※この作品はR-18です。

自己供給兼妄想詰め   作:スチア

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えっちシーンがなかなか書けていない
俺はほんとにエロゲの2次創作を書いているのか…?
まぁ、妄想だしええか!


ミスズの代わりに落ちるの書きたかっただけ

 

結論から、朱比売はかつて天比売だった神刀であり…スイの力を借りれば朱比売の淫気を浄化して天比売に戻し、ミスズから離す事はできるようだ

 

しかし…淫神は朱比売に貯めた精力に頼らずとも、領都の歓楽街等で精力を集めれば復活できる事。

 

朱比売を放った理由は、淫気によって支配した淫神の眷属を孕める相手を探す為に行った事。

今ミスズが持っているという事は…

 

淫神が復活した時点でこの地域、国は淫気に覆われて生き物は色に狂い、時間が経つほど被害範囲も広がる事。

 

復活前に倒すには淫神の神域に入る必要があり、入れるのは朱比売を持つミスズ、そして類稀なる大きな精力を持つだけで…ただの人間である俺程度

 

そして妖刀を神刀に浄化させずに妖刀を維持してある事。

 

 

「…話にならん。天比売ならともかく、朱比売では淫気に飲まれて終い。みすみす復活の手助けを行うようなものだ。」

 

「倒すどころではないな!」

 

「…考えられる討伐方法は、朱比売のまま神域に入り淫神の目の前で天比売に浄化を行う…というものです。」

 

 

間違いなく不可能なのは確かだ。ミスズ一人ならば

 

 

ミスズは、今まで関わってきた方々を守る為に…淫神を討つ事を選んだ。

 

 

「ミスズ、正義感一つで受けてどうにかなる策ではないぞ!!刀一本の淫気に振り回されているお前が、淫神を前にしてどうなるか…想像できぬ訳ではあるまい!」

 

「我もこればかりは猿に同意だ!ミスズちゃん!今からでも全然遅くはない。考えなおしてみてはくれんか?

そうだ!いっその事、南蛮に渡るというのはどうだろう!」

 

「お心遣い、ありがとうございます…でも、もう決めましたので。」

 

 

ミスズは気丈に振る舞っているが…全身がずっと震えているのが分かる。淫神に立ち向かう事がミスズにとって、どれだけ恐ろしいのかは想像に難くない

 

俺は…ミスズと手を結んで、少しでも励まして不安と恐怖を抑えてやる事しかできない

 

 

「大丈夫だ、俺がついてる…決してミスズ一人に背負わせない」

「兄さま…」

 

みんなが逃げろと言っても逃げたくないのならば、共に肩を並べて戦ってみせよう

 

「淫神なんかに、ミスズもこの国も渡さない」

 

ずっとミスズの傍にいると、あの時誓ったのだから

 

 

その後…二人は手を結んだまま、スイから浄化の力を込めた勾玉を受け取った

 

天比売に戻す為に必要な、浄化の力を強める宝鏡の話を聞いて、次の目的地は決まった

 

淫気に飲まれて、淫神を信仰するようになった村…ラクヒ村だ。そこに宝鏡がある

 

ラクヒ村に行くには、領都の西に広がるガレツ山脈を越えねばならない

 

 

「まずは領都まで戻って更に西へ…ガレツ山脈…でしたか。進むしか道は無いです…!兄さま、行きましょう…!」

 

「行こうか…ガレツ山脈も危険な場所だから、気をつけてね」

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

「ガレツ山脈…地図を見る限り、まともな山道はほとんど無さそうですね…兄さまと無事に山越えができる事を願いましょう…」

 

「複雑な地形に過酷な環境で生きる強い妖怪達も居る、慎重に行こう」

 

襲ってくるクマや鴉天狗を退けて、見晴らしの良い山頂に着く

 

 

「はぁ〜…良い景色ですね、兄さま…でも、寒いです…」

 

「山頂は気温が低いからか雪も積もってるね…」

 

(確か…この先で、狭い道を無理に渡ったミスズは…)

 

 

記憶に反して、例の崖道はミスズも俺も余裕を持って歩けそうな広さだった

 

前を歩いて行くミスズを見て、これならミスズが崖から落とされる心配は無いかな…と安堵した直後

 

 

大きな音を立てて足元の道が崩落し、体が宙に浮く

 

 

かろうじて…さっきまで道だった岩石に掴まり、ミスズの様子を見る

 

幸いにも、ミスズが立っている場所は道のまま続いており自分だけが落ちかねない状況のようだ

 

(ミスズのイベント潰したから、俺が落ちるのかよ!)

