10000UA到達しました、めでたいね
みんなエロ同人ゲーム大好きだね。
妄想本編が少しあっさりしてた気がして書き始めた
ご主人様が島を離れて数年間、2人に捕まらなかった話
トルテとファノに置き土産を残し、ヴェリアプール島を離れて早数年。
大陸を歩き回りダンジョンを巡り時には各地で人助けや依頼をこなしながら旅を続けていた俺は、賑やかな街に腰を落ち着けて便利屋を営んでいたが…
「くそっ、また偽の依頼かよ!商売上がったりだ!!」
【銀氷弓ガンナリア:必殺の初撃】
「ぐああっ!!」「くそっ、相手は1人だけだ!さっさと囲んじまえ!」「誰だよ簡単な仕事とか言った奴!めちゃくちゃつえーじゃねえか!?」
最近は俺が受けた依頼で目論見を潰された権力者だとか、悪事を邪魔されたゴロツキ共の出した偽の依頼に釣られて襲撃される日々だ
「いっその事お前らの身ぐるみ剥いでやろうか!」
【拳の心得:分身攻撃】
「「「「ぎゃああぁぁっ!?」」」」
「囲んだらまとめてぶっ飛ばされるし、離れたらバカみてーな弓持ち出しやがる!」
「どうしろってんだこんな化け物!」
何代か遊んで暮らせるほどのお金があるとはいえ、売り上げが赤字続きなのは悲しいのだが
「お前らはどいてろ!弓に拳程度、この鎧の前じゃ痛くも痒くも」
「デカイだけの雑魚!!」
【暗黒刀『堕天』:渾身斬り】
「ぐおおおっっ!?」
「親分がやられた!!」「ひいぃぃぃ!!」「にげろっ!このままじゃ全滅しちまう!!」
「全く、その逃げ足を人の為に活かせよな…俺の手で死なれちゃ寝覚めが悪いし、治療だけしといてやるか」
【ゼシルの聖杖:癒しの波動】
一目散に逃げていくゴロツキの背中を見送りながら、周りに転がってる奴らを死なない程度に治療する。
魔物が集まる前に目覚めたら生きて帰れるだろう
「明日こそまともな依頼が来てほしい…」
今期の売り上げを考えて肩を落としながら店に帰る姿を、2つの人影が見守っていた
・・・・・・・・・・・
曇り空が広がるどんよりした天気…こんな日は外出する気も起きないし店の中でのんびりと過ごしていたところ、店の扉が開いた。
「いらっしゃいませ、ご用件は?」
「あなたに依頼したい事があるんだけど、良いかしら?」
「殺人やら国家転覆の手伝いだとか物騒な依頼じゃなきゃ受けますよ」
「そんな怖い依頼ではありませんよ」
本日の客人は外套を深く被った二人組。顔はまともに見えないが声質から女性と判断
この手の店には人目を避けて依頼をしにくる重鎮や偉い人も珍しくないのでそのまま対応する
「ここから少し離れた土地に廃棄された砦があるんだけど、あの場所にレッドドラゴンが棲みついたからその討伐に協力してほしいの。」
「ドラゴン、それも成体か…次元や世界を渡って流れ着いたのかな。さすがに断らせ「私達は邪神討伐に関わってる貴方の実力を見込んでお願いしてるんだけど?」っ!…はぁ、分かったよ。くそっ、何処で知ったんだそんなこと…」
「あなたについて知らない事なんて、ありませんから」
恐ろしい言葉に背筋が冷える思いだが、依頼を受けた以上真面目にやらねばならない…
・・・・・・・・・・
2人組の案内の下、廃砦に辿り着いた
確かにドラゴンが住んでいるらしい、ここを根城にしていたであろう盗賊達の焼死体がいやに目立つ。
「これから肩を並べて戦うんだ、いい加減2人の扱う武器や姿をはっきりさせてくれ」
「えぇ、ようやくご主人様と再会できたんだもの。いつまでも他人行儀のままだなんて寂しいわ♡」
「お久しぶりですね、ご主人様♡ずっと会いたかったです…」
「!!!???」
その場で外套を脱いだ2人を見て、思考が真っ白になり愕然としてしまう
2人の正体は、数年前に別れたあの時より成長したトルテとファノだったのだ!
