※この作品はR-18です。

自己供給兼妄想詰め   作:スチア

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善と悪、どのルートでも助けられないナミィが助かる二次創作が欲しくて始めたのがきっかけなのだ



原作崩壊と善人ルート

 

「世界をやり直す、ってのがゲームでの引き継ぎ2週目と同じような物で良かった、できることなら楽したいし」

 

「2週目から本当のプロナント・シンフォニーが始まるようなもんだが、今の俺たちのレベルなら苦戦はしないはずだ」

 

 

やり直した世界において、彼は悪人だった心を入れ替え善人として生きようとしていた

身を焦がす罪悪感から逃げるように

 

 

「人助けもゲームでは見飽きて億劫だったけど、実際に感謝されると何度でも嬉しいもんだな!」

 

「プロナントは弱い誰かのために使うべき力...本当にその通りだよ、イリト…」

 

 

善人ルートを繰り返し進むならば、避けては通れぬ人助け

彼は自身の手が届く範囲全てを助けてきた

 

そして、どのルートでも非業の死を遂げる運命にある少女にも手を伸ばす

 

 

「どうして…女性を誑かすような悪いアルブが、敵である私を助けるんですか…」

 

「敵だろうが何だろうが今は関係無い。好きな子に死んでほしくないし、助けてやれる力があるから助けるだけだ!」

 

 

もう二度と誰よりも優しい悪魔の少女が、紫水晶とプロナントの力に狂ったアルブの魔の手にかかる事が無いように

 

 

「俺達がナミィを家まで無事に届けてやる」

「なんで私も覚えてない私の家を知ってるんですか!?」

 

 

捧げ物を3つ揃えた彼らは、ナミィを連れて魔宮への道を開いた

 

門番達やナミィに保護者である大悪魔との一悶着はあったが、ナミィを家に帰す事ができた

 

 

「フォラス様、フォラス様!!ナミィは、無事に貴方の元まで帰ってきました!!」

 

「我が娘が世話になったようだな...一応、礼は言っておこう」

 

「次にここで会う時はお互い敵同士だけどな」

 

「貴方なんかがイスタロト様に敵うわけありません!…でも、ここまで連れてきてくれて、ありがとうございます…」

 

 

ナミィを家に帰した彼らは、日を改めて魔宮へ挑む

 

 

「俺たちの勝ちだよ、ナミィ。宮殿の中に通してもらう」

「ついでに敗者なんだし勝者には従ってもらうぜ…おらっ、後ろに隠れてるザコ共に負けないようにお前らを回復してやるっ!!」

 

「最後までお節介です…」

 

 

ナミィ達の無事を祈り、魔宮に侵入するも

やはりイスタロトの放ったプロナントには抵抗できなかった。

 

 

「これが…NTR…?」

「バカな事言ってないで、早く紫水晶を手に入れて姉さん達を取り戻すわよ」

 

「もうナミィが居なくても俺一人でこんな数蹴散らせるんだよ!!《デスブレス!》《天地崩烈の刃!!》」

 

 

この世界において善人として生きるとは、四姉妹達との関係は健全にイチャつき、デートに誘ったり手料理を味わったりと性欲をできるだけ抑えて過ごすという事

 

 

「皆ほんっとーに可愛くてさ、綺麗で、良い奴等だからたまらないよ、こうして実際に接すると何よりも幸せな気持ちになる」

 

「花に囲まれて笑う姿が、月明かりに照らされた綺麗な姿が、最後の夜に想いを重ねて心から繋がり合えた幸せが、彼女達とすごした日々全てが愛おしい」

 

「だからこそ…俺がどれだけ惨い事を彼女達にやったのかを突きつけられる…」

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

『本当言うと、あんたは1人だと心配だし…一緒に行ってあげたいんだけど』

『このオルゴール、持って行って。幸せになるための、お守り…ねぇ、私の代わりだと思って…大事にして』

 

【あんたみたいなサイテー男は…死ねばいいと思ってる…姉妹全員、そこは同じよ──】【そんな事言うから…私、あんたが嫌いなのよ──世界で一番、大嫌い──】

 

 

『私は一人の女として…貴方を一人の殿方として、好きになったんです』

『きっと、またいつか…泣きたくなった時に…貴方の名前を呼びます──』

『その時は必ず来て下さいね…すぐ、私の所に…王子様みたいに、駆けつけて下さい──』

 

【ここまでの無理が祟って、貴方の体はボロボロ…】【…ザマアミロ、と…思わなくもないですけど、それ以上に哀れに見えますわ】

 

 

『ずっと…楽しかった。例え操られる事がきっかけだとしても、私…貴方に会えて良かった』

『私みたいな、変な女の子が一人…貴方を勝手に好きになったって事…ずっと…覚えててね』

 

【アンタにされた事…忘れない…絶対に…】【…忘れないから。せいぜい反省しろ…バカ──】【あんたも、絶対忘れるな…一生思い出さなきゃ…許さない…】

 

 

『…アハハ。情けないな…平気な顔して、しれっと別れてやろうと思ってたのに…』

『…別れの寂しさが消えてなくなるくらい…ずっと、あたしを…抱きしめてて…』

 

【殺す…べきよ】【お前が死ななきゃ、妹達は安心して眠れない!!】【また、いつお前みたいな鬼畜が枕元にやってくるかもしれないからな!!】

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

最初の世界で行った罪は、その経験と記憶を抱え続ける彼を蝕んでゆく

 

ゲーム内のプレイヤーだったならば、そんな記憶は持ち越せたりしない

 

しかし、彼はこの世界で自分が何をしたのか忘れる事は決して許されない罪人だ

 

 

「こんなアルブが、どの面下げてみんなと一緒に居たいなんてほざけるんだ」

 

「この旅が終わる時、最期は…彼女達の手で──」

 

 

個別ルートの世界は全て終わりを迎えた

残ったのは、特殊エンディングルートのみ…

 

消えない罪と偽善に塗れた彼の旅路は終わりが近い

 





編集編集編集あるのみー!
二次創作に手を出したばかりの頃に書いた荒削りの文章見てると精神すり減るのだわー!!
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