 

 

「兄さま!!!」「来るな!俺は大丈夫だから進め!!」

 

「でも!兄さまがっ!!」

 

「いいから行け!ミスズが居る場所も崩れる前に!!」

 

 

今は自分だけがピンチだが、ミスズが通る道も崩落しない保証が無い

 

「絶対に追いつくからっ…お前の兄さまを信じてくれ…ミスズ…」

 

ミスズが泣きそうな顔を堪えて、背中を向けて走って行くのを見届けてすぐに

 

掴んでいた岩が、崩れた

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「兄さまっ…!、兄さまぁっ…!」

 

 

兄さまが死ぬ訳無い…

 

兄さまはいつだって私と一緒に生きてきたんです。

 

私を置いて勝手に死なせはしません──

 

 

「うぅっ、ぐすっ…もう行かないと、いけませんっ…!!」

 

 

兄さまが麓で待ってるんです

 

この山脈を降りたら、きっと笑顔で私の事を迎えて…頑張ったねって褒めてくれるんですから──

 

ずっと傍に居るって、あの時約束したんです。

 

 

「どいて、ください…!!」

─【抜刀紫電】─

 

 

私は兄さまに会わないといけないんです。

 

どんな妖怪にも邪魔はさせません…!

 

兄さまに再会したら、いっぱい抱きしめて、キスして、撫でてもらって、この周囲に漂う淫気が蓄積した体を祓ってもらうんですから…!!

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

死に瀕している状況に人が置かれた時、周り全てがスローモーションに見えると誰もが一度は聞いた事があるだろう

 

今、俺はそれを実感していた

 

 

(まだ、死ぬ訳にはいかない…)

 

 

模擬刀を構え、岩壁に叩きつける事で起きた反動を利用し…落下の勢いを減らす。

 

原作で得た異常な身体能力だからできる荒技だ

 

この一連の動作全てを…スローになった感覚の中、地上が見えるまで行う

 

 

気が遠くなるような繰り返しの中、ようやく落下速度を致死から危険域まで落とせた

 

見えてきた地上に向かい、着地の衝撃がくる直前に合わせて模擬刀を振り下ろす─!

 

 

「【天地一閃】──!!!」

 

 

轟音と共にひび割れたクレーターを作り上げ、体が投げ出される。全身が痛くて痛くてしょうがないが…

 

五体満足で生きていれば、十分だった

 

「はぁっ…はぁっ…はははっ!もうこんな事、絶対やらねえっ…!」

 

全身が痛む体に鞭を打ちながら、霊命光を唱える

 

「はぁ、ふぅ…で、ここはどこなんだろ…」

 

体の治療を終えて辺りを見回す、この景色だけは知っているのだが…

 

いかんせん原作にもマップとしては存在しない場所の為、自分がどの辺りに居るのか分からなかった

 

途方に暮れていた所に、見知ったお方が現れた。

 

 

「全く、無茶をしたのう童!」

 

「ナ、ナリハ様…!?」

 

 

確かに、ナリハ様は原作でもあの時この場所に居たが…!

 

 

「刀もボロボロにしおって…まぁ、この状態の方が好都合じゃな…」

 

「すみません、ミスズを崖に置き去りにしてしまいました…」

 

「ミスズも強くなった、童が一番良く分かっているじゃろう?…きっと大丈夫じゃ」

 

 

ナリハ様が原型を留めていない模擬刀を手に取ると、なんらかの呪文を唱える。

 

しばらくすると、模擬刀は以前の姿に戻っていた

 

何らかの術式の気配がする事から…その正体に察して、礼を述べる

 

 

「これは…ありがとうございます、ナリハ様。これでミスズを護れます」

 

「うむ…童よ、頑張るのだぞ。此度の淫神の件…其方とミスズだけが頼りじゃ。必ず、無事に帰ってこい…」

 

 

ナリハ様にラクヒ村の方向を聞いた後に別れ、ミスズと合流する為に走る…

 

 

 




完結まで1日1話がんばって書き抜けよう
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