妄想短編として書いてたら8000文字超えてたから新章連載にシフトチェンジじゃー
毎日夕方頃に1話2000字くらいに分けて手を加えながら投稿していこう
ある種の嫌われ物?嫌われ物なのか…?
ごきげんよう、俺は『主人公』って名前で固定されたプレイヤーキャラクターに転生した男だ。
とある島での一攫千金を目論んで密航者として船に忍び込み、邪神を討つ為に作られた聖剣オウドラゴンと出会い…
紆余曲折あって契約した奴隷2人とそれぞれ愛を育んで結婚しながら、仲間達と協力して邪神も討伐して世界を救った冒険者だ。
そんな俺にも、メインストーリーや後日談を終えてから最近悩みがある…
「もうやる事無くなって暇になってしまったな…」
街の桟橋で釣りをしながらこれまでの出来事を振り返って、今の平和な日常に退屈していた
ウキの沈みに合わせて竿を上げる、200cmのビンナガが釣れた。まずまずである
トルテとファノにはただの散歩だと伝えて1人で街を彷徨う
嫁達と暮らす生活は楽しいしエッチな事もできて幸せなんだが、変化を見せないダンジョンで延々と狩りをして生計を立てて生きるのもなんだか億劫である
この島を出てみようかなとは思うが…ファノを島から連れ出してヴェリア様から離すのも心苦しいし、俺だけが島を出るのも反対されそうだ
「うーん、家の隣にある崖に行ってみるか」
あの場所はゲーム内では引き継ぎニューゲームを始める事ができた場所だ。
もしかしたら現在の状況を密航時点までリセットして、また物語をやり直せるかもしれない
今と異なる結末を迎えられたら、より自由で楽しい生活を過ごせるかもしれない
そんな事を考えながら高台に到着した時、声が聞こえてきた
ニンゲンよ、汝等の磨いた力、実力で手に入れた武具はそのままにこの世界のやり直しを望むか…
「本当にできるんだな…はい、望みます!」
良かろう…しかし、世界をやり直した時…汝と関わったニンゲン達は汝を忘れてしまうだろう
今は汝に好意を持ったニンゲン達全てが、汝の事を忘れるかもしれん…それでも良いのか?
「最初の頃のように、嫌われたままでも構いません!!」
汝の望み、確かに聞き届けた…では行くが良い。新たな旅へ!
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フォーリン・ラビリンス
―隷属の少女たち―
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気付いたら俺は、嵐に遭っている船の倉庫に立っていた
近くに居るテイニィが驚いている様子を見て、本当に世界はやり直されたのだと実感した。
引き継ぐ事ができたアーティファクトとステータスで序盤の物語をさくさくと進めて行き、やり直す前の世界で愛し合っていた奴隷達と出会う
「私は、床で寝るのでも良いです…」
「私とファノちゃんに何かしたら許さないから!」
「何もしないし、床で寝ないでくれ。女将さん、追加で普通の部屋を1つ1週間借りたい」
「トルテとファノはこの部屋を使ってくれ、丁度ベッドが2つあるし。俺は今借りた部屋で過ごしてるから、何かあれば知らせてくれ」
2人を宿の一番良い部屋で休ませ、俺はもう1つの部屋に向かう
「マスターはほんとに甘いのぅ、美少女2人侍らせておいて1人寝か…寂しい男じゃな」
「うるさいよ…これからラビリントスで命と背中を預け合うんだから、2人から不満が出ない状況の方が良いだろ」
愛し合っていた彼女達が出会った当初のように、これからもずっと冷たいのはとても辛いが…ここで折れて前と同じ結果を辿ってはやり直した意味が無い
ただ気になる所があるとすれば…本人達も何故身に付けているのか分からないと言う、2人の左手に輝いている結婚指輪の存在だった
あれは引き継げない類の装備だったはず…まぁ、気にしても仕方ないか、全てが遊んでいたゲーム通りに働く保証は無いのだ
順調に第五層まで進行し、以前と同じ家も手に入れる事ができた。
家の中でも2人とはまともに会話できない…まぁ、嫌っている相手と話す事も無いのだろう
「俺は真ん中の部屋を使うから、2人は左右の部屋を使いなよ」
「言われなくてもそうするわ」
「部屋に入って来ないでくださいね?」
「一応鍵と錠も付けるから安心して」
「マスター達は相変わらずじゃのう全く…」
そんな感じで嫌われたまま息苦しい日々を過ごし続けて、第9層に到達した
ベアヒルダから2人を守りたいが…もし正史からズレるようなマネをして事態が悪化すると考えてしまうと、躊躇してしまう。
ヴェリア様の手を煩わせてしまうのは心苦しいが…時間逆行が発生しなければ、リーゼを救う機会を失いかねない
両方救うには、また邪眼に操られるしかなかった…
「せっかく世界をやり直したのに、また同じ過ちを犯したのかい?あるいは、私をもう一度抱きたくてわざとやったんじゃないだろうね?」
「ヴェリア様にはお見通しでしたか…いいえ、すごく心は惹かれますが、この方法で無ければみんなを助けられる自信が無かったのです、お許しください」
「しょうがないニンゲンだなぁ、おいで…♡」
ヴェリア様の力を借りて時間を戻し、リーゼも助けてヴェリア様と夢の中で解呪の為に性交した後
もう一度ベアヒルダと対峙する。
「首輪がよくお似合いですよ巫女様」
「ごめんファノ、普通に外し忘れてた…今外すね」
「そういう趣味かと思ってたわ…」
「もういいです…」
少し空気はおかしくなったが…
気を取り直してベアヒルダを倒し、邪神パルファドールによりその体も召喚の為に消滅させられそうだったベアヒルダを助ける
今回も彼女は小さな姿のままで、記憶はほとんど失った様子だった
「お兄ちゃんはあの2人にとても嫌われてますのね、いったい何をしたんですの…?」
「何もしてないからこうなった、としか言えないな」
「大丈夫ですよマスター。私と、小さくなった元マスターがついてますから」
「私達はお兄ちゃんの味方ですわ!」
「ありがとな2人とも、頼りにしてるよ」
こんな俺でも、慕ってくれる仲間が居る事がとても嬉しかった…
ファノもトルテもどちらも魅力的だから片方に好かれて片方に嫌われたままとかできねえ
よし、2人に好かれたり2人に嫌われたりしたまま遊んでセリフ差分を存分に楽しもう
そんな事してたら妄想が出力されました