「ご主人様ったら酷いわ。私達の声も忘れちゃったの?」
「気付いてくれなくて、とても悲しかったんですよ?」
「あー…ごめんな。とりあえず2人とも元気そうで何よりだよ…でもご主人様って呼ぶのは辞めないか?もう俺たちの間に主従関係は無いだろ?」
「じゃあ、旦那様って呼んだら良いのかしら。でもこの世界ではまだ結婚できてないから不自然よね」
「依頼が終わったら街で式を挙げましょうか。何度世界をやり直しても、その度に結婚しましょうね♡」
「やり直す前の記憶まであるのか…何にせよ俺が2人と一緒に居る前提なのやめない?」
「また逃げるつもりなんですか?」
「もう絶対に離さないから、覚悟しなさい」
2人の目は本気だった
「ひぇっ…それより依頼だ、まずは依頼に集中しよう…」
「そうね…積もる話は後にしましょ。これ以上被害が増えたらいけないわ」
トルテはあの頃よりも綺麗になり、その所作には淑女としての淑やかさを纏っていた。
ファノはスタイルがあの頃のトルテと並びそうなほど成長している、彼女を蝕んでいたコンプレックスが治ったと思うと本当に喜ばしい。
2人と再会できた事は素直に嬉しいけど、まだこの場にはレッドドラゴンが居る
まずはそいつを片付けてからでもいいだろう。
・・・・・・・・・・
「この一撃で、どうですか!」
【ルガストの聖杖:カスタムマジック】
レッドドラゴンはファノが放った魔法の暴力によって消し飛んだ。
「相変わらず凄い威力だね、みんなと過ごしてた頃を思い出すよ…」
「ご主人様から貰った魔法ですから、わたしの大切な宝物です」
「少しファノちゃんが羨ましく思うわ…」
廃砦の広間には俺たち以外の人気も無く、周りは高い壁に囲まれ
出入り口の方には2人が陣取っている。逃がすつもりは無いらしい…
「一緒に帰りましょうご主人様、貴方が居ない日々なんてもううんざりだわ!」
「もうご主人様と離れるなんて私達は耐えられません。ここであなたを連れ帰ります!」
光を失った漆黒の瞳に見つめられながら、2人はこちらに武器を構える
トルテは、その手に船で見た姿まで強化された聖剣オウドラゴンを持っていた
本来の持ち主の手に渡り、その持ち主との魔導親和性が聖剣を元の姿へ回復させたらしい。
「嫌だ、もう少し自由で居たい。…そう言ったら、解放してくれるのかい」
「そんな訳ないでしょ…ボッコボコにしてでも、連れ戻すんだから!!」
こちらへ走り出すトルテに武器をファンタスマゴリアへ持ち替えて応戦する!
「立派にオウドラゴンを扱えてるじゃないか!トルテ!!ベアヒルダと戦った時は振り回されてたのに!」
「ご主人様と別れてっ、あなたとの記憶を全て思い出して、離れて行ったあなたが恋しくて欲しくて寂しくてどうにかなりそうだもの!!誰かさんに欲深くされたせいよっ!!!」
『年貢の納め時じゃぞ、元マスター!』
「オウラもっ、元気そうで良かったよ!!」
トルテが見事に操る聖剣と激しくぶつかり合い、金属音が空間に響き渡る…
どちらも超級のアーティファクトだが、聖剣に力を与えているアーティファクト達によってこちらは少し分が悪い。
「私の事も忘れないでください!」
「忘れる訳無い、ちゃんと見てるよ!」
「ご主人様の事を思い出した時から、あなたを思う気持ちはトルテさんにだって負けないんですから!!」
トルテの一撃を盾で捌きながら勢いを利用して後ろへ下がると、そこへ追撃するようにファノの魔法が飛んでくる
「俺が居ない間に2人の息がピッタリになったね、2人が強くなった事が本当に嬉しいよ!」
「あなたが居ないまま私達だけ強くなっても仕方ないでしょ!?」
「私達は三人で一つなんですからね、ご主人様!」
聖剣を構え直したトルテはしつこく食らいついてくる、盾と剣はまだ打ち合えるようだが、身体がもたないかもしれない
「あの島から離れる事ができた今が、本当に楽しいんだよ俺は!2人と別れる事になったのは辛かったけどさ!!」
