」
「ということで、先輩、お願いしますね。」
「あっ♥ ちょ、ちょっと待って……。」
拒否権なんてないのだろう。返事を待たずに話が進み、田中のデスクまで引っ張られていく。
まだ足腰が回復していないのか、内股でひょこひょこ歩きだ。
「足置き係就任おめでとうございます。マゾな先輩にふさわしい仕事ですね。」
「……っ♥ ま、まぞなんかじゃ……。」
「でも、課長が嬉しそうにマゾイキしてたって言ってましたよ。」
「そ、それはっ……その……。」
「ま、どっちでもいいですけど、仕事は仕事。きっちり踏まれてもらいますからね。」
全く信用していないような顔をされ、真っ赤になってうつむいている。
反論しようにも、課長からの証言、びちゃびちゃなまんこがそれを許さない。
(違う♥ 違うのに♥ 『でかぱい』は、踏まれて喜ぶマゾなんかじゃない……♥)
内心では未だに必死で否定している。
しかし、デスクに着くと、
「田中くん、お疲れさまんカス♥ 『でかぱい』で疲れた足をいやしてくださいね♥」
そんなセリフとともに媚びたような顔で机の下に潜っていく。
強制された動きは、彼女を変態に仕立て上げることに特化していた。
当然田中もそれを受け入れて、課長と同じように靴を脱いでいく。
ーーむわぁ
「んぶぅう♥!?」
(くっさぁ!汗のにおいきつすぎるっ!)
ひとしごとを終えた営業マンの、蒸れた足のにおいが机の下に広がる。
歩き回っていたことに加え、大きな取引先での緊張があり、普段よりもホカホカだ。
目に涙を受けべて、くぐもった悲鳴を上げている。
ーープルンッ プルンッ プルンッ
「ふーっ♥! ふーっ♥! ふーっ♥!」
(無理無理無理! だれかっ! たすけてよぉ!)
どこにそんな力が残っていたのか、おっぱいがプリンのように激しく揺れている。
プルプル、と無様なSOSを送るが、受け取る人など存在しない。
むしろ、逆効果なことは知っているだろうが、それでも我慢できなかったのだろう。
その代償は大きい。
「ぷっ。やっぱりドMじゃないですか。」
「はいっ♥ ふごぉ♥ ド、ドMですっ♥ 『でかぱい』はみんなに踏まれて喜ぶドMですっ♥」
(ドMじゃないっ!だからその臭い足をしまってぇ!)
間抜けな宣言が机の中に響く。
田中はニヤニヤしながらその宣言を聞くと、
「じゃあそんな先輩にプレゼントです。俺、今機嫌良いんで。」
ーーポイッ ペチン
細長いものを彼女の顔面に放り捨てた。
「ふぇ? ……ふごおおおおお♥♥♥♥」
それは彼の靴下だった。汗をたっぷりと吸った、生暖かい布が鼻を覆う。
「すぅ~~~♥♥ ん”ごぉ♥♥」
(くせえええっ! でも、嗅ぐのやめられないっ!)
嫌悪感で苦しむ内面とは裏腹に、体はまるで深呼吸をするかのように、深く、深く、においを取り込んでいく。
ついには、靴下を両手で鼻に押し付け始めた。
「うわっ、ほんとに喜んでる……。」
「んほおおお♥♥♥♥ ありがとうございましゅ♥♥ 最高でしゅ♥♥」
(おええっ!! だれかっ、『でかぱい』の体とめてぇ!!)
フガフガ言いながらにおいを嗅いでいる姿に、田中は完全に引いたようで……。
「……俺も仕事しないとな。」
喘ぐ先輩を無視してパソコンに向かい合った。
向かい合ったということは、
ーーむぎゅー
「ぶふううう♥♥♥♥」
(おっぱい踏まれてるっ♥ くさっ! 気持ちいい♥ くさっ!)
悪臭。快楽。2つの刺激がドMを襲う。
どうも足癖が悪いようで、田中はかるく貧乏ゆすりをしている。
周りには気づかれない程度の小さい動き。
ダイレクトにその刺激を受け取る彼女にとっては脅威でしかない。
ーーグニグニグニグニ
「お”っ♥ ぶひっ♥ お”っ♥ お”っ♥ ぶひゅ♥」
喘ぎ声がリズミカルになっている。
においを嗅ぐことに必死で、声を抑える余裕がないのだろう。午前よりも声が大きい。
この汚い声をBGMに、周りは各々の仕事を進めていく。
「ふごっ♥ ぶひゅ♥ ぶうぅ♥ ぶふぅ♥ ぶひぃいい♥♥♥♥」
(くさいっ! イクッ♥ くさいぃ! イクッ♥ くさっ♥ イグゥウウ♥)
ーーブシャ―――♥♥♥♥
豚のような鳴き声がオフィスに響く。
それと共に、ビクンッ、と彼女の体が大きく跳ねた。
しかし、そんなことを気にする人はいない。
ーーグニグニグニッッッ
「んぶううううううう♥♥♥♥」
(イってるっ♥♥ イってるのにぃ♥♥ 足止まらないぃいい♥♥♥♥)
午前の再現だ。
変わったことといえば、声のボリュームと彼女の内面だろう。
(くさっ♥ くさいぃい♥♥ クサ気持ちいぃい♥♥♥♥)
「ぶひぃいいいいいい♥♥♥♥」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「お疲れさま、一応今日のこと報告してもらっていいな。」
「はい♥」
「『でかぱい』は、課長と田中におっぱい踏まれてイきまくりました!!」
「馬鹿みたいにでっかいおっぱいが潰されるたび、汚いオホ声を出してしまい、申し訳ありませんずり!!」
「田中からは素敵なものをいただきました!おかげさまで、このくっさい靴下のにおいを嗅ぐたびに、一瞬でイけるようになりました!!もっと変態になれてうれしいです!!」
「明日からも、みんなに踏まれて無様にイけるように頑張りまんこ!!」