「だったらなんで私達も連れて行かないのよ!!置いていかれた私達の気持ちを考えた事あるの!?」
「無理矢理隷属させてくるようなド変態から解放されて清々しただろ!?」
「ふざけないでっ!!!」
トルテの怒りを買った事で彼女のペースが上がった。
聖剣を振るう速度も威力も跳ね上がってこそいるが、冷静さを欠いた剣筋は何よりも隙を生みやすい
「そこだ!」「きゃあっ!?」
タイミングを完璧に合わせて聖剣を弾き、その隙を突いてトルテの体勢を崩して出口へ走り出すも
突如地面から生えてきた頑丈な氷の壁によって唯一の出口まで閉ざされてしまう。
「ちぃっ!」「絶対に、逃がしませんから」
2人の事は絶対に傷付けたくない。こうして剣を打ち合ってこそいれど、もう仲間に剣を振り下ろすような真似は決してしないと誓ったんだ
立ち直ったトルテが息を荒げながら聖剣を構える…
「絶対に、諦めないわよ…ご主人様…!」
「観念して私達の物になってください…!」
俺の中にはずっと迷いがある。盾を使って全力で聖剣とぶつかり合えても、剣だけは満足に振るえないのがその証拠だ
何が悲しくて彼女達と真剣をぶつけ合わなきゃいけないんだ
一歩間違えれば怪我では済まない事態が起こってしまうのに
俺が斬られるなら良い…だが、万が一でも俺が斬ってしまうような事だけは許されない
「はぁっ…はぁっ…埒が明かないわね…ファノちゃん!」
「…!はいっ!」
「私ごと巻き込んでいいから、ご主人様にアレを撃ちなさい!」
「!?いったい何を考えてるんだ!」
「余所見してる余裕があるのかしら!?」
冗談だと思いたかったが、ファノの周りに強大な魔力が集まり続けている…!!
魔力の高まりが限界を迎えそうな時、鍔迫り合いを続けていた聖剣を無理矢理弾き飛ばしてトルテの背後に回り、こちらへ杖を向けたファノに盾を構える
せめて、トルテだけは助かるように!!
突如、ファノが少し笑ってから急速に魔力を散らした
「…は…?」
「バカね、ファノちゃんが本気で私達に撃つ訳無いじゃない」
「でも、私を守ろうとしてくれたのはとっても嬉しかったわ♡」
聖剣の峰打ちによって朦朧とする意識の中、己の負けを悟った…
・・・・・・・・・・
「ご主人様、目が覚めましたか?」
「ん…少しグラグラする…」
「まだ休んでて、ご主人様。私も、もう少しこうしていたいから…」
微笑んでいるトルテに膝枕されながら頭を撫でられる
くすぐったいし少し恥ずかしい…
「ここは…俺の店か」
「改めて見るとこんなとこで暮らしてたのね。これから狭くなるだろうけど、ご主人様は私達の物なんだから文句無いでしょう?♡」
「家具も用意しなきゃいけませんね。ヴェリアプールの家は少し広過ぎたような具合でしたので少し新鮮です」
「2人とも本気なんだね…」
「「もちろん♡♡」」
「はは…これから賑やかになるなぁ…」
トルテに礼を言って身体を起こす
「もう動いて大丈夫なの…?」
「大丈夫だよ、それに休んでばかりじゃいられないからね」
「ずっと蔑ろにしてた2人との時間を、これから埋め合わせないと」
「もう…♡私たちはあなたとずっと一緒に居られるなら文句は無いわよ」
「ご主人様も迎えられましたし、また三人一緒ですね♡」
「ここまでされたら腹を括るさ。2人も島を出たんだし色んな場所に旅してみようか」
「えぇ!色々な物を見に行きましょう!みんなで!!」
とても時間はかかってしまったが、こうしてもう一度一緒に歩く機会を得られたのだ
俺だって、もう手放したくない。こんなにも想ってくれる女性達を離さないように過ごしたい
「でもまずは、身体で償ってもらいましょうか…♡♡♡」
「ずーっと、おあずけでしたし、身体がどうにかなっちゃいそうです…♡♡♡」
「お、お手柔らかに…」
まずは腹上死しないように頑張ろうかな
IFとは言えハッピーエンドなのは変わらないのだ
書きたいもの書けて満足っ